電力 総研 水 力あれこれ 北陸水力発電
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神通川水系高原川の水力発電 高原川主要部篇①[→②支流・上流篇](23.7駆け足)

1.流域の年降水 量 2. 神通川 (神一・神二・神三潅漑用水 [神共水路]) 3. 高原川(跡津川金木戸川有峰引水) 4. 宮川(4-1.宮川・下小鳥川/4-2.小 八賀川) 5.井田川水系(左岸圏 域) 6. 牛ヶ首用水 7.熊野川  8. 長棟川

(源流)蒲田川・ 葛山発電所・金木戸川・双六川・浅井田ダ ム・東町発電所(23.7訪問)・巻発電所(23.7訪問)跡津川[AAPA](23.7訪問)新猪谷ダム(23.7訪 問)茂茂谷(23.7訪問)・新猪谷発電所・猪谷発電所・(神通川)

3.神通川水系高原川

一 旦は関電所属となった東町と猪谷・牧などの発電所であるが地元財界が反撥して関電との交渉の結果陸電が継承した。
そ の後北陸電力と地元財界で富山共同自家発電を設立し神通川電源開発を行った。
最上流部では陸電が総力を挙げて開発した有峰への引水もある。高原川が陸電の領域となった故に実現か?

模式図は以下の通り。
出典:国 交省をとはずがたりが修正




高原川の掉尾を飾る新猪谷ダムから取水して神一ダムに流れ込む猪谷発電所(31.5m3/s・22.9MW)と新猪谷発電所(45.0m3/s・ 35.4MW)が高原川の白眉である。宮川からの水と一緒になって神一~神三の神通川域全体のクライマックスを準備する。
その上流も牧・東町・見座辺りが水量的に幹線筋である。
水 力.comさんに拠るとこの資料には抜けてるけど神岡鉱業の割石・東漆山・和佐保・金木戸第二・鹿間の各発電所もあるようだ。要調査である。[aika=link切れ]さんに拠ると中部北陸が入り交じる地域 の様子がよく判る。

当雨量線図
双六川の合流点から跡津川の合流点辺りが雨量の底である。。



【沿川風景】

<神通川>

神一ダム[→神一(神通川)

(宮川合流)[→宮川

<高原川>

ソンボ谷
由来が判らんww

北陸電力(株) 中山発電所[水力]
運開:1926.7[三井鉱山(株)(神岡鉱山)]
水路式・流込式
認可最大出力:1,100kW(運 開当時1000kW)   常時出力: 630kW[57.3%]
最大使用水量:0.557m3/s
有効落差:240.60m
水車:出力1130kW×1台
導水路:総延長1,254.4m
流域面積:16.1km2
取水:ソンボ谷445.30m
放水:高原川[神一ダム]193.03m

落差は十分あるのだが16.1km2で0.557m3/s(3.4%)しか取れていない。
2000~2400mmであるが少々少なすぎる。
現代風に行けば一寸強気に1.6~2.0m3/sは(地域的には2000mm寄りなので)行きすぎにしても1.3m3/s程度は取水するのではないか?
1.5m3/s追加すれば+3.0MW程追加出来て4.1MW級の発電所に出来そう。
平行して導水路建設して増強したい。少々本稿の対象から外れる規模ではあるけど。。

もう一寸上流から取水して新発電所を建設してみる。放水ももっと低く出来る。2.0m3/sと強気の取水量だが現中山発電所への配慮もしての水量にしてる 心算だが,廃止・リプレース扱いでも良いかもしれない

[私案]新中山発電所(orソンボ谷発電所)
出力:6,700kW[+6.7MW]
取水:2.0m3/s
落差:395m
流域:15.3km2(中山発電所の直接流域は0.8km2となってしまう。)
導水:3.2km
取水:ソンボ谷588m
放水:高原川[神一ダム]183m



