電 力総研 水 力あれこれ
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
紀伊半島内陸部概観 熊野川水系概観 十津川第二発電所 北山 川
23.4.5大改造
20.10.8一旦完成
20.9.21運開

熊野川の電源開発!(26.7北山逍遙)

沿川設備一覧(→)降水量

十津川と北山川が一緒になって熊野川になる認識であった(益田川馬瀬川で飛騨川みた いな)。
同じ川が行政区画を境に違う川になることもある(信濃川と千曲川,吉野川と紀ノ川) けど, 調べたら此処も県 境で変わるようだ。十津川と天ノ川の境界も十津川村と大塔村(五條市)の境界であって川原樋川との合流って訳では無いらしい。
水系一貫で同じ名前を無理矢理付ける姿勢に私は批判的だけど県境や旧国境で何も変わってないのに変えるってのもイマイチに感じる私である(紀ノ川と吉野川 はなんかOK。信濃川は犀川と千曲川,熊野川は北山川と十津川の合流後の名称だと良い様な気がするんだけどねぇ。プチ水系一貫方式であるw)。

また調べていく内に以下の様な資料も見つかった。新宮川水系の中に熊野川圏域という奴があるらしい。十津川・天川を除いた熊野川と北山川を中心とした水域 のようだ。

新宮川水系熊野川圏域河川整備計画
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/080400/keikaku/seibikeikaku_d/fil/kumanogawa.pdf

この中で色々な情報が得られたが,降水量のグラフを転載しておく。
出典:
1) 国土交通省水文水質データベース
2) 気象庁アメダス気象データ
欠測データが1割以上含まれる年度を除く1983〜2012年の30年間の時間雨量データを用いて作成
図1 年間降水量(S58〜H24の平均値)

これを見ると多雨地帯なのは南の方で天川の源流部はそれ程でも無いようだ。
ただこの多雨は恵みでもあると同時に,長年の多雨が山を削り標高は(山深い割に)全体的に余り高くない。

ともあれ,十津川の電源開発は十津川第二発電所で(上流から見て)終わり,北山川 の電源 開発は小森発電所で終わる。それぞれの諸元は以下の通りである。

沿川風景:←猿谷ダム[十津川紀ノ川 綜合開発]―(川原樋川)[→別頁]―長殿発電所[天ノ川(熊野川上流部)→別頁]―(旭川)[中流部開発構想]風屋ダム(滝川)―十津川第一発電所(芦廻瀬川)[別頁]―(湯川)[開発構想]二津野ダム―十津川第二発電所[別頁]プチ増強案―(北山川【北山川発電所(案)】)―【熊野川発電所(案)】―<新宮市街> (河口)  

十津川第二発電所[→別頁]
電源開発(株)
所在:和歌山県新宮市熊野川町相須
運開:1962.1
ダム水路式・調整池式
認可最大出力:58,000kW  常時出力:15,000kW[25.9%]
最大使用水量:75.00m3/s  (常時水量:20〜30m3/s程度か)
有効落差:90.0m
導水路:総延長7990.2m
流域面積:801.0km2←此処でも使用水量は概ね流域面積の10%である♪
取水:十津川[二津野ダム](132.5m)
放水:十津川(熊 野川)(32.0m)

26.7

【十津川第二・プチ増強(案)】     
530mの導水で篠尾川(gsi) から取水出来そう。9.27km2。
1.7kmの導水で四滝谷(gsi) から取水出来そう。2.6km2。
効率を計算すると篠尾川のみ導水距離の短さで行けそう。

更に七月末の四滝谷の水量はゼロであった。。[→北山川逍遙篇


〜北山川〜[→別頁]   

小森発電所[→別 頁]
電源開発(株)
所在地:三重県熊野市紀和町小森
運開:1965.8
ダム水路式・調整池式
認可最大出力:30,000kW  常時出力:12,000kW
最大使用水量:74.00m3/s  (常時水量:29.6m3/s程度か)
有効落差:49.0m
流域面積:564.0平方キロメートル←水量豊富?!13%もある。
放水路:総延長1935.9m
取水:北山川[小森ダム](118.0m)
放水:北 山川(65.43m)→地図上だと81.2mに見える。。実際の放流先はこ の辺(66.2m)であろう。2km近い放水路の諸元とも整合的である。探してみると発 見[G]!地理院だとこ こら(EL.65.3m)である。

