ダム名・取水川名 |
ダム湖名・取水川名 |
貯水量 | 有 効貯水量 | 流
域面積 |
その他・備考(ダム) | ||
事業者:発電所名 |
最大出力 |
常時出力 |
形式 |
有効落差 | 使用水量 | その他・備考(発電所) |
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【
九頭竜川総合開発事業】 |
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仏 原ダム | 410万立米 | 165万立米 |
421.92km2 |
1968年竣工 | |||
西勝原第三 | 49.5MW | 18.2MW | ダム水路式・貯水池式 | 99.0m | 56.0m3/s | 1.5MW出力増強(2017.4)・約 266.6GWh/y[水 力.com] | |
仏原ダム | 0.22MW | ─ |
河川維持放流水式 |
1.8GWh/y 2010年運開 | |||
小
計② |
49.72MW |
18.2MW |
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九 頭竜ダム | 九頭竜湖・九頭竜川 | 3億5300万立米 | 1億9,000.0万m3 (発電容量) |
301.5km2
(間接含む) |
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電発: 長野 | 220MW 中電分110MW 陸電分110MW |
8MW | ダム式・混合揚水式 ・貯水池式 |
97.50m3/s |
266.00m3/s |
356GWh/y内、揚水発電分 165GWh/y | |
鷲(わし)ダム | 九頭竜川 | 96.5万立米 | 61.0万立米 | 長野ダム下調整池・山原ダムへ送水 | |||
山原(やんば ら)ダム | 石徹白川 | 90万立米 | |
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湯上発電所への取水堰 | ||
電発: 湯上(ゆがみ) | 54MW 陸電分27MW |
18MW | ダム水路式・調整池式 | 120.10m | 53.0m3/s | 1968年運開 260GWh/y [経 産省資 料] |
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三面谷(さつ ら だに)取水堰 | 三面谷 | 九頭竜ダムへの取水堰 | |||||
石徹白ダム | 石徹白川 | 九頭竜ダムへの取水堰 | |||||
智奈洞(ちなぼ ら)取水堰 | 智奈洞谷 | 九頭竜ダムへの取水堰 | |||||
此
ノ木谷
注水口 |
電発:
このき谷 |
0.199MW |
─ |
水路式・流込式 |
7.4m | 3.22m3/s | 2016運開[水
力.com] |
小
計③ |
274.2MW |
26MW |
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石徹白川流域~ 三面谷(さつらだに)取水ダム 石徹白ダム[便覧] ▲ 河川 九頭竜川水系石徹白川 目的/型式 P/重力式アーチ 堤高/堤頂長/堤体積 32m/113.6m/20千m3 流域面積/湛水面積 104.6km2 ( 直接:96.8km2 間接:8km2 ) /11ha 総貯水容量/有効貯水容量 917千m3/91.7万m3 ダム事業者 電源開発(株) 本体施工者 飛島建設 着手/竣工 1965/1968 送水:九頭竜ダム 智奈洞(ちなぼら)取水ダム |
福
井県道230号秋生大野線 笹生川ダム経由で中島へ通じているr230が分岐。 20.11 このr230は名称は大谷秋生大野線というのだが,大谷も秋生も大野も訳わからない。 まず起点の大谷だけど箱ヶ瀬橋付近にも中島付近にも大谷という地名はない。また終点の大野であるが,中島も箱ヶ瀬も大野市内でありどちらも全く大野市街 (Central Ono)ではないのだ。 秋生もどこか判らない。大谷秋生や秋生大野の可能性もある。 大野市街まで国道と重複して指定されてる可能性もあるが,wikiに 拠ると起点は箱ヶ瀬橋,終点は中島のR157分岐で重複指定で大野市街迄伸びている訳ではなさそうである。 ちょっとづつ解きほぐしていく。wikiによると箱ヶ瀬側が起点で中島が終点らしい。 今は優美な箱ヶ瀬橋が九頭竜川を跨いでいる。優美なのも理由があってなんと瀬戸大橋のプロトタイプとして造られたらしい。すげえw 箱ヶ瀬橋 20.11 先ずは秋生だが通常この路線名では経由地が来るのだが,西谷村の廃村の経緯を 目にすると,笹生川ダム建設時に離村した下秋生・上秋生とあるので今は笹生川ダムの底に眠っているらしい。 大谷もどっかでみたなと思うと九頭竜ダム貯水池に大谷があった!こ の橋(箱ヶ瀬とはちょい離れている),とこ こ(橋の対岸である)にもトンネルが大谷である。 詰まりもともとはここに大谷という聚落があってダム湖に沈んだという事らしい。