阿賀野川(中
下流) 阿賀野川(上流・大川) |
只見川(下流) 只見川(上流) |
只見川(支流):滝谷川(+14.4MW)・・沼沢湖・野
尻川(+39.9MW) ・蒲生川(+7.8MW)・叶津川(田 子倉導水) |
・伊 南川 | ・白戸川[田子倉支流] ・袖沢[奥只見サブダム] |
(阿賀野川合流) |
~滝谷川~ 只見線郷戸駅が柳津ダムへの最寄り駅であるが,その次の滝谷駅の由来がこの滝谷(たきや)川である。滝谷駅は柳津町にあるけど,滝谷聚落はお隣の三島町に 属するようである。駅から一寸r32を上がった所に聚落はある。 その後r32と滝谷川は寄沿って南へ至ってゐる。途中には柳津西山地熱発電所や滝谷川水力発電所がある。滝谷川 発電所は孤立しているので,その下で取水し て柳津発電所に向けて発電出来そうだし,山は奥深く,滝谷川発電所の使用水量は僅少なので存在を無視して落差を取った発電が開発出来そうである。 [構想]滝谷川第一発電所 出力:9,400kW[+9.4MW] 水量:8.2m3/s 13.7m3/s 落差:139m 放水:滝 谷川216m 導水路:16.33km 導水・取水(EL=360m) 本導水路(滝川流域)12.53km (傾 城沢)・(久 保田沢)・東 川・滝 谷川・居 利矢麻沢(366m) 流域:103.8km2 支導水路(大谷川流域):3.87km 取水:大 谷川33.2km2 東川・滝谷川・居利矢麻沢・大谷川で139.76km2。EL=360m 東北電力(株) 滝谷川発電所[水 力] 運開:1920.8 水路式・流込式 認可最大出力:445kW 常時出力:190kW 最大使用水量:1.67m3/s 有効落差:33.90m 水車:出力582kW×1台 導水路:総延長518.3m 流域面積:71.0km2 取水:滝 谷川397.31m(地図では391m) 放水:滝 谷川361.20m(地図では386m) 地図だと落差がそんなにとれてない様に見える。謎である。 また流域面積71km2に対して1.67m3/sしか使用してない。殆ど存在は無視して良い小水力発電的な感じで上流でももう一発発電をかましても影響は 殆ど無いだろう。 [構想]滝谷川第二発電所 出力:5,000kW[+5.0MW] 水量:2.3m3/s 4.0m3/s 落差:265m 導水:11.53km 取水:630m 滝 谷川624m(取水堰で嵩上)・大 谷滝沢・小 谷滝沢(殆ど流域無し)・博 士沢・杉 山川 放水:360m(滝谷第一発電所取水口) メインの取水口である滝谷川取水口の流域面積は38.7km2 |
http://www.suiryoku.com/gallery/fukusima/numazaw2/numazaw2.html 東北電力株式会社 第二沼沢発電所 昭和56(1981)年10月:一部運用開始 昭和57(1982)年 5月:運用開始 揚水式水力(純揚水)・ダム式 認可最大出力:460,000kW 最大使用水量:250.00m3/s 最大揚水量:196.00m3/s 有効落差:214.00m 水車:2台 総出力472000kW 導水路:総延長1230.5m 流域面積:8.9平方キロメートル 上部貯水池:沼沢湖475.00m 下部貯水池):只見川[宮下ダム]254.50m http://www.suiryoku.com/gallery/fukusima/numazaw2/numazaw2.html 沼沢湖(ぬまざわこ) [別名]沼沢沼(ぬまざわぬま) カルデラ湖 貯留量:44,700,000立方メートル 水深:96.0m 通常時水位標高:475.00m 湖面面積:3.00平方キロメートル |
~野尻川~(23.3訪問) 只見綜合開発計画に於いて,概ね福島県と東北電力の推す只見川・阿賀野川の本流の開発が進められたが,福島県はこれとは別に単独で野尻川に発電ダムを建設 する計画を練っていた様である。 [wiki (只見特定地域綜合開発計画]: また福島県が独自に提出した只見川支流野尻川に高さ70メートルのダ ムを建設して発電を行う「乞食岩発電所」案については、水力発電を行うには理想的だが補償問題が絶望的に大きいとしてこれもまた却下した。 更に日本発送電東北支店が最初に計画を立てた奥只見開発に於いても野尻川から上田(うわだ)ダム(EL=281.5m) では無く一つ上の本名ダム(EL=317m・)への導水が計画されていた様 だ。 