1960年(昭和35)
荒川水系の電源開発と会社設立の経緯 荒川水系の電源開発は、昭和13年に当時の新潟電力が水利
使用を出願して以来、東北電力株式会社が継承し、一貫して電源開発地点の調査を進めてきました。
一方、アルミニウムの製錬会社、日本軽金属株式会社では、戦後休止していた新潟工場の再開を進めており、アルミニウムの製錬には膨大な電力を必要とするこ とから、昭和31年に水利使用の出願を行っていました。 相互に開発計画を進めていることから、通産省公益事業局(当時)の仲介により、この両社の計画を調整し、国家的見地から見て最も有効な水の利用を図るた め、東北電力株式会社と日本軽金属株式会社の共同出資による新会社を設立し電源を開発するとの結論に至りました。 これにより両社は「荒川水系共同開発事業に関する基本協定書」を締結、昭和35年4月22日、荒川水力電気株式会社が誕生しました。[荒川水力電気] |
~大石川~ <此処に落差あり> 新大石発電所 出力:6,800kW[+6.8MW] 水量:15m3/s 落差:55m 導水距離:6.5km 取水:大石川[大石発電所]・小 川95m 放水:荒 川36m 大石発電所は15m3/sなのであるが面積は69.8km2しかなくやや過大である。 ダムの貯留量に頼っているのであろう。小川からも追加で取水するけど水量は据え置きとする。 荒川水力電気(株) 大石発電所 所在地:新潟県岩船郡関川村大石 運開:1978.3 ダム水路式・貯水池式 認可最大出力:10,900kW 常時出力: 1,300kW 最大使用水量:15.0m3/s 有効落差:87.20m 水車:立軸フランシス水車 出力11500kW×1台 流域面積:69.8km2 取水:大石川[大石ダム]184.0m 放水:大石川93.30m 大石ダム[便覧] 河川 荒川水系大石川 目的/型式 FP/重力式コンクリート 堤高/堤頂長/堤体積 87m/243.5m/400千m3 流域面積/湛水面積 69.8km2 ( 全て直接流域 ) /110ha 総貯水容量/有効貯水容量 2,280.0万m3/1,780.0万m3 ダム事業者 北陸地方建設局 着手/竣工 1970/1978 大石ダムへ流し込むのも検討する。一寸距離が長いけどまあまあの出力である。 [私案]奥大石発電所 出力:4,400kW[+4.4MW] 水量:3.3m3/s 落差:163m 流域:32.65km2 導水:本線(中俣・西俣)8.5km・ 東俣支線1.6km 計10.1km(0.43) 取水:東 俣川・中 ノ俣川・西 俣川350m 放水:大石ダム183m |
~玉川~ 出典:東北自然 エネ② 発電所名:玉川第二発電所(たまがわ2)[aika][東北自然エネ①][東北自然 エネ②] 事業者名:東北自然エネルギー㈱ 着工;2016年6月 運開:2022年11月 出力:14,600kW 水量:25m3/s 有効落差:66.8m 導水路:5.6km 水車:立軸カプラン水車・1台 14,940kW 発電機:三相交流同期発電機・1台 15,400kVA 66kV 取水:玉川発電所放水口(最大20m3/s)・玉川(最大8.0m3/s) 約180m 放水:赤芝ダム(満水位105m)付近? 約110m >玉川第二発電所は、山形・新潟・福島県の県にまたがる飯豊連峰に源を発する一級河川荒川水系玉川の中流部に位置しており、玉川発電所の放流水(最 大20.0㎥/s)と新たに設けた取水堰から取水(最大9.0㎥/s)とを合わせた最大25.0㎥/sの水を導水路でヘッドタンクに導き、有効落差 66.8mを利用して、最大出力14,600kWの発電を行う水路式発電所です。水車には使用する水量に応じて羽根の角度を変化させることにより効率的に 発電できるカプラン水車を採用しております。[東北自然エネ①] 東北自然エネルギー(株) 玉川発電所[水 力] 所在地:山形県西置賜郡小国町中田山崎 運開:1984.5[ 東星興業(株) ] 水路式・流込式 認可最大出力:10,200kW 常時出力:1,100kW 最大使用水量:20.00m3/s 有効落差:60.56m 水車:立軸プロペラ水車 出力10600kW×1台 導水路(玉川→発電所):総延長4112.92m 導水路(内川→玉川導水路):総延長424.96m 流域面積:115.4平方キロメートル 取水:玉 川[長者原発電所]、内 川248.0m 放水:玉 川181.32m 東北自然エネルギー(株) 長者原発電所[水 力][DB] 所在地:山形県西置賜郡小国町小玉川 運開:1938.12[日本電興(株)(日本重化学工業(株)の前身)の自家用発電所]・出力増強:1999年(+400kW) 水路式・流込式 認可最大出力:12,400kW 常時出力:3,610kW 最大使用水量:8.35m3/s 有効落差:177.70m 水車:立軸フランシス水車×3台 総出力14400kW 導水路:総延長7460.3m 流域面積:71.4km2 取水:玉 川,他2 429.25m[3箇所] 放水:玉川[玉川発電所]255m?[地 理院](177.50m[DB]) 長者原発電所は、合金鉄を主要生産品としていた日本重化学工業(株)の前身、日本電興(株)の小国進出を機に自家用発電所として建設され、1938年に運 転を開始[東北自然エネ] |
~横川~ (小国市街) (大滝川合流) [私案]新横川発電所 出力:13,100kW[+13.1MW] 水量:15.0m3/s 落差:105m 取水:横川[横川ダム]259.60m 放水:横川150m (明沢川合流) 山形県企業局 横川発電所[水 力] 所在地:山形県西置賜郡小国町綱木箱口 運開:2008.8 ダム式・貯水池式 認可最大出力:6,300kW 常時出力:0kW 最大使用水量:13.0m3/s 有効落差:57.0m 水車:立軸斜流水車 出力6500kW×1台 流域面積:113.1平方キロメートル 取水:荒川[横川ダム]259.60m 放水:荒川201.5m 113.1km2で13m3/sである。降雪上方補正に調整池上方補正があればまあこんなものかなと云う感じもするが少ない感じもする。 上の地図で見るように導水で結構大量の水を確保出来る。 横川ダム[便覧] 河川 荒川水系横川 目的/型式 FNIP/重力式コンクリート 堤高/堤頂長/堤体積 72.5m/277m/240千m3 流域面積/湛水面積 113.1km2 ( 全て直接流域 ) /155ha 総貯水容量/有効貯水容量 2,460.0万m3/1,910.0万m3 ダム事業者 北陸地方整備局 着手/竣工 1987/2007 横川ダムに導水可能な流域が東側に結構広々拡がって居る。 [私案]明沢導水 取水量:15m3/s 流域:94.35m3/s 取水位:260m [私案]明沢川発電所 出力:2,900kW 水量:2.1m3/s 落差:166m 流域:21.2km2 導水: 取水:明沢川・細川沢430m 取水:明沢川260m 保留だな |