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子吉川の水力発電(本流[鳥海]・笹子篇)

本流篇 石沢川篇 鮎川・西目川・白雪川篇
子吉川:(河口)──芋川:大内ダム]<羽後本荘市街>──石 沢川:──石沢第一発電所(案)[7.1MW]石沢第一堰堤(案)──石沢第二発電所(案)[9.7MW]──石沢第二堰堤(案)──(源流)]──鮎川──吉沢発電所(案)[11.0MW]─<矢島市街>─郷内発電所──笹子(じねご)川笹子川発電所(案)(9.5MW)・丁(ひのと)川]子吉川ダム[直根(ひたね)川]──鳥海第三発電所(20.3MW/14.0m3/s)───鳥海ダム(建設中) ───(源流)

途中,鳥一・鳥二をバイパスする鳥三(鳥海川第三発電所)(20.3MW)か ら最後の郷内発電所(13.2MW)辺りが子吉川の白眉である。なかなかやるな!上
流には鳥海ダムが建設されていて3,900万の有効貯水容量を持つよう だ。水流の安定化に大いに期待したいところだが,10MWクラスの発電所の新設にも期待したい。20m3/s位の水量で満水位410mから取水位360m の鳥海第三の取水堰に叩き込めば7.6MWはジェネレート可能だ。
現在は水発が皆無の石沢川(+16.8~27.0MW)と笹子川(+15.5MW)でも開発を構想して子吉川の最下流(+11MW)含めて 合計+46.1MW程 出来そう。なかなかである♪

~地図~
主要な支流として芋川・石沢川・笹子川等があるのが解る。等降水量図は未発見であるが「冬期における積雪寒冷を特 徴とする日本海性の気候で、流域内の年間平均降水量は約1,800~2,200mm、山岳部では約2,400~3,600mm と多い。(出典:国 交省)」との表現は見かけた。→26.1再び手を入れるに際して調べて見ると発見!結構多雨ですな~♪
出 典:秋 田県

秋田市,横手市,羽後町の部分が流域界なのに川が消されている。
子吉圏域から外れている?
圏域は市町村単位か?
 
出典:国 交省





~沿川風景~

(河口)

[由利本荘中心市街]

(芋川分岐)EL.01m← 海やんw

子吉川を調べてて気付いたが,由利本荘市街中心部で合流する芋川の標高がEL.01mと殆ど海w
本荘の街が発展してて日本海側のこの辺は津波とかあんま無かったという事?
象潟は風光明媚な海が陸地になったり今回の能登でも隆起あったけど日本海側は浸水より土地が高くなりがち?https://t.co/JigH3Yr0VO

— とはずがたり (@tohazugatali1) April 26, 2025


■芋川(子吉川水系)   

~畑川~

大内ダム[秋田県] [便覧
河川     子吉川水系畑川
目的/型式     FNW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     27.5m/106m/21千m3
流域面積/湛水面積     3.4km2 ( 全て直接流域 ) /13ha
総貯水容量/有効貯水容量     724千m3/626千m3
ダム事業者     秋田県
着手/竣工     1991/2007

水道用水…由利本荘市に対し2,000m3/日の供給



(石沢川分岐)EL.1.8m
~石沢川~[→石沢川篇]   


(鮎川)EL2.7m
~鮎川~[→鮎川篇]   




【中流部開発】   
現状子吉川最下流の発電所が郷内である。(水量15m3/s・放水位60.5m)
その直下で60mで取って20m位で放水出来る。笹子川の開発で16m3/s程郷内で放水する。

[私案]吉沢発電所or新上条発電所
出力:11,000kW[+11.0MW]
水量:30m3/s
落差:38m
導水:6.9km
流域:内郷発電所157.3km2+200km2 程度★★=357.3km2
取水::子 吉川[郷内発電所・笹子川発電所(案)](取 水口想定地)60m
放水:子 吉川19m

取水


放水



鮎川の方を探る内に子吉川下流の資料,藤 田(『秋田県由利町を中心とする河川濯概と溜池濯概の特色』秋田大)を発見した。
吉沢駅にほど近い滝沢頭首工が取水点であり,上の発電構想でも起点近くでの発電放水を考えて居て,手前味噌ながら見事に連繋できていた♪(こちらの放水前 に4箇所程分水工があるようだ。)

滝沢頭首工   
取水(位):最大3.0m3/s強
流域:
運営:

滝沢頭首工受益範囲の潅漑システム
出典:藤田
滝沢頭首工に於ける取水量(2001年1月1日~12月31日)…代掻き期3.0m3/s強・潅漑期2.2m3/s程度,その前後0.8m3/s程度とい う感じである。
出典:藤田
原典:滝沢堰土地改良区資料「2001年滝沢頭首工取水量」より

[矢島市街]40m付近

東北電力(株) 郷内発電所[水力] [DB]    
秋田県由利本荘市矢島町元町
運開:1940.12[日本発送電(株)]
  水路式・調整池式
    認可最大出力:13,200kW   常時出力: 3,200kW[24.2%]
    最大使用水量:15.00m3/s[0.95]
    有効落差:107.50m
    水車:立軸フランシス水車×2台 総出力15800kW
    導水路:総延長5263.8m、
    流域面積:157.3km2
    取水:直根川(子吉川ダム導水)・子吉川[子吉川ダム(鳥一鳥三)](179.0m?)・鶯川(鶯川 調整池(176m程度?))179.00m
    放水:子吉川60.50m

(鶯 川分岐)EL81.5m

~鶯川~

(鶯川調整池)   
目的:発電(郷内発電所15.0m3/s)
流域:157.3km2(直接:20km2程度?)
取水:鶯川(175.9m:gsi)179.0m?

