【水量増】 伊奈川系統はなかなか効率的なというか400m級のどでかい落差二連発力を誇る発電系列である。伊奈川ダムの水量が不安であるので積極的に取水していきた い。 隣の滑川水域(同じ木曽川水系)になるけど,その上流から6.2km程度の導水で12km2 を確保できる。1.0m3/s程は行けるかな。元々強気の使用水量なのでそのままで良い。 もし増強するとするならば22.3MWの水車の容量を睨んで増 やす程度か。まあ補完的に集 水して余ったら余水吐から伊奈川ダムに貯めれば宜しい。 また越百川方面でもと思ったが既にあるらしい(→追記)。更に拡張すると斜線の部分が追加出来る感じか。 先ずは伊奈川支流・越百川の990m地点より取水して伊奈川ダムに送水する。26km2。2m3/s程取水出来そう。 更に浦川1010m付近より。11.6km2。1.1m3/s程獲って越百川経由で伊奈川ダムへ。 以下導水検討。 まず越百(こすも)川上流からも取れる。 導水距離6.7km・今朝沢からの取水管の容量が不足してたら要増強。但し調べると越 百川から伊奈川ダムへ の導水は既にあるようだ。 上の提案は浦川流域11.6km2の追加ということになる。 二重投資になってしまうけど。伊奈川第二発電所に高所から導水出来る。13.7km2
滑川案に関しては更に隣の北股沢・小野川水域(同じ木曽川水系)になるけど,その上流から4.5~8.4km程度の導水で8.6~15.6km2を確保できる。★★
両領域併せて26km2程は上乗せ出来る。元々強気の使用水量なのでそのままでも良い。 今は狭すぎる流域面積を増やして100km2程に出来る。 |
2020年6月28日 (日) 伊奈川第二発電所の取水堰と越百側の取水堰 PATHpilotのブログ http://www.pathpilot.jp/blog/2020/06/post-0d065b.html 大桑村村史に は伊奈川発電所と伊奈川第二発電所の開発経緯が詳しく書かれていた。 福栃沢に取水堰があった。け さざわ取水堰の真南に1.1kmほどのところ(こ の辺か?)。福栃沢の水をけさがわに導水して いて、けさざわ取水堰の上流で放水しいる。 越百側取水 堰があった。伊奈川ダムの真南の越百側にあって、伊奈川発電所への導水路に水を供給している。… ダムをよく見るとダム湖の南側に流入口がある。越百川の水は、取水堰から真っすぐ北上してダムに水を供給しているのだ。 しかしなぜ越百川取水路 が国土地理院の地図に掲載されていないのか。。。そのヒントが大桑村村史にあった。昭和52年11月15日付の広報おおくわ93号 によると、越百川取水路は伊奈川ダム竣工から1年程遅れて完成したそうだ。ここから、国土地理院の地図は伊奈川ダム竣工時の状態を描いたもので、それから 遅れて竣工した越百川導水路は描かれることはなかったということだろう。 |
P/S名 |
出力 |
水量 |
落差 |
水効率 |
伊奈川P/S |
40.7MW |
11.00m3/s |
438m |
3.7 |
大桑P/S |
12.6MW |
38.40m3/s |
39.09m |
0.32 |
477.09m |
4.02 |
|||
相之沢P/S |
6.2MW |
3.11m3/s |
243m |
1.99 |
田光P/S |
2.5MW |
2.78m3/s |
108.79m |
0.90 |
橋場P/S |
1.9MW |
4.09m3/s |
55.80m |
0.46 |
10.6MW |
407.59m |
3.35 |
関西電力(株) 伊奈川発電所[水力] ▲ 運開:1977.11.4 ダム水路式・調整池式 認可最大出力:40,700kW 常時出力: 3,100kW 最大使用水量:11.00m3/s 有効落差:438.0m 水車:出力42000kW×1台 導水路(越百川→伊奈川ダム):総延長3366.3m 導水路(伊奈川ダム→発電所):総延長2688.7m、 面積 流域面積:76.6平方キロメートル 河川 取水:越百(こすも)川→伊奈川[伊奈川ダム]995.00m 放水:木曽川539.50m→地 図からも空 撮写真からも放水場所が判らない。。此 処ら(地理院)か ねぇ??空 撮(G)でもよく判らない。。 水圧鉄管が途中で地下に潜る大胆な配置。 増強案であるが以下の様に相之沢・田光の課題と併せて水量増やせば良さそう。 |