【祐延ダム】 祐延(すけのべ)ダム[便覧][水力] ▲ 河川 常願寺川水系小口川 目的/型式 P/重力式コンクリート 堤高/堤頂長/堤体積 45.5m/125.5m/44千m3 流域面積/湛水面積 6.8km2 ( 全て直接流域 ) /60ha 総貯水容量/有効貯水容量 879.0万m3/875.3万m3 ダム事業者 北陸電力(株) 着手/竣工 1928/1931 天端標高:1401.470m 常時満水位標高:1400.500m 越流頂標高:1399.650m 最低水位標高:1372.00 m 基礎標高:1356.015m 放水:小口川第三発電所2.78m3/s なんとまあ呆れる程高い場所にあるダムである。 何も知らない私が,有峰との間で揚水すれば良いのにと思ったけど実際相手が有峰 ダムで はないものの揚水運転をやってた事もあった様だ。 流石にこんなに高いと流域面積が6.8km2しかない。 普段の基準だと0.7m3/s程度しか取れない所を2.78m3/sも大量に(w)使ってる代わりに元揚水の上池でもある875万m3(凡そフル稼働で1 カ月分)のダム湖の貯水量で カバーという事である。 >全集水面積は 7 km2 程しかなく主に融雪期と梅雨期のダム流入を貯水することにより年間運用しています。[『電 力土木』北陸電力] 小口川第二を過ぎると道路脇から見られる発電施設はなくなりひたすら山の中を走る事になる。 随分走ると漸く古びたダム堤体が見えてくる。 割と古い上に厳しい自然もあってコンクリートも大部くたびれている様に見える。 堤体裏・ここもやはり渇水期の様だ。 綺麗な湖。 有峰ダムにも貯水されない西側和田川支流の西坂森谷(足谷)の上流部に堤高高めのダム造って導水したい (→地理院に記載がないだけで導水路はあるようだった。さすがにねぇ。。)。 小口川支流の名無しの北川の支流にも造れそう。ぞれぞれ1.25km2と1.06km2である。2.3km2となれば1.34倍に出来た事になる。 水量倍増とは行かないだろうが高落差を利用した14.5MWの小口川第三がより活躍出来るであろう。和田川支流分は小口川第二・第一に取って水量が純増と もなる。 |
~足谷(西坂森谷)[和田川支
流]~ 有峰貯水池足谷取水口[ひ ろし][まるがり][水力] 取水量:16.7m3/s[←結構デカい] 流域:3.3km2[←とは調べ(推定)・小さい…] 現地でも場所がわからんかった。。→ひょっとして林道脇のこ れ[G]!?めっちゃ簡単にいけますやん…orz 有峰林道の橋より下流側だとばかり思ってたら上流側だった。。志村後ろ後ろである…orz それにしても面積に比して取水量は莫大である。比率は過去最高かも? 莫大な貯水量に比べて流域面積が(意外に)狭い有峰貯水池なので集水に必死なのであろう。 元々は地味な和田川の上流ってだけだしな。 |
【小口川ダム】 有峰第二発電所[→有峰左岸ルート] 出力:120,000kW 水量:74.00m3/s 放水位:424m 小口川ダム[→有峰左岸ルート] 貯留量:V=146.9万m3 取水:有峰第二74.00m3/s 424.0m 放水:有峰第三26.00m3/s 429.0m |
【小俣ダム】 ▲ 有峰開発で和田川ルートが開発された際に建設された。その際に小口川第一発電所が水没するので移転 したそうな。 その際に同じ湖面に放水すると云う事で同じ建物に入れたそうである。詳しくは和田川ルー トの項を参照。従って戦前運開のシステムだけどここの建屋は高度成長期のもの。 それに加えて有峰第三発電所の放流水も流れ込んできて,100mつづ違う三つの発電所の水を受け止める。 有峰第三発電所放水口[→有峰ルート] 出力:20.0MW 水量:26.0m3/s 落差:92.0m 取水:小口川[小口川ダム]429.0m 北陸電力(株) 新中地山発電所[→和田川ルート] 出力:73.5MW 水量:33.0m3/s 落差:259.30m 取水:和田川[新中地山ダム]604.00m 北陸電力(株) 小口川第一発電所[水力] 運開・1924/8[ 中越水電(株)[wiki]2,600kW ] 水路式・流込式 認可最大出力:3,200kW 常時出力:1,000kW 最大使用水量:2.61m3/s 有効落差:161.3m 基準落差158.0m←なんだ?? 水車:最大出力3320kW×1台 導水路:総延長2061.0m 流域面積:29.2km2 取水:小口川[小 口川第二発電所3.14m3/s]502.4m 放水:小口川[小俣ダム]328.1m 新中地山発電所と同じ建屋に二つの発電所が入ってい る珍しいケース。 21.7 また発電所は小俣ダム湖畔に建っていて直ぐ下はダム湖である。 小俣(おま た)ダム 北陸電力(株) 目的:発電 堤高:37m 流域面積:274.6km2 ( 直接:36.6km2 間接:238km2 ) 総貯水容量/有効貯水容量:76.1万m3/58.7万m3 着手/竣工:1958/1960 取水:小口川[小口川第一発電所1924・2.61m3/s・新中地山発電所1959・33m3/s] 送水:小俣ダム発電所・小俣発電所(30m3/s) 21.7 |
最大出力 |
常時出力 |
最大水量 |
水源 |
放水先 |
改良 |
|
小口川第三 |
14.5MW |
3.7MW |
2.78m3/s |
祐延ダム |
真立ダム |
導水・揚水化など |
小口川第二 |
5.6MW |
2.2MW |
3.14m3/s |
真立ダム |
小口川第一発電所・小口川ダム |
|
小口川第一 |
3.2MW |
1.0MW |
2.61m3/s |
小口川第二発電所 |
小俣ダム |