23.8.27運開
置賜野川の水力発電
野川はあちこにあるせいか,置賜野川と区別することがあるようだ。
ここも朝日岳にぶつかる雲が降らせる多雨地帯に掛かっていて発電所が複数立地(とはいえ山形県企業局の2箇所のみだが・・)している。
(源流)───木地山ダム(V=640.0万m3・HWL=480m・63km2)──野川第二発電所──[廃]菅野ダム──[廃]野川第一発電所──長井ダム(V=4,800.0万m3・HWL=367.3m)─新野川
第一発電所───[長井市街]─(最上川合流)
~置賜野川(野川)~
(最上川合流[→置賜篇])EL187.9m
(長井市市街)
堰251m
付近・<扇状地起点付近>
山形県企業局 新野川第一発電所[水
力]
平成22(2010)年6月:運用開始
ダム水路式・貯水池式
認可最大出力:10,000kW 常時出力: 1,900kW[19%]
最大使用水量:12.00m3/s[1.186]
有効落差:99.80m
水車:立軸渦巻斜流水車×1台
放水路:総延長 152,95m
流域面積:101.2km2
取水:野川[長井ダム]367.30m
放水:野川発電所(野川幹線用水路)、野川262.00m
長井ダム([旧名]新野川ダム(しんのがわ)) [便覧]
河川 最上川水系置賜野川
目的/型式 FNAWP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長 125.5m/381m
流域面積/湛水面積 101.2km2
( 全て直接流域 ) /140ha
総貯水容量/有効貯水容量/満水位 5,100.0万m3/4,800.0万m3/367.3m
ダム事業者 東北地方整備局
着手/竣工 1979/2010
[廃止]山形県企業局 野川第一発電所[水力]
所有:山形県企業局[運開]-山形県企業局[廃止]
昭和29(1954)年4月1日:運用開始
平成21(2009)年 :廃止
ダム水路式・貯水池式
認可最大出力:6,100kW
最大使用水量:10.00m3/s
有効落差:73.29m
水車:立軸フランシス水車 出力3360kW×2台 回転数600rpm
取水:野川[管野ダム]
放水:野川幹線用水路、野川
[廃
止]管野(かんの)ダム[便覧][wiki]
河川
最上川水系置賜野川
目的/型式
FNP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長
44.5m/81.8m
流域面積/湛水面積
161km2/26ha
総貯水容量/有効貯水容量
4470千m3/3042千m3
ダム事業者
山形県
着手/竣工
1946/1953
管野ダムは長井ダム建設でその湖面に水没した。
従来野川沿いにあった野川第二発電所が長井ダム完成後に水没してしまうことから、発電所施設をながい百秋湖の満水面より上部に移転する工事が実施された[wiki]。
山形県企業局 野川第二発電所[水力]
昭和36(1961)年8月5日:運用開始/
平成21(2009)年8月:長井ダム建設に伴い建屋移動
ダム水路式・調整池式
認可最大出力:8,900kW(移動前11,000kW)
常時出力:1,100kW
最大使用水量:10.00m3/s
有効落差:104.90m(移動前136.90m)
水車:立軸単輪単流渦巻フランシス水車 出力9270kW(移動前12000kW)×1台
(移動前 回転数600rpm)
導水路:総延長3737.7m
流域面積:63.00km2
取水:野川[木地山ダム]480.90m
放水:合地沢[(管野ダム→)長井ダム](332m程度?→)364.30m
木地山ダム [山形県](きじやま) [便覧]
河川 最上川水系置賜野川
目的/型式 NP/中空重力式コンクリート
堤高/堤頂長 46m/168.2m
流域面積/湛水面積/ 満水位 63km2 (
全て直接流域 ) /60ha/480.9m
総貯水容量/有効貯水容量 820.0万m3/640.0万m3
ダム事業者 山形県
着手/竣工 1957/1960
【上流部開発】
木地山ダムへ向けて取水する。
(A)案
614mで33.5km2。
120m程,5m3/sで4,900kW。8.1km。ギリギリ?
大
樋沢・中
ノ沢・支
流・野
川・桑
住平
(B)案
6.7km 20.5km2 614m
支
流・支
流・支
流・
3.3m3/s・120m程で3,300kW。
(C)案
40.14km2 614m
風吹(かざぼこ)沢・本道寺沢・大
樋沢・中
ノ沢・支
流・野
川・桑
住平
6.7km2程