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佐久間周辺基本データと増強策まとめ

目次:問題意識 2つの基本方針私案(試案) データ その他導水案
水窪川支流翁川佐久間引水(Ⅰ・Ⅲ)
佐久間河内川導水・大千瀬川導水

【水窪川支流翁川佐久間引水(Ⅰ・Ⅲ)】(→水窪ダム)    
水窪発電所蓋渠部取水設備 水窪発電所放水路翁川交叉蓋渠部取水 翁川導水 

水窪発電所蓋渠部取水設備   
一方で水窪発電所周辺で 取水(39.8km2)して佐久間ダムへ送る事も考えられる。(水窪川では出来そうだけど今はやってないとする(→22.8訪問蓋渠に取水設備はあった。 但し取水量や実際の運用は不明。)。


水窪発電所放水路翁川交叉蓋渠部取水(→ここで検討)    
翁川には 設備はなさそう。一度は 現地に行かねば埒が明かん。。→22.8 翁川の交叉部付近には何も無さそう なの を確認した)

水窪川(白倉川)は既に佐久間ダムの間接領域であり,翁川の水窪ダム導水をす るならここから上流の面積9.1km2を差っ引き17.4km2となる。

どれだけ取水してるか不明だが水窪蓋渠は既に取水はやっているかどうかは兎も角機能はあるので差っ引き,更に翁川も交叉部以遠翁川導水以下とするとだいぶ 面積は減って上の17.4km2とな る。。

翁川導水   
色々検討したので数値を比較検討。

白倉川開発(→これ)無しのケース

導水距離 流域 導水効率 発電量指数※/同効率
摘要
⓪有本堰堤→水窪ダム〔白倉川導水路〕
2.6km
45.9km2
17.5
1,007.5 /387.5
既設だけど要工事らしい
翁川→有本堰堤(→水窪ダム)
2.2km
9.1km2
4.13
332.4 / 151.1
有効落差:365.3m=219.5+145.8
翁川→水窪放水路'(→佐久間ダム)
0.0km
17.4km2
+∞
253.7 / +∞
有効落差:145.8m=133.49+12.3
③ 〃 (①なし)
0.0km
26.5km2
+∞
386.4 / +∞
有効落差:145.8m
小沢川・河内川→翁川(→有本堰堤)(①あり)
5.8km(8.0km)
10.2km2(19.3km2)
1.76
372.6(705.0) / 64.2(88.1) 
有効落差:365.3m/括弧内数値は①との合計値
※:発電量指数は私が勝手に定義した指数で流域面積*0.1*有効落差である。流域面積*0.1で流量を捉えている心算でそれに落差を掛けてるのでこの指 数に9.8と水車効率を掛ければ出力となる。コストではなく収入側のみに注目している(コスト構造はよく解らないので)。

白倉川導水路の効率はたけえwこの位はするからには欲しいのだな。。
流域狭いと舐めてたけど割と高いのでそこそこ発電は出来そう?ただ白倉川開発を実行するとなると,埋まってるらしい白倉川導水路の放水部分を開鑿して復活させて更に翁川,更には小沢川迄延ばすのかどうかと云うのは要検討となる。
こんな感じになろうか

白倉川開発(→これ)有りのケース

導水距離 流域 導水効率 発電量指数※/同効率
摘要
⓪有本堰堤→水窪ダム〔白倉川導水路〕 2.6km
23.5km2
9.04
515.8 / 198.3

翁川→有本堰堤(→水窪ダム)
2.2km(4.8km2)
9.1km2
4.13
332.4(848.2) / 151.1
有効落差:365.3m=219.5+145.8
翁川→水窪放水路'(→佐久間ダム)
0.0km
17.4km2
+∞
253.7 / +∞
有効落差:145.8m=133.49+12.3
③ 〃 (①なし)
0.0km
26.5km2
+∞
386.4 / +∞
有効落差:145.8m
小沢川・河内川→翁川(→有本堰堤)(①あり)
5.8km(10.6km)
10.2km2(19.3km2)
1.76
372.6(1220.8) / 64.2(115.2) 
有効落差:365.3m/括弧内数値は①との合計値

勿論出水時に取水する有本堰堤に対して,水発の水路は出水時には取水・発電停止したりするから両立は不可能ではない可能性も高い。現時点(25.4)では基本的にネガティブな心証である。



【佐久間河内川導水・大千瀬川導水】  
佐久間河内川導水 大千瀬川導水<当初案 短縮案

佐久間ダム満水位はEL.260mである。振草頭首工(EL.255m程)よりもちょい高い。(ほぼ同じと考えると示唆的??)

