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22.2.8運開
竹原川(開発篇)[現況篇はこちら]
上流部開発(諸元)[+10.2MW]下流部開発[+5.1MW][稼働率向上策]

【上流部開発】    
作図の都合で加子母川も入ってしまってるがさしあたって除いて考える。
先ずは橙線の様にして放水先を竹原川EL478mで発電してみる。流域は17.0km2・水量は2.7m3/s程期待出来て,落差は215mなので出力は4.9MWとなる。も うちと欲しい。
 
加子母川を含めてやり直し。現時点で白川は下流部で10.7MW開発出来て満足し ている所である。加子母川の16km2が抜けても現段階では白川方面への影響は軽微。
一方で本稿の竹原川開発に加子母川上流が流域に入ると一気に 33.0km2程に倍増出来る。
赤線の乗政川での放水に切り替える。導水距離を少なく出来そう。

[私案]竹原川第一発電所    
出力:10,200kW[+10.2MW]
水量:5.6m3/s[1.6]
落差:215m
流域;32.95km2[竹原・乗政17.0km2・加子母川15.9km2]
導水:支水路5.58km+加子母川迄・水圧鉄管:1.28km 計6.86km
取水:乗 政川・足谷[堰堤684m]高 森谷(仮称)白 草谷(仮称)・(こ の沢,下 流にトンネルあり??=一応集水避ける)・竹 原川 700m
放水:乗政川EL478m

【下流部開発】     
ここは三案比較検討してみる。結論はこちら。第二案が一番効率的かなぁ。。
<第一案> 竹原川第一の下で取水,益田川・竹原川出合レベルで発電・取水して瀬戸付近で発電
<第二案> 竹原川第一の下で取水,瀬戸第一取水位レベルで発電・取水して瀬戸第一へ導水
<第三案> 竹原川第一で取水,一気に瀬戸付近で発電
【結論】としては第二案推しとなった。個人的な思いとしては第三案推しであるw


<第一案>      
その下をやって行く。乗 政川・竹原川で取水(輪川は取水しない)して益 田川出合EL.337Mで発電。独自水源は18.85km2。2.0m3/s程取れる。上流分を4.5m3/s[1.29]程度にして合計 6.5m3/s。


[私案竹原川第二発電所]     
出力:7,300kW→6,800kW[+6.8MW]
水量:6.5m3/s[1.25]
落差:133m→123m
流域:18.85+32.95(竹原川第一)+19.1(輪川)=70.9km2
導水:6.2km+3.5km=9.7km (下の計画に合わせて久野川で発電すると乗政川~竹原川~輪川~久野川で発電すると10km超)
取水:乗 政川竹 原川479m
放水:益 田川(竹原川出合)336→竹原川345m

この場合,現竹原川PSの直接集水流域は51.8-15.9= 35.9km2減って,67.3km2(推定)から26.4km2となる。水量面積比は0.95とギリクリアと なる。

【中山七里ダム/益田川連檐開発】      
瀬戸第一堰堤・竹原川第一発電所取水位以下,益田川釣鐘トンネル出口の第5益田川橋梁より上流にある流域面積は47.5km2程(瀬戸第一ダムの東岸のこの沢は 瀬戸第一ダムへ導水を想定して抜いてある)。あんまこの形でどうかなる範囲ではないが,なんかにつかいたい。この辺(益田川EL.329m)にダムを建 設,水位をEL345m程度に上げても水没案件は殆どなさそう。350mだとここらだけ水面下になるので嵩上げ等でそれは対応可能?
そしてここから瀬戸発電所付近まで落とす。

この発電所のメリットとしては現行で40m3/s,実力で60m3/s程の水量のある東上田ダム・東上田・中呂両発電所断面で40m3/sしか使えず(→東上田問題)のみならず,東上田発電所でも使用水量40m3/sに対してその放水を受け止める瀬戸第一堰堤の取水量が34m3/sしかない事の救済になっている点である。

[第一私案]焼石発電所  
出力:8,300kW[+8.3MW]
水量:13m3/s[1.13]
落差:75m
流域:118.4km2(=47.5+70.9)
導水:7.3km
取水:益田川[中山七里ダム]・久 野川※1・途中の沢(3箇所※2) 350m 
放水:益田川[下原ダム(焼石)]268m

