~上村川~ 中部電力(株) 下村発電所[水力] [wiki] 所在地:岐阜県恵那市上矢作町下 運開:1920.12[矢作水力(株)=最初に建設・水利権:第四水力] 水路式・流込式 認可最大出力:4,700kW 常時出力:2,500kW[53.2%] 最大使用水量:6.68m3/s[0.36] 有効落差:83.82m 水車: 出力4840kW×1台 導水路:総延長4454.8m 流域面積:187.5km2 取水:上村 川[下村堰堤]397.67m 放水:上村川[矢作ダム288m]308.62m→未利用落差20m 22.5 建屋 水圧鉄管 放水口。一寸だけ離れた所にある。G 空撮だと関係性がよく解るが現地では??だった。 下村堰堤[水力] [訪 問記] 岐阜県恵那市上矢作町漆原 水系:矢作川水系上村川 目的:P 堤高/堤頂長: 4.3m/54,3m 事業者:中部電力(株) 竣工/改修: 1920年/2003年 流域面積:187.5km2 1920年(大正9年)に竣工(矢作川の電力開発を進めた矢作水力は福沢桃介率いる大同電力が中心となって設立された電力会社だがそれが初めて手がけた発 電所とダムとのこと) 新堰堤竣工…2000年(平成12年)の東海豪雨による河川改修に合わせて固定堰からゴム堰に改修されたそうな ラバー式の低落差。あんま真剣に取水も貯水もする感じはしない。取水量は187.5km2に対して6.68m3/s。まあ軽く流してる感じだ。 もっと本気で川と向き合ってぶつかって欲しいけど初期の開発案件だとこんなものなのかもしれない。。 下流方面。流石に水量は少ない様だ。。 吊 り橋。通行禁止 川 脇の道路。恐らくR257の旧道。通行止めになっていた。 堰堤と魚道 向こう側に取水設備がある。吊り橋が解放されてれば渡れるのに。。 R257 (現道)とダム湖 取水設備近影を目指してそのR257の現道の赤いトラス橋を渡って下流側へ移動。満々と水を湛えた水路が現れる。この辺。 福沢桃介先生関係の碑も現れる。木曽川の桃山発電所辺りと云い桃介だらけである。。 水路は肝心の取水施設手前で柵で閉じられててそれ以上は近接出来ず。混凝土で覆われてる平べったい道路様の部分が水路の蓋である。 下村発電所は取水量が少ない上に,放流後矢作ダム迄20m程無為に流れ落ちている。8km程の導水で使い切れてない水を使って発電したい。こちらで検討。いずれにせよ上村川の上矢作ダムは絶対に欲しい所である。 この上村堰堤,上村川が飯田洞川。木ノ実川等を併せつつ弯曲した場所にある。あんま土地勘は無かったのだが,阿木川方面からR257 (現代の遠美線である♪)は木ノ実峠を越えるとここで上村堰堤に連檐する形で島発電所もある上矢作町であった。旧 道はもう一寸西側に短めの隧道を穿ってあって新道の長いトンネルが古い峠の下を穿って造られた様に見える。 中部電力(株) 島発電所[水力][wiki] 所在地:岐阜県恵那市上矢作町 運開:1927.12[矢作水力・水利権:第五水力] 水路式・流込式 認可最大出力:1,600kW →6,400kW[+4.8MW] 常時出力:380kW 最大使用水量:4.09m3/s→16.4m3/s 有効落差:49.17m 水車: 出力1865kW×1台 導水路:総延長3305.5m 流域面積:78.7km2 (52.0) 取水:矢作川[上村発電所]455.50m 放水:矢作川[下村堰堤]398.82m 下村ダムの流域面積:187.5km2に対してこちらは78.7km2 しかないが,これは上流の上村発電所の水をそのまま使用して島発電所が上村川沿いにあるけど全く取水しないからである。 今,上流の上村発電所が3倍の12m3/sを検討し,更に上矢作 ダムで水量を安定化となると島発電所の水量も4倍増ぐらいは 出来そうである。 22.5 水は上村発電所からそのまま来る様である。 |
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中部電力(株) 上村発電所[水力] [wiki] 所在地:岐阜県恵那市上矢作町 運開:1925.11[矢作水力(株)・水利権:第三水力] 水路式・流込式 認可最大出力:9,800kW →29,400kW[+19.6MW] 常時出力:3,800kW 最大使用水量:4.09m3/s→12.3m3/s 有効落差:306.23m 水車:2台 総出力11190kW 導水路:総延長7975.8m 流域面積:78.7km2 (52.0%) 取水:上村川[上村堰堤]773.81m 放水:島発電所、上村川458.29m 平谷発電所からの放流水量などを考慮すると今の2倍増,更に飯田洞川流域からの導水や平谷発電所取水口以下の流域面積からの取水も考えると3倍増 は行ける。 上矢作ダム[建設予定(凍結中)]
