21.8| 事業種類 |
事業名 | 取水地点 | 取水量 |
関係市町村 |
その他 |
出典 |
| 国営農
業水利事業※1 |
国営天竜下流 農業水利事業 |
船明ダム | 潅漑期:37.977m3/s 非潅漑期:11.921m3/s |
浜松市、磐田市、 袋井市、森町 | 潅漑面積:8,905ha | 水利権更新に関わる 河川協議資料 |
| 〃 |
国営三方原 農業水利事業 |
秋葉ダム |
潅漑期:5.469m3/s 非潅漑期:1.354m3/s |
浜松市 |
潅漑面積:4,405ha | 〃 |
| 上水道事業 |
三方原用水 |
秋葉ダム |
上水1.221m3/s | 浜松市 |
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| 広域水用道水※2 供給事業 |
遠州広域水用道水 供給事業 |
船明ダム | 寺谷浄水場・於呂浄水場 121,300m3/日(1.404m3/s) |
浜松市、磐田市、 袋井市、森町 | 開始:1979年8月 | 遠州広域水道用水供給事業 静岡県企業局 |
| 都田浄水場 115,500m3/日(1.337m3/s) |
浜松市、湖西市、 新居町 | 開始:1989年4月 | 〃 |
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| 工業水用水道事業※2 | 中遠工業用水道事業 | 船明ダム | 175,000m3/日(2.028m3/s) | 磐田市、袋井市 | 開始:1979年7月 |
静岡県 HP |
| 〃 |
西遠工業用水道事業 | 秋葉ダム | 241,000m3/日(2.789m3/s) | 浜松市 | 開始:1967年10月 |
〃 |
| 【取水量合計】 |
秋葉ダム |
潅漑期:8.258m3/s |
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| 船明ダム |
潅漑期:42.746m3/s |


