朝日ダム[便覧][水力][Wiki (朝 日ダム)] △ 中部電力(株) 着手/竣工:1952/1953 堤高:87m 総貯水容量:2,551.3万立方メートル 有効貯水容量:2,251.3万m3 取水量:32.1m3[朝日発電所] 満水位標高:872m 低水位標高:830m 流域面積:308.3km2 (直接:225.0km2 間接:83.3km2) 湛水面積: 0.98平方キロメートル 取水:益田川 送水:朝日発電所(31.10m3/s・872.00m) |
|
~秋神川
~ 秋神(あきがみ)ダム[便覧][水力][Wiki (秋 神ダム] △ 益田川支流秋神川 中部電力(株) 着手/竣工:1952/1954 堤高:74m 取水量:24.3m3/s[朝日ダム] 総貯水容量:1,758.4万立方メートル 有効貯水容量:1,697.6万m3 満水位標高:872m 低水位標高:830m 流域面積:83.3 平方キロメートル 湛水面積: 0.70平方キロメートル (株)シーテック 秋神発電所[水力] 所在地:岐阜県高山市朝日町小瀬ケ洞 運開:2016.5 ダム式・流込式(河川維持流量従属型) 認可最大出力:290kW 最大使用水量:0.76m3/s 有効落差:50.33m 水車:1台 取水位標高:872m 流域面積:83.3km2 取水:秋神川[秋神ダム] 放水:秋神川 |
~青屋川~ △ 久々野ダムの直ぐ上を流れる川。この辺は飛騨川水電システムの最上流なのでケチな発電するよりはダムに流し込んで下流での有効活用を図りたい。 嘗てそんな調査もあったようだ。こちらに移転。 出典: 『飛騨川』(中電1979) これによると朝日発電所の放流水を受けた久々野発電所(55m3/s)が一気に小坂発電所のある東上田ダム(小坂ダム)迄来ている計画となっている。 高度成長の当時,完成を急ぎ,久々野は二つに分割。先ずは現在の小坂発電所(16.70m3/s)の取水口である小坂堰堤(引下堰堤)の上流迄久々野発電 所(34.6m3/s)が完成。 久々野の完成で今度は小坂が隘路となるも新小坂(3号機)の建設を急ぎ,数年遅れて新小坂(28m3/s)が完成。久々野から直結する形となる。久々野の 方が使用水量が大きいが使いきれない分は現行小坂が付近の河川流下水と併せて取水するかたちとなる。 この後,火力・原子力の時代となり,元々55m3/sで予定されていた久々野が34.6m3/sのまま増設されることはなかったが,元々そのくらいは可能 だということであろう。その辺も検討したい[→小坂川開発②・飛騨川第二ルート案]。 |
久々野ダム(岐阜県だけど)。狭い谷に大きいゲート押しこんだ感じ。格好良い♪ダム直上の寺附聚落の 過疎化も極限迄進みもう10m程嵩上げして貯水量と落差増やしても良い様な気がする。今日は満水っぽかった pic.twitter.com/o4riS9RAQ8
— とはずがたり (@tohazugatali1) July 17, 2022
因みにこの久々野ダムの入口はこんな行き止まり看板だらけの風景になっている(脇で橋を渡る国道は 至って普通にさらりとカーブで躱していく)。右の荒れてる広めの道は国道の旧道と思しき廃道で直ぐ先の橋が既に撤去済。左の狭い方は久々野ダムの先にある 寺附聚落迄行けるが奥の朝日ダム手前で通行止。 pic.twitter.com/qCSLzaTDGi
— とはずがたり (@tohazugatali1) July 18, 2022
ダム名 |
流域面積 |
竣工 |
総貯水量 |
堆砂容量 |
2014年堆砂調査量(対容量比) |
久々野ダム |
312.3km2 |
1962年 |
124.7万m3 |
85.2万m3※1 |
18.7万m3(21.9%)[52年]※2 |
町丁目名 |
人口 |
世帯数 |
||
男 |
女 |
総数 |
||
朝日町寺附 |
3 |
3 |
6 |
3 |
前回の訪問で小坂発電所の引下堰堤で見付けた利水標に謎の集水用取水口の文字。色々考えた末,大坊谷https://t.co/VroFtm1hyNに取水口があるのではないか という結論に達した。ストビュウでも判然としないが現地で取水口発見!但し特に看板等ない。。望遠で狙うも絶妙に年が草で隠れてるし名前も違う… pic.twitter.com/DiVUVHGRbD
— とはずがたり (@tohazugatali1) July 17, 2022
~小
坂川~[現況]・[→開発等はこちら] ここにも計画というか各種構想があったようだ。じっくり見ていきたい。 |
名称 |
有効貯水量 |
目的 |
常時満水位 |
その他備考 |
高根第一ダム[便覧] | 3,401.3万m3 |
P |
EL 1,080m |
流域:173km2 |
高根第二ダム[便覧] | 587.5万m3 |
P |
EL 955m |
|
秋神ダム[便覧][wiki] | 1,697.6万m3 | P |
EL 872 |
流域:83.3km2 |
朝日ダム[便覧][wiki] | 2,251.3万m3 | P |
EL 872 |
