只見川の流域は約三千八百平
方キロメートルもあり,春の雪どけ期にはこ
こからどっと只見川に水が落ちる。雨量になおして年間二千五百ミリから三千ミリだが,春四,五,六月の三ヶ月で一年の60%が流れ出す(※1)。 田子倉付近で一年間に只見川を流れる水は二十五億トンにもなるという(※2)。 |
~蒲生川・塩沢川~[→詳細] 蒲生川と蒲生橋 ![]() 多分,伊南川上流の巨大ダムが出来ればここにダムなんか造らなくても治水(滝ダム のオーバーフロー防御)は出来ると思うんだけど・・ ここにもダム建設を検討してみた。 ![]() |
~叶津川
~ R289分岐 八十里越えの建設に私は批判的では有るが,そのR289が遡るのがこの叶津川であった。知ってればちゃんと写真撮ったのに失念していた。 ![]() |
~伊南川~EL370m 只 見特定地域総合開発計画 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 なお、只見川最大の支流 である伊南川流域については計画が頓挫した。舘岩川との合流 点下流に建設が予定されていた内川ダム・内川発電所計画[こ の辺か]であるが、基礎岩盤が思った以上に悪く高さ119メートル・貯水容 量3億2000万立方メートルの巨大ダムを建設するには不安が生じたことや、水没物件が319戸[人口統計ラボ: 内川23世帯45人・耻風(はじかぜ・恥の異体字か!)16世帯46人・大原10世帯26人・小立岩11世帯34人・木伏68世帯173人・大桃下ノ原 53世帯133人・大桃平沢山(鱒滝?)0人合計128戸324人迄 減っている。H29現在。今はもっと減っているだらうけど結構未だ人は住んでる。。]と本計画中最大となり、交渉の 難航が予想されるという理由から建設を断念。これに 伴い内川ダムからトンネルで導水 して8万キロワット(とは註:数値疑問)の発電を行う辰巳山発電所計 画[辰 巳山はこの辺]も内川ダム中止により計画が成り立たなくなったため断念を余儀なくされた。 一方伊南川は1947年から3年連続で水害の被害を受けていたこともあり建設省北陸地方建設局[注釈 25] が舘岩 川合流点直上流部の伊南川に洪水調節を目的とした大桃ダム計画を1950年代後半より立 てていた。高さ74メートル、総貯水容量1388万立方メートルの重 力式ダムで、内川ダムに比べると大幅に規模は縮小しているが、東北電力は この大桃ダムに電気事業者として参加し、2万600キロワットの出力を有する大桃発 電所計画[大 桃はこの辺・人口統計ラボ:大桃下ノ原53世帯133人・大桃平沢山(鱒滝?)0人]を立てた。しかしこの大桃ダム計画も地盤や水量調査といった 基礎調査を行うに留まり、1960 年代半ばには立ち消えとなった。こ れ以後伊南川本流では新規の水力発電計画は実施されず、戦前から稼働している伊南川発電所のみが残るに至った。 ほしいなあ,80MWの辰巳山発電所☆ 先ずは原計画を求めて規模を小さくして実現を検討したい。 |
~佐久間システム~ 佐久間ダム(2億0,544.4万m3)260m──佐久間発電所(350MW・306m3/s・133.5m)─122.91m─(サイフォン)─佐久 間第二発電所(32MW・306m3/s・12.3m)─106.9m/108.00m─秋葉ダム(775.0万m3) ![]() 16mあればサイフォン込みで4mのロスだけで有効落差が取れるのである。水車効率も86%と十分他所と遜色ない。 |
【只見発電所増強】 現行:田子倉ダム(3億7,000万m3)510m──田子倉発電所(400MW・420m3/s)→只見ダム(2,000万m3)390m─只見発電所 (65.0MW・375m3/s)370m─[未利用落差20m]─350m滝ダム(2700万m3)─300m3/s─滝発電所 (92MW)355m 只見発電所建設前の田子倉発電所が放水する膨大な420m3/sの内,未利用落差40mと使い切れない120m3/s(=420m3/s[田子倉放流分] -300m3/s [滝使用可能分])を2700万m3[滝ダム貯留可能分・62h分]が,同じく1989年の只見発電所建設後は未利用落差が残り20m程度になって未利用 分も45m3/sを只見ダム2,000万m3に,75m3/s[只見放流分]を滝ダム 2700万m3に貯めれば良いとなったのでだいぶ余裕が出来た。無為に流す事はほぼ無くなったのではないか?