電力総研 水力あれこれ
とはずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)

2020.09.11作成
十津 川・紀の川綜合開発
1.概要 2.十津川分 水・西吉野第一・第二発電所・猿谷ダム・紀の川用水 3.大迫ダム・津風呂ダム・川上村・吉野川分水  4.その他(吉 野・紀ノ川開発 紀伊丹生川)


3.大迫ダム・津風呂ダム・関電・吉野川分水

■ここに開発余地が!

先ずは北 股川(489m)で取水して大迫ダム(398m)湖畔で発電してみる。

流域面積:20.6km2で最大使用水量:2.1m3/s(推定),有効落差:89mとなって最大認可出力:1,400kW[+1.4MW]となる。一寸 小さい。。

もっと上流から,且つ北隣の中奥川 からも取水することに。

[妄想!]
北股川発電所
最大認可出力:4,200kW[+4.2MW]→ うん,まあこれなら♪
最大使用水量:3.0m3/s
有効落差:170m
流域面積:29.57km2
取水:北 股川(571m)中 奥川(572m) …2~3m嵩上げして取水
放水:大迫ダム(398m)
導水路距離:9.675km (0.43)→まあヨシ


この北股川の位置口部。

同じく川上村の北股川最奥部というには恥ずかしいぐらい手前で引き返して来たけど,こちらは googleのストビュウよりは一寸だけ奥へ行けてた。行き止まり県道r224大台大迫線から一寸入った所。入って直ぐに大迫ダム北側湖周道路の廃道へつ ながるっぽい橋も廃っぽい雰囲気。https://t.co/03HEVX1eUe pic.twitter.com/CcFKKi50CQ

— とはずがたり (@tohazugatali1) May 1, 2021


大迫ダム[便覧][Wiki
事業者:農林水産省近畿農政局→奈良県が受託?
目的:潅漑・水道・発電
天 端標高;401m
着手/着工/竣工     1954/1963.4/1973.9
流域面積/湛水面積     114.8km2 ( 全て直接流域 ) /107ha
堤頂標高/基礎地盤標高:400.50m/330.00m
満水位標高:398.00m
最大取水量:20m3/s
総貯水容量    2,775万 m
有効貯水容量    2,670万 m(潅漑及び上水道)→詰まり発電ダムとしての貯留量はゼロって事の様だ
潅漑面積:12,175ha

諸元


大迫発電所[水力
電気事業者(運開)    関西電力(1996年)
ダム式・調整池式
認可最大出力:7,400 kW(2001年出力増強)  常時出力:0kW
最大使用水量:15.00m3/s
有効落差:60.04or08m
水車:立軸カプラン水車 出力7700kW1台
流域面積:114.8平方キロメートル
取水:吉野川[大迫ダム]398.00m
放水:吉野川336.40m


■大迫ダムと大滝ダムの間に40m程の開発余地落差が!
と云うか,更新時にダム式からダム水路式に変更するだけで10MW近く増強出来そう・・
[妄 想!]新大迫発電所
認可最大出力:17,100 kW[+9.7MW] (旧・大迫発電所7.4MWは廃止or河川維持流量小 水力化
最大使用水量:15.00m3/s→20.00m3/s
有効落差:103.0m
流域面積:(直)114.8km2+(間)54km2
取水:吉野川[大迫ダム]398.00m
放水:吉野川[大滝ダム]290.00m
導水路:10.9km

途中で左岸なら神(こう)之谷川・白鬚谷(仮称)・中奥川・井光川・武木川から取水出来る。
400m時点で取水するとすると54km2もあるので5.0m3/s程余分に取れて20.00m3/sで発電も出来る。
中奥川からの取水量は北股川開発で減少するが結局大迫ダムで取水出来る ので干渉しない。


とはいえ,大迫発電所の運開はダム完成の遥か後の1996年でしかも2001年に増強されてる。水車とか50年ぐらい使うことを考えると未だ未だ先のこと である。



それよりは常時流量無しで恐らくダムの放水(水道及び潅漑)に从属的に発電しているものと思われる大迫発電所に新規水源を開発して潅漑容量に余力があれば 貯留にも
使わせて貰ったりすると良さそう。(本来大滝ダムで貯留する水量ではあるので大滝ダムで足りないと云われたら放流せざるを得ないけど。)