鳥海の東北山麓のこの辺も上信越高原みたいな堰(せぎ)が発達している様だ。




(笹 子(じねご)川分岐)EL94.5m
~笹子川~   

石沢川の開発時にちらちら見えていたが,この笹子川こそ松ノ木峠を擁する河川である。「さ さご」ではなく「じねご」というそうな。
東北ローカル臭がプンプンしてなかなかの味わいである。石沢程では無いが奥深い(冒頭の地図でも可成り奥深いのが解 る)ので開発してみる。
(この笹子川のどん詰まりがR108松 ノ木峠『山行が』。大崩落はこ れ(空撮)か。)山の向こうは雄物川水系院内である。
石沢川には支流の松沢川があったが,松ノ木峠の舎弟分てわけでもないだろうが,梨 の木峠もある。

当初案(ボツ)

  • 内郷堰堤60mから10.3kmで笹子川の中流部狭窄部入口に到達する。
     
    例の如く小ぶりな取水堰堤をこ の辺(EL.130m)に建設すると導水路を9.3kmに短縮出来てみんなが幸せになる。序でに150m程度に貯水したいけどこの辺(下小川)が 146m。
    一寸人家が多いかな。。★★
    満水位145m+防水壁等で立ち退き不要として対応が良いか。

    ★★ [私案]笹子川発電所
    出力:7,700kW→8,300kW[+9.5MW]
    水量;13m3/s
    落差:70m→75m
    流域:130km2
    導水:10.3km→9.3km
    取水:笹 子川143m→笹子川[笹子川堰堤]145m
    放水:子吉川60m


    [私案]丁川発電所
    出力:6,400kW[+6.4MW]
    落差:100m
    水量:7.6m3/s
    流域:75.7km2

    取水:丁(ひ のと)川平 ノ沢(地名)針 水沢川赤 倉沢(仮称)笹 子川250m
    放水:笹 子川143m

    あんま山は高くない。ここで打ち止め。
    小水力なら奥丁川,奥笹子川(甑川)で十分追えそう。

    ただどちらも距離効率は良くない。石沢川よりも人家も多そうである。仕切り直し。


  • さて,156m地点に堰堤作って180m程度に嵩上げ出来そう。


    [私案]笹子川発電所
    出力:9,500kW[+9.5MW]
    水量:12.0m3/s
    落差:93m
    導水:総導水距離:9.5km
    流域:122.3km2
    取水:沢(補 水)沢(補 水)沢(補 水)沢(百 合釜)・沢(小川)・沢(男 鹿内)笹 子川[堰堤](156m)180m
    放水:子 吉川81m

    距離9.5kmに対して出力9.5MWとギリギリw
    まあ10MW近いので固定費用は吸収しやすいと思料。

    上流は石沢川同様平べったくてなかなか難しいなぁ。。


    子吉川郷内発電所取水堰堤(子吉川ダム) [DB] []    
      (主要取水設備) 材質             コンクリ-ト
      (主要取水設備) 高さ     (m)       9.60
      (主要取水設備) 堤頂長     (m)       55.00
      (制水門) 型式             スライド・ゲ-ト
      (制水門) 門数     (門)       2
    取水:子吉川[直根川導水・鳥3(14m3/s)・鳥1(3.89m3/s)]
    送水:郷内(15.0m3/s)

    東北電力(株) 鳥海川第三発電所[水力]    
    秋田県由利本荘市鳥海町下直根
    運開:1980.10
    水路式・流込式
    認可最大出力:20,300kW ←デカい!      常時出力: 2,100kW[10.3%]
    最大使用水量:14.00m3/s
    有効落差:173.40m
    水車:立軸フランシス水車 出力21100kW×1台
    導水路:総延長2046.4m  放水路:総延長384.2m
    流域面積:92.0km2
    取水:子吉川[子吉川ダム(袖川発電所1.67m3/s)]360.80m
    放水:子吉川[郷内発電所堰堤]179.30m


    東北電力(株) 鳥海川第一発電所[水力]    
    秋田県由利本荘市鳥海町猿倉
    運開:1922.8:矢島水力電氣(株)]
    水路式・流込み式
        認可最大出力:1,577kW     常時出力:   kW
        最大使用水量:3.89m3/s
        有効落差:57.28m
        水車:横軸フランシス水車×2台 総出力1716kW
        導水路:総延長2216.5m
        流域面積:109.9km2(+17.7km2)
        取水:子吉川[鳥2(6.82m3/s)・板平発電所 (0.7m3/s)]244.26m
        放水:子吉川[郷内発電所堰堤]182.45m

