~水窪河内川~ 門桁から山住峠を経由して県道が降りてくる。 その途中,浦に水窪発電所の取水口がある。 |
~天竜川[佐久間ダム]~ 水窪発電所導水路放水口[仮称] 水量:最大26.5m3/s 年間放流量:? 水窪ダムからの放水量に拠る佐久間ダムの発電量増は年間123,000MWhとのこと[wiki]※ 静 岡県の資料だと2015年度の水窪ダムの使用水量が2億3890万m3で119,782MWh/年である。 ※の二つの数字 が整合的かど うかチェックしたい。 2015年実績からこのwikiの年(何年かは不明)の水量は3億1512万m3と推定される(この年の稼働率は35.6%だったようだ)。この水量で 123GWh電力を佐久間ダムは発電出来るか,が問題である。 佐久間発電所は諸元(スペック)上,306m3/sで350MW発電出来る。詰まり110万m3で350MWh産める訳だ。1MWhは0.314万m3で 発電可能。今123,000MWh発電したので3億8657万m3の水が使用された事になる。おお,結構良い数字が出た。 7000万トン程ズレがある(佐久間ダムが使った水の量が多い)が,これは門桁からの導水推定量と ほぼ一致している。 水窪発電所取水より低い標高からの水窪川からの 取水量,例えば水窪発電所直下の蓋渠地点など,からの佐久間ダム直送だったらこちらの提案(妄想)が既に実現してて一寸胸熱だがここはそれは大して盛んに はやられて 無くて今後のポテンシャルを感じさせる?? |
夏期(4月~10月) | 0.5m3/s |
冬期(11月~3月) | 0.3m3/s |
浜松市水窪民俗資料館 空調使えず10年超、施設内蒸し暑く 修繕に数千万円|あなたの静岡新聞 https://t.co/leFzdIEkcG
— passerby (@tokyopasserby) August 12, 2023
~翁川~ 翁 川交叉部[地理院]…こちらは特になにも無さそうであった。電力関連施設があるらしかったが変電所(か開閉所)らしい。→その後,水窪ダムを見学 された[夜雀] さんの記事の中に翁川蓋渠の文字が!?まあ取水工が無くても蓋渠はあり得る(ただ交叉するだけ)し,現時点では無いとの判断は変えない。 22.8 と云う事で,もし有本堰堤から翁川迄導水路を延ばして取水して水窪ダムで貯水し,且つ,此処で も取水して佐 久間ダムでも貯水するとすると。此処での取水の流域面積は以下の様に成る。課題は水窪発電所から佐久間ダムへ の放水路の通水量に余裕があるかどうか,である。水窪発電所の最大使用水量26m3/sに加えて水窪発電所正面の蓋渠からの取水量に加えて どの程度翁川からの取水を入れられるのかが,課題である。とはいえ調べて見ると面積はそれなりに小さく17.3km2程である。まあこれくらいなら既存の 水管にねじ込めそうである。それ程電力需要が高くは無さそうな,詰まり水窪発電所が稼働してない時間に,20m3/s程佐久間に送って貯めて置けそうであ る。流域の最上流が欠けているのは後から水窪ダムへの導水を検討するからである。 |
~ 灰の沢~ 水窪ダムは水窪川かその上流で本流格の白倉川ではなく支流の戸中川に建設されたロックフィルダムである。天竜川の雲名から山住峠と水窪ダムを 経由して天竜スーパー林道が延びてきてる。今回(22.8)は時間 も限られていて省略した。 その道路は戸中川ではなく灰の沢付近から分岐する。この上流にも取水口があり,取水された水は門桁同様水窪ダムは経由せずそのまま発電所に送られる。こち らと併せて行っておけば良 かったが次の機会としたい。 22.8
~白倉川(水窪川)~ 更にお隣の水窪川源流の白倉川からも取水してみる。ここも有本堰堤で間接的に取水はしているが,有本 堰堤が不甲斐ない状況なら取水にプラスである。(追 記・どうもこの手の導水は洪水時にこそ働くのであって普段の少水時には河川維持水量が云われる普段は殆ど取水しないのではないかという気がしている。→そ の後台風後の増水期に現地に行ってみたがゲートが高く上げられてやっぱり取水してないような感じであった。いつ取水してんねん。。) 有本取水堰堤(ダム) 高さ:9.3m 頂長:38.2m 取水量:? 貯留量:不明→無し 流域:45.9km2 取水:白倉川(水窪川) 送水:戸中川[水窪ダム] この有本堰堤であるが,どうも真面目に取水してないのではないかという疑惑がある。 [堰斎]… 2017/09/23 有本取水堰の様子です。ここもメタルで覆われた堰堤、土石流のダメージが大きいのでしょうか?ゲート全開で放流中、と言うか単なる川状態でした。 一応取水のせいで水が少ないと云う指摘もあった [西尾]… 戸中との合流より有本の取水堰堤までは、渓相は良いが取水の為水が少ない。 越流部が鋼板[マヅナイ] とアンテナ[あきひ ろ]が特徴の有本取水堰堤だけどどっちも同時に綺麗に写ってるのがなかった…。。特に越流部アップしようとしたら痛恨の葉っぱ写り込みw 一番マシなのがこれかな。。マウスオーバーでアンテナと鋼板に橙楕円。鉄板の河床は早月川の蓑輪頭首工にもある。アンテナは…知らんなあ w 22.8 背面 ダムの容量とか全部岩に覆われて無いようである。 また2,3日前に台風が通過した直後のやや勢いよい流れではあったがゲート全開で取水はしてない様子で あった。 この奥,こ こは直進すると林道白倉山線・その先9kmで白倉国有林とのこと。行き先が国有林なのは門桁と同じである。 冒頭図から白倉川集水路と云うのがこの取水堰堤から水窪ダムへ の導水路の名前だと判明する。現地看板に拠ると内径2.10・ 2.30m(馬蹄形) だそうで門桁から8.5m3/sを通す気田川集水路の内径2.40・2.50m (馬蹄形)よりは小さめだけど,勾配の違いもありそうなのでどの程度とは何とも言い 難い。また取水位と放水位から調べたくても一寸よく判らない感じであった。それにしても水窪川はちゃんと白倉川と呼ぶのに,気田川のことは門桁川とは呼ば ないんだな。まあ門桁堰堤ではあるか。こちらは有本堰堤であり,そのままでは白倉の名前が現れない。割と気配りしてるのかもw
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