| 件名 |
遠州広域水道用水供給事業 |
中遠工業用水道事業 |
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| 水利使用者名 |
静
岡県企業局 |
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| 目的 |
上水道 |
工業用水 |
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| 取水量 | 1・2月 2.002m3/s |
3・4・12月 2.128m3/s |
5・11月 2.253m3/s |
6・10月 2.378m3/s |
7・8月 2.503m3/s |
9月 2.428m3/s |
通年 0.932m3/s |
| 給水区域 |
浜松・浜北・天竜・磐田・袋井・豊岡・豊田・ 森・竜洋・福田・浅羽・湖西・新居 | 磐田・袋井・豊岡・豊田・竜洋・福田・浅羽 |
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出典:ダム便覧| 年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 平均 |
| 使用水量(百万立方㍍) | 5,485.80 | 4,517.00 | 5,364.50 | 5,016.00 | 4,791.60 | 5,109.30 | 0.00 | 2,788.50 | 0.00 | 4,724.67 (62.8%) |
| ダム放水量(百万立方㍍) | 1,946.00 | 5,587.26 | 4,684.70 | 1,448.40 | 1,110.40 | 1,271.50 | 0.00 | 3,520.80 | 0.00 | 2,795.58 (37.2%) |
| 発電量(千kWh) | 185,558.00 | 131,369.00 | 181,979.00 | 169,388.00 | 168,493.00 | 178,822.00 | 0.00 | 97,426.00 | 0.00 | 159,005.00 |
船明発電 所運転実績 稼働率:68.2%(2015年実績) 出典:静
岡県発電量は結構一定である(16GWh後半から17GW台が6カ月ある)。上限が23.8千kWhなので結構上に張り付いてる(70%台近い)けど,放流水 もあってこれ以上稼働率が上がらないのは需給ギャップなのか?水がある時に需要が無くて or供給力がなくて発電出来ない感じか? 寧ろ,雨が降って船明ダムの僅かな有効貯水量360.0万m3(→諸元)では貯めきれない感じか? 下で見るように,秋葉ダムと比べて船明ダム地点での最大使用水量は年間通過水量は増えてるのに少なくなってもゐるのである。是非供給力を増やして対 応したい。 佐久間・秋葉・船明使用水量の検討 ここで各発電拠点毎の水使用量を纏めてここらで堰と流域面積の関係を考察してみた。佐久間ダムの優秀さが光 ると共に秋葉・船明も健斗しているとは云へ佐久間には落ちる水利用率である。 2015 年(静岡県取り纏め資料)
その後静 岡県の経年の数字も載ってる纏め的な資料も得て,得られた数値が以下である。 佐久間ダムが概ね水を使い切ってる(利用率88%)に対して,船 明のパフォーマンスはそれほど良好とは云えない64%である。秋葉はその中間よりは上方という感じで ある。 船明は秋葉・船明両ダムに貯留量が殆ど無いのに使用水量が一寸落ちるってのが低利用率に響いていそうである(秋葉は,貯留量は無きに等しいが佐久間 より一寸多めの使用水量でなんとか処理仕切っている感じである)。 また割合ではなく水量で考えた時,佐久間が逃している水(年間ダム放流量)は7億トンなのに対して秋葉と船明はそれぞれ12億トン・27億トンもある。残 り落差は僅かなもの水量は莫大であり,なんとか使い切りたいものである。
秋葉ダムの総貯水量3,470.3万m3,有効貯水量775.0万m3が一杯になって捨ててる水が7月,9月が3億8900~4億2300万あると云う事 で7月・9月は一 週間当たりに直しても押し寄せ る1億m3,一日辺り 1400万m3/sとすると如何にも物足りない容量である。これは上流の水流をがっちり受け止め(年間5億7000万トンは新豊根に 汲み上げしてでも死守す)る佐久間ダムの極小化された放流量に対して秋葉の規模 が小さいとも云えるだろうし佐久間ダムの下流で合流する故に流量を均せ ず天竜川へ雪崩れ込んでいくる大千瀬川や水窪川(や船明ダムにとっては気田川)の流入量が多いとも云える かもしれない。それにしても佐久間ダムを通過した水が年間61億m3位あるのに秋葉で74億m3に達する訳だが,その差は13億m3もある。 この13億トンの水の内訳を見て100km2辺りの利用可能水トン 数を推計してみる。 集計してみる
まとめるとこんな感じ:
次に秋葉から船明に掛けて増えた水を考えて見る。 今の時点で主に気田川等からの流入で増えている水が秋葉と船明の差分である年間 7.8億m3である。秋葉と船明の集水面積の差分は両ダムの流域面積の差:4,895km2-4,490.0km2=405km2 となる。 地図で確認して見る。門桁や白倉川22.8km2や 横山より下流37.6km2を除くと289.2km2程なので併せると349.6km2となる。上の面積の差分405km2との差55.6km2は門桁D での取水流域(色んな妄想案が書き込んである下図参照・気田川の上流である)であろう。 ![]() 門桁は豊岡の低稼働率より多くの水が水窪発電所・佐久間ダムに流れて均されてると看做すと約350km2で7.8億トンとなり100km2で3.1億 トン程度となる。ここでも100km2で3億トンの推計値と似た 結果が得られる。 疑問点は秋葉ダム直上で取水される三方原用水の水量がカウントされているのか?と門桁から気田川を流下する水量がゼロでは無かろうということである。後者 に関して門桁を405km2で7.8億トンとすると1.9億トンに激減する。 門桁で半分ぐらい取水してて2.5億トン/100km2辺りと 推計するのが良いか? いずれにしても水利用率が低めなのは船明Dで あり,出来れば上流にダムを設けて一旦貯留出来ると良い。佐久間Dに関し ては水窪Dや新豊根Dの活用が考えられる。ダム建設に踏み切れば劇的に水利用率を上げることが出来るのではないかと期待している。(ただ25.11現時点 でもダムの貯水量とどんだけ水利用を出来るかの法則[私的な経験則]は見つかっていない。調査を続行したい所である。) |
【天竜川最下流部電源開発(案)】 ▲ ただダム直下(41m)で取水して上野部辺りで発電して堤防内に函渠掘ってこの辺(26.7m)で放水するなどでもう一 発発電出来そうでは? 秋葉第二PS放水口の見学をして遠江横山 ダムを思いつく前に作成の図なのでそれが反映されてないけど。。 船明では発電で使う270.00m3/sという結構大きな量を取水している。水源は大いに越したことはないので阿多古 川と二俣川にお出ましを願う。 両流域で合 98.6km2ある。此処らでの検討等から2億トン程水を増やせそう。詳 しくはこの辺で検討。 更に白倉川の水を秋葉ダム,横山川や気田川の水を[私案]天竜横山ダムで貯める等色々案はあるので纏めてもう一発大水量低落差発電と洒落込みたい♪ ![]() 主に磐田用水の地下水路の経路が解らないのでイマイチ導すれば良いかってのは考えあぐねる部分はあるんだけど,ダム直下で取水して二俣辺りで発電して上野 部辺りで放水する二俣発電所案と,船明ダムで取水して上野部辺りで発電す る上野部発電所案の二つ思いついたが,結局岩田用水へ水を返すとなると余り放 水位を低くできず新設は余り効率的では無い様な気もしている。 船明は浜名用水从属+ピーク電 源として稼働率を落として二俣で はなく野部発電所を最大150m3/s程度で出来るとどうだろうか? |

22.5

22.5
出典:浜
松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ
出典:浜
松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ
22.5電源開発(案) ▲ [私案]磐田(北)発電所 ダム水路式・調整池式 認可最大出力:21,500kW[+21.5MW] 最大使用水量:120m3/s →船明の使い切れてない水も利用出来る。 有効落差:21m 導水:7.3km →二俣川取水直後に発電所・そこから上野部迄は放水路 取水:天竜川[船明ダム]・二俣川57.0m 放水:天 竜川[磐 田用水・上野部発電所]32.0m →磐田用水へ供給 発電所の水は上野部川との合流点付近で磐田用水とそれに並行する(無名 の?)川と上野部川に放流するイメージ。。 ![]() ![]() 更にここから天竜川迄の僅かな落差も使い切りたい。 [私案](上)野部発電所 水路式・調整池式 認可最大出力:4,000kW[+4.0MW] 最大使用水量:120m3/s 有効落差:4m 取水:磐 田用水[二俣川発電所]32.0m →磐田用水への残り水を利用 放水:天 竜川24m もう落差は取れなくて天竜川最下流の膨大な水量頼みな所はあるが,更なる水域を確保して発電を検討してみた結果がこちら。 |