石炭火力発電増強 |
LNG火力発電増強 |
その他・備考 |
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北海道電力 |
石狩湾新港発電所(1,708MW)を建設中 2019年:569.4MW 2021年:1138.8MW 2028年:1708.2MW |
古くからの道内炭の火力発電(石炭価格的にも発電規模的にもやや不利)に依存してきた結果,泊原発(2,070MW)停止後財務体質が悪化。 北電としては2005年と稼働したばかりの3号機(912MW)だけでも動かしたいところであろうが,石狩湾新港LNG発電所と豊富な自然エネルギーによる新規発電開発(と京極揚水発電と北本連系の増強や西早来変電所の巨大蓄電池の設置)でなんとか対処できそうである。 |
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東北電力 |
1,200MWの入札を実施予定。 ・自社応札で落札できれば、能代発電所3号機(600MW)の稼働を従来計画の「28年度以降」から「20年度」に前倒し>>2119 ・残る600MWは入札でPPSから調達ということになろう。 |
新仙台火力発電所3号系列980MW(490*2,3-1:2016.7,3-2:2017.7) 上越火力発電1号系列1,440MW(360*4,2023稼働予定) |
石炭火力の入札が順調に行けば東北電力はLNG新設と含め合計3,620MWの最新鋭発電設備を得ることになる。これは東北電力の保有する原子力発電の定格出力(女川と東通で3,270MW)に匹敵する |
東京電力 |
●2600MWの入札で600MWしか確保できず。 鹿島パワー(電発(50%)・新日鐵住金(50%)・640MW:東電向け300MW・検討中340MW)>>2199 常陸那珂ジェネレーション(中電(96.55%)・東電(3.45%)・600MW:東電向け380MW・中電と常陸那珂社:220MW) ●入札できなかった2000MWと老朽化建て替え分の一部4000MWの計6,000MWを入札へ。中国電力とJFEの合弁発電所等も応札か? ●残る6,000MWもいずれ入札するのであろう。 ●世界最新鋭の石炭火力プロジェクト ・広野発電所と(東電が出資する)常磐共同の勿来発電所に各500MW,計1,000MWのIGCCを建設する>>2244 |
主力の火力発電の更新などで包括提携を検討中(提携先候補は東ガス・大ガス・中電・関電・JXの5社) ・東京ガスは,既設のLNG火力の南横浜(1,150MW・老朽・非CC)と袖ケ浦(3,600MW・非CC・更新非対象?)に隣接してLNG基地を運営。ちょい有利かも。 ・中電と大ガスは既にシェールガスの輸入へ向けて先手を打っているが・・。 ・関電はLNGの輸入で既に東電と提携しているが財務体質は原発停止で宜しくない。 ・JXはやはり石油がメイン(今回は削減対象)な印象だが。。 |
●実際に古かったり効率低かったり高コストの石油系燃料使ってたりで更新対象の発電所約10,000MW分であるが東電の火力発電所一覧より東京湾岸ある>>1980という6つは ・五井1~5号機の1,410MW分(LNG・効率42.2~42.4) ・姉崎1~4号機の2,400MW分(LNG,重油,原油他・効率42.7) ・横須賀3~8号機の2,100MW分(重油,原油・効率42.2) ・横浜5・6号機の525MW分(LNG,重油,原油他・効率41.6-42.2) ・南横浜1~3号機の1,150MW分(LNG・効率42.4・東京ガスと共同LNG基地に隣接・電発の磯子火力[石炭]にも隣接。) ・大井1~3号機の1,050MW分(原油・効率42.2) の8,635MWで残りは ・鹿島1~4号機の2,400MW分(重油,原油・効率42.7) の合計11,034MWであろうかと思われる。 |
北陸電力 |
富山新港発電所のリプレースで北陸電力初の本格的LNG発電開始 LNG1号機(424.7MW・2018年予定・効率59%) |
石炭と水力がメイン(原発停止後両者で9割近く>>2373)で原発停止(志賀原発;1,746MW)による電力値上げの影響が比較的少ない。 wikiに 拠ると志賀原発の電力も関電や中電に売電していた様で無くても困ってない様だ(中止となった珠洲原発も陸電+関電+中電の枠組みだった様である。)北 陸電力としては2006年に出来たばかりの真新しい2号機(1,358MW)はなんとしても動かしたいところであろうけど活断層で動かしてはいけない原発である。 |