2-1 佐久間河内川導水   

送水先を西渡発電所と比較検討した。ここは西渡の有効活用で良いかな~。表はこちら

佐久間ダムは,標高: 堤頂標高:297.00m: 天端標高:270.00m: 満水位標高:260.00mで ある[→諸元]。
満水位260mとして,天竜川ほど異常出水は無いだろうしいざとなったら制水門閉じるとしてもうちょっと低くてもええんちゃうか。そういうれば佐久間ダム 送水でももう一寸流域広く取れる。

2-2 大千瀬川導水

当初案    
10.5km程の導水路で佐久間ダムと振草頭首工を結ぶことが出来る。
新規ダム無しで(既存の宇連ダムを活用することで)大入頭首工の取水を新豊根・佐久間・佐久間第二の3発電所で活用出来る案となる。

柿野川・足込川は佐久間ダムからの豊川用水への取水を減らすためにも,なんなら大入頭首工の取水量も減らすためにも,振草頭首工に譲った方が良さそうであ る。
大入分を減らせただけで新豊根で発電後,佐久間導水で流す事が出来る(新豊根と佐久間で貯水)。と いうことで以下の短縮案が第二案。

更にはこれらの流域43km2を大入頭首工の代替措置で振草T→宇連Dに譲りつつ,佐久間Dから豊川用水への導水路の代替として建設しても良いかも。
佐久間ダムの満水位は260m,振草頭首工の取水位は凡そ255mである。取水位を270m程度にしておけば制水門で制御すれば佐久間ダムへでも宇連ダムへでも導水出来そうである。
大入Tが今75.6km2で5.0m3/s取水しているので43km2を譲ると大入頭首工での取水を2.84m3/s程度に減らせて,その分を新豊根と佐久間と佐久間第二で発電出来る(有効落差345.8m・発電力指数1,486.9)。

短縮案      

面積は広く取れないけど今は直で秋葉に流れ込む分を一旦佐久間ダムに貯める事が出来る。合計22.2km2程である。
佐久間河内川に関しては満水位260m超で引っ張って来るとすると3箇所に岐れて仕舞う。EL.240m 付近に堤高20m超の取水ダムを建設すれば一箇所で済む。
大千瀬川に関しては差し当たっては大入川と東薗目川迄とする。[・]内は同量の水を豊川用水に送水して大入頭首工の水を建て替えした場合。
導水名 導水距離 面積 導水効率 発電量指数/同効率
大千瀬(大入~柿野)
10.5km
43.0km2
4.1
1,486.9 / 141.6
大千瀬(大入東薗目) 4.8km 17.0km2 3.4
258.4[587.9]/51.7[117.6]
佐久間河内 1.9km 5.3km2 2.78
80.6 / 42.4
翁川 0.0km 17.4km2
264.5 / +∞

水窪PS放水路上の翁川 での取水・佐久間ダム 導水は既設導管 を利用出来るので効率的であり是非やりたい所であり(水窪発電所の放水管の容量不足が心配であるが水窪発電所の稼働率は(残念ながら)そこそこ低いので水を通せる時間帯はそこそこ長そう。満量の水を通している時間はピーク時間(か水窪蓋渠でがっつり取水してる可能性もあるがそんな大量には取水 できないだろう)なので水が西渡に流れていっても恰度良い),佐久間河内川なんかは可成り小 さいので,まあ省略しても構わないかという感じはあるが佐久間市街地の天 竜川をダムにする西渡ダム構想で天竜川の水位を上げたいので其処で合流する佐久間河内川の 水量は減らしたい。佐久間ダムか西渡発電所への導水は実行でOK。


