<大入川・大千瀬口>→新豊根側はこちら その先大入川沿いに通行止めのr427がある(上の写真の奥の青の鉄橋である)。なんとここで初めての同好の士との邂逅!?停めようとした大入渓谷へ向か う県道の橋に軽自動車が入って停車した。しかも降り立ったのは女性である。(廃道趣味 か水道趣味か実際の所は不明w) まあ向こうはカタギの素人の可能性もあるので刺戟しないようにさりげなく距離をとって停車する。 |
そしてもう橋の向こうのトンネルの前には通行止めの看板が!第三トンネルと云うらしい トンネルは素掘りっぽい。 此処は対岸なので標識にある浜松市天竜区佐久間町浦川ではなく既に愛知県東栄町の筈なのに静岡県道293号の標識!しかも愛知県道としては429号。色々 突っ込み所あり。 トンネルを潜ると軽トラが一台止まっていてその先はバリケードが設置してあった。まあガチの柵では無いにせよ拒否感は十分か。 22.3 此処が開かずの道路の為に新豊根ダムがとんでもない僻地となっており未だ到達出来ていない。ダムの管理の方も苦労しているようだ[ソース]。 川の流れはこんな感じ。新豊根でほぼミスは遮断されるものの大入渓谷を経てそこそこの量の清冽な水が流れているようではあった。 この先はこちら参照 橋の右側には以下の様な石碑が。愛知縣(県)大入林道開設記念之碑とある様だ。R774さんのレ ポに寄ると1954年に開通とのこと・ 元々林道として開通し県道に昇格した(そして今では万年閉鎖中の)様だ。 因みに静岡県道としてはr293だけど愛知県道としてはr429である。このブログに云われる迄気 付かなかったが,大島ダム近傍で議論したけど静岡と愛知の一般地方道のナ ンバー は統一出来てない様である。。 まとめてみた: 静岡県西部付近一般地方道
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~天竜川~ 発電所そのものは大入川より可成り北。佐久間ダム湖畔西側地下にある。r1を だいぶ遡って行くと漸く着く。 地下80mにある新豊根発電所への入口である地下トンネルの坑口。[地 理院・G→G だとこの日シャッター空いてた!?・地理院だと直ぐ近くに発電諸施設がある事が判る。地下80m迄こんな至近でどうやって降りてくんだ?道路ではなくエレ ベーターみたいなのしかない?それだと巨大な発電機とかはどうやって搬入したんだ?まあ地下に関しては結構弱い(大入トンネル位置や十津川の支水路位置など)] またトンネルの狭さは開発時期の古さを物語っていると云えよう。 トンネル脇の看板の一部拡大。 22.3 諸元 電源開発(株) 新豊根発電所[水力] 運開:1972.10 ダム水路式・混合揚水式 認可最大出力:1,125,000kW 常時出力:0.0kW 年間総発電電力量:874GWh(8億7,400万kWh)(内、自流分127GWh[14.5%]←混合揚水の比率としては他所と較べてどうなん だ??) 設備使用率:8.86%←低い。。 最大使用水量:646.00m3/s 最大揚水水量:600m3/s 有効落差:203.00m 最大有効落差241.00m、最小有効落差166.00m 最大全揚程247.40m、最小全揚程184.30m 流域面積:136.3km2 取水・上部貯水池:大入川[新豊根ダム]474.00m 放水・下部貯水池:天竜川[佐久間ダム]260.00m 流域面積は136.3km2あるが,大入頭首工から豊川用水方面への取水もあるし,混合揚水として馬鹿でかい規模を持ってるしで自流分は14.5%しかな い。 意味のない比例計算にはなるが,最大使用水量に対して14.5%とすると93.47m3/sとなって流域の標準的な使用水量より遙かにデカい。 最大と最小の有効落差の差から利用水深は80m程ありそうで,有効貯水量:4,040.0万m3 はフルに活用していると云って良さそう♪その割りには設 備利用率は低めの8.9%程度である。毎日揚げ下げしているとは云へ水量的には大した事ないのかも知れない。 <分地峠> この先で,県道古真立佐久間線が分岐するがまともな写真がなかった…roz |
基本資料:中部地方ダム等管理フォローアップ委員会 新豊根ダム 定期報告書(案)2016年12月 [出典:国 交省] ■天竜川流域の年間降水量は中流山間部で地域差が著しいが、大入川流域近傍は概ね2,200mm~2,600mmとなっている 。 ■ ダム地点の至近10か年の平均年降水量は2,589mm(平成18年~27年(2006年~2015年)の平均)であり、全国の平均年降水量 1,690mm※1の約1.5倍となっている。 治水 ■大千瀬川の想定氾濫区域を含む市町村は浜松市(旧佐久間町)である。←愛知の為の印象が強いが静岡県の為のダムであった。。 ■新豊根ダム管理支所から操作室まで約1時間の移動時間を要する←もうちょっとなんとかならんのか!? しっかしダムを見学に行くだけで大変そうである。。 東栄の別所(本郷)から新野峠迄R151がだらだら山の中を走破してるが,もっと直線で(と 見えるw)r74が結んでいるように見える。 かねがねそう思ってたが23.6に走破を試みてみると 早速(忘れてたが)新豊根ダム管理支所の前を通りがかった。看板ははっきり判ったが建物はどれだったんだ?? 23.6 官舎っぽい古い建物の向こうの一寸新しめの建物かな? 利水(発電) ■新豊根ダム貯水池への年平均流入量は約2.7億m3、揚水量は約5.7億m3となっ ており、流入量に対して約2.1倍の量の揚水を行っている。 新豊根ダムの流入量、発電取水量、揚水量、ダム放 流量の概要 新豊根ダムの利水(発電取水)実績 なんと,ほぼ毎日の様に揚 水をしているようである。年間250日程度揚水してて年平均8.2億m3ということは平均で328.0万m3/日程度の揚水量 となる。最大揚水量は600m3/sであるから全 力で揚げて5,466.6秒=1.5h/D程度であ る。 また湛水面積が156ha=1.56km2=1,560,000m2=156万m3であるから2.1m 位しか変動しない?? |
2023/04/08 県道429号線通行止めのお知らせ http://www.toyonemura-kanko.jp/?p=7229 |
河川名 | 取水位 |
導水距離 | 流域面積 | 効率 |
霧石沢・漆島川 | 470m |
4.5km | 8.8km2 | 1.96 |
井戸川・虫川 | 470m |
5.5km(10.0km) | 10.3km2(19.1km2) | 1.87(1.91) |
漆島川 |
680m |
1.6km |
4.1km2 |
2.56 |