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中部電力 |
20年代前半の稼働をめざし、1,000MW規模の発電所(>>2119)を建設する。総事業費は1千億程度になる模様。入札では調達価格により事実上石炭火力が指定され自らの応札も検討。 →計画の有った武豊に建設へ(3基1125MWの石油火力を廃止して1070MWの石炭火力を1基建設) また老朽化で低稼働であった尾鷲三田875MW(1,3号機)も廃止されるようである。因みに3号機は1987年稼働であり1984年運開の関電の御坊発電所より新しく赤穂発電所と同年である。 |
管外の直江津港に上越LNG火力設置(2,380kW[2,303kWで運転中]) 大ガスと組んでシェールガス輸入へ 西名古屋火力7号系列(LNG+一部軽油も可能:2,316MW,LHV:62%) 着工:2014年度(当初)→2013年12 稼働:2019年度(当初)→2017.9(7-1系列)・2018.3(7-2系列)>>2292 |
浜岡原発(計画中の6号機,廃炉中の1・2号機を含めて総計6,377MW)
は1・2号炉(計1,380MW)は耐震基準を引き上げたことにより廃炉中。5号機(1,380kW)は原子炉に海水が流れ込み2005年に出来たばかり
だけどもう動かせないものと思われる。また新設予定の6号機(1,380MW)も流石に昨今の情勢では造られないと思われる。残る3・4号機(計
2,230MW)をなんとか動かしたいと中電としては考えている模様。しかし兎に角東海大地震の震源域であり安全とはとても言い難いと思われる。 左記の新設石炭火力と一部シェールガス使用のLNG火力で5,696MW確保出来れば収益を確保しつつ安定供給出来るのでは無いか? |
関西電力 |
・火力発電所の新設を計画14年3月26日発表の電力供給計画に盛り込む。2014年度から入札に向けた手続きを進め、20年代前半の稼働を目指す。出力は1,500MW規模で、関電の発電能力全体の4%程度に相当する>>2045。 (>>2119に拠ると自社応札せず。電発高砂(●1968運開・250*2=500MW)に電発と関電が組んで応札との報道も(→結局電発高砂はリプレース(600*2=1200MW)を断念。こうなると老朽化石炭火発の廃止へ向かうと良いのだが。) 神鋼神戸が石炭火力の能力を倍増(1,400MW)させて入札,落札した。これでほぼ計画達成のようだ。) なお赤穂石油火発(600*2=1200MW)の石炭への転換も断念。 |
・2015夏迄に姫路第二の4~6号機(LNG/CC)が計486.5*3=1,459.5MWで稼働 ・和歌山に最新鋭のLNG火力発電を建設。出力3,700MW。(→2000年に工事が始まるも2004年から中断中。地元は推進再開要望も電力受兆減退に原発再稼働もあって気運は雲散霧消している) |
最大で石炭3800MW(高砂1200MW・赤穂1200MW・神鋼1400MW)にLNG5100MWの計8900MWの増強計画であった。結局実現したのは約2860MW。 原発は廃炉が決まった美浜1・2,大飯1・2で3190MW。再稼働を果たした高浜3・4,大飯3・4で4100MW。再稼働準備中が美浜3・高浜1・2の2478MW。 結局廃炉が決まった3190MWに需要減を考えれば十分な2860MWを新設して解決と云った感じである。老朽化の海南1~4(2100MW)と高砂1・2(500MW)の計2600MWは是非廃止し,中途半端に古いけど石油の御坊(1800MW)や赤穂(1200MW)の計3000MWもなんとかしたい(中途半端に古いとはいえ同時期に建設された中電の尾鷲三田3は廃止される公算)。 |
中国電力 |
三隅発電所に2号機(400MW,2014年着工・2017年稼働の予定だった)の計画があったがこれを1,000MWに拡大の上,自社応札。 |
島根原発3号機(1,373MW)がほぼ完成したまま運転できない状態に成っている他,上関原発の建設も不透明になっている。 |
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四国電力 |
坂出をLNG化 |
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九州電力 |