小森ダム


此処では水力発電妄想的な見地から十津川第 二小森両発電所以下の未利用領域を熊野川と勝手に呼ぶことに して熊野川の電源開発を構想する。
先ずは小森川の方が高いのでこれを32m辺り迄落とす。
取水先は先程の「こ の辺(66.2m)か?」付近で確定。
途中の左岸周りだと板 屋川矢 倉川湯 ノ口でも取水出来そうである。
最後,こ の辺(北山川37.4m)で放水・発電。

[私案]瀞峡発電所
 認可最大出力: 16,200kW[+16.2MW]
最大使用水量: 75.00m3/s
有効落差:26.0m
取水:北山川(66.2m)
放水:北山川(37.4m)

問題点は二つ程あって瀞峡の水が減ってしまう。更に,37m迄落としてもなお未利用の5m程が残ってしまう。更にはここと十津川第二の水を併せて発電した いが両川合流部では落差が足りない。こ の辺でか川を渡る必要がある。
木曽発電所や中呂発電所みたいに道や川を越えて云って欲しい。150m3/sの渡河はなかなかアグレッシブだが佐久間第二などで既にやられてはいる。。

これら三つを一気に解消する方法を思いついた。瀞峡終わった53m付近で瀞峡レベルの55m程度に堰止めて取水。どこかで地下発電した後川の合流手前放 水。
合流付近に堰を建設して32m程度で取水
。下流で発電である。

[私案]北山川発電所   
 認可最大出力:12,700kW[+12.7MW]
最大使用水量:75.00m3/s
有効落差:20.0m
導水:4.6km
取水:北 山川[瀞堰堤]EL.52m(瀞峡直下の55mに集水堰で嵩上げ)
放水:熊 野川(北山川合流部) [宮井堰堤]EL.27m[十津川第二放水位32mに取水堰で嵩上げ

取水は新設の瀞堰堤(仮称)で下地にある瀞峡巡りの船乗り場の直下に建設する構想。
26.7
今は砂利の川原を危なっかしく歩いて降りる必要がある(それ はそれで風情がある)けど 55m程度の満水位で利用水深2〜3mとすると浮き桟橋的なものを建設して乗り降りも楽になって水量も安定して良いのでは?


宮井堰堤で十津川第二放水位の32m程度に川面を扛上させるとすると北山川では四滝川との合流部辺りがその標高となる。
この辺に発電所建設が良さそう。


河合[→詳細
北山川[→逍遙篇]が合流してくる。


[私 案]熊野川発電所   
出力:21,700kW[+21.7MW]
最大使用水量:150m3/s
有効落差:17m
導水路:4.0km
取水: 熊野川[宮井堰堤(北山川発電所(案)十津川第二発電所)] 75m3/s(33.0m)・ 楊枝川・天ヶ瀬谷川…  片門などから判断して放水位<取水位に出来る
放水:熊 野川(新宮川)EL.15,6m (放水位13m)




古志<瀞峡巡りの里熊野川>
下地瀞 峡交通案内輿地図にも出てたジェット船の乗船場所だった廃止後はドライブイン。


瀞峡ジェット船の運航廃止 和歌山県新宮の運営会社
(2025年4月25日 14時30分 更新) 熊野 和歌山 紀南
https://www.agara.co.jp/article/488618

和歌山、奈良、三重の3県にまたがる瀞峡を運航する瀞峡ウオータージェット船(2019年4月撮影)

 和歌山県新宮市の熊野観光開発は、4年余り前から休止していた瀞峡(どろきょう)ウオータージェット船事業について、今月10日付で廃止したと発表し た。およそ半世紀、国の特別名勝・天然記念物「瀞峡(瀞八丁)」観光の目玉として親しまれていた事業が幕を閉じた。

 ウオータージェット船は、取り入れた水を後方に勢いよく噴出することで推進する仕組みの船。同社の前身である熊野交通が、船の後方に付けたプロペラを回 転させることで進む「プロペラ船」に続き、昭和40年代から運航してきた。

 しかし、各地に甚大な被害をもたらした紀伊半島大水害(2011年9月)以降、ジェット船が航行する熊野川や北山川に流入する土砂が年々増加。航路維持 のための労力が過大になり、自社での航路整備が困難になったなどとして、2021年1月1日から事業を休止していた。

 その後、事業再開の方策を検討したが、航路の維持管理にかかる労力の増大をはじめ、施設の老朽化や従業員の高齢化、雇用の確保といったさまざまな問題も あるとして事業の廃止を決めた。

