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東上田ダム(小坂ダム) 中呂発電所 東上田発電所
22.2.24運開
小坂(おさか)川と電源開発
 上流(新秋神構想)下 流(佐見川構想)に 併せた小 坂川開発案[小 坂川の水力調査(第 一次第 四次)・飛騨川構想(100万キロ150 万キロ)はこちら[小坂川流域のダム 建設はこちら

1.嘗ての構想
1-1.益田川上流(朝日・秋神・久々野地区)

第四次水力によると朝日から久々野迄迄二重化が検討されたことが判る。



1-2.佐見川
一方で,馬瀬川開発の前夜,佐見川にもダムと巨大発電所(P=240.0MW!!)が計画さ れていた(この時点でダムはそれ程巨大でもない(V=3,500万m3)。)


結局,馬瀬川か佐見川かとなって,馬瀬川に岩屋ダムが建設されることになる。



1-3.小坂川
1956~1959年の第四次水力調査では小坂川周辺はこんな感じになっている。だい ぶ充実してるし取水の仕方は実現した小坂川発電所の香りが既にしている。
出典:『飛騨川』中部電力(株)(1979)

結局,朝日ダムから小坂への久々野発電所構想は二分割されて(現行の)久々野発電所と小坂発電所3号機(新小坂発電所)となあり,小坂方面は小坂川発電所 のみが建設されて修了と相成った。


2.私的構想
それらに併せて朝日ダムから小坂(引下)堰堤までの計画と瀬戸ダムから名倉ダム迄の計画を得た。

2-1
朝日ダム(正確には双子ダムの秋神ダムから)引下堰堤迄の計画(ここで検討)が これである。

2-2.


2-3.
そして瀬戸ダムから佐見川発電所[名倉ダム]迄の計画(ここで検討)がこれである。
佐見川の巨大ダムに水を供給する。白川等から給水する計画もあったが,満水位を低くすると瀬戸ダムから送り込める。



最上流の久々野・新秋神の約55m3/sの水が来る。

そしてその中間,小坂川から瀬戸ダムまでの計画(ここで検討)がこれであった。


2-4.
こいつらを纏めて整合的なプランにするのが本項の目的である。

新秋神と小坂の接続は2パターンあり得る。

A案:直送案 


B案 引下取水案 Ba案…下呂発電所案 Bb案…萩原発電所案


水利用の柔軟性でB案はA案に優越し,Bb案(萩原案)がBa案(下呂案)に優越するのでBb案が良いのではないか。柔軟性の代わりに既存の導水管の増強 投資は一寸大きくな る。(Bb案で投資をしぼるなら中呂を20m3/sのままにして萩原から東上田を65m3/sにして東上田を大増強するのも良さそう(Bb'案)。小坂川 側から馬瀬への送水可能性を考慮しないなら=佐治川が実現すればその必要性は更に薄れそう,Ba案の方が効率的で良さそうな感じもする)
図には萩原PSから東上田PSへの導水量は50m3/sとしたが東上田の現行水車が規定する最大使用水量は現況45.7m3/sの様である。

前後の整合性を取った成案はこちら(萩原発電所中 呂発電所諸元)

ダム建設検討はこちら