長らくこれ(上の短縮案)を気に入っていたが,一方で佐久間ダムの水は貯め ておくには既に満杯で,水窪などを活用するにしても限界はありそう。
新豊根と佐久間の救済・補完に大千瀬川その支流相 川上流にダムを建設となって検討する中で,東薗目川と大入川の水は相川ダムへ持って行った方が効率的かもとなった。
佐久間ダムからの豊川用水導水路をこっち経由にできるかも。相川ダムにためた水の使い道はこんな感じ(→下記)

大千瀬ダムなら導水不 要でその場で貯められる。
いずれにせよ何かを大千瀬川流域でするなら大千瀬川流域からの佐久間ダムへの新規導水建設は不要となりそう。
大千瀬ダムを造るなら西渡ダムは必須ではなくなりその場合,佐久間河内川の導水も微妙となる。。

更に新豊根に持ってく案もあり得る[→新豊根導水 纏め

新豊根導水
川名 導水路 流域 導水効率 発電量指数/同効率
摘要
大 入川・東園目川
4.2km
3.2km2
0.76
117.1 / 27.9
取水位474m(新豊根)
分地峠(→別頁)
2.3km
1.9km2
0.82 40.7 / 17.7

(霧石沢・漆島 川・)井戸川・虫川 10.0km(5.5km) 19.1km2(10.3km2) 1.91(1.87) 408.7 / 40.9

霧石沢・漆島川 4.5km 8.8km2 1.95
38.5 / 8.5


いずれもめちゃくちゃ効率が悪い。一番よい虫川迄取る奴でもまあ効率指数40そこそこ。

大入・東薗目の導水先比較
導水先
導水路 流域 導水距離効率 取水位(落差)
発電量指数/同効率
新豊根ダム
4.2km
3.2km2
0.76
EL.474m(366m)
117.1 / 27.8
佐久間ダム
5.0km 17.0km2 3.4 EL.260m(152m)
258.4 / 51.7
相川ダム
3.3km
20.1km2
6.1
EL.210m(92m)
184.9 / 56.0(要ダム建設)
大千瀬ダム(→別頁)
不要
23.4km2
+∞
El.220m(102m)
238.7 / +∞ (要ダム建設)

新豊根案は面積も小さすぎて発電量的にも不利だしボツだな。大千瀬ダム案が一番良さそうだけどまあダム建設にそれなりに費用が掛かるのでそこは導水効率基準の穴で もある。
どうも佐久間ダムへの導水が一番良さそうなので厳しめに査定してみる。
これまでは満水位に近い時は制水門を閉じて取水しないイメージで佐久間ダムへの取水位を250m位にしていたが,その辺は満水位260mの時でもほったら かしでも良い265m程度の取水で考えて見る。
流域はちょいと減って14.9km2程度,導水距離は4.9kmになる。
また相川ダムへの大千瀬導水の効率性も考えて見る。最後に大千瀬ダムを満水位215mで計算してみる。
導水先
河川名
導水路 流域 導水効率 取水位(落差)
発電量指数
佐久間ダム(満水)
大入川・東薗目川
4.9km
14.9km2
3.0
EL.260m(152m)
226.5
佐久間ダム(渇 水)

5.0km 17.0km2 3.4 EL.250m(142m)
241.4
相川ダム
大千瀬川
4.1km
17.5km2
4.15
EL.210m(102m)
178.5
相川ダム
大千瀬川・大入川・東薗目川
7.4km
37.5km2
5.06
EL.210m(102m)
382.5
大千瀬ダム
大千瀬川・大入川・東園目川
0.0km
48.0km2
+∞
EL.215m(107m)
513.6

相川と大千瀬の対決が必要になりそう。
導水先
河川名
導水路 流域 導水距離効率 取水位(落差)
発電量指数
相川ダム ・相川・出馬川・川内川 7.6km 60.9km2
8.01
EL.210m(102m)
621.7

