電 力総研 水 力あれこれ
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20.9.27運開

木曽川中流域の発電所

上流域はこちら


読書発電所[wiki][水力
1923年(T12)に建設された地上式発電所(此処では地上部)と、1960年(S35)に増設された地下式発電所(旧・読書第二発電所・此処では地下 部・地図上では排水口しか見えない・・)からなり、合計119MWを発電する。読書第二発電所は、1965年(S40)6月1日付で読書発電所に統合された。
発電所は山口ダムのダム湖畔にある。

最大発電量:11,900kW
 地上部(1~3号機):44,400kW (1998年改修増強+2,300kW)
 地下部(4号機):74,600kW (2004年増強+2,700kW,2014年増強+1,900kW)
設備
 地上部:導水路:総延長8426.8m、柿其水路橋(こんな感じ([松本市[風に吹かれ])の橋(=重文)らしい)
最大使用水量:118.91m3/s
  地上部:45.91m3/s
  地下部:75.00m3/s
有効落差
 地上部:112.12m
 地下部:111.89m
取水
 地上部:読書ダム第一取水口・柿其水路橋支水路(wikiには「この柿其川にも取水堰があり、支水路が水路橋の上流で本水路に合流する」とあるが確認出来ない    )
 地下部:読書ダム第二取水口・柿其川

読書発電所のモダーンな建屋(=重文)。第二発電所は木曽発電所と同様の地下構造との事である。


~蘭川~

関西電力(株) 妻籠発電所[水力][場所][wiki(木曽発電)
運開:1934.11.23[木曽発電(株)]
水路式・流込式
認可最大出力:2,800kW 常時出力:1,690kW
最大使用水量:1.94m3/s
有効落差:182.00m
水車:出力3208kW1台
導水路:総延長3333.0m
流域面積:48.7平方キロメートル
取水:蘭川、水路途中にある3本の渓流からも取水(621.00m)(中学生が幾つか探してくれてるwでも中電じゃなくて関電の発電所やで!?)
放水:蘭川[蘭川発電所取水口]420.60m

取水口候補:①上在郷[グーグル][地理院(川すら無しw)] ②押手[グーグル][地理院] ③額付川…全く判らん。交叉する大きな支流はこれぐらいなんだけど。。

関西電力(株)蘭川発電所[水力][地図
運開:1925[木曽電気(株)]
水路式・流込式
認可最大出力:1,200kW  常時出力:770kW
最大使用水量:2.78m3/s
有効落差:55.60m(以前は55.64m)
水車:立軸フランシス水車2台 総出力1600kW
導水路:総延長1437.6m
流域面積:69.0平方キロメートル
取水:蘭川[妻籠発電所]420.18m
放水:蘭川361.67m

流域面積69.0km2に対して取水量が2.78m3/sしかなく発電規模も小さい。。水量を倍増させても2.4MW程度だとなると暫くはこのままであろうか。。
蘭川と妻籠は連動しているので両者連動して同時に2倍にすれば4.0MW→8.0MWと[+4MW]出来る。

蘭川 69.0km2 2.78m3/s 4.02%
妻籠 48.7km2 1.94m3/s 3.98%

らんかわ,かと思ってたけど「あららぎがわ」なのか。
また橋の上から通過しただけだとお向かいにある読書発電所もどっちも木曽川に面しているように見えるが,蘭川の方が与川上で放流してるのが地図から判明する。