ちょっと水量を増やせば良いがペイするかは不明。山裾を縫う形で2.4km程水路を延ばせば水源あり

[増強私案]中山発電所
導水:2.6km
流域;1.07km2



ちょっと小さいかな。。


北陸電力(株) 猪谷発電所[水力] [DB
富山県富山市東猪谷
運開:1929.7[神岡水電(株)](22300kW)/??出力増:(22900kW?)/改修により出力増:2014.3.28(23600kW)
ダム水路式(運開当時:水路式)・調整池式
認可最大出力:23,600kW(出力増加前22,900kW[+0.7MW]、運開当時22,300kW)      常時出力:11,300kW[49.3%](出力増加前データ)
    最大使用水量:31.50m3/s
    有効落差:85.45m
    水車:立軸フランシス水車×2台 総出力25700kW(出力増加前データ)
    導水路:総延長5602.0m
    流域面積:764.5km2 ←同じ水源の新猪谷PSとズレるのは何故??新猪谷ダムは新猪谷発電所と同一の762.0km2なので取水口が他にもある??(→[DB] で確認したら取水口2とのこと。)
    取水:高原川[新猪谷ダム]・他1(こ れかな?) 278.00m
    放水:神通川神一ダム]180.90m


北陸電力(株) 新猪谷発電所[水力
岐阜県飛騨市神岡町中山
運開:1964.1(33500kW?) 設備改修:2013.5(出力増加(35400kW)
ダム水路式・調整池式
    認可最大出力:35,400kW(出力増加前33,500kW[+1.9MW])      常時出力: 0kW[0%](出力増加前データ)
    最大使用水量:45.00m3/s
    有効落差:87.50m
    水車:立軸単輪単流渦巻フランシス水車 出力35000kW×1台(出力増加前データ)
    導水路:総延長3843.8m
    流域面積:762.0km2
    取水:高原川[新猪谷ダム]278.00m
    放水:神通川神一ダム]180.50m


北陸電力(株) 新猪谷ダム発電所[水力
岐阜県飛騨市神岡町東茂住
    平成24(2012)年12月21日:運用開始
ダム式・河川維持流量从属型
    認可最大出力: 500kW
    想定平均年間発生電力量:約400MWh(400万kW時)
    最大使用水量:1.65m3/s
   有効落差:36.42m
    水車:横軸フランシス水車×1台
    流域面積:762.00平方キロメートル
    取水:高原川[新猪谷ダム]
    放水:高原川



~茂住谷~

なんか変な感じの場所。鉱山関係の鉱滓捨て場と迂回水路トンネルであるような。。
 
発電所は無さそうな…と思ったが,発電所を造っているようだ。

[建設中]神岡鉱業(株) 茂住谷発電所[新 エネ財団
岐阜県飛騨市東茂住[MESCOに 拠るとこ の辺?
出力:999kW
水量:
落差:
取水:茂住谷
放水:茂住谷[茂住谷第二発電所(検討中)]310m付近?

[検討中]神岡鉱業(株) 茂住谷第二発電所[新 エネ財団
出力:199kW (常時出力 81k W 有効出力105kW)
年間可能発電電力量1,267MWh
水量:最大0.62m3/s (常時 0.25m3/s)
取水:茂住谷[茂住谷発電所]EL. 310.700
放水:茂住谷(水車中心高)EL. 262.130m[こ こでEL263m
総落差48.570 m 有効落差最大45.640 m (常時 48.090 m)
河水利用率 98.3
流量設備利用率 71.6
設備利用率 75.3




猪谷ダムは無いようだが何故か新猪谷ダムと新が付いてる(1963竣工)。元々猪谷発電所 (1927運開)に付随する小さな取水堰堤でもあったのかも知れぬ。

新猪谷(しんいのたに)ダム[便覧][水力(猪 谷P)][水力(新 猪谷P)][水力(猪 谷ダムP)
河川    
目的/型式     P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長    56m/154m
流域面積/湛水面積     762km2 ( 全て直接流域 ) /28ha
総貯水容量/有効貯水容量     160.8万m3/120.3万m3
ダム事業者     北陸電力(株)
着手/竣工     1961/1963
        堤頂標高:279.00m
    洪水時満水位標高:278.00m(サーチャージ)
     常時満水位標高:278.00m
    予備放流水位標高:274.00m
      最低水位標高:272.20m
       越流頂標高:265.80m
取水:神通川水系高原川[牧発電所52.00m3/s・土第二発電所4.0m3/s]
送水:猪谷発電所(31.5m3/s・23.6MW)・新猪谷発電所(45.0m3/s・ 35.4MW)・猪谷ダム発電所