+大千瀬川・大入川・東薗目川
7.4+7.6=15.0km
+37.5=98.4km2
6.57
EL.210m(102m)
1003.7
大千瀬ダム
大千瀬川・大入川・東園目川・出馬川・川内川・奈根川
0.0+8.0+2.3=10.3km
48.0+15.5+13.4=76.9km2
7.46
EL.215m(107m)
798.2

+奥山川
+1.6=11.9
+14.3=91.2
7.66
EL.215m(107m)
975.85

+奥山川・相川 +3.2=13.5 +24=100.9 7.47 EL.215m(107m) 1079.6

大千瀬川・大入川・東園目川・奈根川・相川 4.6+2.4km
48.0+25.2=83.2
11.8
EL.215m(107)
848.64
いずれも今の段階では佐久間発電所の下で流れ込むので秋葉と船明でしか発電出来ていない水である。有効活用したい。
どれがベストか迷い中。。[→大千瀬開発
発電量指数の差は以外に大差なくて,ダムの規模は大千瀬の方が大部大きくなりそうであるが,その分確り水も貯められる筈で,その辺のさじ加減が難しい(と云うか比較の基準が未だ思いつけてない)

2-2 振草導水(→豊川用水の項も参照)
一方で直接宇連ダムへの強化になるこちら。
川名 導水路 流域 効率 摘要
柿 野川 0.7km 5.0km2 7.14 発電量指数:366.5
足 込川他1 1.8km 11.1km2 6.16
御 園 1.2km(3.0km) 3.7km2(14.8km2) 3.2(4.93) 発電量指数:453.0(柿野・足込含む)

大入頭首工(流域:75.6lm2)での取水(最大5.0m3/s)を減らしその分を足込川・柿野川で代替すると16.1km2は補填出来る(単純に流量 比で1.06m3/s)が,その分は新豊根・佐久間・佐久間第二の3発電所,有効落差145.8+203=345.8mを新規に発電に回せる。例のごとく 「発電量指数」を産出してみると366.5となる。御薗迄延ばせば更に流域面積は増やせる。19.8km2となって流域比で1.31m3/s分。

大入頭首工の水量を減らせればその分新豊根の発電量を増やせるし,更に宇連の水ヶ確保出来れば豊川用水の佐久間ダムからの取水も減らせてその分,佐久間発 電所・同第二・秋葉発電所(第一~第三のどれか)・船明発電所で発電出来る。

2-3 佐久間導水相川補水
佐久間導水の途中で奈根川相川奥山川★★から補水出来る。→相川の項で検討

導水名導水距離面積導水効率発電量指数/同効率
摘要
大入(大入T~河内川)

75.6km2

1,729  既設水路
大千瀬(大入~柿野) 10.5km 43.0km2 4.1 1,486.9 / 141.6 佐久間・宇連
大千瀬(大入・東薗目) 5.0km 17.0km2 3.4 587.9 / 117.6 佐久間
大千瀬(足込)
1.8km
11.1km2
6.1
383.8
宇連
大千瀬(柿野)
0.7km
5.0km2
7.1
172.9
宇連
大千瀬(柿野・足込)
2.5km
16.1km2
6.4
556.7 /
宇連
佐久間河内 1.9km 5.3km2

2.8 183.3 /
佐久間
翁川 0.0km 26.5km2
601.7 / +∞ 佐久間
奈根川
0.6km 13.4km2

463.4 /
流込
奥山川
0.5km
14.8km2


流込
相川
0.2km
9.6km2
48
318.1 / 1,590.7
流込

足込・柿野・佐久間河内・翁川・奈根川・相川・奥山川で概ね6km程度の導水で70km2超取れる。この際,佐久間ダム満水位260mで取水した水が,放水位190m程度の亀淵川支流に放水する前に取水位220m程度の奈根川・奥山川・相川で噴出しないかどうかが課題。

