現状では馬場島発電所が最奥部を形成しているが取水位は 957.0mと立山の高さを考えると未だ未だ中腹(w)である。その上を狙ってみる。ざっと見て白萩川の支流を分ける1258mを基準にしてみる。 ![]() 発電所(放水点)は馬場島発電所の導水路の途中で。恰度立山川をくぐるサイフォン端だと良さそう。 [試案]立山発電所 出力:9,500kW[+9.5MW] 水量:4.0m3/s[1.78] 落差:280m 面積:22.4km2 導水:支導水路・4.57km 本導水路1.7km 合計6.3km 取水:ブ ナグラ谷・白 萩川・池 ノ谷・毛 勝谷・立 山川 1260m 放水:馬場島発電所(菊 石・立山川支水路分岐付近) 970m※←導水路の途中なのでイマイチ標高が解らないが白萩川で976m程度なのでこのくらい行けないだろうか? |
早月川(車道)最奥部。この橋は草 pic.twitter.com/9Th2CZDkmg
— とはずがたり (@tohazugatali1) May 27, 2023
【馬場島増強】 冒頭の開発案の地図にも載せたが馬場島PSの小又川の隣の2河川 (コット谷と一ノ谷)に直ちに集水路を延ばせそうである。 しかも調べて見ると520m程で二俣に岐れる前に取水出来そうと超効率的に行けそうである。白萩の水を減らしてしまう可能性もあるけどやあっても良いので はないか。 小又川導水路延長線 取水:コッ ト谷・一ノ谷 延長:0.5km 流域:3.94km2 まあ出力を増やす程のことではなさそうだが例えば水量を8.0m3/sにすると出力を21.9MW[+0.2MW]出来る。これ は既設水車の範囲内である。 |
小又川 ▲ 馬場島・白萩両発電所の直前で早月川に合流しているのが割と大きめの支流である,小又川である。 県道はトラス橋を二つ並べて渡っている。昔は1.5車線の県道でトラス橋一本だったのであろう。 ![]() 伊 折発電所導水路の渡河と白 萩発電所の取水と馬 場島発電所の取水がある。 地理院に拠れば伊折の渡河は橋の直ぐ傍っぽいがそれらしい設備はこれ? ![]() 拡大。。よく解らん。。水 力さんの伊折発電所の項にも小又川と明記されていて,ここから取水してるとここの写真を挙げており,この日は(今は?)この箇所に水が全く流れて ない様 だ。。 ![]() 空撮写真はこ んな感じ(この時はちゃんと水が流れている様だ)。ただ流れは下図に書き込んだ青太線の方にも見えて, 今ではそちらがメインになってしまってこちらは流路から外れてしまってるのかも知れない。 記載が無い伊折の取水口も書き込んでみた。また白萩の取水口の位置も地理院,間違っている。 ![]() 詰まり有本堰堤みたいに(あちらは放水口 が埋まってるらしいが),流水路が土砂で埋没して今では取水していないのかも。 小口川第二の少なくとも1箇所の途 中の沢からの 補水は停止しているようであるが,そちらも土砂の除去等コストが掛かって中止してるのかも知れぬ。 ちゃんと川の流路なども橋の上から確認しておけば良かった。 上流の堰堤も多分(伊折発電所の取水堰堤と云うよりは)上図の伊折取水口と白荻取水口の間にある(多分砂防)堰堤であろう。 ![]() さて小又川での取水であるが,断念したが空 撮写真[G]でもはっきり確認出来る。妖しげな橋も見える。この辺も入り込めるクルマを調達して是非行ってみたい。 馬場島発電所は上でも言及した様には550m程伸 ばせば一の 谷・コット谷からも取水出来る。3.85km2と狭いが高落差なので水量確保の効果は でかい。追加の導水距離は短くで済むので水利権を追加取得して行きたい。 ![]() さて奥へは林 道の入口がいきなり大きな水溜まりで水没しててそこはまあ通り抜けたんだけど入口からこれかよと一寸萎えて,先(下流の調査)を急ぐ事にした。 林道をガシガシ走れる小さくて車高の高い四駆が欲しいねぇ。しかも高速なんか使った遠出も楽な方が良いけどこの二つは両立するんかな!? |
さて,伊折発電所をどう増強していくかが課題である。 ①馬場島発電所(7.90m3/s[1.89])と白萩発電所(5.26m3/s[0.88(2.99)])の使用水量の単純合算13.16m3/s [2.22]。現状では9.0m3/sなので発電に使った水を全ては使えない時間帯が存在することにはなる。 全部使い切れる様に設定してみると使用水量は+4.16m3/sとなり,発電容量は26,500kW(+8.5MW)となる。この場合,流域面積に対する 使用水量は2.05 となって可成り高め。認可最大出力に対する常時発電量は18.9%となる。 1953運開の伊折(有効落差240m)に対して1963運開の馬場島(有効落差319m)であるが,現代的にも,有効落差的にもこの位の規模感は有りか も知れない。 ②馬場島の流域面積に対する使用水量[1.89]を援用してみると,伊折の使用水量は12.0~12.1m3/s(+3.0~3.1m3/s)となる。 24,100~24,300kW(+6.1~6.3MW)ぐらいの発電所に出来る。 いずれにせよ12m3/s程度は見込んでも良いのではないか?水車を一台増設出来る位の量にはなっている。今は土砂に埋もれてる小又川の取水も真面目に取 水して行く必要もあるかも知れない(上で見た様に白萩発電所の取水口と意外に近接してるから 追加で取れる量は知れてるのかも知れ ないけど。。)。 [増強私案]伊折発電所 △ 認可最大出力:24,100kW[+6.1MW] 常時出力: 5,000kW[20.7%] 最大使用水量:12.00m3/s(+3.0m3/s)[1.87] 有効落差:240.0m 水車:2台 総出力18800kW+1台 6500kW 導水路:総延長8577.6m 流域面積:64.1km2 取水(615.9m):早月川(馬場島)[白萩発電所・馬 場島発電所]・小又川・大 熊谷 放水(363.3m):中村発電所・早月川[こ れ] |