~柿其川~ 途中,柿其川で取水する。読書ダムが出来る前の取水堰時代から取水されて いた様だ。4号機設置後はそちらに供給される様になった模様。 小川(上松)も木曽発電所に送るようになったのと同様か。 ![]() |
~与川~ 小さな発電所がある。 |
~蘭川(あららぎがわ)
(→詳細)~ 関西電力(株) 妻籠発電所[水力] [場所][wiki (木曽発電)] 運開:1934.11.23[木曽発電(株)] 水路式・流込式 認可最大出力:2,800kW 常時出力:1,690kW 最大使用水量:1.94m3/s 有効落差:182.00m 水車:出力3208kW×1台 導水路:総延長3333.0m 流域面積:48.7平方キロメートル 取水:蘭 川、他3(621.00m) 放水:蘭 川[蘭川発電所取水口]420.60m 関西電力(株)蘭川発電所[水力] [地 図] 運開:1925[木曽電気(株)] 水路式・流込式 認可最大出力:1,200kW 常時出力:770kW 最大使用水量:2.78m3/s 有効落差:55.60m(以前は55.64m) 水車:立軸フランシス水車×2台 総出力1600kW 導水路:総延長1437.6m 流域面積:69.0平方キロメートル 取水:蘭 川[妻籠発電所]420.18m 放水:蘭川361.67m 流域面積69.0km2に対して取水量が2.78m3/sしかなく発電規模も小さい。。水量を倍増させても2.4MW程度だとなると暫くはこのままであろ うか。。 蘭川と妻籠は連動しているので両者連動して同時に2倍にすれば 4.0MW→8.0MWと[+4MW]出来る。 蘭川 69.0km2 2.78m3/s 4.02% 妻籠 48.7km2 1.94m3/s 3.98% また橋の上から通過しただけだとお向かいにある読書発電所もどっちも木曽川に面しているように見えるが,蘭川の方が蘭川上で放流してるのが地図から判明す る。 ![]() 近寄ってみると旧道の脇にある様だった。 ![]() 詳しくはこちらで |
ダム竣工年 |
貯留量 |
使用水量(面積比) |
流域面積 |
面積増 |
水量増 |
|
読書(・読書第二) |
1960 |
267.7万m3 |
118.91m3/s(0.89) |
1,341.8km2 |
─ |
─ |
賎母・山口 |
1957 | 126.4万m3 |
121.97m3/s(0.79) |
1,534.5km2 |
192.7km2 |
3.06m3/s(0.16) |
落合・新落合 |
1926 |
100.0万m3 |
183.48m3/s(1.05) | 1,747.0km2 |
212.5km2 |
61.51m3/s(2.89) |
大井・新大井 |
1924 | 925万m3 | 224.13m3/s(1.07) |
2,083km2(間接:27km2) |
336km2 |
40.65m3/s(1.21) |
~川上川~ 先ずは川上川上流で取水してみる。497m以 上を取ると〆めて23.5km2也。2.5m3/sを落合ダムの288mに落とした所で有効落差200mで4,100kW程度。良い線は行ってるものの, もう一寸欲しい。 ![]() 付知川の方で良いこと思いついたのでそち らも参照。これはEL= 410mでの取水。10m3/s程度で10,000kW程度。 なかなかイイ感じになる♪ ![]() |
ということでもっと取水位を上げてみるが,野心的に取水位をEL.1000mにしてみる(呆笑) 結構広く,掻き集めると23.25km2程もとれたw 付知川上流や柿其川上流なんかでも取水してるがまあ影響は軽微で有ろう。全体で2.5m3/s程と仮定する。 落水ポイントを探すが山口ダム360mが良さそう♪ 流石に640mの有効落差w 柿其川上流や川上川上流にダム建設して揚水発電にしても良いぐらいの落差かも知れない♪ 差し当たっては一般水力として発電してみる。余りの高落差に水車がいいやつあるかなぁ。。葛野川が714mとかだそうな。 嘗て公営水力最大の宮川第三で477m,水車はペルト ンの様だ。同じく高落差の松尾川は382,392に分けてペルトン。630mぐら い大丈夫かな?ダメだったら松尾川みたいに田立第一・第二に分ける必要がある。 ![]() [私案]田立発電所 出力:13,100kW[+13.1MW] 水量:2.5m3/s 落差:630m 取水:坪 川・柿 其川・(柿 其東谷)・(丸 野東谷)・(銅 穴向谷)・川 上川(堰堤で導水距離短縮可)・(銅 穴東谷)・(銅 穴西谷)・(東 丸野川東谷)・(東 丸野川西谷)・(丸 野川)・横 川谷・(付 知川)東股谷 1000m 放水:木曽川[山口ダム]380m まあこれは山口・賎母発電所の増強からは外れた案件となる。まあ別途やってもいいだらう。 |
