21.5.23分離独立
王滝川・御岳山の利水・治山・林道
1.御岳御厩野林道・鈴ヶ沢・鞍掛峠・
[私案]王滝発電所 2.王滝線(御岳滝越線)・滝越三浦(峰渕)林道・三浦(みうれ)平 3. 4.濁川 5.立間沢
御岳山麓に拡がる地域を取り扱う。今の所国立公園・国定公園になってないけど要望
が出ている様で,指定されたら新しい発電所(本頁だと[私案]王滝発電所)など造りにくくなるだろうし急い
で
開発したい。。
県立公園の普通地域は国立公園になるとどんな感じになるんだろうか??
出典:日本自然保護協会
1.御岳御厩野林道・鈴ヶ沢・鞍掛峠・
[私案]王滝発電所
御岳御厩野林道
入口:[G"
東股"沿い][地
理院:"鈴ヶ沢"沿い]
王滝村木曾谷の広大な国有林に延びる超ロングダート…目指すは三浦貯水池を越えた
さらに先にある岐阜県との県境に位置する鞍掛峠。[探
索]
グーグルは脇の川を東股と書いているがこれは鈴ヶ沢の誤りで,東股は鈴ヶ
沢が上流で中股と東股に岐れてからの名前であるのを下流迄東股としてしまった錯誤と断じても好かろう。時々,グーグルはヌルい誤りをやる。
出口:[G:
r442から分岐][地
理院:r442の途中]
r442のwikiの記述は以下の通り:
岐阜県道442号白草山公園線(ぎふけんどう442ごう
しらくさやまこうえんせん)は、岐阜県下呂市内を通る一般県道である。 起点:岐阜県下呂市御厩野(白草山公園)
終点:岐阜県下呂市御厩野(国道257号交点)[wiki]
こんな感じ。
入口付近は御岳発電所の取水口の一つがあると思われる鈴ヶ沢である。此処にはクルマで探しに行けそうである。
途中三浦調整池の北側大きく迂回してEL.1500m近く迄上がるが,三浦ダムEL1300m程度へ向けて1450m
程の発電所を建設するとするとそれへ
のアクセスルートにはなるかも知れない。
流域面積19.2km2。水量2.0m3/sとして落差150mとすると2,500kW。途中で上小谷で取水するとしても一寸(かなり)物足りないか
な。。
規模を追う事にして,更に東隣の上黒沢・下黒沢・濁川・伝上川にも触手を伸ばすと上小谷ふくめて22.3km2。併せて4.0m3/sで5,000kW。
近年の強気設定で6.0m3/sとかにしておくと7,500kWの巨大発電所に成長出来る。
上黒沢[本谷・東俣]・下黒沢・濁川(赤川)・伝上川からの取水は三浦ダムへの導水にもなって尚良し。下流の御岳発電所の当該河川での取水量にはマイナス
だが結局全て王滝川ダムを通るので問題はないだろう。王滝川ダムでの取水量を増やしても良いかも知れない。
正確には三浦ダムの満水位1304mだし,導水にかかる逸失落差もあるしで微調整して出力7.0MWとなった。
[私案]王滝発電所
出力:7,000kW[+7.0MW]
水量:6.0m3/s
落差:140m
流域:19.1+22.3=41.4km2
取水:王
滝川・土浦沢[イ
ズミ谷・白
布沢]・上
小谷・上黒沢[本
谷・東
俣]・下
黒沢・濁
川(赤川)・伝
上川 1,450m
放水:王滝川[三浦ダム(満水位1304m)]1,300m
越える峠…鞍掛峠
>峠にあるゲートが固く閉じられ行止りとなっている。木曽の御岳山の南西
麓、長野県王滝村奥地の森林地帯一帯が一般者進入禁止となっているからだ。そのため岐阜県下呂町より県境を越える鞍掛峠は峠より王滝村側に入れない様にし
てある。
しかし下呂町側の峠道は非常に楽しい。[峠と旅]
途中で鍵の掛かってないゲートがあり,更に峠付近には固く閉じられたゲートがあるようである。
下に降りるとそこは舞台峠の西側であり,(加子母等の属する中津川市域ではなく)下呂市域となる。本頁だとこの辺(竹原川)である。
入口の沢…鈴ヶ沢
御岳発電所の取水口がある筈だがよく解らない。王滝川への流込付近
22.7
これか?[G・地理院]
2.王滝線(御岳滝越線)・滝越三浦(峰渕)林道・三浦(みうれ)平
王滝線
入口[G]
[地
理院]
>「滝越」地区から御岳御厨野線へとつながる連絡林道。…山裾の滝越集落と
