御 岳 山 | ||||||||
王滝川 |
付 知川 | 加子母
川(白川) |
竹
原川 |
小坂川 |
秋神川 |
益田
川 |
西野川 |
味噌川 |
発電力 |
水量 |
落差 |
取水 |
放水 |
水源 |
貯留量 |
その他・備考 |
||
朝日発電所 |
既設 |
20,500kW |
32.1m3/s |
77.0m |
益田川[朝日ダム] |
益田川[久々野ダム(予)] |
朝日ダム・秋神ダム |
||
新朝日発電所 |
新設 |
22,900kW |
35.2m3/s |
77.0m |
〃 |
〃 |
〃 |
||
久々野発電所 |
新設 |
125,000kW |
55.2m3/s |
268.0m |
〃[久々野ダム] |
〃[小坂ダム(東上田ダム)] |
久々野ダム |
||
久々野発電所 |
実現 |
38.400kW※ |
34.6m3/s |
127.48m |
〃 |
〃[引下堰堤(小坂堰堤)] |
〃 |
※現在では38,900kW |
|
新小坂発電所 |
実現 |
31,000kW |
28.0m3/s |
〃 |
〃 |
1966運開 |
|||
小坂発電所 |
既設 |
18,400kW※ |
16.7m3/s |
〃 |
〃 |
※現在では19,100kW |
|||
東上田発電所 |
既設 |
35,000kW |
40.0m3/s |
104.72m |
〃〔小坂(東上田)ダム〕 |
〃〔瀬戸ダム〕 |
|||
新東上田発電所 |
新設 |
38,900kW |
44.0m3/s |
105.0m |
〃〔 〃 〕 |
〃〔 〃 〕 |
1959当時 |
1959構想@ |
2022現在A |
@A差 |
その他・備考 |
|
朝日ダム〜久々野ダム |
32.1m3/s |
67.3m3/s※1 |
32.1m3/s |
35.2m3/s |
※1 新朝日発電所:35.2m3/s |
久々野ダム〜引下(小坂)堰堤 |
0m3/s |
55.2m3/s※2 |
34.6m3/s※5 |
20.6m3/s |
※2 久々野発電所:55.2m3/s ※5
久々野発電所34.6m3/s |
引下(小坂)堰堤〜小坂(東上田)ダム |
16.7m3/s |
71.9m3/s※3 |
44.7m3/s※6 |
27.2m3/s |
※3 久々野発電所:55.2m3/s ※6
小坂発電所3号機28.0m3/s |
東上田ダム〜瀬戸ダム |
40.0m3/s |
84.0m3/s※4 |
40.0m3/s |
44.0m3/s |
※4 新東上田発電所:44.0m3/s |
〜秋神川〜 ▲
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〜青屋川(下流)〜 ▲ 1979 年計画案 青屋川導水(案) 二又川小水力発電所(建設中) 益田川本流に建設された久々野ダムの直ぐ上を流れる川。この辺は飛騨川水 電シス テムの最上流なのでケチな発電するよりはダムに流し込んで下流での有効活用を図りたい。 朝日ダムは満水位872.0m,久々野ダムは満水位793.50mなのでその辺を狙って行きたい。
大風呂敷を広げきった所で25.5末,改めてあれやこれや調べていると高山市が力を入れてる小水力発電一覧がhitして,もろにかち合いそうな案件が出て きた…orz [建設中]二又川発電所[NEF] [高 山市][環 境省][高山市] ▲ 事業者:上青屋小水力発電株式会社 所在地:高山市朝日町青屋 運開:2029年完成予定(25.5測量中) 出力:690kW 発電量:4,110.92kWh/年 取水:二又川 放水:二又川(こ の辺?EL.858m) ![]() これそのものは小水力にしては結構デカ目で評価出来るんだけどそれだけに無視して開発を進める訳には行かなさそう。 と云う事で本命視してた二又川→九蔵川→朝日ダムは難しくなってきた。 九蔵川→朝日ダム,青屋川→久々野ダムの二本立てという感じかな?九蔵川でも同じ上青屋小水力発電(株)による計画はあるようだ[環境省] 青屋川→久々野ダムのみとなる可能性もあるなあ。。 |
〜鈍引川・甲谷〜 ▲ 久々野ダム・発電所のバイパスルートを建設する為にも途中の取水は積極的にして水を増やして行く必要がある。 導水距離を節約するにも新ルートには秋神から西南へ直結した方が良さそうである(新秋神ルートとする)。その場合は秋神ダムの方が水面が高いので面積が 減ってしまいはする(この辺参照)。 新秋神ルートで鈍引川から取水すると6.63km2程の様なので残りは2.5km2程となる。青屋・久々 野導水で11.4km2なので甲谷6.4km2と鈍引2.5km2で合計20.3km2が此処迄の久々野発電所の累計の新規水源流域面積となる。 既存のルートに接続するとなるとこんな感じか。 ![]() |
