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北 日本に於ける再生可能エネルギー導入促進
~道央篇~


北海道電力
宗谷・留萌―■稚内太陽光既設風力[100MW]新 設風力[600MW]+蓄電池[720MWh]+送電線[300MW,68.7km]
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Ⅰ 道央ループ系統 Ⅱ苫小牧(メガソーラー・廃プラ・バイオマス発電・南 早来変電所[60MWh])Ⅲ室蘭Ⅳ襟裳岬
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道南幹線・函館幹線[900MW]北本連系[900MW]
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東北電力
(下北・秋田)
(山形幹線南北延伸・松尾八幡平・湯 沢・つがる)
(常磐幹線増強・西仙台変電所[20MW]・コネクト&マネー ジ・南相馬変電所)
 ↓
首都圏



Ⅲ 室蘭付近

1.「北海道の基幹系統増強案について」

さて,道央ループ上に札幌・苫小牧と並ぶ都市に室蘭がある。古くからの工業都市で近年は沈滞ムードもあるが系統容量は一杯である。
というか,逼迫する苫小牧の救済に室蘭方面から道央ループへの直結が「北 海道の基幹系統増強案について」( 2019年10月8日北海道電力)で提案されている

今回の検討のキモ?は此迄北電には導入実績はない設備だそうだが,一部エリアでは導入実績のある「位相調整変圧器」の採用の様である。

位 相調整変圧器に関しては「一般に放射状回路でほ送電線の損失,負荷率および負荷条件を考慮して電圧調整器や同期調相機を設置し・無効電力の制御と母線電圧 の確立がはかられる。更に系統が環状をなすときはその回路に循環有効分電流の制御を任意に行いうる位相調整器をそう(とは註:挿)入せ ねばならない。」(桜 井1960『日立評論』)という表現を見付けた。ループ状になってゐる回路に位相調整器を咬ますことで有効電流の制御が出来る様であ る。


    苫小牧エリアの増強案
○(室蘭を含む)苫小牧エリアは、187kV室蘭西幹線と187kV勇払線にて道央系統にて道央系統と繋がってゐる。
○2線路のうち187kV室蘭西幹線の容量制約により、伊達方面を含む苫小牧一帯の空容量がゼロとなってゐる。
○苫小牧エリアは、道南、道東のような代替案がないことから、制約設備の増強(案1)の他、 可能な限り工期を短縮する対策(案2)を検討した。
○苫小牧    エリアの潜在的な電源容量は以下の如し。(単位[MW])
電源種別 太陽光 風力 バイオ 水力 地熱 その他 合計
潜在容量※ 90 460 290 10 10 20 870



検討結果

案1 案2
工事概要 187kV室蘭西幹線 西室蘭~双葉
~西野間増強
275kV送電線新設
(伊達発電所~西双葉間)
工事費※2 200億円程度 150~200億円程度
空き容量量※3  200~450MW程度 500~850MW程度
工期※4 11年程度
(2箇所同時施行可能と仮定)
9年程度
※ 2 概算値であり精査が必要。
※3 連系可能量(空容量)は新規電源の分布状況により大きく変化する。
※4 他工事との輻輳により延伸の可能性がある。

空き容量増含め圧倒的に案2の勝利である。もうこちらを実行するしかないだろう。
で,道南で冗談半分に検討した噴火湾海底ケーブルだ けどこの伊達変電所に接続出来てもええんちゃうか♪


2.系統側蓄電池による風力発電募集
系統側に巨大蓄電池を置いて規模の経済を追いつつ再生可能エネルギー接続を増やそうとする試みである。
結局,当初の希望社に比して実現した数値は小さいものになってしまったが当初の接続申込は現時点での或る種の未開発風力賦存を示していると云えるであろう。

此処では南早来で接続すると思われる日高も含めてこの様な数字となっている。
振興局名
既設
申請
系統(10以下は丸めた数字)
胆振
日高
48MW
13MW
────
61MW
261MW
 13MW
──────
274MW
伊達・室蘭 330MW→260MW:運用対策次第(s-10)70MW:一部なら増強不要(s-11)
南早来    10MW→運用対策次第(s-10)
──────────────
      340MW(+66)
後志21MW
299MW 西小樽 180(▲119)
→2件10M:対策不要・9件160M:運用対策次第(s-10)・3件10M:連系地点の変更で可能(s-12)