御岳御厨野線とを結ぶ連絡林道はこの王滝線を含めて3本ありますが、ここはその中で最も放置されている林道と言えるでしょう。[探
索]
王滝村を代表する様な名前を冠されてゐるのに地味な滝越から御岳御厨野線への連絡路(しかも放置気味)に甘んじている林道の様である。グーグルカーは最初
のチェーン封鎖で引き返しているが,その後にもゲートがあって進入を拒んでいるらしい。
ところが,である。本線が王滝線ではなくより妥当な御岳滝越線だとする地図が見つかった。残念ながら出典元の方で恰
度切れてしまっているが明らかに御岳滝越林道であろう。
出典:林
野庁
上黒沢線
ここから左に坂を上がっていくのが上黒沢線
例の如く林道探索さんを引用して見る。
>残念ながら完抜けは不可…途中までなら山岳ダートを楽しめます。ですが、
そのハイライト区間は無情にもゲートの先に存在
>この地でお約束のゲートは林道入口には存在せず、その半ば地点に存在。な
ので結果的には御岳御厨野線へと抜けられず、かなり失意に陥るハメとなる存在である…そこかしこで落石の散乱するズルズルなダートを登坂して進むと、やが
て前方に朱色のロックシェッドが現れました…そしてロックシェッドを抜けたすぐ先に現れてしまうのが、コンクリ簡易舗装路面に設置されたこのゲート。[探
索]
進入出来ると気を持たせた挙げ句ロックシェッドの先にゲートというおもてなしらしい。。
この分岐点の脇には滝越三浦林道と書かれた四角柱の杭もあって本線に見える直進だけどここから滝越三浦林道が始まる起点なのかも??
林
道探索というサイトのアーカイブらしい。上黒沢林道のゲートの写真もあり。
>上黒沢線は三浦ダム方面に延びる長大ダート林道である御岳御厨野線へのアプローチルートであることはよく知られており、そして、その入口にお約束
であるゲートが設置されていないので、「こいつはもしや?!」と、誰もが未だ見ぬ御岳御厨野線への期待感を脹らませてしまう地点でもありますね。
だそうな。やはりゲート無しに期待持たされつつ結局はゲートありかwまあお約束だよね。滝越三浦線側は平成23年(2011)に 舗装化
されたそうで,其れ迄は上黒沢線の方が地理院の表記の様に主要ルートだったという訳なのかも。
この道,(土石流でも警戒しているのか)上黒沢を渡る為に前後に勾配を付けて渡ってるのか,築堤になってて道
路同士の立体交叉迄ある一寸ハイスペック!?な林道である。元々林鉄絡みの何かであろうか?
この下を直進しても早晩チェーン封鎖である。ただ林道王滝線と云う風格
在る名前の様だ。[G]
滝越三浦(峰渕)林道
正式名称なのか林野庁の趣味なのか峰渕という()付きの名前がついている。
地図をよく見ると滝越三浦(土浦本谷)林道もあるからその区別か。
ゲートで進入出来ない様になっている。こちら参照
22.7
ゲート付近,横には滝越発電所が見える。
3.白川付知林道・白巣峠
白川付知林道
事前の調査で(事前の調査嫌いの私でも王滝・御岳ぐらいの大物[面積的にも奈良からの距離的にも]になるとさらっとは見ておくのだ。。)滝越の聚落から滝
越発電所の門前に行くには一旦橋を渡って対岸に渡る必要があることは判っていた。(対岸からも林道
のゲー
トの手前で見れることは判っていた。)
ということでな
んかの大会の中継ポイントでランナーが蟻の様に蝟集する中をそろそろと抜け,橋を渡ろうとしたその刹那,なかなか香ばしい看板を発見!
22.7
大袈裟に云えば,この看板で寸又に続く(走ってもない)林道ベースの頁の作成が確定した
と云っても過言では無いw
アップしてみる。
看板がひしゃげているのもまた良い味を出してはいるが,矢張り岐阜との筑摩県以来の繋がりを強く示唆されるのが良い。中津川は飛騨ではなく美濃なので筑摩
県ではなかったかも知れないが,元々木曽が美濃であったそうな。
ひしゃげてない頃の写真発見!→http://wellon.lomo.jp/tohge/tohge_4s/shirasu/shirasu.htm
調べて見ると路線名は白川付知林道と云うらしい。ちゃんと林道も岐阜県側の付知の名を冠しているのもイイ(・∀・)bイイ!!
