伊奈川系統はなかなか効率的な発電系列である。伊奈川ダムの水量が不安(V=50万m3程度)であるので 積極的に取水 していきたい。 また越百(こすも)川上流からも取れる。 導水距離6.7km・今朝沢からの取水管の容量が不足してたら要増強。但し調べると越百川から伊奈川ダムへ の導水は既にあるようだ。 二重投資になってしまうけど。伊奈川第二発電所に高所から導水出来る。13.7km2 更に隣の滑川・北股沢・小野川水域(同じ木曽川水系)になるけど,その上流から4.5~8.4km程度の導水で8.6~15.6km2を確保できる。
両領域併せて1.0~3.0m3/s程は行けるかな。 使用水量に上乗せすると24.9~31.6MW[+3.3~10.0MW]程度には出来るけど元々強気の使用水量なのでそのままでも良い。22.3MWの 水車の容量を睨んで増 やす程度か。 1986年運開で経年35年程度だから未だだろうけど来たるリプレース時にはやって貰えれば良い,程度か。 |
2020年6月28日 (日) 伊奈川第二発電所の取水堰と越百側の取水堰 PATHpilotのブログ http://www.pathpilot.jp/blog/2020/06/post-0d065b.html 大桑村村史に は伊奈川発電所と伊奈川第二発電所の開発経緯が詳しく書かれていた。 福栃沢に取水堰があった。け さざわ取水堰の真南に1.1kmほどのところ。福栃沢の水をけさがわに導水していて、けさざわ取水堰の上流で放水しいる。 越百側取水 堰があった。伊奈川ダムの真南の越百側にあって、伊奈川発電所への導水路に水を供給している。… ダムをよく見るとダム湖の南側に流入口がある。越百川の水は、取水堰から真っすぐ北上してダムに水を供給しているのだ。 しかしなぜ越百川取水路 が国土地理院の地図に掲載されていないのか。。。そのヒントが大桑村村史にあった。昭和52年11月15日付の広報おおくわ93号 によると、越百川取水路は伊奈川ダム竣工から1年程遅れて完成したそうだ。ここから、国土地理院の地図は伊奈川ダム竣工時の状態を描いたもので、それから 遅れて竣工した越百川導水路は描かれることはなかったということだろう。 |
P/S名 |
出力 |
水量 |
落差 |
水効率 |
伊奈川P/S |
40.7MW |
11.00m3/s |
438m |
3.7 |
大桑P/S |
12.6MW |
38.40m3/s |
39.09m |
0.32 |
477.09m |
4.02 |
|||
相之沢P/S |
6.2MW |
3.11m3/s |
243m |
1.99 |
田光P/S |
2.5MW |
2.78m3/s |
108.79m |
0.90 |
橋場P/S |
1.9MW |
4.09m3/s |
55.80m |
0.46 |
10.6MW |
407.59m |
3.35 |
関西電力(株) 伊奈川発電所[水力] 運開:1977.11.4 ダム水路式・調整池式 認可最大出力:40,700kW 常時出力: 3,100kW 最大使用水量:11.00m3/s 有効落差:438.0m 水車:出力42000kW×1台 導水路(越百川→伊奈川ダム):総延長3366.3m 導水路(伊奈川ダム→発電所):総延長2688.7m、 流域面積:76.6km2 取水:越百(こすも)川→伊奈川[伊奈川ダム]995.00m 放水:木曽川539.50m→地 図からも空 撮写真からも放水場所が判らない。。とは云へ放水路は20mなので発電所のある場所で間違いはなかろう。対岸から眺めてみる必要がありそう。 水圧鉄管が途中で地下に潜る大胆な配置。 増強案であるが以下の様に相之沢・田光の課題と併せて水量増やせば良さそう。 |