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富山県の河川とダム

境川 朝日小川(舟川) 黒部川 片貝川 角川 早月川 上 市川 白 岩川 常願寺川 神通川(井田川山田川) 新堀川・鍛冶川 庄 川 小矢部川

出 典:富 山県

境川

(朝日)小川

舟川(小川支流)

舟川ダム[便覧] [wiki
目的/型式     FNS/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     49.8m/160.5m/71千m3
流域面積/湛水面積     3.4km2 ( 全て直接流域 ) /4ha
総貯水容量/有効貯水容量     600千m3/360千m3
ダム事業者     富山県
着手/竣工     1993/2012

>入善町舟見地区(→ 地理院)の洪水の軽減および流水の正常な機能維持のために必要な流量を確保する目的で建設された。冬季の消雪用水の確保も兼ねている。 [wiki]

流域面積は僅少の3.4km2。取水位は地 図読みでEL.265mと一寸。

黒部川


片貝川

角川
角川(かどかわ)ダム[便覧][wiki
河川     角川水系角川
目的/型式     FN/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積     58.5m/180m/446千m3
流域面積/湛水面積     16.2km2 ( 全て直接流域 ) /12ha
総貯水容量/有効貯水容量     1550千m3/115.0万m3(洪水調節容量は98万m2)
ダム事業者     富山県
着手/竣工     1969/1978

>1969年(昭和44年)の水害を機に洪水調節を主目的とした治水ダムとして計画され、国庫の補助を受けて建設が進められ、1978年10月30 日に竣工した補助治水ダム事業である。[wiki]
>当初は重力式コンクリートダムとして建設される予定であったが、建設予定地の岩盤がコンクリートダムにするには適当でないことや、付近上流に盛り 立て用の良質な安山岩が豊富なこと、岩石の運搬道路もあることなどから、ロックフィルダムに変更された。
>1972年に右岸付帯道路建設に着手し、1973年9月に本体契約が結ばれたが、この前後の第一次オイルショックの影響で実施年度が2年近く遅れ ることになった。

因みに神通川流域宮川にあるのが角川(つのかわ)ダムである。

早月川

上市川

白岩川

白岩川ダム[便覧] [場 所][富 山県
目的/型式     FNW/重力式コンクリート・フィル複合
堤高/堤頂長/堤体積     50m/318m/390千m3
流域面積/湛水面積     24km2 ( 全て直接流域 ) /19ha
総貯水容量/有効貯水容量     2200千m3/1700千m3 (洪水調節容量:約120万立方メートル)
ダム事業者     富山県
着手/竣工     1967/1974
満水位 EL.121m(地理院)
放流設備     洪水吐ゲート:1基、自流放流ゲート:1基、低水放流バルブ:1基

>古くから度重なる水害や農地の水不足に悩まされていたため、洪水調節、不特定用水の補給及び水道用水の供給を目的として昭和49年10月に完成

白岩川ダムの目的はFNW。洪水(F)対策に偏重して事前に放流しすぎ て結果的に雨降らずに更に渇水になったらなったで水道(W)や不特定利水(N)の下流の慣行農業用水使ってる者がダムは何やってんだとなるので難しい。。

ダム緊急放流後に下流で堤防決壊…白岩川の氾濫は防げなかったのか ハードルの高い雨量予測と事前放流
2023.6/29(木) 20:37配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f2d8e0c7807538a6f11447b5a968fb2dc380233

富山テレビ放送

28日の富山県東部を中心とした大雨で堤防が決壊し氾濫した白岩川。
その25分前には上流のダムで緊急放流が行われました。
氾濫は防げなかったのか、検証しました。

白岩川ダムからおよそ600メートル下流にある、立山町の白岩地区です。
道が壊れ、白岩川の堤防が決壊した様子が確認できます。

*リポート
「白岩川の堤防が決壊した場所です。こちらから水が流れ込み、田んぼだった場所には大きな石や木が流れ着いています」

*白岩地区の住民
「農作物がいっぱいなっていた。大事に育てていたのに」

この地区でも床下浸水した住宅があり、住民は朝から片付けに追われていました。

*白岩地区の住民
「だんだん河川の水位があがった」
「津波を見ているようだった。ダムの放流にちょっと問題があったのでは」

*リポート
「白岩川ダムです。平常の水位には戻っておらず、きょうも放水されています。きのうダムの完成以降初めて行われた緊急放流、下流では浸水などの被害が出ま したが、その対応は問題はなかったのでしょうか」

こちらは、ダムに設置されているカメラの映像です。
ダムの流域で本格的な雨が降り始めたのは、28日の午後1時。
その頃ダムはほとんど平常に近い水位でした。
しかし、その1時間後からは激しい雨が降り出し、流域の雨量計(上市町小又)では午後2時までの1時間で40ミリ、午後3時までに88ミリ、午後4時まで に69ミリを観測しました。

