
[新潟県]
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出典:仁
昌寺正一(1993)|
【最上流部開発(案)】 さて,もともと第一~第四迄計画されていて第四は分水発電所なの で黒又川の水を使う発電所は第三迄計画されていた。更に黒又川第二ダムと発電所の規模がでかくなって第三発電所が中止されてしまった(奥只見綜 合開発経緯・黒又川分水案) 黒又川の第二・第三の計画統合が強く示唆されるけど。別途上流に第三の建設余地がないか探ってみたい。 最終案となる1953年の政府案ではいきり立つ新潟県を宥める為に先ずは奥只見から 黒又川への導水と4箇所のダムが 提案されたが,第二ダムの有効貯水容量を 当初計画の1000万立方メートルから5000万立方メートルに拡張した[wiki] そうなのでその過程で生煮 えの(新潟県への目眩ましの)案で4箇所ぶら下げられた発電所も2箇所にされその分,発電所も減らされたのであろう。代わりに破間川本流に破間川ダムが建設されてそこから導水して末沢川沿いに破間川 発電所が建設さる形となった。この場合,破間川ダムは電発案(→只見綜合 開発)で田子倉ダムの兄弟ダムとして建設される計画のダムと似た位置にある。 黒 又川(泣沢)・赤 柴沢・赤 柴西沢(仮称)・中 ノ沢・岩 沢(仮称)(580m)で取水して黒又川[黒又川第二ダム](405m)で放水すると170m程の落差をとれ,流域が35km2なので 4.0m3/s取ると出力は5.6MW・導水距離は9.3kmという結果が得られた。奥只見からの取水を考慮に入れて使用水用を12m3/sとすると 16.8MWとなる。 単独ではなかなかペイしないということでの計画中止,もしくは第二・第三の統合だったっぽい。 ![]() 出典:仁
昌寺正一(1993)もう一寸積極策を行けないと無理そうである。こ の辺に堤頂長160mのダムを造って満水位605mとすると落差200m程度の発電所が得られる。導水も4.5km程度でダム湖である, ダム建設に赤柴沢などから導水してやっと40km2程度。ただ10MW程度の発電を上積みできる。 [私案]黒又第三発電所 出力:10,100kW[+10.1MW] 水量:5.8m3/s 落差:200m 流域:31.5km2(間接含む)+7.8km 導水:4.5km+2.6km 取水:黒又川[黒又川第三ダム(場 所)←赤 柴沢・支 流]・ハ マゴ沢 605m 放水:黒又川[黒又川第二ダム]400m [私案]黒又第三発電所 場所:信濃川水系破間川支流黒又川上流(地 理院) 堤頂長:160m 河床標高:578m 満水位:605m 流域面積:36.9km2 (直接28.3km2・間接:8.6km2[ハマゴ沢0.9km2 赤柴沢7.7km2]) 有効貯水量:(計算中) [私案]赤柴沢堰堤 河床標高:EL.586m 取水位:610m 有効貯水量:(計算中) ![]() とりま保留かな。。 |