残念ながら相川系は貯水は出来ない。またそもそも出発点として佐久間の水は満杯ってのがある。矢張り相川ダム建設で貯 めておくのが良さそう♪

奈根川から取水すると相川をメインとした発電は無理になりそう。大入頭首工の水を新豊根・佐久間で発電する為の水確保とどっちが効率的かで決まってこよ う。


①佐久間ダム負荷軽減分流域面積[29.2km2]
 新豊根ダム導水(虫川・漆島川等) 19.1km2
 水窪ダム導水(小沢川・河内川等) 10.1km2
②新たに佐久間ダムに貯留して秋葉船明負荷軽減分流域面積[22.3km2(②'39.6km2)]
 佐久間河内川 5.3km2
 大千瀬川支流(大入川・東薗目川) 17.0km2 (②’’)
 (水窪川・翁川 17.3km2 ②')
③参考:新たに水窪ダムに貯留して秋葉船明負荷軽減分流域面積[62.8km2]
 門桁導水(気田川)[こちら] 53.7km2
 翁川 9.1km2

佐久間が踏ん張って貯めなければならない面積は①-②=6.9km2となる。水窪での取水をしなければ6.9km2分の負荷軽減がな る。翁川も取水するケースでは①-②'=▲10.4km2分の負荷が掛かってくることになる。目一杯の佐久間にはキツいのかな。。
大千瀬川支流(大入川・東薗目川) 17.0km2を辞めるパターンもありえそう。その場合は①-②''=6.6km2となって再び佐久間に余裕は与えら れる。




大千瀬ダム・相川ダム
佐久間ダムから給水が出来て,豊川用水へ給水が出来て,貯水が出来て秋葉ダムへ向けて発電が出来る。
大千瀬ダムはこちら,相川ダムはこちらで検討した。

相川ダム案


4.新豊根増強策(→こちら参照)
此処迄余り考えてこなかった新豊根であるが,北側から導水して佐久間の側面支援を出来はする。新豊根D─4.5km─漆島川──5.5km─虫川である。

10km程で 19.1km2程流域を増やせる。4~5000万トン/年程新豊根の水量を増やすことができて,5000万トンあれば824GWh(内自流分 127GWh)の年間発電量を24GWh(2万4千MWh)程増やせる計算になる(自流分が20%も増える!?また稼働率も0.25ポイント増えて9.1% 程度になりそう)。ホントにそんな増やせるのかいな。推定年4~5000万m3の大入頭首工の水を別途確保した方がよっぽど効率的な感じは 在る。。両方やってもいいけど。
河川名 導水距離 流域面積 建設効率
霧石沢・漆島川 4.5km 8.8km2 1.96
(霧石沢・漆島川・)井戸川 6.3km(1.8km)
11.1km2(2.3km2)
1.76(1.28)
(霧石沢・漆島川・)井戸川・虫川 10.0km(5.5km) 19.1km2(10.3km2) 1.91(1.87)

問題点は(建設)効率が恐ろしく悪いと云うこと(佐久間振草と比較されたし)。 但し,標高は高いのでその分発電力はある水どもである。その辺をどう評価するかか。一応保留で。

5.水窪ダム(満水位:505.00m)増強策(→こちら参照)
効率の悪そうな小沢川・河内川でも新豊根の導水よりマシであったし,京丸川辺りも面積で勝ててる感じ。
河川名 導水距離 流域面積 建設効率
翁川
2.2km
9.1km2
4.14
(翁川)・小沢川・河内川
4.4km(6.6km)
10.9km2(20.0km2)
2.47(3.03)
門桁・瀬戸ノ沢
5.9km
56.8km2
9.63
(門桁・)京丸川
7.0km(12.9km)
7.2km2(64.0km2)
(4.96)
(門桁・)京丸川・杉川 11.3km(17.2km)
24.0km2(82.8km2)
(4.81)
(門桁・)京丸川・玄馬沢・杉川
12.4km(19.4km)
27.8km2(84.6km2) (4.36)


