関西電力(株) 御岳発電所[→御岳発電所](王滝川はこち らも参照) [wiki] [水 力][DB] 運開:1945.6,29[運開時:日本発送電・22.2MW] 改修:2003.4…1号機ランナー交換,2004.5…2号機ランナー交換 最大認可主力:68,600kW 常時出力:16,560kW[24.1%] 最大使用水量34.4m3/s[82.5%] 有効落差229.00メートル(1・2号機)または229.21メートル(3号機) 総流域面積:416.1km2 1、2号機水車:立軸スプリッターランナーフランシス水車×2台 総出力47600kW 3号機水車:立軸フランシス水車 出力25000kW 導水路/流域面積 王滝川線:総延長17234.0m、主要導水路 幅3.90m×高3.90m、延長16814.9m /137.5km2→西野川流域・小俣川流域・総流 域より引き算 小俣川支線:総延長4242.7m、主要導水路 幅1.90m×高1.90m、延長4001.4m / 47.5km2→とは計測 西野川線:総延長12685.7m、主要導水路 幅2.58m×高2.58m、延長12490.6m /231km2→牧尾ダムの記述により推計 取水(下で詳細):王滝川[王滝川ダム](1044.0m)・下 黒沢・濁 川・小 谷沢(本谷川;wiki)・(小俣川導水路)・立 間沢堰堤(wikiのみ)・千 沢(wikiなし?)・鈴ヶ 沢・溝 口川・大 又川・樽 沢・三 郎沢・(西野川導水路) 西野川導水路:末 川(1037.5m)・西 野川・管(く だ) 沢(wikiのみ)・床 並沢(wikiのみ)・鹿 ノ瀬川・湯 川・白 崩川・白 川 小俣川導水路:鯎(う ぐい) 川・小 俣川 合計19箇所[DBに は19箇所と明記されている。一方wikiに は20箇所と書かれている。御岳PSに取って後補で(御岳PSの運開が1945なのに対してwikiに よると王滝川ダムの竣工は1948)数ある取水口の一つに過ぎない小さな王滝川ダムの項で御岳発電所を扱わざる得ないのは完全にwikiの項目の 立て方ルールのバグだ な。。] 放水:王 滝川(1,2 号機786.2m)・(3 号機783.0m) [常盤ダム] 取水位が違うから1・2号機と3号機で別系統かと思ったが上部水槽は一緒だった。導水距離の差が違う感じか?また三方向に岐れてるけど最後の一つは余水吐 であった。 1・2号機建屋 22.7 3号機建屋(遠景・画面左奥)と1・2号機の放水路 3号機水圧鉄管 余水吐 余水吐にしてはどん太い♪更にお猿の群れがいた。普段は水が流れてないだろうし居心地良いのか?? 向かいの川は広くなっていてそのまま常盤ダムのダム湖になっていく。 22.7 さてここで早速課題である。DBには19箇所と明記されているが,水力さんは 未確認と断り ながらも王滝川ダム以外に17箇所の取水地点を挙げており,合計 18箇所。惜しい。水力さんが正しいとして後一箇所不明なのである。一 方wikiには一箇所多すぎるか,二箇所多くて一箇所欠けてる可 能性がある。勿論DBの19箇所がミスの可能性も ある。→22.7末・国立公文書館を襲撃することにした。結局,wikiと認可(公文書)の記述が一致した。すげえなwiki。更には認可水量もあっさり 判明。公文書凄い。[TW]
立派な余水吐があったが多くの水を捨ててしまってる様だ。(勿論,常時出力は最大出力の1/4程なので余水しないでフルに使えてる時間も多いのであろう) 水車の余力は未だ4MWあるのでその辺だけでも水圧鉄管太く出来ないものか。。 1・2号機は併せて44.4MWなのかな?1・2号機共用の水圧鉄管増設したりすると3.2MW程強化出来るかも。1.6m3/s程度の増強で良い? |
