井田川総合計画 1950年に国土開発法が制定され、富山県は全国に先駆けて治山治水・利水・水力発電を中心とした「県土総合開発計画」を策定し、その最初の事業として室 牧川や山田川を対象とした「井田川総合開発計画」が作られ、1953年から事業が開発された。中心はアーチ式の室牧ダム(高さ80.5m、長さ 158.6m、貯水量1,700万m3)の建設が中心で1958年から約4年をかけて竣工。他にも砂防ダムや発電所の建設などを行い、1963年5月、総 事業費74億円をかけて完了した。…[wiki(井 田川)] …(室牧)ダムの必要性については、井田川流域はひとたび氾濫すれば八尾町、婦負町の5600haに被害を及ぼし、また少雨ともなれば、3000ha流域 農地の大半が恒常的な水不足に悩まされてきた。このため、富山県は井田川の総合開発計画の一環として、室牧ダムを築造し、ダム地点にて 330m3/Sの洪水調節を行い、下流域の既得用水の取水の安定化を図った。さらに、電力需要に対応する…。 このダム[とは註:室牧ダム]の特徴は、井田川本川の他に 隣接河川である[とは註:山田川上流の]百瀬川から水を取り入れ、 本川の水量と合わせて発電や渇水補給に有効利用し、その後再度[と は註: 百瀬川の下流である]山 田川へ戻すという、この当時稀な河川利用方法であった。 この山田川流域変更については、山田川流域7ケ町村から用水の不足及び県の施設は信用できないとの理由により建設反対の態度が出され、一時計画を中断し たことがある。 昭和32年吉田実知事の努力によって、平井為造山田川総合開発期成同盟会長との間で ・山田川流域の慣行水利権は侵害しない。 ・菅沼貯水池及び室牧貯 水池において総貯水容量1600万立法米以上を貯水し、室牧発電所水槽より、山田川谷地内に導水する隧道を新設すること ・山田川谷地内に容量 19万5千立法米以上の調整池ダムを設け、常時 1.5立法米の水量を放流すると共に灌漑 期においては最大7立法米の流量を確保すること 等の覚書が締結され、山田川流域の変更が可能となり、井田川総合開発計画の実施がスタ-トした。 [ダム書誌・ 下線部と太字はとは] 山田川が百瀬川になる様に,牧室川も知らん間に大長谷川になるようだ。 |
~外輪野(そとわの)用水~ 外輪野用水は、神通川水系の山田川の左側を流れています。富山市(旧山田村)の中村、小島など20ヘクタール、富山市婦中町の外輪野、下瀬など約320ヘ クタールの田んぼの水を取り入れています。 若土ダム、湯谷川ダムを水源とし、富山市婦中町の長沢ま で延長約12㎞の長い用水路です。その水はため池やほかの用水にも入り、射水市(旧小杉町)までも流れています。[富 山みどり] ~湯谷川~ 外輪野(そとわの)用水 頭 首工158m 外輪野(そとわの)用水 放 水口165m 湯谷川ダム[便覧] 県営ダム 目的:潅漑 着手/竣工:1977/2000 堤高:63.7m 総貯水容量/有効貯水容量 163.6万m3/140.0万m3 流域面積:135.5km2 / 湛水面積:5ha |
~山田川~ ▲ (室牧発電所山田川放水口) こ こか? 若土発電所[水力] [富 山県] ▲ 富山県企業局 運開:1982.4 ダム式・流込み式 認可最大出力:270kW 常時出力:20kW 最大使用水量:4.00m3/s 有効落差:9.75m 水車:出力300kW×1台 流域面積:62.6平方キロメートル 取水:山田川[若土ダム]186.50m 放水:山田川・外輪野用水175.75m 可能発電電力量: 633MWh/年 (稼働率:26.7%)←小せえ。。 ダムに後補の小水力発電所。 若土(わかつち)ダム[水力] [便覧] 富山県 目的: P←Aちゃうんかい!? 着手/竣工:1958/1960 堤高:26m 総貯水容量:24.2万m3 有効貯水容量:20.7万m3 流域面積:62.6 平方キロメートル 湛水面積: 2ha ~百瀬(山田)川~→こちらへ |
~百瀬川[こちら参照]~ 菅沼ダム[便覧] [場 所(利賀村)] 県営ダム 目的:発電 堤高:22m 流域面積/湛水面積 43.1km2 ( 全て直接流域 ) /8ha 総貯水容量/有効貯水容量: 52.4万m3/33.3万m3 着手/竣工 1956/1958 上百瀬発電所[富 山県] 発電所位置 南砺市利賀村上百瀬字上畑 地内 取水ダム (取水堰) 発電型式 水路式 最大認可出力 670kW 最大使用水量 1.0m3/s 有効落差(m) 81.50 水車 横軸フランシス型 685kW 1台 可能発電電力量 3,700MWh/年 (稼働率:63%) 着工/運開: 2015.12/2018.12 |