しかも野尻川にはダムは建設せず本名ダム(V=1,347.2万m3)に貯める計画のようである。 以下"本流案"の地図。⑧本名 ⑨上田 である。只見川本流案とは、日発東北支店が1947年に発表した「只見川筋水力開発計画概要」が基礎となってお り、日発東北支店及びその地盤を継承した東北電力と 福島県が推した計画案である。 [wiki] 原典:『福島県史14巻 近代資料4』 水力発電を行うには理想的とはなかなか魅力的な文言である。 乞食岩は此 処(EL=375m)ら辺にある。70mのダムを何処に,発電所を何処に作るかであるけど,乞食岩発電所なので此処には発電所が出来る様にも取れ るけど,ダムをもっと上流に造るのは谷が拡がって仕舞って可怪しいので此処乞食岩付近に70mの堰堤とダム式 の発電所を建設する構想だったと推測したい。 また此処での構想としてはダム水路式にして距離を稼ぎたい。 先ずは此処から70m水没させるとそんなに聚落を呑み込むのか確認してみる 昭和村を構成する野尻と大芦の内,北半分の野尻が水没するプランの様である(;´Д`)これわワイルドな。。。(但し堤高70mが岩盤からの高さで,地表 から70mという訳では無い可能性も勿論ある。) 1920 年の国勢調査で野尻村は人口1,781人の村だそうな。2021 年の昭和村の推計人口は1,166人だそうなので半分住んでたとして550人程である。 とは言え,こんな高度成長的なイケイケプランはなかなか21世紀の環境時代には難しいのも事実。 取水位281mの上田ダム辺りにダム水路式で持ってくことを考えて見る。標高400mちょいの松山聚落には 22世帯50人が住んでいるとのこと。この手前迄にすることにしよう。此処迄なら水害対策用の容量は足りないかも知れないけど水発用には十分ではないか。 乞 食岩ダムor野尻川ダム(384m)に 堤高20m程のダム建設して満水位400mとする。縮尺の関係で比較しづらいけど劇的に小さくなった。 発電用なら満水位400mで利用水深20mで456万m3。治水も考えるなら410mにするとV=1230万m3となる。流域は以下の通り。 200km2弱の流域の貯留量としてはこれでは不十分かな?410mとすると松山聚落の南岸側はほぼ水没することになる。。 満水位400mで取水し途中小 川(400m)でも取水し宮下ダムへ放 流。距離は9.0km程。若しくは小川からは導水してダムに貯め,ダムからは7.0km程で本名ダムへ放水。上田ダムへは無駄に遠い。 流域は,流石理想的!187.0km2もある。ダム付きで20m3/s程度行けるの ではないか!? 現地の様子。帰宅後調べて見るとこ こら。乞食岩よりも上流であった。。再訪せねば。。まあ現地の雰囲気を感じて欲しい。 23.3 白沢(こ ちら)満水位が400mなら沈まない。410mだと水没する。上流側は残雪が目立った。 23.3 盆地部に入ると堰っぽい物があった。農業用水でも取水してるのかも知れない。右,拡大写真。 が,直ぐに川に放水されているようにもみた。余水吐してるのかもしれないけど,こちらがわの川岸の下流に殆ど農地らしき物はもうない様に思うのだけど。。 松山聚落の様子。あんまちゃんと写真を撮らなかった。南岸(写真左)と北岸(同右)。地図だと南岸の方が標高が低そうだけど写真だと北岸の方が川べりに あって低そうな。。 [私 案]野尻川発電所or野尻川第一発電所 出力:A12,600kW[+12.6MW] B18,300kW C23,000kW 水量:20m3/s 落差:A73m or B112m or C137m 導水:A7.0km(+支水路1.7km) or B8.9km or C8.6km 取水:野尻川[野尻川ダム]・EL.400m 放水:只見川[ A本名ダム 317.0m or B上田ダム 281.5m or C宮下ダム(第二沼沢PS隣地)254.50m ] いいね~♪ この大出力は昭和村に固定資産税をもたらしてくれる筈。本名or宮下の選択だけど,伊南川流域でのダム建設で水量の平準化がなればダムの貯留量にも余裕が 出来るであろうし本名へ流し込んで本名PS・上田PSでカスケード発電すれば良い様な感じもする。野尻川ダムを含めて下流の水流量は余裕が出るのでは無い か?ここはA案を採用とする。 さて上の方も見て見る。 見 沢川と畑沢川合流部・玉 川592m地点66.5km2程度の流域が存在している。 