遠景
23.7
建屋


こんな立地w

上の利水標拡大


堤体から上流の湖面と下流の渓谷を望む


堤体


~跡津川~(→跡津川)

長棟とも有峰とも絡む跡津川。

有峰ダムの 項で見た が,
>(戦争の激化で中断した有峰開発は)昭和31年(とは註:1956年)北陸電力により,ようやく再開の機運に恵まれることと なつたのである。再開に際し計画は徹底的に検討された。最 初に問題になったのは有峰貯水池のすぐ裏側にある跡津貯水池計画との 関連である。この跡津貯水池も日本発送電により有望な貯水池地点として計画されていた が実現しなかつた。有 峰,跡津および金木戸川の余剰水利用を連携することによつて揚水式発電を加味したのが約270 000 kWのいわゆるA.A.P.(有峰,跡津計画)である。この計画は着工直前,常願寺川用水組合の反対と跡津貯水池地点の鉱業権補償の難航の 二つの理由で, 現在のJ.A.P.計画に変更されたが,跡津貯水池計画は将来の開発地点と してのこされたのである。[土 木学会

今日に至るまで神通川水系の高原川流域に貯水池がないのは禍根を残しているとも云える。跡津川は多少下流寄りではあるのでこれによって安定化する流域が限 られてるのは残念だが,水流の安定化と発電量の増加に大いに資するであろう。

神通川沿いに佇む土第二発電所建屋。




北陸電力(株) 牧発電所[水力
岐阜県飛騨市神岡町牧
運開:1942.6
水路式・流込式
    認可最大出力:40,500kW    常時出力: 9,900kW
    最大使用水量:52.00m3/s (+5m3/s) [85.7%]
    有効落差:94.20m
    水車:立軸フランシス水車×3台 総出力48200kW
    導水路:総延長8546.0m
    流域面積:606.3km2
    取水:東町発電所(47m3/s)、 高原川、地蔵 谷 382.06m
    放水:高原川[新猪谷ダム] 279.95m





北陸電力(株) 東町発電所[水力] [DB
岐阜県飛騨市神岡町東町
運開:1941.4[神岡水電(株)] 出力増:2013.4.26(性能確認試験による)(+900kW)(32200kW)
ダム水路式・調整池式
    認可最大出力:32,200kW      常時出力: 5,500kW (17.1%)
    最大使用水量:47.00m3/s [0.91]
    有効落差:80.50m
    水車:立軸単輪単流渦巻フランシス水車×2台 総出力36000kW
    導水路:総延長7820.7m
    流域面積:515.7km2
    取水:高原川[浅井田ダム]・蔵 柱川(→浅井田ダム) 他1() 3箇所 470.30m
    放水:牧発電所 382.00m

神岡の中心市街地を走っていると丘の上から水管が降りてくるのが眺められる。近寄ってみると陸電・東町発電所である♪
割と大きめの水量で32,2MWを叩き出す発電所である。

橋の直ぐ下辺りは牧発電所の取水石と成ってゐだ筈だがまともな写真は全く取れてなかった(→ ストビュウス トビュウ(こちらの眺めの方が堰っぽいな…))。ここで新に90.6km2加わり5m3/s程最大使用水量が増えるのだが。。

地図だとこ の辺,ストビュウだとこ の辺で東町放流水と牧取水が合流する様だが。


浅井田ダム[水力] [便覧
目的    P
堤高/堤頂長  21.1m/135.4m
流域面積/湛水面積    507km2 ( 直接:472km2 間接:35km2 蔵柱川導水[取 水口]) /10ha
総貯水容量/有効貯水容量    34.0万m3/32.8万m3 ←一寸小さいな。。2時間弱しか持たない。。
ダム事業者    北陸電力(株)
着手/竣工    1939/1942←東町運開後であ る。最初の1年はダム無しでいったんか?
標高   堤頂標高:475.05m
    洪水時満水位標高:470.40m(サーチャージ)
     常時満水位標高:470.30m
       越流頂標高:465.00m
      最低水位標高:467.00m
送水:東町発電所47.0m3/s
取水:高原川[見座発電所]