〜無数河(むすこ)川〜 ▲ 珍しい河川名だけど,一寸離れた下流の岩崎谷の益田川合流部に無 数原という場所がある。そちらは「むすはら」なのか? なんとか久々野PSに送水したい所ではある。無数河川迄5.48km。無数河川から洗足谷迄1.04km程。併せて導水路堰長6.52km程 で20.7km2確 保。 ![]() 更に神通川水系の 宮川や大楢谷 川からも引っ張って来れれば46.6km2程にもなる(!)け ど流石に厳しいかw ![]() 九頭竜で六呂師の水を西勝原第 二に持ってこようとした時も思ったけど,真逆の方向から水を引っ張って来て上部水槽でひっつけるってあんまない? |
【第 四次水力調査】 △ 1956〜59年の第四次調査ではこんな感じになっている。 現在の濁河川と兵衛谷から取水すると云う意味で現在の小坂川発電所(諸 元・位 置図)の原型となるような濁川発電所が構想されている。 一方で目を引くのはこれが1次調査の様に小坂ダム方面に向 かって小坂川を下るのではなく,山を一跨ぎして益田川本流の中呂へ 一気に導水されている点である。 途中,鹿山筋谷で貯留も している様に見える。 ![]() 数字としてはこんな感じ。古い水力調査と違って既に十分現代的である。
【飛騨川百万キロ構想】 △ 戦後の水系一貫開発の流れの中,飛騨川水系を一手に担う気概を見せた中電は1962年に両論併記の開発案を 発表した。曰く"飛騨川百万キロ構想"という。 ただこの時の小坂川の扱いは軽くて,中途半端に鹿山筋谷から萩原という 第四次調査の中呂の劣化版みたいなやつし か載ってない。 馬瀬にするか佐見にす るかが焦眉の急だっ たのでこちらは手薄になったのであろうか?それにしてもこれだけはないでぇ。。 ![]() この案は,この計画をぶち上げた後,馬瀬川の揚水発電なども浮上し直ぐに練り直されることになる。 【飛騨川150 万キロ構想(1965)】 3年後の1965年,再び中電は飛騨川筋開発を発表した。今回は"飛騨川150万キ ロ構想"と呼んでいたそうな。 小坂川の電源開発は再び意欲的なものとなり,小坂川上流域を罔羅し,調整池も2箇所(兵衛谷上流と鹿山筋谷)に構想されている。鹿 山筋谷の調整池は第4次調査に引き続きである ![]() 諸元は以下の通り。最大使用水量が可怪しい気が。。調整力で取水と放水を別けて考えてる感じである。この辺 はダ ム貯留水100m3/sで150MWを叩き出そうとしてた佐見川発電所と似てい るのかも知れない。とはいえ小坂第二のダムは結構小さめのようである。
さてこの時の計画であるが,兵衛谷に建設される小坂第一発電所の調整池のデカさが目に付く。 【最終案?】 △ 1979年(S54)の『飛騨川』執筆時点での計画と思われる計画に以下の様に載っている。
小坂川迄は実際にそれも可成り近い値で実現している。西村ダムは清流馬瀬川に沮まれた形か? 佐見川はダム建設が付随しておりやはり水没人家の多さが原因 か? いずれにせよ小坂川の建設が1983年に終わったところで開発が止まってしまった事が示される。 |
諸元抜粋再掲: 小坂川発電所 認可最大出力:21,300kW 常時出力:4,300kW 最大使用水量:6.00m3/s 放水:小坂川 (659.35m) 久々野発電所 最大出力:38,900kW 常時出力:12,200kW 最大使用水量:34.60m3/s 送水・放水:小坂発電所(3号機・28m3/s)・飛騨川[小坂(引下)堰堤[小坂1・2号機 16.7m3/s]](649.5m) |
【益田(飛騨)川第
二ルート形成】 ▲ ひとしきり興奮した所で冷静に地図で位置関係も明示しておく。マウスオーバーで現れる赤線の新設計画が皆さ んにも見えてこないだろうか?(笑) ![]() 東上田と中呂の分岐部を目指して発電あるのみである。 この何度も計画図に描かれた萩原発電所(仮)が20m3/sで運用することで中呂・東上田と小坂の間の隘路が一気に解消するのである。此処で色々検討した。 |
〜口有道谷・大坊本谷〜<東岸> 秋神から新秋神ルートの建設の有無に拘わらず,秋神の取水に協力 したい。こんな 感じで秋神に導水出来る。 久々野・朝日・秋神方面から小坂・引下方 面へ新ルート建設する場合も発電しない時は秋神ダムに取水出来る様に作れるのでは無いか?(奥入瀬方式) 鈍引川は既に計上したので22.6km2が新規水源。 ![]() 但し阿多粕谷は小水力が建設されてしまったので取水は見送りであろう。 〜阿多粕谷・万願谷〜 こちらも大坊と同じく秋神方面へ協力したい。 |