更に一寸遠くは成るけど更に支水路を4.7km建設し野尻川へも延ばしてみる。17.1km2程増えて83.4km2となる。水量を10m3/s迄延ばせ る。 見 沢川と玉川合流部EL.582mで取水して導水距離4.9kmで発電。野尻川にも4.7km導水路を延ばして此 処らで取水すると良さそう。取水堰と導水路の固定費用を減らせる。 見沢川・畑沢川出合よりも見沢川・玉川出合の方が無人で堰での嵩上げも容易そう。 [私 案]玉川発電所or野尻川第三発電所 出力:11,100kW[+11.1MW] 水量:10.7m3/s 落差:122m 流域:85.9km2 導水:9.6km 取水:玉 川(見 沢川出合)・野尻川582m 放水:野尻川(玉川出合) 454m 勿論,玉川と野尻川ダム湛水域の間の50mの落差も見逃さない。 [私 案]松山発電所or野尻川第二発電所 出力:6,200kW[+6.2MW] 水量:14m3/s 落差:52m 流域:137km 取水:野尻川(玉川合流)[玉川発電所(案)] ・坂下沢(補水) 456m 放水:野尻川[野尻川ダム(案)]398m 三案(12.6MW・11.1MW・6.2MW) で締めて計39.9MW♪ |
~塩沢川・小塩川・蒲生川~ 蒲生川 23.3 水が集中する滝ダムの救済に ①伊南川発電所の導水3倍増(20.6m3/s→60m3/s) ②叶津川の田子倉ダム導水(30.8km2・10m3/s程度・V=3億7,000.0万m3) ③伊南川上流大桃でのダム建設(V=1,270万m3・流域: 88~208.0km2[導水路の整備次第による]) ④伊南川と蒲生川の只見ダム導水(V=200万m3) 等を考えた。 田子倉ダムの超越的な貯水量は魅力だが,頼れるのは叶津川上流の30km2ちょいである。(蒲生川は標高が低くて田子倉ダム満水位510mを取るのが困 難。) 多分,伊 南川上流の巨大ダムが出来ればここにダムなんか造らなくても治水(滝ダム のオーバーフロー防御)は出来ると思うんだけどちょっと小さめの大桃にした。 ということでここはもう一つ提案。 今支流を併せたこの辺にダム(蒲生川ダム[私案])を建設。滑沢・真奈川からも導水(L=2.25km)して合計43.6km2。 EL.430~450m で貯水。 ⑤蒲生川にダムを建設(満水位450m・V=1,400万m3)。 真奈川・滑沢からの間接流域含めて42km2 更に立安沢・塩沢川を含めて56.3km2となる。 どんなもんやろか。 近くの破間(あぶるま)川で見て見る。 破間川ダムの諸元(一部)は以下の 通りである。 目的/型式 FNP/重力式コンクリート 堤高 93.5m 流域面積/湛水面積 59.2km2 ( 全て直接流域 ) /81ha 総貯水容量/有効貯水容量 1.580.0万m3/1,330.0万m3 洪水期洪水容量1,260万m3? ダム事業者 新潟県 満水位:459.5m(サーチャージ?平時?) 洪水期満水位?:431.0m 適当にご近所選んだにしては吃驚する程似てるw さてこの破間川ダム水害で以下の様に活躍したようだ[新潟県] 蒲生ダムの流域と貯水量のバランスは(適当に作った割には)なかなかではなかろうか?? >破間川ダムでは、最大で 765m3/sの洪水調節を行い、1260万m3を貯留、最大限効果を発揮し洪水調節容量を使い切った。 合わせて発電もしておく, [私案]蒲生川ダム 目的:PF 流域:56.3km2(間接:滑谷・真奈川・立安沢・塩沢川) 湛水面積:77.2ha 有効貯水量:1,400万m3 満水位:EL.450m/利用水深:20m 放水:蒲生川発電所(案)7.0m3/s [私案]蒲生川発電所 出力:6,100kW[+6.1MW] 水量:8.00m3/s←破間川発電所に併せて みたw 落差:90m 流域:56.3km2 取水:蒲生川[蒲生川ダム]450m 放水:只見川[滝ダム]354.0m 流域面積と洪水調整容量の関係。勿論,流域と容量の2変数で決まる訳では無いけど,目安として。
結構バラツキがおおきいな。。 |