*県白岩川ダム管理事務所 水野豊彦所長
「3時間に200ミリくらい降った」

午後1時から4時までのわずか3時間で降ったおよそ200ミリの雨。
午後4時頃のダムはほとんど満水で、午後4時20分、ダムが完成して49年で初めて「緊急放流」に踏み切りました。

*県白岩川ダム管理事務所 水野豊彦所長
「(下流の被害は)緊急放流の影響があると認識している。ダムの決壊をする大きなリスクと水を多く流すのをどちらかをとるか。苦渋の決断」

ただ下流に住む住民によると、堤防が決壊したのは、緊急放流が行われた25分後だったといいます。

*白岩地区の住民
「流れすぎ。目の前で堤防が壊れた。放流したから水が増えた。ダムの責任だ」

これに対して河川災害が専門で、県内のハザードマップの作成にも携わった手計教授は。

*河川災害が専門・中央大学 手計太一教授
「集中的に雨が降っている。もともと対応できるようなダムの貯水能力でない。今回のように空間、時間的に超集中型で降った場合は、流入量の予測よりも、気 象側の雨の予測の高度化を図らないと」

では、今回のような被害を防ぐ手立てはなかったでしょうか。

*県白岩川ダム管理事務所 水野豊彦所長
「県としても事前放流に取り組んでいる。それは気象庁から出る雨量予測で判断しているが、今回の雨は予想をはるかの上回る雨。(事前放流を)する予想では なかった。だから通常の洪水対応で進めた」

白岩川ダムでは増水時に備え、降雨量が24時間で210ミリの予報がでれば、貯水している水を事前に放流し貯水量を調整する決まりでしたが、28日朝の時 点では、24時間で100ミリにも満たない予報が出ていました。

しかし結果的にはわずか3時間で200ミリの雨が降り、24時間で250ミリ以上の雨が降ったのです。

*河川災害が専門・中央大学 手計太一教授
「利水、治水の両方の役割を果たさないといけないダム貯水池は、事前放流はそんなに容易く了解を得られることはない」

近年、異常気象が頻発するなか、防災のあり方を今一度考えていく必要があります。

今回、緊急放流が行われた白岩川ダムの役割は2つ、下流域を洪水から守る「治水目的」それに農業用水などに利用する「利水目的」です。

そもそも今回は想定外の短時間の雨で事前放流はできませんでしたが、今は農作物を育てる時期、水不足の解消のためにも、事前放流のハードルが高いという側 面もありました。

富山テレビ放送

「ここらへん全部水没…」記録的大雨から一夜明け 被害地域では住民たちが後片付けに追われる 富山
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tut/569616?display=1
富山県のニュース|チューリップテレビ
2023年6月29日(木) 12:20

28日の記録的な大雨で富山県立山町と上市町を流れる白岩川は、氾濫危険水域を超え川から水があふれ出しました。一夜明け、周辺住民らは後片付けに追われ ています。

…今も激しく流れる白岩川。28日、富山県上市町で午後4時までの1時間に101ミリを超えるなど猛烈な雨に見舞われた富山県東部。

立山町では白岩川の水があふれ出し、大量の土砂が流れ出しました。中には堤防が決壊した場所も…。

…本来は田んぼや道路があった場所に大量の土砂が流れ込み、地元住民らが様子を確認していました。

住民:「これ全部田んぼだったん…。あそこまで道があったん。あそこが決壊現場、こことむこうと2か所あったん」

男性:「ここらへんが全部、水没だちゃ。濁流。海やちゃ。海。海を想像したらいいちゃ…。今年も来年も無理だろう」

一夜明けて次々と明らかになる被害の全容。住宅や納屋にも大量の土砂が流れ込み、住民たちが後片付けに追われています。

大雨による土砂災害の影響で富山地方鉄道の岩峅寺駅から立山駅間では運転を見合わせていてバスでの代替運行が行われています。


200m程落差を取って白岩川(取 水地ここら想定)のみで10.5km。他支流(この辺やこの辺)を併せると12.7km2

[私案]奥白岩川発電所
出力:2,900kW ←もうちと欲しいな,,
水量:1.6m3/s
落差:186m
流域:12.7km2
取水:白岩川他 310m
放水:白岩川ダム120m


常願寺川

熊野川(神通川支流)


神通川宮川高原川

井田川(神通川支流)山田川(井田川支流)

新堀川・鍛冶川[川地図

古洞(ふるどう)ダム[富 山県][便 覧
河川     鍜治川水系鍜治川
目的/型式     A/アース
堤高/堤頂長/堤体積     32m/154m/254千m3
流域面積/湛水面積     2.8km2 ( 直接:0.8km2 間接:2km2 ) /32ha
総貯水容量/有効貯水容量     3495千m3/3320千m3
ダム事業者     富山県
本体施工者     大成建設・林建設工業
着手/竣工     1968/1982

>呉羽丘陵から、射水市(旧小杉)、富山市婦中町にわたる山すその水田、畑、樹園地(約800ha)で利用される農業用水を貯溜するためのダム

和田川(庄川支流)

庄川

小矢部川