瀬戸ノ沢(3.1lm2
程度) |
門桁(53.7km2
程度) |
流域面積と降水量と取水量の関係 因みに門桁堰堤の取水量は不明であるけど,門桁と瀬戸の沢の直下の様子は豊岡発電 所の様子で分かる。2015年の使用水量は4620万m3/年であり,途中の沢からの取水は沢が小さいので殆どが豊岡堰堤からの取水と推定され る。 流域の降雨量はこんな感じ 出典:天竜川上流河川事務所 豊岡ダムの集水面積は65.0km2=6500万m2となり,年平均雨量は2,400mm=2.4m以上(2,600mm以下)が期待できて,この許で年 間降雨量1億5600万m3 以上(1億6,900万m3以下)①となる。 門桁の集水域53.7km2に2400mm以上当て嵌めると1億2,888万m3以上となる。意外に少ないか。。 これだと下のグラフから豊岡堰堤・発電所を通過する水が9,000万~1億 3,080万m3/年程②だから門桁と瀬戸ノ沢での水窪発電所への取 水量が2,600万m3~6,000万m3以上 程度③(=①-②)になる。。門桁での取水量,2,600万では流石に少なさそうだがこの数値は2015年のもので2015年の門桁の取水 に異常があったか豊岡の通過水量が多くなっているので例年 は6,000万程度か?取水率(流水量に対する取水量)は半分程度と目される。 2016年・2017年も手に入ったので比較してみると,水の使用率が2015年と大部違ってバラツキがある様子。2015年の35%に対して2016年 は50.8/92.8=54%,2017年は37%で ある。2016/17年のダムの通過水量は9500万トン程度と4000万トン程2015年より少ない。 2015年は門桁での 取水が少な かったのかも知れない(勿論2015年はこの辺の雨量が多かったのかも知れない)。2015年の門桁での取水量が少なかった場合,門桁の平年の取水量は 7,000万トンほどとなる。門桁での取水(=使用)7,000万tに対して豊岡の使用水量が3,500~4,600万tってとこか。ま あそんな感じでも可怪しく無さそうだが,まあ断片的な3年間の数字から何かを読み取ろうとするのは不正確であろう。 2015年度数値 2016年度数値 2017年度数値 また堰放水量は2015~2017年はそれぞれ8460万m3/年,4,200万m3/年,5,950万m3であり,門桁と瀬戸の沢の逃した水量は途中に 大きな沢もないので合計1億3,080万m3/年,9,280万m3/年,9,500万m3/年程が門桁の放流量に加えて門桁から豊岡ダムの間の集水量で ある。豊 岡が殆ど貯水 量のない堰堤であって水利用率が35%,54%,37%である。 門桁の取水域が53.7km2程。門桁から豊岡ダムの間の集水域は8.3km2。門桁の年間降水量をX万m3/年とすると門桁から豊岡堰堤は0.15・X となる。瀬戸ノ谷は3.1km2。水量は3.1/53.7*X=0.058X。ここは門桁と同じ比率でとるとする。 門桁の取水量が8.5m3/sと豊岡の取水量より多い事実に対して豊岡は貯留量がある。とはいえ僅少で古いシステムである。 豊岡の1/3程度よりは高そうだけど1/2も取って無さそうでもある。 流石に門桁の本気度は違う!として通過水量が同じ位の2016年と2017年は5/12=41.6%程度とする。この5/12とは1/3以上1/2以下の 中間である。 門桁の放流率は0.58となる 2016年:0.58*(X+0.058X)+0.15*X=9,280万m3/sとなって0.613*X=9,280万m3よりX=1億5,122万 2017年:0.58*(X+0.058X)+0.15*X=9,500万m3となって0.613*X=9,500万m3よりX=1億5,497万 程度が門桁上流53.9km2の降水量となる これは佐久間ダムと秋葉ダムの差から推計した100km2辺り3億m3という値と 整合的である。 で,門桁の取水量は41.2%で 6,200万m3/s程度と推計される。さてこの妄想の精度,どんなものか!?まあ当てずっぽうとして当座この程度の雨が降ると考えて色々検討してみる。 |
項目 |
2015 |
2016 |
2017 |
平均 |
備考 |
豊岡堰堤放流量 |
84.6 |
42.0 |
59.5 |
62.0 |
|
豊岡発電所利用量 |
46.2 |
50.8 |
35.5 |
41.2 |
|
合計 |
130.8 |
92.5 |
95.0 |
106.2 |
電発:瀬戸の沢取
水堰 ▲ [水窪ダムへ 送水][ggl ストビュ] 流域面積:3.1km2 門桁堰堤の直ぐ脇には瀬戸ノ沢の取水堰。利水標は見当たらなかった。。此処は知りたかった んだけど。。 misakubo03.html認 可最大出力:8100kW |
https://twitter.com/noiseandblame/status/1330838128085532673 おさじん @noiseandblame 気田森林鉄道。 林野庁のHPでは「気田川沿いを奥部の都沢まで遡上」とあるけど、実際は都沢どころかコガネ沢以降にも軌道跡が続いている。 コガネ沢の分岐を渡る橋梁はコンクリの橋台を残し落橋。 それ以降の路盤もコンクリによる補強が目立つが、土砂が堆積しほとんどただの斜面。 終点はどこ…。 https://twitter.com/hbf1xdmk2pcm/status/1330860434748895232 ペッカー @hbf1xdmk2pcm 小耳にはさんだ話だとコガネ沢までが実際に使用され、その奥は造られたが使用されなかったとか。ホントかは分かりません。終点は構造物で言うなら最奥の切 通しですかね?この奥は何も無いし。 |
局番号 | 路線 | 概 況 | |
722 |
東 | 14 | 気田上部の篠原貯木場を起点に、気田川沿いを奥部の都沢まで遡上。(森 林組合軌道、東邦電力軌道を取得) |
723 | 東 | 15 | 気田森林鉄道から気田川と伊老沢との合流点で分岐し、伊老沢沿いを遡 上。 |
724 | 東 | 16 | 気田川支流の杉川中流にあった麦倉貯木場を起点に、杉川沿いを遡上。 |
<都沢> とりま都沢EL705mの集水面積:20.9km2 |
|
<コガネ沢> 都沢より更に奥での取水・発電は可能か?より奥地の小金沢EL.837mで の集水面積。 10.9km2で1.1m3/sかな。 |
発電\取水 |
都沢(EL.705m) |
コガネ沢(EL.837m) |
水窪ダム(満水位:505.0m) |
200m |
332m |
門桁堰堤(El.518m) |
187m |
319m |
都沢(EL.705m) | ── |
132m |
発電\取水 |
都沢(EL.705m) |
コガネ沢(EL.837m) |
水窪ダム(満水位:505.0m) |
5.3MW(7.1MW) |
4.6MW |
門桁堰堤(El.518m) |
5.0MW(6.8MW) |
4.4MW |
都沢(EL.705m) | ── |
1.8MW(*) |