門 桁から56.8km2水窪ダムに導水する計画もずっとお気に入りだったが二重投資でもあるし,そもそも現状でも貯水できてるっぽい(門桁の標高から門桁か ら水窪ダムへ非発電時には補水出来そう)の門桁~京丸~杉川に長大な導水路引くのは現時点(24.6)ではネガティブ。
有本堰堤も真面目に取水してる感じはしないし,結局,白倉川上流[→こちら]や門桁川上流 [→こちら]に発電所建設して水窪ダムに落として発電しつつ導水の方が良いかなあ という気がしている。


以上を勘案して佐久間ダムへの洪水流入抑制・拡大を纏めると以下の如し:
数字は10km2で2000万t/年程度とした。巧く行けば3000万t/年程行けそう。数字は前者を使ったが巧く行けば1.5倍程度になる。

抑制:合計1億2000万t/年程度
小沢川・河内川(→水窪ダム)…10km2程度(2000万t/年)
漆島川・井戸川・虫川(→新豊根ダム)…19.1km2(4000万t/年)
門桁川(→水窪ダム)…33.0km2(6000万t/年)
流入:9,000万t/年程度
佐久間河内川(←秋葉ダム)…5.2km2(1000万t/年)
大入川・西薗目川・東薗目川(←秋葉ダム)…21.5km2(4000万t/年)→西渡ダムが 機能すれば不要
翁川[蓋渠](←秋葉ダム)…17.3km2(4000万t/年)
合計:3000万t/年程度余裕が出来る?まあ水量そのものに殆ど根拠はないけど。。秋葉はこちら水窪はこちら参照
秋葉に流入する分は気田川ダム(私案)を使って貯めれば良い♪

6.秋葉周辺開発(→こちら)
目玉は気田導水。思いついた時はテンション上がったが,冷静になるとやり過ぎかねぇ。。って感じがしなくもないが,気田発電所の下流で発電はしたい。


7.西渡導水(再掲)[→西渡

流域
導水距離
距離効率
その他
摘要
相 月沢川 8.3km2
0.5km
4.15
水窪川要渡河

横吹・立 原
1.6km2
0.0km
+∞

二箇所
佐久間河内川
6.8km2
2.3km
2.96

△:ちと遠い
福沢川
7.6km2
1.2km
6.33
水窪川要渡河

仙 戸
(福沢・仙戸)
2.2km2
(9.8km2)
1.2km※
(2.4km)
1.83
(4.08)

※福沢川迄
小計
26.6km2
5.3km



比較
秋葉ダムへの救済
佐久間河内川(→佐久間ダム)…5.2km2(1000万t/年)
大入川・西薗目川・東薗目川(→佐久間ダム)…21.5km2(4000万t/年)→西渡ダムが機能すれば不要
翁川蓋渠(取水口で可)(→佐久間ダム)…17.3km2(4000万t/年)
水窪川・大千瀬川・相川(→西渡ダム(新設私案・貯水量620万程度しか期待出来ない))…流 域161km2(3億2000万t/年→推計で最低値が3億・巧く行 け ば4億5000万程いけるかも!?)・冬期は振草頭首工が取水停止するので流域拡がる。
気田川ダム(私案)[貯水量:650万m3]…流域260km2程(内門桁56km2程)
 合計:4億1000万t/年~6億程??

佐久間の3000万tを含めて4億4000万トン程今は使い切れず流れてる水をガッチリ掴めるのではないか?
なんか数値が安定してないけど6億~8億(外れ値で2年程20~200億超 /2010年の200億超は佐久間や水窪でもあった様に流石に20億の誤記と思われるがそれが20億だったとしても他年よりも数倍も多く水を放出してい る。。)ぐらいで放流してしまってる秋葉ダムの1/2~1/3を有効活用出来るのでは無いか。   
西渡ダムV=620万トンで年間3億2000万トンを受け止めきれるかが鍵である。佐久間はこちら水窪はこちら参照

船明周辺開発


天竜川発電の掉尾を飾る船明ダム・発電所の所で纏めたが 再掲:

可能使用水量増\負担増 新豊根
水窪
佐久間
大千瀬ダム・相川ダム 西渡ダム
秋葉
気田川秋葉ダム
船明
負担減合計(水量)
[類計]
佐久間ダム
豊根発電所添島 導水 4.1km2 小沢川・河内川 10.1km2
門桁 56.8km2
───