~落合川~ 先程の左岸ルートか らもう4.4km程伸ばすと落合川支流の湯舟沢川からも取水可能。更に850m程伸ばすと落合川からも取水可能。 但し落合川の支流の湯舟沢の方が流域も広い。 [私案]新山口 発電所(賎母 発電所リプレース) 最大認可出力:34,700kW[+18.2MW] 最大使用水量:60.00m3/s(+16.03m3/s) 有効落差:69m 取水:木曽川[山口ダム](362.0m) 放水:木曽川[落合ダム](288m) この導水路の集水面積は結構でかくて59.8km2。4.8m3/s程度は期待持てるのでは無いか。 ![]() 賎母 発電所リプレース+落合川導水の64.80m3/sで+20.9MW増強して37.2MWの水発が出来そう♪ とはいえ未だ現役の立派な賎母発電所の水 圧鉄管を実際に見てしまうと廃止してしまって良い のか?!と云う気分には なるw 廃止しないとなると一寸オーバースペックな感じもする。 リプレースは今の所,出来の悪い思考実験に留まると云えよう。。→愛知用水絡みで落合川に取水口(岐阜県が水道水を喞筒揚水している)あるが,それ絡みで 落合川側のプランを思いついたので川上川は分離しても良さそう。 |
分離して考えると良い案を思いついた。 山口発電所の上流に賎母発電所の放水位(EL.310m)で堰堤を設け,一旦川上川 や賎母発電所の放水を プール。EL.311m程度で取水してそこから落合ダムへ(288m程度)への放水をすれば有効落差20m近く採れそうで ある。今渡・美濃川合的な若しくは佐久間第二的な低落差大水量の発電所を作るのである。 落差を稼ぐ為に放水路を長く延ばしたいのでどちらかというと佐久間第二発電所的 か。 この手の発電所は落差がない分水量の確保が(出来れば安定的な水量が)肝となる。今は比較的新しい,とは云え後補の発電所 群の中で比較的古く落合ダムとの逸失落差もある山口ではなく,一番古く放水位も高い賎母発電所1~3号機(放水位:310.25m)と連携する形 で落差をそして発電量を稼ぎたい。川上川・付知川方 面からの水も併せて常時水量を厚めに確保して行きたい。付知川上流や西野川でのダム建設も安定的な水量確保に資する筈である。山 口発電所よりは古いが賎母1~3号機よりも新しい4号機は有効落差が一寸大きく,古い1~3号機よりも3m程低位で放水している様であるが,4号機を水面 下でも放流できるような仕組みが必要になる。松二や笠置でもやっている事なので行けるであろう。 ![]() [増強私案]賎母発電所(新4号機or5号機)→既存4号機を廃止しないなら既設4号機は水面下でも排水できるような措置が必要となる。 認可最大出力:12,000kW[+12.0MW] 最大使用水量:30m3/s(→典拠) 有効落差:46.36m(1~3号機と同じ) 取水:木曽川[山口ダム]:362.0m 放水:木曽川[坂下堰堤(新設案)]310.0m [私案]坂下第一発電所(→付知川発電所私案を変更) 出力:9,400kW[+9.4MW] 水量:12.5m3/s 落差:90m 導水:10.1km 取水:付知川・横川谷・川上川411m 放水:木曽川[坂下堰堤(新設案)]310.0m 付知川115.0km2 9.2m3/s 横川谷12.5km2 1.0m3/s 川上川29.6km2 2.3m3/s 全体 157.1km2 12.5m3/s [私案]坂下堰堤 貯留量:0.21km2 利用水深:3m →貯留量:60万m3程 取水:木曽川[賎母発電所99.6m3/s・坂下第一発電所12.5m3/s] 放水:坂下第二発電所(落合ダム)115m3/s ![]() [私案]坂下第二発電所 出力:9,300kW[+9.3MW] 水量:85m3/s 落差:18m 導水: 取水:木曽川[坂下堰堤(新設)]311m 放水:木曽川[落合ダム]287m |
