22.2.21大改造
21.6.11運開
白川・赤川・黒川の電源開発
[開発計画史]・[加子母川]
前項では様々な計画が立てられつつ結局白川に水発が立地してない現状を確認・把握
した。
また飛騨川の水発配置を確認すると名倉発電所(Q=80m3/s)の下流に於いて,白川が流れ込むにも拘
わらず下麻生発電所の最大使用水量がQ=62.5m3/sしかな
く,まあ80とか62.5とか立派なものではあるものの,一部の水は溢損させていることになる。
勿論,作れば良いと云うものではなく,資本効率とかあって,巨大な新上麻生発電所を造ってしまっていてそのサブとなっているので十分と云う事もあるだろ
う。
まずは白川で飛騨川に落とす発電所を構想して何m3/s程名倉に加えての水量があるのかを検討してみる。十分大きいとじゃあ下麻生の増強も考えるかとなり
そうである。
放水は飛騨川157mである。随分離れている名倉の放水位も下麻生の取水位も157m台で一致している。
取水位は赤川・黒川・白川で230mで取ってみる。赤
川EL.230mからの距離的に放水地はこ
の辺になる。この間凡そ3.425km。ここから方向を変えて黒
川EL.233m経由で白
川EL234mに至る。赤川から5.123km。
流域面積を測ってみる。264.8km2になる。広い!降水量的
には加子母は多雨,加茂郡内は概ね2000m~2500mm程度である。15m3/s程度は期待出来るであろう。(竹原側が最上流で15.9km2程取水する可能性もある。)
全体図はこんな感じである。
[私案]白川発電所
出力:10,700kW[+10.7MW]
水量:18m3/s[※下図]
落差:70m
流域:264.8km2(248.9km)
導水:8.55km
取水:赤
川・黒
川・白
川 230m
放水:飛騨川157m(こ
の辺)
※面積水量比指数
流域\水量
|
15m3/s
|
18m3/s
|
264.8km2
|
0.57
|
0.68
|
248.9km2
|
0.60
|
0.72
|
次は赤川or黒川230mに向けて435mから水を持ってくる。
黒
川支水路3.58km・赤
川支水路3.10km・本導水路4.70km(黒
川)。合計11.58km(一寸長い,,)
[私案]黒川発電所
出力:13,300kW[+13.3MW]
水量:8.0m3/s[1.37]
落差;195m
流域:58.5km2
導水:11.58km
取水:黒川・小
坂・赤川235m