大谷で調べて見ると村影さん[集落紀行]のコンテ ンツ[大谷(おおたに)]が引っかかる。 村の中部、九頭竜(くずりゅ う)川および支流の伊勢(いせ)川の合流部にある。旧上穴馬村の中心地で、 村役場をはじめ多くの施設が集まっていた(とは註:西谷村の中 島に相当すと云う訳か。また石徹白も同じ穴馬郷を形成した土地で大野藩ではなく郡上藩の藩領だったそうな[→石徹白])。 現在、集落は全域が完全に水 没。国道の橋梁(大谷橋)や左岸のトンネル(大谷隧道)に地名が残されるが、近辺に集落の面影は皆無。以下は「ふるさとの碑」(写真3)の碑文。 wikiによると「古くは穴馬道と呼ばれた」とあるが,穴馬とは大谷を含む行政区画名だったようだ。 残るは大野であるが,穴馬村大谷が廃村になったのは九頭竜ダム建設(着工1965年・竣工1968年)がきっかけで,しかもその後は和泉村となっている。 一方の中島は西谷村中島で,廃村になったのは同じく1965年の奥越豪雨とそれをきっかけとした真名川ダム(着手1967/竣工1977)建設で再建を断 念。 どちらも廃村と成ってゐるが,西谷村中島の方は1970年6月末で廃止,翌日付で大野市に併合されている(→この辺[真名川]参照)。 今は平成の大合併を経て和泉村も大野市域に併呑されており,指定時期は不明だが,終点の中島のみ大野市域内だったということなのであろう。 中島付近の230のヘキサ(24.9) 24.9 |
【九頭竜引水(大
納川導水)】 石徹白導水の様に他の可能性も探ってみるが,此処ぐらいか。狭い上に西勝原第一の水量を 奪ってしまう 事になる。 標高的に鷲ダムへの導水の方が自然だけどそっちは奪う量も増えてしまう。 導水距離と面積の比較はこちら
やるなら藤倉谷迄かな~。流域を20.5km2増やせる。 しかし西勝原第一発電所の調整電源化を可能にする大納川発電所構想を実行するならこち らは二重投資になるので回避。 |
【九頭竜ダ
ム運用】 さて九頭竜ダムが水を(無駄に)放水しているかどうかである。。 例えば佐久間ダム[流域4,100km2超・V=2.5億トン・Q= 306.00m3/s(佐久間発電所)]は余り無駄に放流してない (平均で6.8億トンである[利用分は52億トン・90%近い])[データ]。 水窪ダム[流域172.3km2・ V=2,200万トン・Q=26.5%m3/s(水窪発 電所)]は殆ど無駄に放流してない(平均で1.8千万トンである[利用分は2.1億トン・90%超])[データ]。 九頭竜ダムは[流域301.5km2 ・V=2.2億トン・Q=266.0m3/s(長野発電所)・Q=53.0m3/s(湯上発電所)]が対応するデータと云った所である。水窪に 毛の生えた程度の流域に佐久間ダム張りの容量。ほぼ100%行けそうで ある。 どえらい使い辛いシステムだったが,任 意期間ダム諸量検索結果が詳細なデータを提供してくれてる♪ 先ずは2003年7月末頃のデータである。放流量0.00が並び昼から夕方にかけて発電している。Q=266.0m3/s(長野発電所の最大使用水量)を 越えた放水はないようだ。。
この間に水利権の更新があって河川維持流量が義務づけられたのか,放流量の0は消え去り,0.01が並んでいる。 昼間の発電は太陽光発電の急増もあって消えているようだ。データは現実をはっきり裏付けるようで面白い。
2004(H16)7/18~19にかけての福 井豪雨・内 閣府の時のデータである。この時は足羽川が酷かった様だが,九頭竜ダムも7/18の10:00~12:00の流入量が200m3/sを越 えてい るが九頭竜ダムは全くの平常運転(放流量0.00m3/s)である。
以上より,佐久間ダムや水窪ダムとの比較で予想はついてたけど,殆ど水を漏 らさず発電できているようである。 |
• 1号機が揚水運転中は、2号機の発電運転ができないため、揚水運転に際しては、中部との協議が必要となる。 |
【鷲引水】 湯上発電所・鷲ダムへの導水強化を考え る。補水程度だけど。
小水力発電とかち合ってしまう可能性が高いの で保留だけど谷間川(谷山川)からも取水出来そう。 |
~谷間川(谷山川)~ 導水は谷山川からなされている(谷 山川からで間違いはないんだけど看板の文字が潰れて判然としないけど谷"山"川にはどうしても見えない。。→どうやら別名谷間川というようだ。 「たにま」も「たにやま」も一字違いで似てるからヨシ??)が,もう一寸足を伸ばすと打 波川本流からも得られる。お誂え向きの標高に堰っぽい物が既にある(→見に行ったら 砂防堰堤であった)。これ活用できひんやろか? 併せて20.6km2程の流域になる。現状で何m3/s取水してて最大何m3/s通せる太さか不明で,もっというと建設中の小水力発電が堰堤に放水してく れるのか等も不明だけど,全体で2.0m3/s程度は今でも取水してそうで,全体で5m3/s程度は現在も送水しているのかも。 まあこれは上打波発電所が利用水量少ないってのを受けての対応でもあるので打波川の大開発が実現するなら不要であろう。 谷間(谷山)川堰堤 三峰川電力が小水力を作っていた ~打波川~ 打波10号堰堤の勇姿。詳しくはこちらで |