北股川発電所妄想で取水する中奥川570m以下400m以上(1支流含む)と神之谷川400m以上から取水すると以下の様になる。

流域面積24.5km2
推定2.5m3/s程は取水出来そう。
大迫ダムに導水すると4.75kmである。

更に大迫ダムから現大迫発電所に拘らず下流に流す。左岸の上谷川・上多古川・下多古川の400m付近から取水すると28.3km2である。

推定2.8m3/s程は行けそう。

大迫ダムの最大使用水量は諸元より20m3/sであり,大迫発電所の最大使用水量は 15m3/sだそうなので,出典許の水力.comさ んが間違えてる可能性もなくはないが発電効率85%程度で計算するとほぼ7.4MWの出力となるのでここは間違いないだろう,その差5m3/sは最大放流 する時間帯が長くないので効率的な使用水量が15m3/sとなったものと考えられる。2.5+2.8=5.3m3/sの追加の水量を用いて,現大迫発電所 は河川維持用の常時放流水やピーク用にして,10m3/s程度を使って新大迫発電所を建設を妄想してみる

[妄 想!]
新大迫発電所
認可最大出力:8.400 kW[+8.4MW] (大迫発電所はピーク用及び河川維持流量とし出力は変えず)
最大使用水量:10.00m3/s
有効落差:100.0m
取水:吉野川[大迫ダム]398.00m
放水:吉野川[大滝ダム]290.00m
導水路:7.0(+4.75)km




大滝ダム[天 端:324m][水力]
1962着手
総貯水容量:8,400万立米    有効貯水容量:7,600万立米
流域面積:258km2    湛水面積: 2.51ha
ク ロベノエキがある。。

おお,本日,大滝ダムでクロベノエキを見学したけど何の為に使うかさっぱり理解出来なかったがこう やってつかってたのか!車輪が付いて動ける様になったけどコンクリバケットが到着する位置を変えれたんだな。 pic.twitter.com/xKUm9D82uN

— とはずがたり (@tohazugatali1) May 1, 2021

出 典:近 畿地方整備局
大滝ダムでは地滑りの兆候が発生したようだ。。
 大滝ダムは、平成14年度に建設を完了し、平成15年3月17日より試験湛水を開始しました。平成15年4月下旬までには貯水位が約35m上昇し、貯水 率は約50%になりました。

 しかし、平成15年4月25日にダムの上流約4kmの白屋地区において、家屋の 壁や道路、擁壁、地面などに亀裂が発生していることが報告されました。…
 平成16年7月には白屋地区先行盛土工事に着手しました(同年12月竣工)。そ の後、平成17年12月には白屋地区地すべり対策工事に引き続き着手し、平成21年2月28日に完成しました。出典:近 畿地方整備局

https://www.kkr.mlit.go.jp/kinokawa/index.php
リアルタイム情報  
■大滝ダム

20/09/25 22:00 21/05/05 14:10
貯水位: 288.58 m 312.82m(72.6%)
流入量: 58.47 m3/s 7.72m3/s
全放流量: 71.80 m3/s 14.90m3/s
妹背(吉野発電所下流)水位 1.81 m 1.26m


大滝発電所[水 力][関 電HP][関電NL]
運開:2003年6月
ダム式・調整池式
流域面積     258km2
認可出力     10,500kW
使用水量     18.0m3/s(最大)
有効落差     67.5m
樫 尾発電所大滝堰堤:取水口(239m) 雀の社会科見学帖

大滝発電所直下に取水堰がある。

その後樫尾迄運んでいくのだがR169沿いの音無川をサイホンで潜って交叉して行く。




樫尾発電所[水 力]
事業者:関電
運開:1923.7 改修:1997(運開後74年)
水路式・流込み式
認可最大出力:3,650kW 常時出力:1,520kW
最大使用水量:8.35m3/s
有効落差:53.90m
水車:3台 総出力3,810kW
発 電所・放水口・取水堰などありそうだがイマイチごちゃごちゃ
取 水堰182m,

ほぼ同地点に吉野発電所の取水堰がある。立ち入り禁止区域に利水標識あり。
望遠でぎりぎり取水量が13.357m3/sと読み取れた。

脇の溝はどうやら樫尾発電所の余水吐らしい。サイフォン付近には滔々たる水を湛えていたがここでは水がちょろちょろ流れていたのみ。余水は出ないぴったりの取水らしい。



大滝発電所直下で取水してるのであるのに大滝発電所の最大使用水量の半分以下の使用水量である。倍増させたい。先に樫尾が出来てたので対応できなかったの だろうけど,1997年の改修時にも手を付けられなかったなら残念。少しは増やしたりしたのかね?
→最大使用水量:16.70m3/s・認可最大出力7,300kW(+3.65MW)となるが後から抜本的に改良。