▲71.0km2
(2億1000万トン)
秋葉ダム

翁川 9.1km2 翁 川 17.4km2
佐久間河内川 5.3km2
  計22.7km2
大千瀬 川・相川(99.7km2)
 

───

▲131.5km2
[▲202.5km2]
(3億9000
万トン)

船明ダム





白 倉川 17.4km2 気田川 210km2 ─── ▲227.4km2
[▲429.9km2]
(6億8000万トン)
天竜川下流







阿多古川 61.6km2
二俣川 37.0km2
▲98.6km2
[▲528.3km2]
(3億トン)
総計負担面積(水量)増
+4.1km2
+76.0km2
+22.7km2

+99.7km2

+17.4km2

210km2
98.6km2

累計得失差[累計増]
(有効可能使用水量
[累積有効可能使用水量])
+4.1km2
+76.0km2(低稼働率)
▲49.8km2
(1億5000万トン)
+99.7km2(新設)
0.0km2(新設見送)
▲114.1km2
[▲185.1km2]
(3億4000万トン
[4億9000万トン])
+210km2(新設)

▲119.0km2
[▲331.3km2]
(3億6000万トン
[8億5000万トン])


佐久間の処理量…新豊根(4.1)と水窪(10.1+56.8)の増分計(合計71.0km2)は両ダムに付随する発電所の発電量の増加にもプラス。佐 久間は,負担が軽くなる代わりに水窪翁川他(22.7)を受け入れて差し引き合計49.8km2の負担減。結果。これらの流域から流れ込む年間1億 5,000万トン分の洪水を新たに貯めることが出来そう。

秋葉の処理量…上流で新豊根・水窪・佐久間・大千瀬・相川で202.5km2分の水が均されて,新たに貯水出来る。新たな負担は白倉川17.4km2で差 し引き 185.1km2が均された水となる。5億トン近くが新に発電に使えそう。
秋 葉が今放流している12億3,000万トンの1/3強を発電に 回せる事になりそう。

船明の処理量…これまでで累積で(上流で安定化に成功した水は全部下流で使える様に成る)331,3km2の安定化に成功してて新たに98.6km2が流 込み差し引き331.3km2の余裕が出来る。秋葉と同じ様に 100km2あたり2~3億トンの水量が降り,ダムがあればその殆ど(90%以上)つかえる概算を使えば8億トン程度の安定が見込めて発電に使う事 が出来るように成る。船明が今放流している27億5,500万トンの 1/3弱ぐらいは発電出来る様になりそう。0.64と今は低めの水利用率だが 10~20%の改善は見えて来た感じである。更に上野部へ向けた発電所で100m3/s程度の発電をすると10億トンぐらいは使えといっ ていい感じになるのではないか?

2015 年(静岡県取り纏め資料)こちら の妄想放水量抑制可能推定 量
ダム・発電所 最大使用水量 有効貯水量 年間使用水量 年間ダム放水量 年間通過水量
水利用率
貯水量に拠る発電時間
摘要
佐久間ダム・佐久間発電所 306.0m3/s 2億0,544.4万m3
55.1億→56.5億
5.8億m3→4.4億m3 61.0億m3
90.4%→92.6%
186.5h(7.7日)

秋葉ダム・秋葉1~3発電所
336.0m3/s
775.0万m3 58.2億→63.1億m3
16.1億→11.2億m3
74.3億m3
78.4%→84.9%
6.4h

船明ダム・船明発電所
270.0m3/s
360.0万m3 53.8億→62.3億m3
24.8億→16.3億m3
78.5億m3
68.5%→79.4%
3.7h

[妄]大千瀬ダム・大千瀬川発電所







[妄]気田川秋葉ダム・光明発電所
50.0m3/s
650万m3程






[妄]遠江横山ダム・横山発電所







なかなか良い感じで改善でけた♪

船明の存在で秋葉が尖頭調整を思いっきり出来る様になったように,下流に河口堰でも建設すると船明でも尖頭発電出来たりしないかな??