    ~直根川~

    244m附近で取水。鳥海第一へ送り,水量の少ない鳥海第一の増強を含めてやってみる。

    鳥海第一の水路を補修すると2.2+1.95=4.4km
    直で結んで鳥海第三と並行して導水して放水すると3.21km。
    鳥海第一は廃止して新鳥海第一を建設して見る。

    [私案]新鳥海第一発電所
    出力:3,500kW[1.923MW鳥海第一廃止▲]
    水量:7.0m3/s
    落差:60m
    導水:1.88+1.33=3.21km
    流域:24.9km2(直根)・8km2程(子吉川一次水域)
    取水:子吉川・直根川243.0m
    放水:子吉川[子吉川ダム]179.3m


    4km程の導水で11.8km2を笹子川発電所に送ることも出来る。


    東北電力(株) 鳥海川第二発電所[水力]    
    秋田県由利本荘市鳥海町下直根
    運開:1936.12[ 所有:大日本電力(株)]
    水路式・流込式
        認可最大出力:6,100kW   常時出力:   kW
        最大使用水量:6.82m3/s
        有効落差:113.94m
        水車:立軸フランシス水車×2台 総出力6800kW
        導水路:総延長1823.2m
        流域面積:92.2km2
        取水:子吉川[袖川発電所(1.67m3/s)]360.80m
        放水:子吉川[鳥1]243.63m

    有効落差320m余の凄いヤツ。発電放水位は366mで子吉川まで後 80m程あってともう一寸余地がありそうだけど。。
     
    東北電力(株) 板平発電所[水力
    秋田県由利本荘市鳥海町猿倉
    運開:1939.7[日本発送電(株)]
    水路式・流込式
        認可最大出力:1,830kW  常時出力:  400kW
        最大使用水量:0.70m3/s (94.6%)
        有効落差:320.30m
        水車:横軸ペルトン水車 出力2400kW×1台
        導水路:総延長1395.0m
        流域面積:7.4km2
        取水:ホーラ沢[こ れ?]、鶯川(地理院図では繋がって いない)  2箇所 733.26m
        放水:沢(名称不明)[こ こ](→子吉川[鳥一(取水位243m)]) 366.53m

    取水…錯綜しているがホーラ沢と途中分岐合流して並行する農業用水路なのか水路(B'')(B')(B) が絡んでいるのが基本の様だ。
    それにホーラ沢の支流が2本分岐している。
     
    最初,取水位2ってのはその辺の支流をカウントしてるのかとも思ったがホーラ沢の面積だけでは3.3km2程で7.4km2確保の為には鶯川からの取水も 必要っぽい。

    放水…上の(A),(B),(B'),(C)は下の(A),(B),(B'),(C)に対応している。

    発電所で鉄管から放出された水は(い)か(は)を通って子吉川へ放水される。(ろ)とは立体交叉をしているようだ。
    (は)は猿倉の方へ流れていってるので農業用水として利用されてるのかも。
    (は)はホーラ沢の謎の人口的な迂回用水路(B)(B')の途中の溜池から分岐してる感じに描かれているが良く見ると途切れているようでもある。
    この辺は詳細不明である。流石に大量の電力生む訳でもないのにこんな遠い場所に行かないぞっ(フラグが立っていそうで怖いw)



    子吉川鳥海第二・第三共用取水堰堤(仮称)   
    取水堰/コンクリ-ト製
      (主要取水設備) 高さ     (m)       5.00
      (主要取水設備) 堤頂長     (m)       69.08
    流域面積:92.0km2
    取水:子吉川360.80m
    送水:鳥海第三(14m3/s)・鳥海第二(6.82m3/s)360.80m


    東北電力(株) 袖川発電所[水力]    
    秋田県由利本荘市鳥海町百宅
    運開:1922.5[矢島水力電氣(株)?]
       水路式 調整池式
        認可最大出力:3,300kW    常時出力: 690kW
        最大使用水量:1.67m3/s (102%)
        有効落差:242,42m
        水車:横軸ペルトン水車 出力3430kW×1台
        導水路:総延長3514.3m
        流域面積:16.3km2
        取水:下玉田川、布沢川、狐息内沢川、他 619.07m
        放水:子吉川[鳥二・鳥三] 365.43m

    [建設中]鳥海ダム[便 覧]   
    河川     子吉川水系子吉川
    目的/型式     FNWP/台形CSG
    堤高/堤頂長/堤体積     81m/365m/1331千m3
    流域面積/湛水面積     83.9km2 ( 全て直接流域 ) /310ha
    総貯水容量/有効貯水容量     46800千m3/39000千m3
    ダム事業者     東北地方整備局
    着手/竣工     1993/
    満水位:411m

    出典:鳥海ダムパンフ レット





    (水源:鳥海山付近)