九頭竜川本流(+20.0MW)[下荒井堰堤]・中下流部支流 ・滝波川[→手取川]・日野川(+12.3MW)・足 羽川[→揖斐川] |
富田堰堤・九頭竜
川初期開発・打波川(+23.7MW)(尖頭化+5.2MW) /奥越綜合開発[西勝原第三発電所(発電量増強)・石徹白 電源開発(+8.9MW)(→長良川)] |
真 名川(真名川綜合開 発)(+9.8MW)(→揖斐川) |
~竹田川~ 山口発電所 龍が鼻ダム(旧名:山口ダム) |
~日
野川~[→こちら] 広野ダム・桝谷ダム (足羽川合流EL=0.4m!?)
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鳴鹿大堰[福井
河川国道事務所][福井
河川国道事務所][福井
河川国道事務所] 堰の歴史(恐らく江戸期の話し) 九頭竜川が福井平野に入る鳴 鹿付近には、鳴鹿の十郷用水、五領ヶ島の河合春近用水、志比堺の芝原用水などを取り入れるための堰が設けられていました。 この内、十郷用水を取り 入れるための堰は鳴鹿大堰所と呼ばれ、…秋冬の用水が不要な期間、その南端を24間(約44m)切り開く慣習がありました。 しかし、下流で取水する芝原用水、河合春近用水などの利害関係の違いから、たびたび紛争を生じていました。 そこで堰の作り方、堰の材料、堰き止めの時期など詳細に指定した「用水御掟書」を作って管理をしてきました。 旧鳴鹿堰堤(きゅうなるかえんてい) むかしの鳴鹿堰堤は、昭 和21年に発足した国営農業水利事業により、翌22年「国営九頭竜川農業水利事業」として採択され建設されたものです。 戦後まもない物資の極端に少ない時期、8年の歳月を要し、可動堰5門を備えた273mの堰堤と左右岸の幹線水路を完成させました。 さらに、昭和39年より「国営第2九頭竜川地区農業水利事業」として固定堰の可動化、土砂対策等の事業を開始し、昭和41年に完了しました。
堰の操作
●九頭竜川鳴鹿大堰の給水区域 |
期間 |
左岸取水口 |
右岸取水口 |
合計 |
4/1~4/14 |
7.969m3/s |
19.037m3/s |
27.006m3/s |
4/14~5/15 |
12.146m3/s |
34.457m3/s |
46.603m3/s |
5/16~8/31 |
9.993m3/s |
29.453m3/s |
39.446m3/s |
9/1~9/30 |
9.227m3/s |
23.816m3/s |
33.043m3/s |
10/1~3/31 |
3.512m3/s |
5.288m3/s |
8.800m3/s |
4/1~4/30 |
5/1~5/8 |
5/9~8/25 |
8/26~9/10 |
0.306m3/s |
1.897m3/s |
1.051m3/s |
0.469m3/s |
~滝波川~[→こちら] 新薬師発電所 5,000kW (旧薬師800kW・旧中尾800kW発電所更新) 滝波川第一発電所 12,600kW 小原ダム 無人化に向けてゲートを排砂吐化して自然越流型に改修 |
~浄土寺川~ 浄土寺川ダム |
~女神川~ 平泉寺第二発電所 平泉寺第一発電所 |
(真名川・赤根川・清滝川合流EL=157m) |
6.6 奥越地方の発電および農業水利(発電のみはこちら) 出典:国 交省 |
~真名川~[→真名川(中下流)] 真名川綜合開発計画 真名川用水 トンネル 真名川頭首工[ひろし][→真名川] 真名川の五条方には、堀兼用水、大井用水のための取水口があり、森政領家地区には明後用水の取水口があった。これらの取水口は、洪水のたびに 破損し、修理を行っていた。 昭和24年(1949)頃に 3用水を合併し合同の堰堤を造る案が出てきて、各用水組合で協議を重ねた。当初はなかなか決まらなかったが、ようやく組合を存続するという形で工事を行う ことで決着した。 取水口は堀兼用水の取水口とし、ここに3用水の合同頭首工を築造 して、北陸電力五条方発電所の落水をも合わせて取水することとなった。 水量の配分については、各組合の反別を基準とし、土質や水の浸透度、排水の利用度などを考慮して決定することとした。また、経費負担についても意見がまと められ、県営事業として実施された。[国 交省] 北陸電力(株) 五条方発電所[水力] [→真名川] 運開:1953.1.15(17500kW?)/改修(増加):2013.5.10(17800kW) 水路式・流込式 認可最大出力:17800kW(出力増加前17500kW) 常時出力: 8100kW(出力増加前) 最大使用水量:16.00m3/s 有効落差:129.95m 水車:2台 総出力18200kW 導水路:総延長8841.1m 流域面積:141.8平方キロメートル 取水:中島発電所373.22m 放水:真名川[真名川頭首工・真名川用水・富田発電所]230.33m 北陸電力(株) 真名川発電所[水力] [→真名川] 運開:1977.4or1978.1[福井県企業局]・2010.3:北陸電力へ譲渡・2014.3:出力増加(14200kW) ダム水路式・貯水池式 認可最大出力:14200kW(出力増加前14000kW) 常時出力: 680kW(出力増加前データ) 年間発電電力量:約70200MWH(7020万キロワット時) 年間発電電力量:約68900MWH(6890万キロワット時、出力増加前データ) 最大使用水量:15.00m3/s 有効落差:109.80m 水車:出力14800kW×1台 導水路:総延長2186.710m 流域面積:223.7平方キロメートル 取水:真名川[真名川ダム]348.0m 放水:真名川真名川頭首工・真名川用水・富田発電所230.2m(230.4m) |
~旅塚川~ |
初期・九頭竜開発
[→初期開発・打波川] なんで西勝原第三発電所が東勝原発電所より随分東側にあるんだよと思ってたけど,これは勝原駅のある辺りを基準にしてこの辺の九頭竜川の右岸(北岸)を東 勝原,左岸(南岸)を西勝原と呼び,東勝原発電所のみ右岸にあって,西勝原第一~第三が左岸にあるのでどうやら電力会社の間違えではないらしいと理解し た。 北陸電力(株) 西勝原第二発電所[水力] [場 所] 運開:1919北陸電化(株)(西勝原発電所)[運開] 水路式・流込み式 認可最大出力:7,200kW 常時出力:800kW 最大使用水量:26.41m3/s 有効落差:37.24m 水車: 総出力8390kW 導水路:総延長2461.9m 流域面積:547.0平方キロメートル 取水:九頭竜川[東勝原発電所(8.6m3/s)・西勝原第一発電所(11.13m3/s)]268.41m 放水:九頭竜川[富田堰堤]227.51m |
~打波川~ 打波川の水力発電 |
~石徹白川~ 石徹白 |