因みに白川ってのがこの林道が遡り王滝川ダム地点で王滝川に流れ込む川。さっき渡った橋が架かってるのは王滝川本流であるので私は白川そのものは見れてい
ない。。
出典:林
野庁
白巣峠の向こう側には地理院地図だと県道が延びてきていて(マップルだと県道指定無し),それが王滝村中心部から伸びるr486王滝加子母付知線(冒頭地図参照)なのであるが,r486は(白巣峠の南東にある)真弓峠を通るという記述もどっかで見かけた(その場合
は鯎川を遡ることになるが,現在長野側の県道指定が終わっているのが将に鯎川の分岐辺り)ので真偽は不詳である。
4.濁川
濁
川
噴火で大災害が起きたらしい。水力さんによると
>1984年9月14日の長野県西部地震によって御嶽山が山体崩壊(山津
波)を起こして濁川温泉が全滅したという痛ましい災害が起こった所で [水力]
とある。現地でも砂防ダムの建設が着工されている様で準備工事中っぽい雰囲気であった。
看板部分アップ
濁川砂防堰堤(仮称)
堤長:179m 堤高14m 放水路延長50m
補助スキーム:令和2年度(2020年度)国庫補助火山砂防(大規模特定)工事
発注者:長野県木曽建設事務所
砂防が目的(もっと云うと山津波や更には火砕流なんかも防ぐのかもしれないが)で,水を貯めるものではないのかも知れないが多少は水量も安定化するか
な??
現状では土砂や流木が一気に流下した為の骨組みみたいななのが設置されている。
その脇に取水施設がある。
濁川取水堰という名前らしい。
5.立間沢
立間沢林道
出典:林
野庁
どうやら山の上の方を走るこれらしい。そして沢は随分下の方を流れるこれ。
そして御岳発電所の最後迄不明に残った取水口のありそうな沢がどうやら立間沢というらしいが,林道は山の上を走っており,本当にこの川が立間沢というのか
どうなのか確証は実はない。→色々傍証が集まってきて此処が立間沢であるのは確実と思われる。
とはいえ現地では判らなかったし(此処迄不明とは思わずに真面目に探しもしなかったけど),また読み方は現時点でも不明。「たちまざわ」で良いのか?更に
云うとこの図でも立間沢で切れてるので本当は立間沢川だったりするのかもしれない。
その谷底の川の立間沢。
川を覗き込んでも踏み跡を辿って雑木林の仲間で一寸上がって川上を覗き込んでも特に取水堰等は見当たらなかった。
が,この沢に関電の取水口がある事を確信出来たのは山道の踏み跡とこの看板。
肝心の決定的写真なのにピンぼけで悔やまれるとこだが,蛇・蝮・蜂・虻に加えて熊にも注意と促している。熊以外の看板は将に白崩川の取水施設の金罔に貼り付けられてたものなのである!
6.鯎川・小俣川・真弓峠・氷ノ瀬小俣林道
御岳発電所の支導水路が伸びてきている。
河川名
|
取水量
|
流域[取水量比]
|
その他備考
|
鯎川
|
3.23
|
47.6km2程度
[84.1%] |
|
小俣川
|
0.97
|
|
氷ヶ瀬小俣林道
鯎川という立派な名前があるのにどうも支流格に見える小俣川がメインらしい。林道名にも御岳発電所の導水路名にも鯎川ではなく小俣川の名が使われている。
どうやらこんな感じでr486と氷ヶ瀬小俣林道で白巣峠経由で王滝付知加子母線を形成してそう。
A大入口:王
滝村駐在所前[G]
B入口:鯎
川分岐部付近[G]・なんとゲートが閉まってる。。私が行った日はなんかの大会があって此処も走れる様でゲートが開いていた(気がする)。
C出口:付
知峡[G]・こちらは,もう少し進入出来そうである。
D大出口:付
知峡入口交叉点(R256)
折角なのでR41白川口からr62白川街道,王滝村中心市街からr256・三岳からr20,福島からr269木曽福島停車場駒ヶ岳線かr457馬寄小沢線
でそのまま茶臼山越えてr202伊那駒ヶ岳線で白川町と伊那市を結んで欲しい♪
少なくともr269とr202は分断県道で良いので木曽駒ヶ岳伊那線とでもしてもええんちゃうか。
また白川付知林道は同じ白巣峠へ向かう道と云う事でこれを周回するのがまさに
ONTAKE100 2022のコース[コー
スマップ]゚であったようだ。付知川はこの辺参照。
鯎川取水堰1045m(推
計)付近に向けて取水していく。落差200m程は最低欲しい。
調べると1310m程で行けそう。小川からも取ってみる。
[私案]鯎川発電所
出力:7,400kW[+7.4MW]
水量:3.5m3/s[129.2%]→例によって強気の水量
落差:255m
流域:27.1km2
取水:高
樽沢(仮称)・鯎
川・小
川(上松) 1310m
放水:鯎川[御岳PS取水堰3.23m3/s]1045m
現況,鯎川・小俣川の取水量が計4.2m3/s。
小川は牧尾ダムへの導水の他,上流から取水口への発電も構想中。
真弓峠