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22.5.29運開
岐阜東部上水道用水供給事業(東濃用水道・加茂用水道)

岐阜東部上水道用水供給事業[概要] 供給系統図 落合ダム[別頁] 阿木川と阿木川ダム[別頁]

東濃用水道事業は多治見~中津川の岐阜県営水道事業であるが,可児地域の県営水道事業と合併して今では岐阜東部上水道用水供給事業となっている。
可児方面は飛騨川,こちらは木曽川本流を主水源にしている。主に東濃を取り扱う。

岐阜県水道事業/水道用水供給事 業[岐阜県

岐阜東部上水道用水供給事業のあゆみ

事業化の背景
 岐阜県の東部に位置する東濃地域及び可茂地域は…経済の高度成長や進む都市化による新たな水需要増に対しては、市町が保有する水源は決して豊潤とはいえ ず、また新たな水源開発も困難を極めたことから、個々の市町営水道で対応していくことが非常に難しい状況となっていました。

事業創設
 このような状況の中で…県営水道は…誕生し…『東濃上水道用水供給事業』と『可 茂上水道用水供給事業』の2事業を創設し、両上水道用水供給事業の建設が完了した1976(S51)年度から給水を開始しました。

拡張、事業統合
 その後、東濃・可茂地域の都市化の進展に伴い、給水区域の拡張並びに水道施設の整備拡充を順次実施しましたが、水源供給系統の多重化による危機管理の充 実と東濃西部地域における水需要増加への合理的対処のため、(2004年に)両事業を統合して 「岐阜東部上水道用水供給事業」としました。
 なお、給水規模は、創設当時の6市4町の約28万人から、約40年を経過した現在では、7市4町(合併前7市6町)の約50万人の生活用水を供給するま でに至っています。

事業の沿革  事業統合以前の概要(東濃用水道及び加茂用水道)  岐阜東部上水 道用水供給事業の概要(統合後)

事業の沿革

  昭和 46 年 4 月 東 濃上水道用水供給事業の建設工事に着手
47 年 4 月 木 曽川右岸上水道用水供給事業の建設工事に着手
48 年 4 月 東 濃用水道事務所(東濃用水道)開設。
48 年 7 月 東 濃用水道、下流部3市に暫定給水を開始
51 年 4 月 木 曽川右岸用水道事務所(木曽川右岸用水道)開設。
51 年 11 月 東 濃用水道、本給水開始。
51 年 12 月 木 曽川右岸用水道、給水開始。
60 年 4 月 木 曽川右岸上水道用水供給事業第1次拡張事業の建設に着手。
63 年 10 月 第1 次拡張事業の給水開始。
平 成 元 年 4 月 木 曽川右岸上水道用水供給事業を可茂上水道用水供給事業に事業名変 更。
木曽川右岸用水道事務所を可茂用水道事務所(可茂用水道)に名称変更。
3 年 4 月 可 児市浄水場を可茂用水道に統合し、川合浄水場に名称変更。
給水を開始。(可茂策2次拡張事業)
6 年 12 月 可 茂上水道用水供給事業築3次拡張事業の建設に着手。
7 年 11 月 可 茂用水道「山之上調整池」供用開始。
9 年 5 月 東 濃用水道「肥田調整池」(土岐市)(1.1万m3*2・内径D= 42.8m)供用開始。
10 年 1 月 東 濃用水道「雀子ケ根調整池」供用開始。
11 年 1 月 東 濃用水道「中津川調整池」供用開始。
12 年 11 月 可 茂用水道「山之上調整池(第2)」供用開始。
16 年 3 月 東 濃上水道用水供給事業と可茂上水道用水供給事業を統合し、岐阜東部上水道用水供給事業に事業名変更。

16年

4月

東 濃西部送水幹線(緊急時連絡管)事業の建設に着手。
17 年 4 月 東 濃用水道事務所と可茂用水道事務所を統合し、事務所名を東部広域水道事務所に名称変更。
24 年 11 月 バッ クアップ管整備事業の建設に着手。
25 年 4 月 東 濃西部送水幹線(緊急時連絡管)供用開始。
「小名田調整・配水池」供用開始。
バックアップ管整備事業を見直し、大容量送水管整備事業に事業内容変更。
27 年 4 月 水 質試験棟供用開始