東町PSに水を送る浅井田ダム。折角の大容量発電所であるが惜しむらくは貯水量が少なすぎる,,

~蔵柱川~
700m程で取水して浅井田ダム蔵柱川取水堰へ向けて放水。


蔵柱川取水堰の水面位は492m程度なので200mの落差を取れる。
面積は23.8km2なので3.0m3/s程とする。これで5MWだっ♪(概ね目安として落差200m・流域20km2あれば発電出来そう♪)

[私案]蔵柱川発電所
出力:5,100kW[+5.1MW]
水量:3.0m3/s(1.28)
落差:200m
流域:23.4km2
導水:4.9km
取水:蔵 柱川明ヶ 谷他 1
放水:蔵柱川[浅井田ダム取水堰]

但し等雨量曲線図に寄るとこの辺一番雨量が少ない地域ではあ る…。。あともう一谷,こ の辺迄1km程伸ばしたり,足掻いても良いかも知れない。





双六川(金木戸川)合流

富山共同自家発電(株) 見座発電所[水力
岐阜県高山市上宝町中山
運開:1954.1.16
水路式・流込式
    認可最大出力:25,500kW  常時出力: 7,600kW
    最大使用水量:29.00m3/s   常時使用水量: 8.77m3/s
    最大出力時有効落差:103.0m    常時出力時有効落差:105.0m
    水車:立軸フランシス水車 出力13280kW×2台       回転数375/450rpm
    発電機:立軸三相交流同期発電機 容量14200kVA×2台        周波数50/60Hz
    導水路:総延長11439.7m
    流域面積:418.3平方キロメートル
    取水:高原川、下佐谷[葛山発電所]、チカツエ谷、双六川[双六ダム]、山吹谷、井ノ口谷、下坪谷 594.30m
    放水:高原川[浅井田ダム]482.55m

見座発電所高原川取水堰[場 所]EL595m


~白水谷・苧生茂谷・赤谷~

白 水谷(そ の西側の沢)・苧 生茂(おいも)谷赤 谷(その西 側の沢)などEL1095m付近で集水し て見座取水堰堤へ放水を考える。
11.2kmしかない。落差は495m程度。雨量は弱気だけど落差の暴力で強気の1.4~1.5m3/sって とこか。5,900~6,300kW程か。

[私案]新葛山発電所
出力:6,300kW[+6.3MW]
水量:1.5m3/s[1.34]
落差:495m
流域:11.2km2(内赤谷5.0km2)
導水:(本導水路:葛山~苧生茂)2.8km+(苧生茂~赤谷)3.0km+1.3km(本導水路~白沢)=7.1km[0.88]
取水:白 水谷白 水谷西側の沢苧 生茂(おいも)谷赤 谷赤 谷西側の沢 1095m
放水:高原川[見座発電所取水堰堤] 594m

落差はデカく出来るが,流域は狭い。降雨量もそれほど多くないのでそれほど水量も採れそうにないので導水距離が伸びてしまって導水距離当たりの出力が足り ない。。
(経験的にどこもMW/kW>1.6程度は最低ある)
落差を下げて導水距離を短く出来るか試みる。赤谷が低いのでそちらは距離を短縮出来るが白水谷は逆に遠くなってしまう。。

[私案]新葛山発電所
出力:6,000kW[+6.0MW]
水量:1.8m3/s[1.32]
落差:395m
流域:13.6km2
導水:4.8km+1.5km=6.3km[0.95]
取水:白 水谷白 水谷西側の沢苧 生茂(おいも)谷 赤 谷[堰堤+8m] 1000m
放水:高原川[見座発電所取水堰堤] 594m


改善(0.88→0.95)はしたが,最低限の目標(1.00以上)にはギリギリ足りない。。
ここを正当化する一つの一つとして白水谷からの取水はこれまで見座発電所で使えて無かったのが新に使える様になるというものである。
白水谷5.7m3/sとすると0.6m3/s分程度を見座で発電出来る様になって510kW分ぐらいは上乗せ出来そう。6.5MWとするとギリ基準を上回 る。