山口ダム
総貯水容量:348.4万m3   有効貯水容量:126.4万m3
取水:木曽川(与川1.67m3/s・蘭川2.78m3/s・読書118.91m3/s)[合計:123.36m3/s]
給水:賎母発電所43.97m3/s・山口発電所78.00m3/s[合計:121.97m3/s]

wiki(山口ダム)][wiki(賎母発電所)
大 正・昭和戦前期、木曽川では当時の大手電力会社大同電力によって水力開発が進展した。同社における木曽川最初の発電所が、前身会社木曽電気興業時代の 1919年(大正8年)に完成した賤母発電所であり、これは高さ7メートルの堰堤から取水する水路式発電所であった。(賎母発電所)完成(直)後の1920年(大正9年)3 月、大同電力は賤母発電所の下流側、岐阜県内に5地点の水利権を獲得する。このうちの一つが「落合」地点で、当初は水路式発電所で計画されたが、実際には ダム式による落合発電所として1926年(大正15年)に竣工した。この落合発電所建設に際し、元の「落合」地点の水利権は分割され、上流部分が「坂下」 地点として未開発で残された。この「坂下」地点は水路式発電所で使用水量44.52立方メートル毎秒・有効落差13.03メートルにて出力4430キロ ワットを得るという計画であった。

「坂 下」地点の開発は長く実行に移されず、計画は日本発送電を経て戦後関西電力へと引き継がれた。関西 電力ではこの開発計画を見直し、発電所を岐阜県坂下町(現・中津川市坂下)から対岸の長野県山口村(現・中津川市山口)に移すとともに、賤母発電所と共用 の調整池を南木曽町吾妻に設置し、ダム(山口ダム)によって総貯水量348万4000立方メートルの調整池を築いて最大4万2000キロワットを発電する というものであるという方針を決定、1951年から建設準備が始まった。その準備として、ダムに干渉する木曽川左岸の国道19号付け替えを1955年(昭 和33年)6月に実施し、同年12月には地元山口村と補償に関する協定書を交わした。そして補償協定成立に伴い12月坂下発電所建設に着手した。ダム建設 に際し、①当時取水口に土砂が堆積して渇水期には十分な取水ができない状態となっていた賤母発電所についても改造し、このダムから取水する よう変更されることとなった。

工期は2年間で、1957年(昭和32年)11月30日にダムでは湛水式が挙行され湛水を開始し、12 月2日には発電所の水車試験も完了して、発電所は12月29日付で仮認可を得て営業運転に入った。運転開始に伴いこれまで「坂下発電所」としていた発電所 名を、山口村の要望を取り入れて「山口発電所」へと変更している。また発電所出力は当初から最大4万2,000キロワットである。

以上の経緯により山口ダムの下流でも引き続き2ルートに分かれ合計121.97m3/sの水量を使用する。上流部の増強案の計3ルート120m3/s超もそれ程荒唐無稽では無さそうである。

賎母(しずも)発電所[場所][水力][wiki(賎母発電所)
運開:1919(T7.名古屋電灯) 1922増強(4号機)   1957(山口ダムに取水を変更)
認可最大出力:16,300kW  常時出力:0kW  年間発電量:62,000MWh
最大使用水量:43.97m3/s
    有効落差(1~3号機):46.36m
    有効落差  (4号機):49.69m
設備
    水車(1~3号機):最大出力5100kW3台・最大使用水量13.2立方メートル毎秒、回転数360rpm
    水車  (4号機):最大出力2350kW 最大使用水量5.64立方メートル毎秒、回転数514rpm
導水路:総延長3128.7m(②ダム水路式[山口ダム]に変更前は4,794.29m)
取水:山口ダム:362.0m  
放水:木曽川310.25m

①②と云う事はこの辺の川洲に廃取水口があるのかも!?

旧道の古いコンクリート橋の脇に3本の巨大な水圧鉄管がズドンと落ちていた。これが1~3号機の発電機に繋がっていて4号機は別の所にあるらしい。(木で見えにくいけど画面右手がその様だ)


山口発電所[場所
最大認可出力:42,000kW   常時出力:16,400kW
最大使用水量:78.00m3/s
山口ダム:362.0m  
放水:木曽川:293.49m,

~川上川~

[構想]川上川発電所
出力:4,300kW[+4.3MW]
水量:2.6m3/s
落差:200m
取水:川上川497m
放水:木曽川293m
流域:26.0km2

