2013年5月27日月曜日 既設2ダム 小水力発電 http://j-water.blogspot.com/2013/05/blog-post_4649.html ・-----読売新聞、2013/05/26 ------小水力発電ニュース------ 南越前町と勝山市にある2か所の県営ダムで、県が小水力発電を導入する計画を進めている。ダムの建設後に発電設備を据え付ける事業は県内では初めてで、 2016年春の稼働を目指す。一方、砂防ダムでも同様の計画を地元市町などが検討したが、採算性に問題があり、見直しが相次いでいる。(酒本友紀子) 7か所ある県営ダムのうち、「笹生川」(大野市本戸)、「広野」(南越前町広野)、「龍ヶ鼻」(坂井市丸岡町上竹田)の3か所は、建設時から発電機を備 えている。昨年7月、再生可能エネルギーで発電された電気を固定価格で買い取る制度が導入されたため、県は「桝谷」(南越前町宇津尾)と「浄土寺川」(勝 山市奥山)にも発電機能を持たせることを決めた。 桝谷ダムは落差が約82メートルで、1秒あたり9~0・1立方 メートルの水が放流される。その水力を使い、341キロ・ワットの出力の発電機を設置する計画で、年間の発電量は一般家庭約400世帯分の151万 4000キロ・ワット時にのぼる・・・ (県単)桝谷ダム小水力発電施設整備工事 その2 (2015年01月23日公示) https://www.njss.info/offers/view/5882784/ 2015/11/29 福井県発注の建築工事、業者敬遠 入札結果の3割が不調、不落【福井新聞】 http://j-water.org/tag/%E7%A6%8F%E4%BA%95%E7%9C%8C/ (2015年11月29日午後5時00分) 福井県が本年度上半期に入札結果を確認した建築工事のうち、1回で落札者が決まらない「不調」と「不落」の割合が30%に上っていたことが、県公共工事 入札監視委員会で明らかになった。前年同期の9%から大幅に上昇。民間の建築需要が堅調な一方、価格面で不利な公共工事が敬遠されている実態が浮き彫りと なっている。 県の資料によると、建築工事件数は50件で、うち応札者がなかった「不調」は11件、応札者はいたが条件面で折り合わなかった「不落」が4件あった。前 年同期は工事43件中、不落4件のみだった。土木工事などを含めた全体では、本年度上半期の不調、不落率は6%で、前年同期比約2ポイント増。建築工事の 不調、不落が突出する結果となった。 月別の不調、不落件数でみると、8月が10件中5件、9月は9件中8件と目立ち、敦賀市白木のモニタリングポスト建て替えや、県営住宅の耐震補強、桝谷ダム(南越前町)の小水力発電設置などがあった。水野家 住宅(越前町)の復元、福井城山里口御門(やまざとぐちごもん)といった県の目玉事業でも契約できない事態に陥った。 県は業者への聞き取りの結果、「価格が割に合わない」「鉄工所が手いっぱいで、資材調達が不可能」との理由があったと説明。夏場に民間の工事が集中した ことも影響したという。条件を変更して再入札し、現状ではおおむね落札に至っているとした。 また落札率は、本年度上半期の公共工事全体の平均92・9%に対し、建築工事は96・5%。業者の努力による値下げの余地が他の工事と比べて少ないこと も見て取れる。 |
高倉揚水発電所計画の凍結について https://www.jpower.co.jp/news_release/news142.html 2001(H13)年3月9日 電源開発株式会社 北陸電力(株)、電源開発(株)は、高倉揚水発電所建設に向けた調査を実施してまいりましたが、この度、この計画を凍結せざるを得ないとの決定にいたりま した。 [これまでの経緯] (1984(S59)年までの調査) 1972~73(S47〜48)年 「昭和47年度総合開発に伴う発電計画調査及び発電水力調査」実施 (通産省からの協力依頼により北陸・電発が共同で調査) 1974~1984(S49〜59)年 国の調査終了を受け,引き続き北陸・電発による共同調査実施 1984(S59)年 将来の需要動向を見極めるため,一時調査を中断 (1992(H4)年調査工事再開の申入れ以降の経緯) 1992(H4)年12月 地元へ調査工事再開の申入れ 平成05年06月 福井県側 調査工事再開に対する地元同意を取得 平成06年01月 岐阜県側 調査工事再開に対する地元同意を取得 平成06年04月 地形・地質調査工事の再開 平成06年11月 地元へ環境調査の申入れ 平成06年12月 環境調査の開始 平成07年08月 猛禽類調査の開始 1998(H10)年03月 猛禽類調査の実施により,使用開始時期を2年繰り延べ 1999(H11)年03月 環境影響評価法の適用により,使用開始時期を4年繰り延べ [高倉揚水発電所計画の概要] 発電所所在地 福井県南条郡今庄町瀬戸 水系および河川名 上池 木曽川水系揖斐川支流赤谷 下池 九頭竜川水系日野川支流高倉谷川 発電方式 純揚水式 最大出力 210万kW(35万kW×6 台) 北陸70万kW,電発140万kW 運転開始時期 平成23年度(先行機 各社1台),平成24年度以降(後続機) 開発体制 北陸電力(株)と電源開発(株)の共同開発 ダム所在地 上池 岐阜県揖斐郡藤橋村大字塚 下池 福井県南条郡今庄町瀬戸 形 式 ロックフィルダム 有効貯水量 約 1,600 万m3 ダム高(堤高)×長さ(堤高長) 上池 約100m×約300m 下池 約140m×約450m まだ見えない高倉揚水発電所 http://www.anc-d.u-fukui.ac.jp/~uyo/koukura.html 1965年に廃村となった高倉集落は瀬戸で南に分岐した支流高倉谷川を遡ったところにあった。計画されている下池ダムは伊藤氏庭園から1.2キロメート ルばかり入った高倉谷川の中程に築き、かつての高倉分校のあたりが湛水線となる模様である。堤高140メートル、堤長450メートルで堤頂は標高347 メートルとされる。(→EL.210m強の場所に建設と思われる。) 上池ダムは堤高100メートル、堤長300メートルで堤頂は標高800メートル余である。これらふたつのダムをパイプラインで結んで水を上下 させようというのである。導水路、水圧管、放水路の延長は2キロメートル強。地下400メートルの所に発電所は造られる。導水路の内径は3.2メートル、 水圧管は3.2~1.3メートル、発電所から下池ダムまでの放水路は内径3.8メートルである。上池下池とも有効貯水容量 は1,600万立方メートル、最大出力は210万キロワットであるという。 導水路の上には高倉峠がある。現在の高倉峠は高倉の旧集落跡からは行けず、瀬戸から芋ヶ平川から南に大きく迂回して藤倉谷川を遡り、林道塚線は山肌を縫 いながら登っていく。 |