20.5.23独立
阿寺渓谷
柿其同様美しい渓谷である。向こうが南木曾町なのに対してこちらは大桑村にあ
る。
木曽川との合流点の様子。清流っぽい。
それにしても柿其・阿寺・蘭川・賎母とこの辺の地名聞いただけでテンションあがる響き感半端ない。
今では特に発電に利水はしていない様子であるがwikiに
拠ると
>1922年6月、木曽川本川からの取水を増加し支流阿寺川・柿其川からも新規に取水して使用水量を1,600立方尺毎秒(44.52立方メートル
毎秒)へと引き上げる許可を得ている[18]。
とあり,嘗て,読書ダムが出来る前の水路式の時代には阿寺川からも取水していた様である。
ダム建設に伴って取水口は撤去されたということか。特に現地ではその跡は探さなかったけど。。
どうやら夏休み期間は車輌進入規制を行ってるようだ。[大
桑村]
6.3km奥にキャンプ場があるらしい。クルマで来て帰るだけでは被害を蒙るだけだが,クルマを停めさせシャトルバスで移動させれば環境にもいいし地元に
もお金が落ちて良いこんである。
出典:大
桑村
因みに21.5の豪雨の翌日に云った時は通行止めになっていた。。
余りに流域面積が豊富なので山奥から発電を考えたいとこだが,夏(7/18~8/30)は河川維持流量を多めに取るか寧ろ荒天時で客が居ない時以外は発電
をストップしても良いぐらいかも知れないが,観光客に清流を楽しんで貰える工夫が必須であるな。特に濁りが出ない様に最新の注意を払う必要があろう。。紀伊丹生川の玉川峡のGWの(コロナ禍下だけど)人出を見ても思ったが,川迫川のみたらい渓谷も水力発電と川遊びを両立させてゐるのでまあそんな相対立するも
のでも
無いのかもしれない。
(A案)
780m地点で取水。流域面積は27.6km2。2.76m3/s取水する。
放水は大桑P/Sの上部水槽付近。EL=524m。
導水距離;6.62km
[構想]阿寺発電所
出力:5,700kW[+5.7MW]
水量:2.76m3/s
落差:250m
なかなかである♪
阿寺・長通導水路[新設構想]の効果が減じるのはまあ已む無し。
(B案)
取水点:770m
・阿
寺川764m 28.1km2 2.2m3/s
・樽ヶ
沢 4.4km2 0.35m3/s
・柿
其(かきぞれ)川 18.6km2 1.5m3/s
770m地点だと虹ヶ滝・霧ヶ滝よりも上流であり,滝の景観にやや不安があるのは事実。
放水点:読
書ダム(488m)
[新設妄想]阿寺川発電所
出力:9,200kW[+9.2MW]
落差:275m
水量:4.05m3/s
既に柿其川から読書発電所では取水しているのでこれによる出力増強は無し。
柿其川・樽ヶ沢・阿寺川で取水して大桑発電所上部水槽で発電もありかもしれないけどどんどんアクロバティカルになるのでやらないw
あと,ここの上流に揚水発電を造る計画があったそうな。
[中止]木曽中央発電所下部ダム[便覧]
左岸所在 長野県木曽郡大桑村
河川 木曾川水系阿寺川
目的/型式 P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 137m/393m/2090千m3
流域面積/湛水面積 15.4km2/50ha
総貯水容量/有効貯水容量 22500千m3/18400千m3
ダム事業者 中部電力(株)
着手/竣工 1998/2022
標高が判らないがヒントとしては流域面積。EL=903m付近の狭隘部にダ
ムを造ると約15.3km2で誤差を考えればほぼどんぴしゃだろう♪
上池は王滝村だが直ぐ上のこ
の辺(1400m)なら比高を450m程は取れそうである。我が阿寺川発電所構想と共用するのは一寸合わな
いかな。。