~東濃用水~(詳 しくはこちら) 東濃用水取水口 落合ダム(満水位:EL.289.88m)に取水口を設け,ここから喞筒(ポンプ)アップしている。その鉄管を対岸の丘陵面から臨む。元々山口ダム(満水 位: EL.362.0m)から取水の予定を変更したようである。 山口ダムからにすれば勿論,水路の維持管理費用は余分に掛かるものの上から流れてくる水を未来永劫電気を使って汲み上げる必要も無いし環境に優しいのでは ないかと思わなくも無いが,山口ダムが渇水期に結局汲み上げる必要が出たりすると困ることはこまるか。 成るべくバックウォーターから取水するとしても水路の延長が伸びて色々勘案して電気使ってポンプとなったのであろう。二つ並ぶ鉄橋は中央本線のもの。 ![]() 拡大 ![]() あの水圧鉄管の頂上に行ってみる。 落合取水場 喞筒アップされた水は一旦落合取水場で吐き出されて中津川浄水場[場 所(EL.351m)]に送られる。 ![]() さっきは対岸から遠望したその場所から対岸方向を臨む図。発電所なら上部水槽的な位置だ。上の写真には高圧電線まであるし水を高所から落とす水圧鉄管の様 に見えて水力発電所の様にしか見えないがが,水流は逆でここではダム湖から吸い上げているのである。 高圧電線も上武吹奏部にあるのは変だしな。(まあ河岸段丘の上の方に変電所があるケースもちらほらあるけど) それにしても3本も鉄幹があって豪勢である。 ![]() ![]() 更に上手にある制水門と水路。この辺から水を送り出すっぽい。 ![]() 東濃用水サイフォン 落合川を中央本線と並んで渡るがこ の辺は川面で290m程度であり,サイフォンなのであろう。 ![]() 中津川浄水場=未見[場 所EL.351.4m] |
~落合川~ 山口ダムからの導水で新規開発したいと云うのがあったので山口ダムレベル(362.0m)に併せると一緒に発電出来るのだけどまあそれに囚われずにより上 流から発電を目指す。 450m付近で取水することにする。 [増強私案]落 合川発電所(落合川導水のみ) 最大認可出力:5,400kW[+5.4MW] 最大使用水量:4.2m3/s 有効落差:155m 導水路:7.9km (0.68) 取水:落 合川・沢1(蕨平)・沢2(蕨平)・沢3(蕨平)・湯 舟沢川・中 島・上 田(450m) 放水:木 曽川[落合ダム](290m) 流域:53.8km→4.2m3/s程度かな ![]() さて,東濃用水の状況を知ると一寸様相が変わってくる。 本来山口ダムから引っ張って来る心算だったのが何故落合ダムになったのかに関しては不明であるが,電気代使って汲み上げてるのを解消する為に,落合川から 導水して東濃用水に給水しつつ発電する事にする。 勿論木曽川より水は不安定なので渇水の状況に於いては落合ダムから汲み上げる形にする。 詰まり,発電も揚水も出来るようにするのである。殆ど混合揚水のノリである。若しくは雨竜川 の朱鞠内発電所的な感じか。流域面積は約60km2程。 ![]() 更に水道の水源にも使う為湯 舟沢川にダムも建設する。満水位400m・取水位を360mとするとV=380万m3程度と推定出 来る。 この380万は ![]() まあなんかそれっぽいではないか♪
発電用の余裕は無いかもしれないけど水道用としてはそこそこではないか。もう発電としてはすっぱり諦めて水道用として割り切った方がいいかな。。 |
発電所 |
上池 |
下池 |
出力 |
落合川発電所 |
湯舟沢川ダム380万m3 |
落合ダム100.0万m3 |
|
三尾発電所 |
牧尾ダム6,800.0万m3 | 木曽ダム67万m3(184.4万m3) (利用水深1.5m) |
37,000kW 30.90m3/s |
穴内川発電所 |
穴内川ダム4,330.0万m3 (利用水深:40m) |
繁藤堰堤 (利用水深:2.0m) |
12,500kW 22.00m3/s |
~中津川~(23.12訪問) ▲ 王子エフテックス(株) 川上発電所[水力][DB] 運開:1926.10[王子製紙(株)→王子特殊紙] 水路式・流込み式 認可最大出力:2,400kW 常時出力: 800kW[33.3%] 最大使用水量:1.53m3/s[0.495] 有効落差:200.06m 水車:横軸二輪ペルトン水車 出力2400kW×1台 導水路:総延長2,224.9m(無圧トンネル、水路・水管橋) 流域面積:30.9km2 取水:中 津川 763.8m 放水:中 津川 551.1m 川上発電所は23.12に訪問した。 ![]() <未利用落差:約90m> 王子エフテック(株) 中津川電所[DB] 運開:1926.10[王子製紙(株)?] 水路式・流込み式 認可最大出力:1,200kW 常時出力:300kW[25.0%] 最大使用水量:2,64m3/s[0.44] 有効落差:59.75m 導水路:総延長1,729.0m(無圧トンネル、蓋渠、水路・水管橋) 流域面積:60.0km2 取水:中 津川 449.01m 放水:中津川 384.70m (中津川市街) |