残る本流の問題点は未利用落差の利用し尽くし である。 改良:田子倉ダム(3億7,000万m3)510m──田子倉発電所(400MW・420m3/s)→只見ダム(2,000万m3)390m─只見発電所 (65.0MW・375m3/s)370m─(サ イフォン)─只見第二発電所(50MW・375m3/s・ 16m)─350m滝ダム(2700万m3)─300m3/s─滝発電所(92MW)355m すげえ,これで[+50MW]か よ♪佐久間システムより只見システムの方が使用水量がデカい上に落差もちょい大きい(とはいえ16mと20mでは1.25倍も違う!)ので大きい。(導水 の方は兎も角)これ(只見第二発電所構想)は普通に実現して欲しい。電発は何やってんだ?? ここでポイントは200 万m3の貯水量を活用(それ程大きくは無い・・)して未利用の水源を導水することで更にダム・発電所を有効活用出来ると云う事である。とは 云へ,200万m3では大した事は出来 ない。ましてや治水機能はそれ程期待出来そうに無い(他と組み合わせるのがいいだらう)。 ①先ず,今は水発が立地してない蒲生川や叶津川の水を只見ダムに貯めて利用可能な水に組み込めるのである(叶津川 上流は莫大な貯水量を持つ田子倉ダムに導水出来る。) ②更に,滝ダムの氾濫等にも示される様に,今尚暴れ川の様相が見え隠れする只見川であるが,只見川上流は概ね水を使い尽くされていて,問題は伊南川であ る。結局ダム建設が実現しなかったのである。上流での新規開発も勿論必要である が,此処でも伊南川から只見ダムへ水を吸い込んでも良さそうな気がする。どうせ只見ダムの容量は200万m3と小さいのだし現行の伊南川発電所・黒谷発電 所の取水域以下の71km2から取水して常時発電量を上げていく感じかな。 ![]() 叶津川上流は田子倉ダムへの導水を考え,蒲生川 上流は滝ダム・発電所直下での発電を考えると残りは伊南川・小川沢・楢戸沢の 71.0km2となる。蒲生川 比較検討で,蒲生川(結構広そうで人も住んで無さそう)にダムを建設して貯水・利水・治水を行っても良いかも。 この場合,落水先は滝ダムになるだろうけど既存の只見発電所との棲み分けとか,面倒臭い。 また或程度は滝ダムで貯められるという前提で,叶津・蒲生は高い場所からの取水,只見ダム湖での発電なんかもあり得るかも。 また滝ダムの防災を優先するなら,塩沢川・小塩沢川・蒲生川・大白沢辺りに防災込みの多目的ダムを建設して水を滝発電所直下の本名ダム湖畔で発電すると云 うの も有りかも知れない。(→こちら参照) 蒲生川上流で開発して下流に流すなら只見ダムへの導水は叶津川迄として蒲生川迄伸ばさなくても良いかもしれない。 叶津川に関しては上流部で取水して下流で発電後,只見ダムへ送る感じでどうだろう??調べて見るとEL566m 付近で取水しても17km2程。只見ダムレベルまで放流しても2.7MW程。保留だなぁ。。 叶津川の取水堰堤に多少の治水容量を確保するとかどうかな。 伊南川の取水には本流に貯水出来る堰堤を欲しい所ではある。 この場合治水容量は殆ど確保出来ないだろうけど伊奈川上流に嘗ての内川ダムや大桃ダムの衣鉢を継ぐ伊南川ダムを構想している。また田子倉・大 鳥・奥只見への新規導水も以下で検討してそれぞれ貯水に回せ る水量は増えているはずである。更に伊南川開 発で伊南川発電所の使用水量を60m3/s程にあげているのでその分,滝発電所を通過する水量は減ることにはなる。この辺の組み合わせでなんとか治水もや りくりしていきたい。只見ダムの貯水量を上げるのも検討できないのかな。まあ蒲生ダムを造っても良い。 |
沢名 |
距離 |
流域面積 |
その他備考 |
西 の沢 | 1.05km | 32.0km2 |
小戸沢上流 |
東 の沢 | 2.87km | 小戸沢上流 |
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楢 戸沢 | 4.40km | ||
水 無沢 | 8.27km | 24.6km2 |
白沢支流 |
白 沢 | 8.42km | 黒谷川支流 |
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黒 谷川 | 10.83km |
~袖沢・白戸川~ 色々考えて見たが,基本開発されてて新規の案件をねじ込む余地に乏しい。 袖沢と纏めて開発してみた[→こちら]。 |