>>2046及び>>2119による1,000MWの増強目指す。 九電が自社落札できたら凍結中の松浦第二火力発電(石炭・1,000MW)建設再開。2021年の稼働を目指すとのこと。 自社で全部行く予定の様だ。 |
新大分発電所(ガスコンバインド発電480MW)を新設。2016年に稼働予定。>>2148 環境省が西部ガスのLNG発電(1,680MW)に待ったを掛けたが経産省辺りが仲介して九電の老朽火力設備更新と調整することになるであろう。 |
九電は離島発電も抱え,原子力依存度も高かった為,電発松浦の事故も有って供給能力に不安。原子力発電所の一部再稼働で他の電力会社に先駆けそうな情勢だが、一方で老朽発電所の更新問題も抱える。非原発系で1,480MWの増強が見込まれる。 |
東電の入札未決定分12,000MWを除いても6,500MW程見込める。 |
東電を除き15,000MW(15GW)程見込める |
意向 |
強み |
提携メリット |
弱み |
その他・備考(とは追加) |
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関西電力 |
慎重 |
豪州での液化天然ガス(LNG)調達で既に東電と提携 東電に次ぐ大手電力の規模 |
首都圏での電力事業強化 | 財務悪化・原発再稼働が不透明 |
原発停止で財務悪化だが提携の投資余力有るのか? |
中部電力 |
慎重 |
東電と茨城県で火力発電所を共同建設。2017年から米国産シェールガス輸入 東電・関電次ぐ電力大手の規模。火力発電に強み |
首都圏での電力事業強化 | 財務悪化 |
LNG火力が主体 |
東京ガス |
積極的 |
東京湾岸沿いで東電とLNG基地を共同運営 火力発電を既に保有 |
電力販売に向けた電源確保 | 石炭火力のノウハウがない |
既に沖縄電力を上回る量の電力量を確保。 LNG火力での協力は規定路線? |
大阪ガス |
慎重 |
米国産シェールガス輸入で中部電力と提携予定 火力発電を既に保有 |
首都圏での電力事業参入 | 5社の中でもっとも企業規模が小さい |
名古屋では石炭火力保有。 |
JX日石日鉱エネ |
積極的 |
石油,LNG,石炭など幅広く資源開発・調達 茨城県内の自社製油所と東電火力発電所が隣接 |
電力事業への本格参入 | 国内の需要減少で本業伸び悩み |
メインは(火力のコストに劣る)石油。 |
発電所名 |
スキーム |
発電能力 |
発電効率 |
発電方式 |
燃料 |
その他・備考 |
川崎天然ガス発電所 |
東京ガス+JX |
840 |
58% |
LNG |
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扇島パワーステーション |
(株)扇島パワー=東京ガス(75%)+昭シェル(25%) |
407*2=814→1221 |
58% |
CC |
LNG |
東京瓦斯扇島工場に隣接した東亜石油貯油地跡地にて、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたガスタービンコンバインドサイクルによる火力発電を行う。 |
真岡 |
神鋼+東京ガス |
1400(予定)→1200 |
LNG |
東京ガスがパイプラインを建設中>>2054 |
発電所名 |
発電能力(MW) |
発電効率 |
発電方式 |
燃料 |
その他・備考 |
防府エネルギーサービス |
50.55+36(増強)→86.55 |
石炭(微粉炭) |
認可出力は49,750KW 販売品目:電気・蒸気・水 >>1780 |
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上越エネルギーサービス |
48.1MW(認可出力) |
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天然ガス及びC重油 | 販売品目:電気・蒸気・天然ガス |
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尼崎エネルギーサービス |
4MW(認可出力) | 天然ガス | 販売品目:電気・蒸気 |
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合計 |
130強→166強 |
風力21MW |