| <大入川・大千瀬口>→新豊根ダム側はこちら・大千瀬川はこちら
▲ その先大入川沿いに通行止めのr427がある(上の写真の奥の青の鉄橋である)。なんとここで初めての同好の士との邂逅!?停めようとした大入渓谷へ向か う県道の橋に軽自動車が入って停車した。しかも降り立ったのは女性である。(廃道趣味 か水道趣味か実際の所は不明w) まあ向こうはカタギの素人の可能性もあるので刺戟しないようにさりげなく距離をとって停車する。 ![]() |

佐久間古真立線
(r293/r429)・大千瀬川(大入渓谷入り口)付近 ▲![]() そしてもう橋の向こうのトンネルの前には通行止めの看板が!第三トンネルと云うらしい。ヘキサには293と静岡県のナンバーが振ってあるのに,トンネルの 看板には429と愛知県のナンバーが振ってある。 川が県境であるので静岡県のヘキサが愛知県に侵掠している様に見えるが如何であろうか? ![]() トンネルは素掘りっぽい。 ![]() 此処は対岸なので標識にある浜松市天竜区佐久間町浦川ではなく既に愛知県東栄町の筈なのに静岡県道293号の標識!しかも愛知県道としては429号。色々 突っ込み所あり。 トンネルを潜ると軽トラが一台止まっていてその先はバリケードが設置してあった。まあガチの柵では無いにせよ拒否感は十分か。 ![]() 22.3此処が開かずの道路の為に新豊根ダムがとんでもない僻地となっており未だ到達出来ていない。ダムの管理の方も苦労しているようだ[ソース]。 川の流れはこんな感じ。新豊根でほぼミスは遮断されるものの大入渓谷を経てそこそこの量の清冽な水が流れているようではあった。 ![]() この先はこちら参照 橋の右側には以下の様な石碑が。愛知縣(県)大入林道開設記念之碑とある様だ。R774さんのレ ポに寄ると1954年に開通とのこと・ ![]() 元々林道として開通し県道に昇格した(そして今では万年閉鎖中の)様だ。 因みに静岡県道としてはr293だけど愛知県道としてはr429である。このブログに云われる迄気 付かなかったが,大島ダム近傍で議論したけど静岡と愛知の一般地方道のナ ンバー は統一出来てない様である。。 まとめてみた: 静岡県北遠・愛知県奥設楽付近一般県道
![]() |
愛知県北東部に、かれこれ10年 以上通行止めの『開かずの県道』がある。県道は、険阻な渓谷の中にあり、沿道に人の営みは全く見られない。しかし、最新の航空写真には、県道から300m 上方に不自然な窪みと人工林が写っているのだ。過去の地図と照合すると、『大入』という集落が描かれているではないか。 pic.twitter.com/ob02ncU248
— R774@まとめ屋 (@kendou774) April 25, 2021
東薗目から大入集落への古道が大入渓谷を渡る箇所にあるという弓庫の吊り橋に、3回目の調査にしてつ いにたどり着きました。詳細は以下↓ pic.twitter.com/qkYgOMLtwq
— 藤田 浅治 (@denno_noil_coil) November 8, 2024
| ~天竜川~[→レポはこちら] 発電所そのものは大入川より可成り北。佐久間ダム湖畔西側地下にある。r1を だいぶ遡って行くと漸く着く。 新豊根発電所[→天竜川遡上時の新豊根レポはこちら参照] 地下80mにある新豊根発電所への入口である地下トンネルの坑口。[地 理院・G→G だとこの日シャッター空いてた!?・地理院だと直ぐ近くに発電諸施設がある事が判る。地下80m迄こんな至近でどうやって降りてくんだ?道路ではなくエレ ベーターみたいなのしかない?それだと巨大な発電機とかはどうやって搬入したんだ?まあ地下に関しては結構弱い(大入トンネル位置や十津川の支水路位置など)] またトンネルの狭さは開発時期の古さを物語っていると云えよう。 ![]() 諸元 電源開発(株) 新豊根発電所[水力] 運開:1972.10 ダム水路式・混合揚水式 認可最大出力:1,125,000kW 常時出力:0.0kW 年間総発電電力量:874GWh(8億7,400万kWh)(内、自流分127GWh[14.5%]←混合揚水の比率としては他所と較べてどうなん だ??) 設備使用率:8.86%←低い。。 最大使用水量:646.00m3/s 最大揚水水量:600m3/s 有効落差:203.00m 最大有効落差241.00m、最小有効落差166.00m 最大全揚程247.40m、最小全揚程184.30m 流域面積:136.3km2 取水・上部貯水池:大入川[新豊根ダム]474.00m 放水・下部貯水池:天竜川[佐久間ダム]260.00m 流域面積は136.3km2あるが,大入頭首工から豊川用水方面への取水もあるし,混合揚水として馬鹿でかい規模を持ってるしで自流分は14.5%しかな い。 意味のない比例計算にはなるが,最大使用水量に対して14.5%とすると93.47m3/sとなって流域の標準的な使用水量より遙かにデカい。 最大と最小の有効落差の差から利用水深は80m程ありそうで,有効貯水量:4,040.0万m3 はフルに活用していると云って良さそう♪その割りには設 備利用率は低めの8.9%程度である。毎日揚げ下げしているとは云へ水量的には大した事ないのかも知れない。 <分地峠>[→本篇] この先で,県道古真立佐久間線が分岐するがまともな写真がなかった…roz 一応こんな感 じ 22.3 |