まあもう取水だけに徹してもいいかも。

導水:1.7km
流域:23.8km2

赤谷は小さい様である。。




~下佐谷~

富山共同自家発電(株) 葛山発電所[水力
岐阜県高山市上宝町長倉
    昭和29(1954)年12月20日:1号機運転開始
    昭和30(1955)年 1月18日:2号機運転開始
水路式・流込式
    認可最大出力:25,000kW      常時出力: 7,800kW (31.2%)
    最大使用水量:18.70m3/s    常時使用水量: 5.81m3/s (31.1%)
    最大出力時有効落差:158.00m    常時出力時有効落差:160.3 m
    水車:立軸フランシス水車 出力13300kW×2台 回転数500/600rpm
    導水路:総延長9968.7m
    流域面積:223.4平方キロメートル
    取水:高原川[今見ダム]笠 谷下 佐谷ウ ジカ谷 762.50m
    放水:下佐谷[見座発電所]594.60m

葛山 発電所取水位762.5mに向 けてEL986m取水で,下佐谷・笠谷・谷から取水すると37.1km2ほど取れる。


[私案]下佐谷発電所
出力:8,800kW~9,700kW
水量:4.8m3/s[1.29]~5.3m3/s[1.43]
落差:220m
導水:3.85+5.23=11.08km
流域:37.1km2
取水:下佐谷・笠谷・谷
放水:下佐谷[葛山発電所取水堰]

跡津川開発の余波で双六川流域からの取水を検討する中で導水と被る…こっちの方が素直だし出力出るし既存の体系を
崩さないが,ここも導水距離がちとオーバー。。跡津川方面の開発を優先かなぁ,,

[私案B]下佐谷発電所
出力:9,700*a kW
水量:5.3*a m3/s[1.43]
落差:220m
導水:3.85km
流域:37.1km2*a
取水:下佐谷
放水:下佐谷[葛山発電所取水堰]

[私案B]笠谷発電所
出力:9,700*(1-a)kW
水量:5.3*(1-a)m3/s[1.43]
落差:220m
導水:3.2km
流域:37.1km2*(1-a)
取水:笠谷・谷
放水:笠谷[葛山発電所取水堰]

こうすれば合計容量9.7MWに対して導水距離7.05kmの導水距離と採算に乗る?
でも発電機は二倍必要だしなぁ。。其処の計算が未だ入れられてない。。

逆に下佐谷は跡津・金木戸計画(A.K.P.)で使うとして笠谷だけ単独で行けるかも。

[私案C]笠谷発電所
出力:5,600kW[+5.6MW]
水量:3.0m3/s
落差:220m
導水:3.2km
流域:20.7km
取水:笠 谷・986m
放水:笠谷[葛山発電所取水堰]776m

 


~蓼之俣・~



今見ダム[場 所
送水:葛山発電所
取水:高原川[栃尾発電所]


北陸電力(株) 栃尾発電所[DB] [水力
岐 阜県高山市奥飛騨温泉郷今見/中部管内
運開:1957.6
水路式・流込式
認可最大出力:15,500kW    常時出力:3,600kW (23.2%)
    最大使用水量:6.20m3/s
    有効落差:292.0m  (▲15.2m)
    水車:立軸ペルトン水車 出力16000kW×1台
    導水路:総延長8036.7m
    流域面積:67.3km2
    取水:蒲田川[中崎発電所][5.8m3/s]、 他1(洞 谷?小 糸谷?ク リヤ?) 1070.00m
    放水:高原川[今見ダム]762.78m


~蒲田川~

北陸電力(株) 中崎発電所[水力] [DB
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂
運開:1958.3 設備改修出力増:2010,7,16(10500kW[+100kW])
水路式・流込式
    認可最大出力:10,500kW  常時出力: 1,900kW (18.1%)
    最大使用水量:5.00m3/s
    有効落差:253.00m
    水車:立軸ペルトン水車 出力10800kW×1台
    導水路:総延長5283.2m
    流域面積:44.7km2
    取水:右 俣谷左 俣谷[堤高4.1m][]→穴 毛谷?1335.10m
    放水:蒲田川[栃尾発電所]1070.16m



高原川上流で取水し今見ダムで放水する発電所の開発を試みる。

1157mで 取水すると28.9km2となる。
乗鞍岳山麓なので雨量は少なめ。2.0m3/s程度とする。


[私案]奥飛騨発電所
出力:12,300~13,300kW[+13.3MW]
水量:3.7~4.0m3/s[1.28~1.38]
落差:391m
流域:28.9km2
導水:8.0km程 (0.81)
取水:高 原川・白谷[ダム欲しい]1,157m
放水:高原川[今見ダム]762m