※1…ホタルよりは概ね下流ではなかろうか。更に ホタルを吸い込まない罔(あみ)目の細かいスクリーンとかなんか可能な配慮をして行きたい。無理せず久野川から取水しなくとも良い
※2…長洞・足谷等の名称は以下の資料より。

長洞
出典:林野庁

足谷・水屋ケサコ・山ヶ洞
出典:林野庁

<第二案>    

【縮小版】
焼石発電所を新設するコストに比べて小坂川から中呂ルート新設で瀬戸(第一)発 電所の稼働率が下がることを見越して瀬戸の有効活用を図ることを考慮にいれた第二案:
竹原川第二の放水位を瀬戸第一発電所の瀬戸ダムの取水位 (EL.382.07m)に合わせて竹原川第二発電所発電後,サイフォンで益田川を渡って瀬戸第一の導水路に接続すればよい。
瀬戸第一の常時水量は27%と低めなので竹原川第二から入れる水量はそこそこありそうである。

[私案(B案)]竹原川第二発電所[→原案]     
出力:5,100kW[+5.1MW]
水量:6.5m3/s[1.25]
落差:93m
流域:18.85+32.95=51.8km2
導水:6.14km
取水:乗 政川竹 原川479m
放水:竹原川[(新設私案)瀬戸第一取水口]382m



[増強私案]瀬戸(第一)発電所[→益 田川
水路式・流込式
認可最大出力:28,200kW   常時出力:7,740kW→上昇?
最大使用水量:32.00m3/s
有効落差:101.69m(▲10.53)
水車:4台→改修後は2台??
導水路:総延長12,381.2m+3.5km(竹原川支水路)
流域面積:924.7km2+74.1km2(竹原川)+15.9km2(加子母川)
取水:第一水路(飛騨川 [瀬戸ダム(第一堰堤)]・柿坂谷堰堤・茂谷堰堤・朴の木谷堰堤・[追加私案]竹原川[竹原川第二放水口])382.07m
放水:飛騨川[下原ダム](269.85m)

発電所新設なら14.1MWの増強が5.1MWと減ってしまう(既設の竹原川発電所1.4MWを廃止するなら+3.7MWに止まる)けど瀬戸の稼働率が低い(or馬瀬川ルート活用で低くなる)ようならこちらもありっぽい。
一にも二にも瀬戸の稼働率である。
現行では常時出力の最大出力比は27%であり,容量の大きい発電所にしては結構高め(稼働率高そう)とは云える。
但し中呂経由の馬瀬川ルート活用を考えて居るし


<第三案>    

【比較検討案】
竹原川第一の乗政川・竹原川で取水後,輪川で取水して焼石に持って行くプラン。久野川をサイフォンで越えて落差をギリギリ迄利用してみる。
   
輪川が結構広くて全部(加子母上流部含む)で70km2程になって18.7MWの巨大発電所に♪

[比較検討私案]竹原川第二発電所or焼石発電所     
出力:18,700kW[+18.7MW]
水量:11.0m3/s[1.55]
落差:200m
流域:18.85+32.95+19.1km2(輪川)=70.9km2
導水:12.8km(サイフォン:久野川)
取水:乗 政川竹 原川輪川 479m
放水:益 田川(焼石)[下原ダム]270m

流域の内55km2程度を奪われる竹原発電所は残り22km2から2.5m3/s取って発電。微妙だけど無理ではない規模?


例えば250m程度の水路橋で対岸の筑後・初矢の沢から補給するのも良いかもしれない。まあ廃止かねぇ。。(ただ割と最近に投資したみたいだが。。)

【結論】   
例のごとくコストは無視で発電電力量のみ着目してみる。
<第一案>
竹原第二[6.8MW]:落差123m・流域:70.9km2・導水9.7km 指数872.1
焼石[8.3MW]: 落差:75m・流域:118.4km2・導水7.3km 指数888.0 合計1,760.1 [導水効率103.5・新規発電所2]
<第二案>
竹原第二[5.1MW]:落差93m・流域:70.9km2・導水:6.14km 指数659.4
瀬戸第一[(28.2MW)]: 落差:101.69m・流域:90km2 ・導水:3.5km 指数915.2 合計1,574.5 [導水効率163.3・新規発電所1]。
<第三案>
竹原川第二発電所or焼石発電所[18.7MW]:落差200m・流域:70.9km2・導水:12.8km 指数:1,418 [導水効率:110.8・新規発電所1]