大峰山脈の周辺は池原ダムと風屋ダムに挟まれている。まさに
3000mm地帯なのである!本頁でメインに取り扱う池郷川も概ね2800mmに入っている様
だ。 出典:和
歌山県 |
| ~池郷川~[→北山川篇] ▲ 地図・小又川発電所・池 原導水・発電開発(諸元[+8.7MW])・妄想案 21.6に本頁を作成してそのまま長らく放置していたが,23.3末頃よりよっきが池郷川のレポを公開[山行が]し始め た。不動の滝がなかなか良い感じ である。地理院だとこ こ。確かに落差も稼げそうである。 23.4に公開された同レポの完結部分で池郷川付近の歴史にも触れ られているがもともと池 郷(いけごう)が池川(いけがわ)の音便の池川(いけごう)から来ているそうである!これは目から鱗。支流の大又谷は嘗ては並川 (滑川・なめごう)と呼んだようだ。 こうなると池にある川が池郷(池川)だし,池にある原が池原か!?池の山の上には池 の平に池 峰もあった。 ![]()
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| 【大峰発電所構想】 △ 同じ水系内ではあるが流域変更は色々影響があるので参考程度だが,それやるなら隣の風屋ダムへの導水路がある滝川からも取水出来そうである。 こんな感じになる。強気の3.2m3/s程は期待持てそう。 ![]() [A案]池郷発電所 出力:11,200kW[+11.2MW] 水量:3.2m3/s 落差:422m 導水:10.5km程度 (1.06) 取水位:741m 放水:池原ダム315m 有効落差433mの破潰力ぱねえ。 これ逆サイドへもあり得る。 ![]() [B案]奥里発電所 出力:11,700kW[+11.7MW] 水量:3.3m3/s (途中の沢で取水可能) 落差:427m 導水:13.6km程度 (0.86) 取水位:741m 放水:奥里ダム310m[風屋ダムへの導水路の増強が必要(3.0m3/sしかない)] 発電はB案が僅かに大きいがその後の導水路の増強も必要であり,投資効率はA案の方が有利っぽい。 但し下流に対しては A案 (単位水量辺り)ルート発電力…1.0934 池原ダム・池原発電所 満水位:318.000m 最大認可出力35.0MW 最大使用水量342.0m3/s 有効貯水量:2億2,008.3万m3 (単位水量辺り)発電効率:0.1023 七色ダム・七色発電所 最大認可出力82.0MW 最大使用水量140.0m3/s 有効貯水量:1,070.0万m3 発電効率:0.5857 小森ダム・小森発電所…放水位:65.43m 認可最大出力30.0MW 最大使用水量74.0m3/s 有効貯水量:470.0万m3 発電効率:0.4054 B案 ルート発電力…2.0233 風 屋ダム・十津川第一発電所…満水位:295m 認可最大出力75.0MW 最大使用水量60.0m3/s 有効貯水量:8,900.0万m3 発電効率:1.2500 二津野ダム・十津 川第二発電所…放水位:32m 認可最大出力58.0MW 最大使用水量75.0m3/s 有効貯水量:1,100.0万m3 発電効率:0.7733 となって水を流すならB案の方が良さそう。こういうの結構どっち回りでも似た様な数値叩き出すんだけどここでは大差が付いた。 水の保蔵力はAルート(北山川ルート)の方が大きいが寧ろBルート(十津川ルート)の方が水を欲してると云える かも知れない。 但し北山川経由案は小森までしか発電所がないので元々不利である。その下の発電所を考えるとこ んな感じ[→熊野川水力開発案]になりそう。 瀞堰堤・北山川発電所 出力:12.7MW 水量75m3/s 発電効率:0.16933 これをA案に加えるとルート発電力は1.09+0.17=1.26となる。瀞峡などがああって落差をフルで使いにくいのでやはりBルートの方が有利っぽい な。 此処迄来ると奥吉野発電所・旭川方面からも取水したいところであるが,そちらは栗平川開発に任せることにする。 それによって栗平川から風屋ダムへの導水路の水量が減って奥里側から水を風屋に送りやすくなる。 ということで十津川川へ降ろす。 こちらには奥吉野開発で460m付近迄導水路を伸ばす予定なので [私案]滝川発電所 出力:9.300kW[+9.3MW] 水量:4.0m3/s (途中の沢で取水可能) 落差:275m 流域:25.4km2 導水: 取水位:741m 放水:460m |