 休止した際に保有して いたジェット船10隻については、譲り受けたいという声もあったが輸送の面で難しく、全て解体した。

 同社の大塚英生社長は「長年にわたってご利用いただき、ありがとうございました。誠に残念だが、再開は難しいと判断した」と話している。

 ジェット船の発着場所があった新宮市熊野川町日足のドライブイ ン「瀞峡めぐりの里熊野川」については引き続き営業する。


瀞峡のウォータージェット船、恵みの雨で運航再開
2017/4/18 10:14
https://www.sankei.com/article/20170418-VLJNDO3Q7BPRDGETYOWTU4RB4I/

産経WEST

 和歌山県新宮市の観光の目玉の一つ、「瀞峡(どろきょう)ウォータージェット船」が渇水で先月から運航を見送っていたが、21日から再開することが17 日、決まった。今月に入って上流域にある発電用のダム付近にまとまった雨が降り、発電放水できる貯水量になった。「稼ぎ時」のゴールデンウイークを前にや きもきしていた関係者たちは、ほっと胸をなで下ろしている。

 ジェット船を運営する熊野交通(新宮市)によると、ルートとなっている熊野川水系北山川の上流にある池原ダム(奈良県下北山村)が2〜3月の小雨で渇水 状態になった。

 ジェット船は、後部船底に開いた円筒形のケースから水を取り込み、噴流を船尾から噴出することで推力を得て前進する。浅瀬に強い構造で、停止時で40セ ンチ、運航時で70〜80センチの水深があればいいが、水位によって限界があるという。このため、熊野交通では安全面を考慮し、3月27日 から運航を中止していた。

 池原ダムは電源開発(東京)が管理する発電用ダムで、高さ110メートルとアーチ式ダムとしては国内最大の総貯水容量を誇る。器が大きいため、ある程度の雨が降らないと水 かさが増えない弱点も追い打ちをかけた。

 4月に入り、池原ダム周辺でもまとまった雨が降るようになり、水かさも徐々に回復。発電放水もできるレベルに達したため、運航の再開を決めたという。

 ジェット船は時速40キロで新宮市・志古乗船場と瀞峡を約2時間で往復する。船上から断崖や奇岩の絶景を間近で見ることができるため、観光客からの人気 が高い。「春季、お盆、秋季」のハイシーズンの土日には、1日約200人の観光客が訪れる。

 熊野交通志古船舶営業所の堀芳生所長(47)によると、紀伊半島大水害があった平成23年にも、2月のほぼ全部、3月で約2週間、渇水で運航が見送りに なったことがあるという。

 堀所長は「運航中止はめったにないことだが、期待していらっしゃった観光客には迷惑をおかけした。雨が降りすぎるのも気になるが、継続的に営業していき たい」と話している。

 熊野川から瀞峡にかけての周辺流域は桜のピークが過ぎ、ツツジやサツキの季節を迎えている。


10隻も持ってたのか。[→ こんな風景[産経2017,4.18]だった様だ]
>和歌山県新宮市の観光の目玉の一つ、「瀞峡(どろきょう)ウォータージェット船」が渇水で先月から運航を見送っていたが、(2017年4月)21 日から再開することが17日、決まった。今月に入って上流域にある発電用のダム付近にまとまった雨が降り、発電放水できる貯水量になった。
大貯水池を誇る池原ダムをしても春先に貯水量が足りなくなることあったんか。。

>ジェット船の発着場所があった新宮市熊野川町日足のドライブイン「瀞峡めぐりの里熊野川」
何気なくト イレ借りたとこやん!がらんとしてるしトイレのお礼としてペットボトル買ったけどもっと応援の為に色々お土産とか買い込めば良かった。。朝っぱら から活動して今から一気に生駒前で帰るぞと一寸うんざりしててあんまちゃんと物色できなかった。
こ れ,なんとなく気に成ったけど船着き場に降りて行く道路だった?!

で,更に良く見ると駐車場の部分旧道走ってた?[地 理院こ の風景[G]




そのまま河口の新宮に至る。
新宮港は,恐らく熊野川の土砂で,大型船が着岸できず,天然の良港勝浦港を経由して材木を輸出しようと建設されたのが新宮鉄道なのだそうな。で,熊野地駅 (貨物駅)はその新宮鉄道の本線上にあってけど国有化による改良で短絡線が建設され貨物支線化,国鉄末期に廃止という流れのようだ。[→わたびch]