~叶津川~ 八十里越えの建設に私は批判的では有るが,そのR289が遡るのがこの叶津川であった。知ってればちゃんと写真撮ったのに失念していた。 出典:八十里越 合流点付近の様子。堅盤箸の上から。只見線の古そうな橋梁が曲線を描きながら叶津川を渡って行く。 23.3 上流方向。それなりに水量あるような気がする。 八十里越えの看板立ってるよ~と思ったけどなんとこ の交叉点が分岐点だったらしい。青看板ぐらい撮っておけば良かったが完全に失念していた。 上流,こ の辺EL.497mから8.5km程導水(や や遠距離か…)す ると田子倉ダム(満水位EL.510m)である。嵩上げして導水距離を短縮して導水したいが510m迄上げた時,建設中の国道と干渉しないかどうかが課題 である。 干渉する場 合はEL.510m地点辺りから8.9km程の導水で田子倉ダムである。こんなとこまでR289は邪魔をしやがる。。 流域面積は叶津川で30.8km2である。途中の沢から14.3km2,合計45.1km2で ある。早明浦ダムの汗見ダムの流域面積は55km2(導水 距離は4km程度か),九頭 竜川の石徹白ダムは104km2で ある(導水距離は7.4km程)。それらに比べるとやや狭い(し,遠い) ,, とはいえ引原ダムの間接領域である 音水川からの導水の流域面積は僅か9km2である(但し導水距離は2km弱と近い)。45.1km2は少ないということもないであろう。 |
伊南川 只見川最大の支流 只 見特定地域総合開発計画 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 なお、只見川最大の支流である伊南川流域については計画が頓挫した。舘岩川との合流 点下流に建設が予定されていた内川ダム・内川発電所計画[こ の辺か]であるが、基礎岩盤が思った以上に悪く高さ119メートル・貯水容 量3億2000万立方メートルの巨大ダムを建設するには不安が生じたことや、水没物件が319戸[人口統計ラボ: 内川23世帯45人・耻風(はじかぜ・恥の異体字か!)16世帯46人・大原10世帯26人・小立岩11世帯34人・木伏68世帯173人・大桃下ノ原 53世帯133人・大桃平沢山(鱒滝?)0人合計128戸324人迄 減っている。H29現在。今はもっと減っているだらうけど意外にしぶとく残っているな…もう一段の過疎化政策が必要っぽい]と本計画中最大となり、交渉の 難航が予想されるという理由から建設を断念。これに 伴い内川ダムからトンネルで導水 して8万キロワット(とは註:数値疑問)の発電を行う辰巳山発電所計 画[辰 巳山はこの辺]も内川ダム中止により計画が成り立たなくなったため断念を余儀なくされた。 一方伊南川は1947年から3年連続で水害の被害を受けていたこともあり建設省北陸地方建設局[注釈 25] が舘岩 川合流点直上流部の伊南川に洪水調節を目的とした大桃ダム計画を1950年代後半より立 てていた。高さ74メートル、総貯水容量1388万立方メートルの重 力式ダムで、内川ダムに比べると大幅に規模は縮小しているが、東北電力は この大桃ダムに電気事業者として参加し、2万600キロワットの出力を有する大桃発 電所計画[大 桃はこの辺・人口統計ラボ:大桃下ノ原53世帯133人・大桃平沢山(鱒滝?)0人]を立てた。しかしこの大桃ダム計画も地盤や水量調査といった 基礎調査を行うに留まり、1960 年代半ばには立ち消えとなった。こ れ以後伊南川本流では新規の水力発電計画は実施されず、戦前から稼働している伊南川発電所のみが残るに至った。 ほしいなあ,80MWの辰巳山発電所☆ 先ずは原計画を求めて規模を小さくして実現を検討したい。 |
~白戸川~(①下流篇
[田子倉篇])[→②中流篇(大鳥篇)・③上流篇(奥只見篇)] 最後に白戸川にダムを建設して田子倉ダムに落として発電してみる。 [私案]白戸川ダム 河底位:EL.595.3m 流域面積:42.4km2 堤高:70m程度 堤頂長:200m程度 想定満水位:EL.650m 湛水面積:43.47ha 推定貯留量:1400万m3(利用水深30m)→大鳥ダムが堤高:83m・堤 頂長:187.9m・湛水面 積:89haで有効貯水容量:50.0万m3( 総貯水容量:158.0万m3 )しかないのでちと不満であるなあ。。 とはいえ,大島ダムはダム式でダム直下で発電するので使用水深をそれ程深く取れないってのはありそう。こちらは大島ダム(取水位:EL557.00m)も しくは田子倉ダム(取水位:EL.510m)迄落とす心算だから利用水深もっと取れそうではある。 [私案]白戸川発電所 出力:4,000~8,000kW or 5,800~11,600kW [+11.6MW] 落差:95m or 140m 取水量:5.0m3/s~10m3/s 取水:白戸川[白戸川ダム]EL650m 放水:只見川[大鳥ダム・EL.560m・導水5.3 km]/白戸川[田子倉ダム・EL.505m・導水5.0km] →田子倉案かな~ 堤高:70m程度 堤頂長:200m程度 想定満水位:EL.650m 湛水面積:43.47ha 推定貯留量:??→大鳥ダムが堤高:83m・堤頂長:187.9m・湛水面積:89haで有効貯水容量:50.0万m3(総貯水容量:158.0万m3 )しかないのでちと不満であるなあ。。 とはいえ,大島ダムはダム式でダム直下で発電するので使用水深をそれ程深く取れないってのはありそう。こちらは大島ダム(取水位:EL557.00m)も しくは田子倉ダム(取水位:EL.510m)迄落とす心算だから利用水深をもっと深く取れそうではある。 問題点は建設のアクセスルートの無さである。白戸川のダム建設地点迄どう取り付くかがなかなか難しそう。不可能では無いにせよ可成りコストを掛ける必要が ある。42.3km2の為に何処迄やるかってのはあるなあ。。 大鳥ダムも奥只見側から道路が延びててこれで建設したようだが,田子倉側からは繋がってない。こっちからは舟で連絡?! いずれにせよこの只見川沿いの大鳥ダムへの道路からトンネルで白戸川側へぶち抜いてアクセスとする感じであろう。その場合は下 の大島ダムへ放り込む案もあり得る。。 |
~袖沢~ 奥只見ダムの脇(直下)で只見川に合流するのが袖沢である。上流では奥只見ダムと大津岐発電所へ導水する為の取水口が計5箇所もある。 どうせなら合流点直 下にダムを建設すれば良かったのにと思えるけど,まあ現場事情を知らない素人の思いつきなので何か合理的な理由があったのであろう。 また袖沢からは奥只見ダムと大津岐発電所への二箇所で取水している。有峰ダムと真川も折立発電所と岩井谷導水の二箇所で 取水しているけどあんな感じである。こっちの方が規模がでかいけど。 今でも奥只見ダムや大津岐発電所に取水されている。大津岐発電所へは大津岐ダムではなく直接発電所へ送られていて,水窪発電所・水窪ダムと門桁堰堤との関係に似ている。そういえば同じ電発開発でもある。水窪が佐久間のサブシステ ムであったように,大津岐も只見の補機みたいな所はある。 既に上流で取水され,それ以下でも大鳥発電所でしっかり利水されているとはいえ,田子倉ダムへ流れ込むお隣白戸川と併せても100km2以上の流域がある のは魅力である。 白戸川最上流から奥只見ダムへの導水の可能性を見て見ると,結構小さい割に遠くて現実的では無さそう。。基本的に計算し尽くされて開発は終了している様 だ。 [兄弟ダム構想]奥只見ダムの隣りに朝日ダムに対する秋神ダムみたいな兄弟ダムの袖沢ダム(堤高: 140m程度??奥只見ダムは157m)を建設,袖沢と南沢の 水を奥只見発電所でフルに使えると面白いのだけど,既にある滝沢・南沢(本沢・小屋場沢)で取水してる導水路が無駄になってしまって現実的 ではないか,, [サブダム構想]規模を小さくして矢張り袖沢と南沢の合流地点付近にダムを建設(堤高40m程度?),此処(EL650m程度)で貯めた水を大鳥ダム(満水位:EL.557.00m)に向けて発電or白戸川へ導水して白戸川の水と一緒に田子倉ダム(満水位;EL.510.00m)へ 向けて発電。 冒頭でざっくり計算したところによれば,奥只見より田子倉の方 が余裕があるので,ここは兄弟ダムよりサブダムを造ってサブルートを建設し,奥只見の負担を減らした方が良いかも。 大鳥発電所の使用水量(427.00m3/s)は奥只見発電所のそれ(387.00m3/s・維持水量除く)よりも大きく,容量小さめの大鳥ダム(V=50.0万m3)に水が滞留することは無さそうなので田子倉ダムよりも大鳥ダムし かも奥只見発電所の放流口付近に発電所を建設すると良いかも知れない。 [導水路構想]とはいえ,既に上流5箇所で取水する袖沢なので直接流域十分水量はすくなく,ダム建設する程のことはなくて,建設するなら寧ろ白戸川を優先すべきかもしれない。この場合,袖沢の水は取水堰でも規模の小さな 大鳥ダムでも殆ど貯留出来ない事にはなってしまうが,まあ白戸川ダムに一人気を吐いて貰う事になろうか。 [私案]白戸川発電所 出力:5,200kW[+5.2MW] 水量:7.0m3/s 落差:90m 流域:64.2km2 取水:白戸川[白戸川ダム]・袖沢・南沢 EL.650m 放水:只見川[大鳥ダム]EL.555m とりま保留で。 |