~儀明川~ 新潟県企業局 高田発電所[水力] [→名立川] 運開:1968.11 ダム水路式・調整池式 認可最大出力:11,500kW 常時出力: 700kW 最大使用水量:7.00m3/s 有効落差:195.50m 取水:名立川水系[名 立川]262.3m→桑取川水系[桑 取川→谷 内川→中 ノ俣川→ビ ンゴ沢→綱子川[後谷ダム]]248.00m 放水:各種用水、沢山川46.15m 新潟県企業局 新高田発電所[水力] [→名立川] 運開:1984.10 ダム水路式・調整池式 認可最大出力:2,500kW 常時出力:1,100kW 最大使用水量:1.60m3/s 有効落差:198.41m 取水:高田発電所と共通 放水:各種用水、沢山川47.23m 常時出力が高田発電所よりもこちらの方が高いことが判る。こっちの方が有効落差がデカい(放水位は高いのに・16年の運開時期の差による効率上昇か?)上 に,基本的に両発電所ともフランシスだから低水量で出力低下するのでその場合はこちらを優先して使用すると出力低下が更に抑制出来るという感じ? |
~矢代川~ 矢代川の関川への合流は高田市街(上越市)であるが,その南,新井市街(妙高市)付近でも未だ併流しており新井市街の外れで矢代川は西側の山に分け入って いく。 上越エネルギーサービス(株)はJENグループの一社であるが,JENGは伊藤忠エネクス系である。 2006年に日本曹達 (株)二本木工場動力部門(火力発電所)の事業譲渡受した[エネクス電力]そうなのでこれらの設備 はいずれも元々日本曹達の所有だったということのようだ。 水発DBでは事業目的がいずれも自家用となっているのはそういう経緯らしい。 現在,最下流の矢代川第一PSは未だEL.320m程ある。もう一発発電出来る筈である。 [試案]新井発電所 出力: 水量: 落差: 流域: 導水:8.4km 取水:320m 放水:矢 代川135.1m 上越エネルギーサービス(株) 矢代川第一発電所[DB] [場 所] 運開: 1927.09 / 現行設備: 1994.12 形式: 水路式・流込式 最大出力: 1,400kW 常時出力:420kW (30%) 使用水量:2.56m3/s 有効落差:66.00m 流域面積: 42.7km2 取水:矢 代川、小 エンドウ川 388.90m 放水: 319.30m 上越エネルギーサービス(株) 矢代川第二発電所[DB] 運開: 1929.07 / 現行設備: 1994.12 形式: 水路式・流込式 最大出力: 3,100kW 常時出力:950kW (30.6%) 使用水量:2.16m3/s 有効落差:176.80m 流域面積: 36.4km2 取水:澄川、濁又川、小 エンドウ川 576.91m 放水: 389.91m 上越エネルギーサービス(株) 矢代川第三発電所[DB] 運開: 1938.09 / 現行設備: 形式: 水路式・流込式 最大出力: 3,990kW 常時出力:990kW (24.8%) 使用水量:1.68m3/s 有効落差:295.00m 流域面積: 18.2km2 取水: 澄川、黒菱川、濁又川 883.64m 放水: 578.00m |
いのちの水流れました!板倉区発電所が運転再開 https://www.joetsu.ne.jp/77211 2019年04月12日 18:46更新 東北電力・板倉発電所は、去年(2018)年3月下旬に近くで発生した地滑りで被害をうけ、発電停止になった。このため、発電に使った水を上江・中江用水 に流し込むことができなくなり、24年ぶりの取水制限、いわゆる「番水」が実施され、代かきや田植えなどに影響が出た。 その後、東北電力と県が、地すべり対策工事をすすめ、今年(2019年)2月には工事を完了、安全が確認されたことから12日から上江・中江用水が通水と なった。 水量は、 (4月)12日の段階で毎秒約3.6トン。代かきがはじまる5月1日から15日までは、毎秒約16トン。用水がうるおす農地はおよそ5千ヘクタール、去年 番水に悩まされた農家からは安堵の声がきかれた。用水は、代かき対応のあと、8月いっぱいはほぼ同様の水量、その後9月10日までは毎秒約9.8トンとし て、十分な水量が確保される見込み。(→これが例年の通水量か?) 東北電力板倉発電所4号機、22年ぶりに点検 1万超の部品確認 来年2月まで作業 https://digital.j-times.jp/Contents/20201001/5fd1e3b4-ab90-45df-800e-dc9752efa7dc 2020.10.01 東北電力は9月9日から、板倉区山越の水力発電所「板倉発電所」4号機の分解点検を 行っている。同社新潟支店は同月29日、水車などの分解作業を報道陣に公開した。 |
~池尻川~ 池尻川PSは日本初の揚水式水力発電所だそうな。上池はなんと野尻湖! 揚水と聞くと1,600MW(1,600,000kW)みたいな現代的なのを思い出すけど えらい小さい規模である。。 運開は1934年。とは総研しらべだと1931年運開で祐延ダムを上池に小口川第三発電所で揚水 をやっていた(今は揚水は廃止)様だが水 力.comさんによると揚水を開始したのは1934年であっちが2番目なんだそうな。 東北電力(株) 池尻川発電所[水力] 長野県上水内郡信濃町野尻 所有:中央電氣株式会社[運開] 昭和 9(1934)年4月 :運用開始 水路式・混合揚水式(運用:年周期) 認可最大出力:2,340kW 常時出力: 0kW 最大使用水量:4.17m3/s 有効落差:74.20m 水車:横軸フランシス水車×2台 総出力2594kW 導水路:一部圧力トンネル 総延長1808.4m 導水路:総延長1422.1m 放水路:幅4.00m×高2.65m、総延長85.1m 流域面積:18.3平方キロメートル 発電時:野尻湖(+古海川)→発電所→下部調整池→関川[大谷第二発電所] 揚水時:関川→下部調整池(+池尻川)→発電所→野尻湖 取水位:655.72m 放水位:575.15m 野尻湖[長 野県] 区別 天然湖 水系名 一級河川関川 湖面積 4.55km2(湖岸線延長13.6km) 貯水量 9,567.6万m3 水深 平均:21.8m最大:38.3m 滞留時間 738日 湖面標高 656.8m 流入河川 11河川 流出河川 1河川(池尻川) 流域面積 12.9km2(直 接流域)185.3km2(間接流域) ←池尻発電所が揚水をしている! 流域人口 0.7千人(直接流域)1.2千人(間接流域) 平成30年度末現在 湖に稀少な生物とか棲んでると慎重にする必要があるけど,近傍の赤川や関川本流から自然流入で水を野尻湖に貯めたい。 杉野沢発電所の流域面積118.6km2+αに赤川と云う事で120km2程度はプラスできそう。 揚水をしているとはいえ不安な流域面積12.9km2の野尻湖であるが信濃川水系鳥居川からの取水(導 水)が見つかった!間接流域185.3km2にこの部分50km2超も含まれていた様だ。杉野沢でも118.6km2しかないし な。 単語が見つかれば早い! 伝九郎用水でこんな図も見つかった。 出典:長 野県 |