【西野川・牧尾道水】 西野川流域は現在御岳発電所の独壇場である。まずは御岳発電所が取り溢した水量を牧尾ダムで取りに行こう とするとこんな感じに。 流域面積:24.8km2 導水距離:5.78km こんな感じとなる。それ程大きくないとは云え,流込式の発電所は出水時に安全の為取水を停止したりする事があるので,寧ろ出水時が書き入れ時のダム貯留用 の導 水は棲み分けが可能であるとも云える。 西野川側の御岳発電所の流域面積が185km2と推定されるので,これらはそのまま上乗せしても良い。白川・西野川導水の流域面積は209.8km2(直 接:24.8km2・間接:185km2)である。そこそこ取れそうではないか♪ まあ下で検討するダムが出来るなら不要かなと云う感じではあるが。 |
河川名 |
取水量 |
流域面積 |
その他 |
西野川 |
10.11m3/s |
||
末川 | 5.12m3/s |
<白川流域> 白川とその支流で御岳発電所は1.29m3/s程取水している。湯川は西野川の支流で白川の支流ではないが最上流部では似たような所から流れ出している。
湯 川 この上流にも取水口がある様だが未確認(めっちゃ薄いがこ れ[G]か?これだとするとこ こら辺[地理院]。もう近づき方が判らんw)。確かに川巾は広く取水出来そうだが岩礫磊々と云った感じ。 ~白川~ 牧尾ダム満水位で取水するとこんな感じ。 西野川取水位だとこの広さ。 更に上1350m付近(湯川含む)の流域。17,2km2ある。1,7*1.5=2.55<2.6m3/s取って,1050m付近へ落とすと6.5MW。行けるねぇ。 [私案]御岳白川発電所 出力:6,900~6,400kW[+6.9MW] 水量;2.6m3/s 落差:295~315m 流域:17.6km2 取水:南俣川・北俣川(仮称)・湯川1350m 放水:白川[御岳発電所白川堰堤]1050~1030m 放水を現取水位の1030mではなく1050mも比較検討しているのは西野川ダム(案)満水位1050mを視野に入れてるからw ゲートがなくてコンクリートに囲われた部分あるのは西野川堰堤と類似的。 取水方式も西野取水堰と同じチロル式。 西野川堰堤にもあったけどKANSOテクノスなる会社の?作業小屋みたいなのが此処にも。関電の子会社かなんかで現場の管理業務でも委託されてる感じか。 詰め所と云ってもこんな所詰め込まれたくは無い感じであるが風雨は凌げそうか。またこの設備の名称が白川堰堤らしいことも確認出来る。 急流で可成りの勢いで水が駆け下りて来るが水量が莫大という感じでは無い。取水量の1.10m3/sもまあ妥当なのか。また大きな礫がゴロゴロしてるが, 大きいからチロルでも水路が砂で埋まったりはせずなんとかなってるのかね?それとも毎年の様に溝さらいでもしてるのだろうか? 白崩川 支流なので白川より後に置いたが,上流から記述している本頁的には先ずは白崩川の方で取水してから白川である。 白崩橋を渡る。此処はもう白崩川分岐後で渡ってるのは白川である。白崩川を渡る橋ではなく白崩川を遡る道の橋という意味あいなのであろう。 橋を渡った直後に畜舎があり(飼糧の上に山羊が乗ってたw),それを過ぎて暫くすると川に沿って遡り始める。 取水施設が現れた。 虻・蜂・蛇・蝮への注意を喚起している。 本当に今回の調査行では虻につきまとわれた。 金網越しに撮った取水設備。 白崩川取水堰堤(仮称)[地理院・G] 取水量:0.19m3/s[0.59] 流域面積:3.2km2程 |
河川名 |
取水量 |
流域 |
摘要 |
鹿ノ瀬 川 | 0.31 | ||
床並沢 |
0.13 | ||
管沢 | 0.27 | ||
西野 川[堰堤] | 10.11 | ||
末川 [取水口] | 5.12 | ||
15.94m3/s |
~王滝川~(こちらに移転) 牧尾ダム(→こちらに移転) 常盤ダム[場 所] [wiki] 堤高/ 堤頂長:24.00 m/111.89 m 流域面積 111.9 km² 湛水面積 27.0 ha 総貯水容量 1,288,000 m³ 有効貯水容量 664,000 m³ 着手年/竣工年 1939年/1941年 取水:王滝川[御岳発電所(34.34m3/s)]783.0m 送水:常盤発電所(30.90m3/s) |