読書発電所に付随する柿其水路橋(>>tw)に似た水路橋発見!こいつで喜佐谷を乗り越える。
21.5
以下で妄想する様に,大滝ダムの放流水で樫尾が使い切れてない10m3/sも樫尾発電所直下で取水する際の水源,高見川の水も有効活用する予定なので吉野発電所が13.35m3/s確保出来るかは不透明になる。
この水路橋で乗り越す喜佐谷と隣の谷でも取水したい。取水レベルは183m付近。0.7m3/s程度は追加出来そう。


吉野発電所
発電力:2,700kW(900kW*3台)   常時950kW
使用水用:13.357m3/s(樫 尾からの増加分5m3/sは高見川分か?)
取水: 吉野川(樫尾発電所直下・183.24m)
放水: 吉 野川(156.02m)

有効落差も小さい小ぶりなダムである。

所か脇に興味深いものを見付けた。
先程の樫尾発電所の余水吐に似た水路である

柵があって閉じられているが,その奥よく見ると流筏路ゲートとある!

サイフォンをどうやって通り抜けたかは謎であるが(筏も天井にぶつかりながらもサイフォンを通り抜けるのか!?),どうやら樫尾発電所の取水口から連続して五社の水路トンネルを抜け,余水吐の様な筏流を駆け下り,此処で吉野川に再放流されたらしい。
探してみると写真発見!
奈良県の画像アーカイブ,吉野・神宮・吉野川落筏路・吉野発電所第二水路だっ!

津風呂ダム235.3m
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=1564

http://maps.gsi.go.jp/#15/34.399722/135.891008/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
流域面積    160.7 km
湛水面積    150.0 ha
総貯水容量    2,565万m3
有効貯水容量    2,460万m3
着手/竣工     1952/1962
発電には未利用の様である。高 見川(238.4m)(東吉野村131.65km2の大部分123.4km2程が流域面積となる。)辺りから津風呂湖へ導水して津風呂湖の水利用に余裕を持たせて発電に使いた い。

安定的に水道等で利用する事を考えれば,しかも水道使用時間は電気消費時間とも連動しそうで,安定的な発電量を得られるのでは無いか。まあ水道の水使用 量って大したことないけど。。

この面積なら12m2/sは取れるのではないか?津風呂湖に発電用の利水容量の設定が必要である。その場合高見川の分を利用している吉野発電所の発電力が減ってしまう。

大改造が必要っぽい。

大滝発電所放流(260m)分 18.0m3/sの未利用分10m3/sを247m で取水。下流へ送る。樫尾3.65MW・吉 野2.7MW両発電所計7.3MWは廃止。

[妄 想!]新吉野発電所(現吉野発電所付近)
最大出力:6,600kW[+6.6MW]   [+3.3MW]
最大使用水量:10m3/s
有効落差:80m
取水:大滝ダム直下(樫尾発電所取水堰付近・238m)
放水:吉 野川合流部(154m)

高見川(流域面積120km2程)の水8m3/sを津風呂湖へ導水,発電用に使用(現在は吉野P/Sで5m3/s程利用か?)。
更に,龍門川上流より導水も図る。13.5km2であり0.7m3/s程上乗せ可能ではないか。導水路の延長は3.4km程度


津風呂湖(235.3m)からの放水は取り合えず12m3/s導水。


[妄 想!]吉野上市発電所
最大出力:7,600kW[+7.6MW]
最大使用水量:12m3/s
有効落差:77m
放水:吉 野川(上市付近)(148m)

下渕の最大取水量は9.91m3/sであり,津風呂湖が大迫ダムとともに主な供給源と成ってゐる筈で,この9.91の半分程度+吉野発電所の高見川分8= 13m3/s位としても良いかも知れぬ。
その場合は上市の最大出力はもっと上げる事が出来る。

下渕頭首工(131.0)
最大 9.91m3/s
http://maps.gsi.go.jp/#16/34.383378/135.782282/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
ここから奈良盆地へ送水する。
   

この辺と纏めると吉野川(紀の川)上流は国中(くんなか・奈良盆地)に導水され大和川へ流れ,天ノ川(新宮川・熊野川・十津川の上流)は丹生川に導水されて紀の川沿岸 を潤し,元々多雨地帯の新宮川(熊野川・十津川)は水を取られるのは不満だけど多雨地帯だし過疎地帯だしなんとかなってるって構図の様だ。結経大規模な自 然改造,開発してるんだねえ。。