日高はほぼ南早来で接続するとみて良いだろう。西伊達と後志の誤差であるが,ローカル系統であるが,伊達系統はひょろりと長万部・作開(黒松内と寿都の間)・島牧(寿都の西側)迄伸びていてこの辺が後志支庁(最近は支庁ではなく なってしまったようだが)内の伊達・室蘭系統70MWなのであろう。

西伊達系統マップ(→北七飯・大野系統西小樽系統)
出典:北電
読みにくいけど25の作開支線(作開変電所が2箇所。。ややこしい・・)のみ33kVで(作開支線の先の島牧線も含めて)あとは66kVの様だ。
島牧など既に後志の西の外れである。また昆布辺りに北七飯・大野系統の線が延びていて2箇所あるうちの下側(熱郛付近?)の作開で交叉したりしている。
作開~作開~島牧は西伊達系統,作開~昆布は西七飯・大野系統に組み込まれているのでこの辺は系統と支庁のズレが激しいようである。。

いずれにしてもⅢ-1の新送電線が出来ると500~850MWが接続可能となるそうなのでこの辺の330MW辺りは余裕で吸収できるであろ う。

現状ではそれ程大量の風力発電が立地している訳ではなく
■稼働中
発電所名・設置者名
基数
発電容量
(kW)
場所
運開年月
その他
(株)ユーラスエナジー伊達
5
10,000
伊達紋別市
11.11

(株)ユーラス伊達黄金風力 17 34,000 伊達紋別市
17.2

室蘭新エネ開発(株)
2
3,450
室蘭市
06.7(1.5MW1基)
07.9(1.95MW1基)

室蘭市
1
1,000
室蘭市
09.12
非常用電源







25
48,450



出典:NEDO
上の胆振の48MWに対応している。

後志の21MW(2017.3末現在)も殆ど石狩支庁に立地の18年稼働の石狩湾新港の6.6MWの他は以下が確認出来て21MWとズレる。
20kW以下の小さな発電所が沢山有るのかも知れないが老朽化した今では小型の発電所が廃止になったのかも知れない。

■稼働中
発電所名・設置者名
基数
発電容量
(kW)
場所
運開年月
その他
寿都町
11
15.280
寿都町
99.3から12.3にかけて

はまなす風力発電
6
4,500
島牧村
00.3









19.780



出典:NEDO

兎に角,開発はこれからと云った感じである。
確認出来た所だと,島牧には巨大ウインドファームが計画されているようである。

(仮称)北海道(道南地区)ウィンドファーム島牧
・事業者  三浦電機株式会社
・事業位置 北海道島牧郡島牧村(事業実施想定区域面積 約980ha)
・出力   130MW程度(4,200kW級 最大31基)
出典:https://epohok.jp/g/g_info/g_info2/env/10070


しかし後志から西伊達系統に繋ぐには真狩南部辺りから豊浦変電所,喜茂別南部・留寿都南部辺りから洞爺変電所などの流れもあるのかも知れないけど風況も良さそうな島牧周辺からが多い様な気がする。島牧~作開の強化が重要であろう。

例えば上の(仮称)北海道(道南地区)ウィンドファーム島牧構想一つ取っても130MW級である。

我が作開拠点化構想(妄想)に从(したが)えば,島牧から作開迄自営線建設だなっ♪ただ作開に接続する66kV如きでは4通(昆布線・来馬線・虻 田線(虻田方面)・虻田線(長万部方面))してても苦しいかなあ。。それぞれ設備容量=運用容量で15MW・15MW・33MW・33MWの系96MWし かない。。ただ西早来の蓄電池も66kVで繋いでいる様だしウインドファームつがる(121.6MW・34kmの自営線で連系)も当初は66kVで連系しようとしてたし66kVもバカには出来ない様な気もする。。