事業統合以前の概要
事 業名 東 濃用水道 可 茂用水道
内 容 創 設 第 一次
拡張事業
創 設 第 一次
拡張事業
第 二次
拡張事業
第 三次
拡張事業
当 初 変 更 当 初
項 目 計 画
目標
年次
昭 和60年度 昭 和60年度 平 成31年度 昭 和60年度 昭 和72年度 平 成12年度 平 成39年度
給 水
対象
市町
中 津川市
恵那市
瑞浪市
土岐市
多治見市
笠原町
同 左 同 左 美 濃加茂市
川辺町
坂祝町
富加町
美 濃加茂市
川辺町
坂祝町
富加町
可児市
御嵩町
兼山町
同 左 同 左
既 認可
給水
人口
329,500 人 同 左 315,547 人 91,200 人 197,155 人 198,948 人 219,480 人
既 認可
一日
最大
給水量
157,925m3 同 左 186,600m3 40,325m3 同 左 72,465m3 102,340m3

水源

牧 尾ダム
(1. 3m3/s)
阿木川ダム
(0.73m3/s)
同 左 牧 尾ダム
(1. 3m3/s)
阿木川ダム
(0.8m3/s)
味噌川ダム
(0.3m3/s)
岩 屋ダム
(0.5m3/s)
同 左 岩 屋ダム
(0.90m3/s)
左記水源
(0.5m3/s)
可児市自己水源
(0.05m3/s)
県工業用水転用水源
(0.35m3/s)
※1
岩 屋ダム
(1.35m3/s)
左記水源
(0.90m3/s)
県工業用水転用水源
(0.45m3/s)
※2
認 可
年月日
昭 和46年
3月31日
昭 和48年
3月31日
平 成11年
3月31日
昭 和47年
3月31日
昭 和50年
3月31日
平 成元年
12月21日
平 成6年
12月27日
変 更認可
事項
  取 水地点
の変更
(山口ダムを落合ダムに)
給 水量の
増加
(味噌川ダムを水源追加)
  給 水対象
の増加
(可児・御嵩・兼山)
給 水量の
増加
(可児市
浄水場の
場合)
給 水量の
増加
※1…判りにくいが読み取って解釈するに水源(岩屋ダムから0.9m3/s)=既存岩屋ダム0.5m3/s+(岩屋ダムに保持してた?)新規可児市自己水 源0.05m3/s+(岩屋ダムの)新規県工業用水転用水源0.35m3/s

※2…同じく判りにくいが,水源(岩屋ダムから1.35m3/s)=既存岩屋ダム(※1分)0.90m3/s+(岩屋ダムの)新規県工業用水転用水源 0.45m3/s

岐阜東部上水 道用水供給事業の概要
  岐阜県東部地域7市4町の上水道用水 を、県営水道でまかなっています。
 日本を代表する木曽川と飛騨川の清流から水を取り入れ、受水市町の皆様に、いつでも安心して飲んでいただけるように、それぞれの浄水場で24時間連続監 視の上供給しています。
 供給地域概念図

事 業名 岐 阜東部上水道用水供給事業
内 容 事 業統合
項 目 計 画目標年次 2027 年度(H39年度)
給 水対象市町 中 津川市
恵那市
瑞浪市
土岐市
多治見市
美 濃加茂市
川辺町
坂祝町
富加町
可児市
御嵩町
既 認可給水人口 535,127 人
既 認可一日最大給水量 288,940m3
水 源
(水資源機構所管)
牧 尾ダム
(1. 30m3/s)
阿木川ダム
(0.80m3/s)
味噌川ダム
(0.30m3/s)
岩 屋ダム
(1.35m3/s)
届 出年月日 2004 (H16)年3月23日
届 出事項 事 業の譲受、事業の廃止、事業の名称変更






供給系統図[中 部地方整備局(pdf)

生活用水(上水道) 工業用水 農業用水

供給系統図(生活用水)


供給系統図(工業用水)



供給系統図(農業用水)
d

木曽川水系岐阜県水道事業の供給プロセス


供給地点位置図[岐阜県
少なくとも恵那市には独自水源としてこれとは別に阿木川から0.086m3/s取水したりし てるようだ。


落合川取水場
取水:木曽川[落合ダム]EL287.5m[地 理院][G 空撮
取水方法;喞筒アップと思われる。
調整池?:[地 理院(EL.358.1m)][G 空撮
取水量:最大2.4m3/s[牧尾ダム:1.3m3/s・味噌川ダム:0.3m3/s・阿木川ダム: 0.8m3/s

落合川サイフォン?[地 理院(EL290.8m付近・記載なし)][G 空撮

中津川浄水場[地 理院(EL.351.8m)
・落合川支流湯舟沢川(EL358m)から中津川浄水場迄:約3km(流域面積45.9km2)
・山口ダム(EL360m)から落合取水場上部調整池迄:約7.6km