【神通川本流部開発】 更に,神三の放水位でまだ75mである。ここで放水したピーク用?(→推定)の110m3/sをそのまま使えるのではないだろうか?? 神通第三の放水口(74.90m+1m)で取水・発電,道路の下などを用いて大久保発電 所放水位57.24mで放水。落差18mなので14m程度の有効落差は取れそう(佐久間第二は最大使用水量306.00m3/sと大きくはあるが総落差16.01mに対して有効落差12.3m,放水距離は3.2kmと以下の私案と割と似ている)。 こちらはピーク用という建て付けで大久保や神三左岸とかの絡みを考えない。 [私案]新神通川第二発電所(or神通川第二左岸発電所or長川原発電所) 出力:18,400kW[+18.5MW] 水量:60m3/s 落差:36m 導水:3.5km2 取水:神通川[神二ダム]・大谷川116.80m 放水:神通川[神四堰堤]75m [私案]神四堰堤[場所] 満水位:75m(新神二発電所60m3/s・神三発電所110m3/s) 湛水面積:28ha 有効貯水量:28万m3 神二PSのmaxQ=172m3/sを神三ダムのV=80万トンで受け止めているので新神二PSがmaxQ=60m3/sで神四がV=28万トンでもまあなんとかなるであろう。同じく神四に流れ込む形の神三PSの水はそもそも今は逆調整不要のようであるし。 [私案]神通川第四発電所 出力:21,300kW[+21.3MW] 水量:100m3/s 落差:25m 水路:導水路・放水路3.5km 取水:神通川[神四堰堤]75m 放水:神通川[神通付近]45m [私案]神通堰堤[場所] 逆調整池 新神二が神三と,神四が大久保と完全にかぶってしまうのが悩みどころ。。 |
北陸電力株式会社 成子発電所[水力]
▲ 富山県富山市婦中町成子 運開:1922.1[神通川水力電氣(株)]→薄島なんかより古い 水路式・流込式 認可最大出力:1,400kW 常時出力: 680kW 最大使用水量:22.26m3/s 有効落差:7.80m 水車:横軸フランシス水車×2台 総出力1628kW 導水路:総延長860.4m 放水路:幅11.00m×高4.00m、総延長31.0m 取水:神共水路[薄島発電所]53.00m 放水:牛ヶ首用水[五平定発電所]44.20m |
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北陸電力株式会社 成子第二発電所[水力] 所在地:富山県富山市婦中町成子 運開:1934.1[高岡電燈(株)] 水路式・流込式 認可最大出力:1,900kW 常時出力: 680kW 最大使用水量:22.82m3/s 有効落差:10.33m 水車:立軸カプラン水車 出力2023kW×1台 導水路:総延長834.0m、主要導水路 幅14.35m×高2.85m、延長834.0m 放水路:幅14.00m×高3.00m、総延長403.0m 取水:神共水路[薄島発電所]53.00m 放水:合口用水41.16m |
~牛ヶ首用水~ 北陸電力株式会社 五平定発電所[水力] ▲ 富山県富山市婦中町広田[場 所][G] 運開:1922.1[神通川水力電氣(株)] 水路式・流込式 認可最大出力:1800kW 常時出力:1000kW 最大使用水量:22.82立方メートル毎秒 有効落差:10.70m(事業者様データ) 有効落差:10.20m(水力発電所データベース) 水車:横軸フランシス水車×2台 総出力2040kW 導水路:総延長1220.2m 放水路:幅24.00m×高2.00m、総延長25.0m 取水:牛ヶ首用水[成子発電所]44.20m 放水:牛ヶ首用水[四津屋発電所]33.10m 北陸電力(株) 四津屋発電所[水力] ▲ 富山県富山市婦中町広田(婦中町地角)[場 所][G] 運開:1922.12[神通川水力電氣(株)] 水路式・流込式 認可最大出力:1,500kW 常時出力: 570kW 最大使用水量:22.26m3/s 有効落差:8.50m 水車:横軸フランシス水車×2台 総出力1730kW 導水路:総延長1345.1m 取水:牛ヶ首用水(五平定発電所)33.10m 放水:牛ヶ首用水(下井沢発電所)23.80m 北陸電力株式会社 下井沢発電所[水力] ▲ 富山県富山市婦中町田屋[場 所][G] 運開:1935.4[高岡電燈(株)] 水路式・流込式 認可最大出力:800kW 常時出力: 0kW 最大使用水量:23.93m3/s 有効落差:4.30m 水車:立軸プロペラ水車 出力829kW×1台 導水路:総延長944.1m 取水:牛ヶ首用水(四津屋発電所)23.27m 放水:牛ヶ首用水(合場川)18.20m この後,牛ヶ首用水は井 田川をもぐり[地 理院][G], 更に山 田川も潜って[G] 続いて行く。 こちらが水力発電が多数立地してるのは遠方まで送る為,比較的水量と高度が保たれてたからか |
~(左岸)合口用水~ 八ヶ分水場 漆島分水場EL27m 十二ヶ用水(北東)と本郷用水・鵜坂西部用水(北西)に分岐 この辺から先は市街地化が著しい。 |
地理・地勢 旧大沢野町の上大久保、下大久保を主な受益とする標高35m~75mのエリアです 神通川右岸の合口化 戦後、経済活動による電力需要に応えるために、昭和28年北陸電力(株)は神通川上流の猪谷から笹津までに神通川第一、第二、第三と3つの発電専用ダムの 建設計画を発表しました。 第三ダムでは大久保用水の取水口が水没するため、新たな取水口を第三ダム(神三ダム)右岸に設置することになりました。これに合わせ、新保用水土地改良区 の幹線用水路である新保用水路と合口化することになり、昭和31年に 県営かんがい排水事業として着手しました。第三ダムから大久保発電所までの合口幹線水 路の建設、大久保用水路、新保用水路の改修を10年の歳月をかけて昭 和41年に完成しました。 その後、合口用水路の老朽化に伴い、一部には危険箇所もあったことから、昭和63年から平成12年(2000)にわたって県営かんが排水事業 神通川右岸合口地区として、大久保用水と新保用水の合口用水路および新保用水との分岐点から大久保用水路にあわせて7145メートルが改修され、現在に 至っています。 出 典:と やまの水土里ネット 記念碑 「県営かんがい(潅漑)排水事業 大久保 新保 合口用水改修記念碑」とある。(こ こ) 合口用水の流れ。なかなかの満水 |