先ずは497m以上の23.5km2

一寸物足りないので増やしてみる。1.7km2と0.8km2である。一部付知川の流域にも手を出している。




さて,東濃用水取水後にも拘わらず落合・新落合では合計183.48m3/sで合計23,600kWを叩き出す。こちらは賎母・山口で 121.97m3/sしかない。その差61.51m3/sもある。フル稼働が続くと山口ダムが溢れて水をみすみす発電機を通さないまま下流に流さざる得な い。
(山口ダムでの126.4万m3でこれら4発電所フル稼働の場合,ピーク電源としては十二分な5時間42分程貯められる計算にはなるけど勿論これら以外に与川・蘭川等の流入があるので貯めとける時間は実際はより短いものになる。)
また賎母発電所の放水位は山口発電所よりも20m弱も高く発電効率に劣る。

これらの理由から落合ダム寄りに新設はどうだろうか?

[私案]新山口発電所(賎母発電所リプレース)
最大認可出力:32,000kW[+15.7MW]
最大使用水量:60.00m3/s
取水:山口ダム(362.0m)
放水:木曽川(290m)


更に,である。
もう4km程伸ばすと湯舟沢川からも取水可能。更に850m程伸ばすと落合川からも取水可能。しかも取水点の標高も下げられる(まあもう殆ど変化無しだけど。勿論山口ダム側の方が水量が段違いで太い鉄管を用意する必要があるのでもっと上流に作るのも普通にあり。)。

この導水路の集水面積は結構でかくて59.8km2。4.8m3/s程度は期待持てるのでは無いか。

[私案]梵天山発電所(賎母発電所リプレース+落合川導水)
最大認可出力:37,200kW[+20.9MW]
最大使用水量:64.80m3/s
有効落差:69m
取水:木曽川[山口ダム]・湯舟沢川・落合川(362.0m)
放水:木曽川[落合ダム](288m)

ただ立派な賎母発電所の水圧鉄管に圧倒されると廃止してしまって良いのか?!と云う気分にはなるw
というか,落合川を重ねた意味があるのかと云う不安はある。

もし落合川だけで発電するとこんな感じ。2,700kW分しかなく物足りない出力となる。。

[思考実験]落合川発電所(落合川導水のみ)
最大認可出力:2,700kW[+2.7MW]
最大使用水量:4.80m3/s
有効落差:69m
取水:湯舟沢川・落合川(362.0m)
放水:木曽川[落合ダム](288m)

単独の場合はもう一寸上流で取水できるし出力増強出来る可能性がある。

そいうことで落合川分離後の梵天山は以下の如く成る。

[私案]梵天山発電所(賎母発電所リプレース)
最大認可出力:34,700kW[+18.2MW]
最大使用水量:60.00m3/s
有効落差:69m
取水:木曽川[山口ダム](362.0m)
放水:木曽川[落合ダム](288m)

まあひとまずこれを成案にしておく。
経過措置として梵天山を全体計画発電機2機で計画して,先ずは半分の30m3/sを運開,4機ある賎母の内,1~3号機の一番老朽化しているどれか1台(13.2m3/s利用)を廃止すれば両発電所で合計の使用水量は60m3/s程となる。
大した出力でもない(16.3MW)のに4台も発電機据え付けてる賎母は矢張り不効率と云えよう。

~落合川~

梵天山構想時では山口ダムのレベルに併せる必要があったが,今回はより上流を目指す。
450m付近で取水することにする。

[増強私案]落合川発電所(落合川導水のみ)
最大認可出力:5,400kW[+5.4MW]
最大使用水量:4.2m3/s
有効落差:155m
導水路:7.9km (0.68)
取水:落合川・沢1(蕨平)・沢2(蕨平)・沢3(蕨平)・湯舟沢川中島上田(450m)
放水:木曽川[落合ダム](290m)

