| 【滝川支水路謎解明】 ▲ さて,山行がでの隧道レポート 七泰の滝の下の謎の穴内 の机上調査篇での「建設の機械化1960年6月号」より抜粋された ![]() の画像左手,滝川支水路 と 国 土地理院地図に描かれた水路 ![]() には乖離(矛盾)がある。 十津川第1発電所一般計画図での滝川支水路の分岐部は上の国土地理院地図の+の 部分であるが,其処に分岐の記載はない。 その+部である滝 川沿いの水路管と村道との交点には手持ちのマップルにも導水路前BSがあって此処から一山越えた滝川の取水口が奥里取水口であるのは間違いない。 一方で,この+部は「機械化1960年」(一 般計画図)だと栗平川取水口との分岐点となっていて一気に風屋貯水池へ流出してるっぽいが,現在の国土地理院では此処には分 岐はなく寧ろ栗平川取水口(計画地?)付近へ一旦大回りして栗平川取水口計画地辺りで分岐して奥里取水ダムの更に奥の取水口へ伸びてる支線(「機械化」の 一般計画図に は記述無し)と一緒になって風屋調整池へ流れ込んでいる様に描かれている。 取水口も一般計画図では栗平川と滝川本流の2箇所から取ってて合理的なのに態々滝川から2箇所で取水して栗平川の方へ迂回して風屋ダムに流し込んでいるの も可怪しいし,導水路前バス停付近(+部)が標高280m,栗平川取水口(計画地)付近の分岐点の標高が 304mとなっているから(分岐部が地下深くにあるという事であろうが)この経由は色々可怪しい。 寧ろこの国土地理院図での分岐部こそが「機械化」の一般計画図に 於ける栗平川側の取水堰の位置っぽいのである。 と,云う事で早速ググってみると新たな情報が。 紀 伊山系直轄砂防事業の対応状況について[巨大 pdf注意!] ![]() この資料には長 殿谷砂防堰堤群の 対応状況と並んで栗平(くりだいら)川砂防堰堤群の対応状況があってどうやら大規模な土砂崩れが此処でも起きたらしい(ずっと「くりひら」と訓(よ)んで たけど「くりだいら」らしい)。もしかして栗平川取水口も呑み込まれた結果地形が改編されてる!?と思って更に調べを進める。 紀伊山系直轄砂防事業 栗平地区(奈良県十津川村) https://www.kkr.mlit.go.jp/kiisankei/map/8.html に拠ると平成23年(2011年)紀伊半島大水害で上流で大規模な土砂崩れが発生して湛水池が出来てるそうな。+派上の国土地理院の+の場所に対応してい る。 水路はこの時点では判然としてないが「機械化」の一般計画図に則っている。 ![]() また湛水池からWebカメラ方面への航空写真もあった。 ![]() 大部派手に山腹が逝ってしまって居る。 どうやら手許の2007年度版の県別マップルには載ってない(A)の箇所にあるこ のトンネルは割と最近に建設されたようだ。この災害復旧工 事の為に建設されたものにしては苔むしているけど2007年に出来ていなくて2020年に出来てると成ると災害復旧工事の為に先ず建設されたと考えるのが 自然なような。。 また栗平川取水口がこの災害に呑み込まれた可能性は位置的に否定された。 謎は解明されなかったが,一方で栗平川上流に巨大な湛水池が出来てるのだからいっそ治水・利水両用のダムを建設出来ないやろか?? この辺は崩れやすい地質のようで直ぐ近くの奥吉野発電所の旭ダムでは排砂トンネルが建設されたそうな。 ゼンリンを切って独自路線に進んだgoogleだけど地図も独自で,独自の衛星写真でも使ったか,しっかりと湛水池が載っている。 国土交通省へ対する挑戦状か!?(笑) https://www.google.co.jp/maps/@34.0733493,135.8251596,15z 山津波で出来た土砂ダムが発電用ダムとして活躍している例もあるのである。 (池が出来たの江戸時代とかだけどw) 閑話休題(それはさておき),更に風屋ダムに関する調査を続行すると此処へ来て新証言キター!! https://www.kkr.mlit.go.jp/river/iinkaikatsudou/qgl8vl0000004aue-att/40_4.pdf[巨大pdf注意!] これだと機械化1960と同じ経路で水路が描かれている。施設の所有者である電発の資料なので間違いは有るまい。し かも,本来私が一番知りたい(そのせいであちこちのダムや取水堰を駆けずり回っている…)取水量まで明記されてる!! ![]() ということで国土地理院が敗北(水路経路の記述が間違い)との(意外な?)結末となった。因みにこの資料は風屋ダムの濁りに関して作成され たもののようであ る。大自然との斗いは続く宿命のようである。更に"意外な?"に関しては。その後あちこち見て行く内に地理院の地下水路は可成り不正確で ある事が続々判明した。 近い所だと小森発電所の放水口とか,初期の頃の私を悩ました案件だと馬瀬川第二や下小鳥の放水路とか,他にも越百 川導水路の不記載等々。 この取水管(『機械化』だと滝川支水路とされてる)だけど放っとくと風屋ダムの直下で十津川に流れ込んでしまう のを風屋ダムに注ぐ為のものである。第1集水用注水口で流量4.7m2/sである。標 高約297m。,先程見たように栗平川取水口(計画地)付近の分岐点の標高が304mで奥平取水ダム付近が標 高304mなので殆ど有効落差が取れずこの送水管を用いた小水力発電もなされていないと云う事らしい。奥平取水口だけ堰ではなくダ ムとなっているので一寸規模が大きいのかも(ス トビュー)しれない(その後調べてみると堤高に基準が あって15m以上はダム,それ未満は堰堤との事が判った)けど,それでも発電は一寸難しそう・・(その後各所の水量などを見るに4.7m3/s等は結構上 等の水量である。発電したいwとは言え取水をメインにしているので風屋ダムとの有効落差がほぼ無くて発電は十津川第一P/Sに纏めた方が効率的という事で あろう。)。 ただ一寸謎も有って,例の+地点,滝 川沿いの水路管と村道との交点では導水管は道路の下を通ってる感じで,道路面付近で標 高280m程。湖面が少々高すぎる気がする。通 潤橋みたいに奥里ダム側の勾配で水を落とししてもう一度向かいの山の斜面途中迄勢いで上げたりしてるのかな?(→どうやらそうらしい。サイフォン という様だ。勾配では無く高度と水圧管で行けるらしい。ソース:ダムペディアの滝川を渡る水 圧鉄管辺りを参照されたし・栗平川のサイフォンはよく判らないがて) |









| ルート名 | 流域面積 | 総落差 | 発電量指数 |
| 十津川回り案 | 12.8km2 | 140(葛川)+144.23(十津1)+90.00(十津2)= 374.23m | 4,790 |
| 北山回り案 | 22.8km2 | 235(葛川)+49.00(小森)=284m | 6,475 |