流域:225km2 |
小 計 |
7,937.7万m3 |
流域:225km2 |
||
久々野ダム |
39.5万m3 |
P |
||
小坂(引下)堰堤 |
なし |
P |
||
東上田(小坂)ダム |
56.1万m3 |
P |
流域:770km2 |
|
8,033.3万m3 |
~山之内川~ |
~馬瀬川~(→馬瀬川はこちら) 弓掛堰堤 西村ダム([水力][便覧]) 下呂市馬瀬西村[場所] 中部電力(株) 目的:発電 堤高:19.5m 流域面積/湛水面積 217.3km2 ( 直接:163.3km2 間接:54km2[弓掛川] ) /5ha 総貯水容量/有効貯水容量 276千m3/200千m3 着手/竣工 1933/1938 受水:馬瀬川 送水:瀬戸第二発電所[飛騨川] 2019 年頃ゲートが撤去されたらしい。有効貯水量は減ったのだろうか??→23.2 現地訪問。激減していた…orz また馬瀬川のアユ絡みで岩屋ダム建設時に撤去要求などもあった様だ。(wiki) 23.2 |
~竹原川~ |
~馬瀬川~ 岩屋ダム[→馬瀬川] 事業者:(独法)水資源機構管轄 目的:治水・潅漑・上水道・工業用水・発電 湛水面積:426ha(4.26km2) 総貯水容量:1億7,350万m3 有効貯水容量:1億5000万m3(治水容量: 5,000万m3 発電容量:1億m3) 認可最大出力:288,000kW 常時出力:0kW 最大使用水量:335.00m3/s 上部貯水池:馬瀬川[岩屋ダム]406.00m 下部貯水池):馬瀬川[馬瀬川第二ダム]303.5m 馬瀬川第二ダム[1-2][3-2] [→馬瀬川] 馬瀬川第二ダム湖は巨大ダムである岩屋ダムの逆調整池であり,また揚水発電所としての馬瀬第一発電所の下部調整池も兼ねている。 下 部調整池である第二ダム湖は、第一発電所が五時間連続して揚水発電を行う運転に耐えられるだけの有効貯水容量を持つ。また①馬瀬川第二発電所は第二ダムの下流、約100メートル先の右岸に地下式と して建設され、ピーク時発電に対応するため常時発電は行わず、電力需要が増大する夏季に最大6万6,000キロワットを発電する。②発電された水は延長5.5キロメートルの放水管を通じて飛騨川本流の大船渡 ダム湖上流端で放流される。 馬瀬川第二発電所[→馬瀬川] 中部電力(株) 認可最大出力:66,400kW 常時出力:0kW 最大使用水量:113.00m3/s 取水(位標高):馬瀬川[馬瀬川第二ダム](309.00m) 放水(位標高):②飛騨川(230.5m) 祖師野(広瀬)堰堤 送水:下原発電所 |
益田川 |
馬瀬川 |
合計 |
|
豊水量 |
84.99 |
13.69 |
98.68 |
平水量 |
50.07 |
9.43 |
59.50 |
渇水量 |
19.86 |
4.12 |
23.98 |
下原ダム 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 下原ダムに付設された下原発電所は当初の計画では1万6,500キロワット(16.5MW)の発電を行う計画であった。その後1936年(昭和11年) 12月10日には1 万9,451キロワットに出力を増強させる計画に変更、さらに完成直前の1938年11月17日には現在の2万2,000キロワット(22.0MW)によ る出力となり、現 在に至っている。…使用 する水量の割合は飛騨川分と馬瀬川分を5対1の比で取水する。 中部電力はその後朝日ダムを皮切りに飛騨川流域一貫開発計画による大規模水力発電計画を進 めていったが、下原ダムはこの計画によって大幅な電力発生量の減 少を余儀無くされた。1976年(昭和51年)馬瀬川に岩屋ダムと馬瀬川第二ダムが完成し揚水発電の馬瀬川第一発電所が運転開始、二年後の1978年(昭 和53年)には中呂(ちゅうろ)発電所が運転開始して馬瀬川からの取水量が減少したことにより、完成当時は年間発生電力量が約1億 3,076万キロワット時(130,760MWh)だったのが、両発電所の運用開始に伴い年間1,800万キロワット時(18,000MWh)減と、約7分の1近く減少した※。[wiki (下原ダム)]『飛騨川―流域の文化と電力』 (1979年) 中部電力株式会社 ※:wiki (下原ダム)の項では発電量が1/9に成ったと書かれているが『飛騨川』の記述に拠れば18GWh減,詰まり130GW→112GWという事の様 である。 |
→ |
面積 |
距離 |
送水先 |
摘要 |
|
和良川 |
▲130.5km2 |
馬瀬第二・岩屋 |
||
加子母川 |
+15.9km2 |
竹原第一 |
||
麻生谷 |
+5.3km2 |
0.0km |
下原 |
|
戸川・他 |
+24.9km2 |
1.8km |
〃 |
|
奥洞 |
+7.6km2 |
2.6km |
〃 |
|
小計 |
+53.7km2 |
4.4km |
||
鹿倉川 |
+52.6km2 |
祖師野発電所(新設) [祖師野堰堤] |
こちら参
照 |
|
合計 |
▲24.2km2 |