【水窪ダムへ導水強化策とその周辺】
▲ 翁川導水 伊那小沢川・河内川導水 気田川:門桁 堰堤増 強[→別頁] 佐久間引水(佐久間河内川導水[→別頁]) 白倉川・戸中川[→別頁] 西渡集水 増強 ![]() ●京丸~杉川は余りに遠いので無しの方向で(京丸ぐらいまで使って発電はしたい) ●小沢川・河内川の導水は余りに水域が小さいので無しの方向 で。 |
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1.翁川上流導水 △ 翁川に取水堰を設置するとこ の辺(標高510m)か?恰度池っぽくなっている。砂防ダムでもあるのかも知れない。導水路距離は2.2km程。 集水面積は9.1km2。まあ大した量は取れないだろうけど。。0.9m3/sで1.96MW分程度。更に佐久間発電所・佐久間第二発電所でも発電出来る が,西渡発電所では発電出来なくなる。(→上でも述べたがこの手の導水は出水時にこそ機能するが,逆に流込式は濁流時には発電が出来ないので取水に関して 競合関係ではなく寧ろ補 完関係の様である。気にせずガンガン取水してもいいだろう。以下似たような心配が書き連ねられるが適当に読み飛ばして頂きたい) 導水路は白倉集水路に接続する形となる。下で検討する水窪川(白倉川)上流 約30km2から戸中川発電所に取水する計画(妄想) が実現したらその分下流の有本堰堤での取水量は減るから其処に 翁川からの水をねじ込めば良い♪ (そもそもまじめに有本堰堤で取水してるのか疑わしいブログが散見する。。大雨時のみとかなのかも。。→理由解明!) もしそれなりの金額を積んで現行の白倉川導水路を修理する必要があるとするとこの翁川上流導水は <諸元> 導水:2.2km 流域:9.1km2 想定瞬間最大(認可最大)取水量:2m3/s程? ←経験則で100km2で20m3/s程度? 想定年間取水量:2,700万トン程度? ![]() |
2.翁川取水 △ 更に西渡に遠慮して考えなかったこ の辺(250m)から一気に佐久間ダムへ導水も可能(3.7km)。52.4km2。中 途半端な 但し翁川(9,1km2)からの取水(目的①)を考慮して控除すると41.2km2だとするとこっちが狭く なる。 水窪蓋渠で今も取水はしているようだが,水窪発電所放水路の容量次第ではフル発電中(まあ一日数時間程度か?)の水が欲しい時に取水出来無い可能性もある ので別途掘るとするとこんな感じか? ![]() 決して広くはないが,そこそこ取れそうではある♪ 水窪川(どこら辺から白倉川なのであろうか?)も塗ってあるのは水窪蓋渠での取水に確証がなかった時点での描画だからである。 一寸下で平行して橙線を描いているのは水窪放水路が容量一杯の時を睨んでいるが,ピーク用に多めの水量積んである水窪なのでそういう時間帯はそれ程ないという判断もしている。 |
【水窪河内川導水】
▲ 上流に河内浦堰堤のある水窪河内川である。山住峠を下りてきた沢となる。 ![]() 翁川水窪ダム導水の翁川の取水口からもう800mかそもそも水窪蓋渠(水窪発電所)から 更にもう1,800m程伸ばせば 水窪河内川の標高260m以上510m以下の領域からも 取水可能ではある (510m以上は水窪発電所に既に導水している)。 この辺は西渡に送る想定ではいるからまあ流石に佐久間ダムに送る投資は不要かな。 ![]() 【小沢川・(平岡)河内川導水】 ▲ 鉄道マニアなら高確率で伊那小沢駅は知っていると思われるがその「小沢」である。 実際小沢川と河内川(仮称・天竜河内川→天竜市内の河内川をそう呼びこちらは只の (何も付かな い)河内川で呼ぶようだ。。)の流域面積を計算してみた。10.2km2か~。得ら れる水量はせい ぜい0.7m3/sってとこか。 ![]() 小沢川・河内川導水 導水:5.8km 流域:10.2km2 想定瞬間最大(認可最大)取水量:2m3/s程? ←経験則で100km2で20m3/s程度? 想定年間取水量:3,000万トン程度? 翁川の9.1km2と併せて19.3km2程。増やすことが出来る。導水に関しては九頭竜川水系石徹白川の石徹白ダムは 約100km2で23m3/sを取 る。ここの20km2程度では4~5m3/sってとこか。 ただ今の関心事はどの程度発電量(MWh/年)を増やせるか(水 窪だけでなく佐久間も含めた)を問うているので必 要な量はm3/sではなく年間可能取水量(万m3/年)である。さて,(私の怪しげな経験則:100km2で3億トン/年ではなく)どう やって推計しようか。。 少なくとも今はそれ以上の推計方法は持ち合わせてないので天竜川を佐久間ダムへ流れ込む10.2km2分,約3000万トン/年と水窪川を秋葉ダムへ流れ 込む2,700万トン程は水窪ダムへ貯留出来てその分稼働率を上げられそうである。 水窪発電所の使用水量は26.5m3/sであるから,この5,700万トンを使って約600hは追加で稼働させる事が出来て,稼働率を6.8ポイントほど 上げられそうである。また出力は50.0MWもあるので,30GWh程発電出来そう。 税込 27円/kWh(※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価)とすると27,000,000円/GWh(2,700万 円)なので年間8億1000万円分の電力供給が可能だ。減価償却が30年だとして水路建設ぐらいペイするのではないか。 まあ優先順位は高くないね。。 ただ松尾川の集 水路の張り巡らせ具合なんかを見てる と導水路を無限に延ばして貪欲に集水するのもありなような感じもするんだけどどういう前提条件の違いかねぇ。。
松尾川は最大使用水量を倍増させて最大発電量を上げられる感じがするし, 水窪も導水路延長を倍増させられるのではないか!? しかもこの後,どうも有本堰堤が機能不全に陥ってると云う情報が飛び込んできた。有本堰堤から水窪ダム迄改修が必要だとすると(新設より安上がりとはいえ)なかなか高コストかも。白倉川開発で代替してこちら未着手が濃厚となった。 しかし,有本堰堤の利用に拘らなければ河内川(EL.413m)取水(要嵩上げ) ,3.6km導水,翁川(EL.416m)放水で導水出来そう。8.9km2と大した流域は取れないんだけれども。。この地点(翁川EL.416m)での翁川の流域面積は15.9km2。24.8km2・145mでは大した発電も出来無い(推定3.0MW程度)けど。 ![]() ただ合計35.5km2で佐久間・佐久間第二で発電可能となる。大入頭首工の代替で豊川用水に送ると考えると発電は出来無いが,代わりに津具豊根発電所(新設♪・想定落差163m)も含め新豊根・佐久間・同第二と合計345.8+163=608.8m分の発電が可能となる。発電力指数(こちらの勝手な比較用の指数・発生発電量のみ考慮)は2,161.2にも達する♪ |