出
典:国
交省
| 基本資料:中部地
方ダム等管理フォローアップ委員会 新豊根ダム定期報告書(案)2016年12月 [出典:国
交省][→本篇] 利水(発電) ■新豊根ダム貯水池への年平均流入量は約2.7億m3、揚水量は約5.7億m3となっ ており、流入量に対して約2.1倍の量の揚水を行っている。 (概要図 |



| 2023/04/08 県道429号線通行止めのお知らせ http://www.toyonemura-kanko.jp/?p=7229 ![]() |


| ~間黒川・宝持川~ 平岡・大嵐・富山方面から漆島川から奥山川を 経て来たr426は,途中豊根か ら来るr74と交叉しつつ,間黒川更に その支流の宝持川を遡り,坂宇場川沿いの宮島に抜ける。 間黒川を直進するのは村道と思われるがグーグルカーも此処は攻めててこの辺(gsi/StV) 迄進入している♪ |
| ~奥山川~ 漆島川方面からトンネル(霧石沢から離れてるのに霧石トンネルというらしい→どうやら機能としては霧石沢 を上がった所にある霧 石峠と同じ機能を有している故のネーミングらしい。今では山道も霧石沢にはないけれども)を抜けて奥山川に入り下ってきたr426は古真立川にぶつかると今度は古真立川に沿って下って間黒川出合に至る。 そしてグーグルカーなんだけど,ここも攻めてて,霧石トンネルの脇の林道から霧石峠を越えて,新豊根ダムまで至っている!?[→新豊根本篇] |
| 奥山川(古真立川)の向こう側は天竜川の一次支流の漆島川(とその支流
の霧石沢)の流域である。 新豊根ダム満水位程度のEL.490mの 取水,4.5kmの導水で10km2弱の流域から新豊根に導水出来る。 ![]() 上の図は更に虫川迄延ばして取 水したもの。倍の流域,約20km2程取れる。 新豊根へ導水するのには少々距離があるようだ。新豊根ダムから延々と遡った距離を逆方向に導水する訳だからな。。 下に検討結果を載せたがなかなか厳しいかな。。 |
22.3

22.3| 河川名(取水位) |
放水 |
導水距離 | 流域面積 | 導水効率※1 | 発電量指数※2[効率※3] |
|
| ① |
霧 島川(EL.564m) | 古 真立川EL.547m | 3.5km |
5.6km2 |
1.6 |
113.68 |
| ② |
霧 石沢(EL.490m)・漆 島川(EL.497m) | 新 豊根ダムEL.470m | 4.5km | 8.7km2 | 1.89 | 176.61 |
| ③ |
井戸川・虫川(EL.470m)[流域
![]() |
〃 | 5.5km(10.0km) | 10.3km2(19.1km2) | 1.87(1.91) | 387.74[38.77] |
| ④ |
漆
島川(EL.685m) |
奥山川EL.680m |
1.6km |
4.1km2 |
2.56 |
165.23[103.26] ※4 |
| ⑤ |
漆 島川(EL.764m)[堰堤] | 奥 山川EL.778m | 0.63km | 2.53km2 | 4.01 | 101.9[161.74]: ※4 |
| 東薗目[→ボツ案] |
新豊根ダムEL.470m |
4.2km |
3.2km2 |
1.31 |
||
| 分地峠[→ボツ案] | 新豊根ダムEL,470m |
2.3km |
1.9km2 |
1.21 |