流域:53.8km→4.2m3/s程度かな

導水路:7.9km


落合ダム
送水:落合発電所(289.88m)・新落合発電所(289.88m)・東濃用水


落合発電所・新落合発電所[wiki

落 合ダム附設の発電所は落合発電所(地図)と新落合発電所(地図)の2つがある。落合発電所は最大使用水量83.48立方メートル毎秒・有効落差22.02 メートルにて最大14,700kW、新落合発電所は最大使用水量100.00立方メートル毎秒・有効落差22.10mで最大18,900kWをそれぞれ発 電する。

1980年になって設置された新落合発電所は、落合ダムと落合発電所の中間(落合発電所より上流約255メートルの地点)に位置 する[8]。取水口と導水路の一部を落合発電所と共用しており、取水量に応じた負荷の切り替えなど同発電所と一体化した総合運転が行われている[8]。


大井ダム


大井発電所・新大井発電所


笠置発電所=更新後
関西電力(株)
岐阜県恵那市飯地町
運開/更新   /2029年迄に
出力:41,700+27,500=69.200kW
最大使用水量:261.00m3/s



関西電力、笠置発電所の最大出力を27,500kW増へ 新丸山ダム建設で
https://www.kankyo-business.jp/news/023022.php
2019年09月02日掲載 印刷記事を保存

関 西電力(大阪府大阪市)は8月29日、笠置発電所(同恵那市)の最大出力を27,500kW増加させると発表した。国土交通省の新丸山ダム(岐阜県加茂 郡)建設に伴い、既設の丸山ダムの水位が6.5メートル上昇する計画であることから、影響を受ける笠置発電所の機能を回復するため、最大使用水量を変更す るとともに、水車・発電機取替えなどの工事を実施する。


2019年8月29日
関西電力株式会社
国土交通省 新丸山ダム建設事業に伴う笠置発電所の最大出力の増加について
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2019/0829_1j.html

  当社は、国土交通省の新丸山ダム建設に伴い、既設の丸山ダムの水位が6.5m上昇する計画であることから、影響を受ける当社の笠置発電所の機能を回復する ため、最大使用水量を変更するとともに、水車・発電機取替え等の工事を実施し、最大出力を27,500kW増加させることとしました。

  当社は、2016年12月から、新丸山ダム建設に伴う対策工事を進めてまいりましたが、この度、国土交通省と笠置発電所に関する補償契約が締結され、笠置 発電所の機能回復のため最大使用水量を増加することになりました。また、2019年7月から道路拡幅等の準備工事を行っており、9月から笠置発電所の水路 工作物の補強および防水壁設置ならびに水車・発電機取替えといった工事を実施してまいります。

 今後、2029年度に国土交通省の新丸山ダムが竣工予定であり、当社は、それまでに関係者のご指導と地元の方々のご理解を賜りながら、安全を最優先に工事を進めてまいります。

<笠置発電所の概要および対策工事の概要>
所在地 岐阜県恵那市
水系・河川名 木曽川水系 木曽川
発電所形式 ダム式
最大出力(現在) 41,700kW(3基)
最大使用水量  165.83m3/s(現在)⇒261.00m3/s(竣工後)
対策工事の概要 ・水路工作物の補強および防水壁設置・水車発電機取替え

新丸山ダム



丸山発電所


兼山ダム
送水:愛知用水・兼山発電所

兼山発電所


今渡ダム・今渡発電所・美濃川合発電所
3者が同一地点にある。

今渡ダム[場所

今渡発電所
認可最大出力:20,000kW      常時出力:8.905kW
最大使用水量:200.00m3/s
有効落差:12.21m
放水位標高:木曽川58.10m

美濃川合発電所
認可最大出力:23,400kW     常時出力:7,900kW
最大使用水量:220.00m3/s
有効落差:12.36m
放水位標高:木曽川57.94m



あと一箇所どうだらう??

[私案]犬山取水堰[この辺(49m)]
取水量:300m3/s

[私案]犬山発電所[この辺(40m)]
最大出力:17,400kW[+17.4MW]
有効落差:7m

犬山頭首工