上村ダム(堰堤)[水力] [訪 問記] 取水位:773.81m 流域面積:78.8km2 平谷発電所の取水堰がある合川の入口付近にあった看板。下村ダムと明記されている。森に阻まれダムそのものはしっかりとは見えず。(画像クリックで拡大画 像) ダムと云うより頭首工程度の雰囲気に見えるが。。水力さんの 写真と雰囲気が違う様な・・ これ↑は地下水路トンネルの入口前の沈砂池脇のなんかの施設↓(余水吐?)の様だ。 その向こう側に上村ダム堰堤部が現れる。道路に沿って長細く立地してる小さな堰堤である。 お約束のモノ 堰堤裏っ側。河道貯留含め貯留量は殆どなさそう。 上村堰堤取水位773.81mで平谷発電所 放水位が777.10mであるから利用水深5m程度,堤高現状+10m程度のダム建設して貯留して欲しい所。 道路を移設さえすれば可能っぽい。 県境の橋が架かる川がお目当ての合川である。脇が一寸した広場になっている。 そして山歩きか釣りと思われるクルマが何台も停まっている。 水汲み場があった。実家に帰る途中で,女房が無駄に買い換えた電気ポットを反原発でどうしても電気ポットを拒否する実家の老母の家に無理矢理残置する為に 恰度持参してたので水を汲んで見れば良かった。。 まあ新車の車内が水浸しになるリスクは絶対に避けたいが。 一枚目の写真に既に写っているが県境の先にはいきなり廃屋が。, 振り返って愛知方面を見ればここから荒天時,交通規制区間であった。 途中の達原渓谷の達原トンネルは旧道が完全に破潰されて長大なトンネルでぶち抜いた[youtube・youtube]そうであるし厳し い自然環境ではある。 中部電力(株) 平谷発電所[水力] [DB] [中 電] 所在地:長野県下伊那郡平谷村五軒小屋 運開:1996.4 水路式・流込式 認可最大出力:8,100kW 常時出力:790kW 最大使用水量:8.50m3/s 有効落差:113.50m 水車: 出力8380kW×1台 導水路:総延長4275.8m→主要用水路:巾3.00m×高さ6.05mとDBではなってるけど高すぎやろ。。 流域面積:67.2km2 (=18.4+48.8) (流域水量比:126%) 取水:平谷川[平谷堰堤]、合川[合川堰堤]897.00m 放水:平谷川[上村堰堤]777.10m ほぼ合流部にあるが,ギリギリ合川沿いに平谷発電所(の放流口)はある様だ。[G] では合川では無く上村川となっており,こちらが本流扱いか? 放流口そのものは見えないが,混凝土の建造物はまあそれとみて間違いはないだらう。 流域面積(の0.1掛けによる基準)に対する水量比が驚異の126%! この辺は遠山郷の北又渡発電所(運開:1991.11・水量:11.50m3/s・流域 面積:86.3km2・比:133%) と共通する性質ではある。 近年の安倍川や清内路にも共通する 性質なのかも。(ちゃんと面積調べてないけど。→こっちで纏めた。) |
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平谷川~ 取り合えず,平谷村の中心を通って流域面積も河川長も長そうな平谷川側を本流と看做して先頭で扱う。 平谷堰堤[場 所][国 交省][中 電] 流域:48.8km2(とは推計) 堤高:5.0m ゲート高:2.0m ゲート長:26.93m 取水量:6.0m3/s (流域水量比: 123%) 取水位: 建屋 利水標 ダムの正面側からは川に近づけず。建屋脇の背面から川面に近づいてみた。 さて,後はこの平谷堰堤(EL.897.00m程度・地 図(EL896m))に向けて開発の余地があるかどうか,である。 (柳川と入川が合流して平谷川に)
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~合川~ 県境の橋の上から上流を望む この川の上流に取水堰堤がある。 上述のクルマの停まっている広場の先に下で見る様に合 川白井沢林道という林道があり,で 取水量の多い平谷発電所の秘密を解き明かしたい場面ではあったが,門扉で閉ざされ自家用車での侵入は不可。 歩いて2キロ程歩けば堰堤に辿り着けそうではあったがヘタレたw 国有林にして保安林の地図。何故か上村川と合川は載って居らず飯田洞川が名称不記載で描かれて いる。 現状で道は繋がっていない様だが,合川白井沢林道と名告らされてる所を見ると飯田洞川の支流の白井沢と一本に繋げる予定があったのかもしれない(クリック で拡大画像)。 合川堰堤[場 所][国 交省][中 電] 流域:18.4km2(地図計測) 堤高:6.50m ゲート高:1.6m ゲート長:17.28m 取水量:2.5m3/s(とは推計・理由は下記) 平谷発電所の流域面積:67.2km2で最大使用水量:8.50m3/s。 (流域水量比:126%) 平谷堰堤の 流域:48.8km2で取水量:6.0m3/s (流域水量比:123%) 合川堰堤の流域:18.4km2で合算だと仮定すると取水量:2.5m3/s(流域水量比:136%)となる。 まあ割りとそれっぽい。これ以上大きいとすると流域水量比が大きくなりすぎ駄科。勿論3.0m3/sとって余水を捨てるのもありではあるけど,, |