中電水力 電力総研TOP 水力いろいろ
とはずがたり掲示板 (利 水スレ)
20.10.21運開

寸又川開発(その2)

前ページ(寸又川開発)では千頭発電所と仮称し,その効率的な取水構成を求め色々(主導で)シミュレーションしてみてどうやら最適取水標高は1050mにありそうであった。

取水Lv
流域面積
導水距離
水量 落差
出力
小根沢
820m
93.65km2 7.55km
7.4m3/s 180m
11,000kW
大根沢
880m 89.42km2
9.2km 7.17m3/s
235m 14,000kW
栃沢
910m 86.23km2
10.5km 6.9m3/s 265m 15,200kW

1000m
75.25km2
13.5km
6.0m3/s
355m
17,700kW

1050m
68.73km2
16.7km
5.5m3/s
405m
18.500kW
柴沢
1100m
61.6km2
18.65km
4.9m3/s 455m
18,500kW

1250m
45.66km2 22.8km 3.65m3/s 605m
18,350kW

以上から以下の第一案を得た。

[私案]千頭発電所
出力:18,500kW[+18.5MW]
最大水量:5.5m3/s
有効落差:405m
取水:大沢(仮称)逆 河内赤沢(1066m)寸 又川栃 沢大 根沢(ブナ沢・サクラ沢)小 根沢 (赤沢以外1050m)
放水:千頭ダム(寸又川)(640m)

本頁では各取水工付近の様子迄検討。今,導水経路の画像が消えてしまって経路を計り直した際に赤沢を入れてみたら一寸伸びた。。
導水路:17km

集水面積68.73km2。5.5m3/s程度。(下の図には赤沢は入っていない)


さて各取水口を見て行く。

赤沢・寸又川取水口付近
googleの航空写真だと此処に左岸林道が寸又川を多分初めて(左岸から右岸へ)渡る橋がある。gooだとこれ,地理院だとこの辺↓(地点)か。橙丸(○)が取水口の想定地。
また後述の[私案]奥寸又川発電所がこの寸又川方に立地予定となる。

この橋が見える左岸林道が奥寸又川発電所を建設する際の資材搬入ルートとなるのだが,その前に導水トンネルの距離短縮と水量安定の為の調整池の可能性も検討。
釜ノ島堰堤と呼ぶことにする。
この場合,左岸林道は水没するが,上流へはトンネルを建設,奥寸又川発電所も地下に建設してトンネル内に出入口建設する感じかな~。
また釜ノ島堰堤を建設する為にも林道の復活は不可欠だなぁ。。今も千頭堰堤迄右岸林道がちゃんと通じている様に。

湛水面積4.9万m3である。常時満水位1055m・取水位1050mとして5m位貯水する想定なので23万m3程は貯めれそうな。
5.5m3/sだと11時間ぐらい持ちそう?
結構いい感じ♪

逆河内付近
goo mapは薄くて見えにくいけど此処ら。googleの航空写真だと不動山から流れる沢なので不動沢と勝手に名付けてみたが大沢滝が不動沢が逆河内に流れ込む場所らしい。どうも急に高度が下がる訳だ。大沢という名前なのかも。。一応川の名前を調べる地図(滅茶苦茶便利!誰がやってるサービスなの??)でも名称不明となっていた。本頁では大沢と暫定的に呼称することにする。

此処は林鉄の終点の庄尾と其処にある無想吊橋[山行が]のある並河内から逆河内の分岐付近733mに比べて300m以上上がった所である。
横を走る点線は日向林道であり,林道として生まれたルートで川縁からだいぶ高いところを走っているが,その所為で左岸林道などはだいぶ致命的な山腹の大崩落を引き起こしている様である。

いずれにせよこの辺にこんな風に取水口なり取水工なり(違いはなんだろ。。)を建設したいのだけど,なかなか工事のイメージが湧かないw
まあ発電所ともダムとも違って単なる取水口だからなんとかなりそうである。

この日向林道であるが,2020年版山と高原の地図43「塩見・赤石・聖岳」に左岸林道から岐(わか)れた直後の九十九折りの辺りを差して
日向林道完全崩壊
と書かれている。おいおい(笑)
この完全崩壊が何処迄なのか,イマイチ解らないけど少なくとも10年前は,林鉄との合流後(逆河内沿い)を歩いたヨッキのレポに拠れば,(林鉄跡は散々でも林道は)結構通行出来てた様である。10年前は…,くどいけどw
此処[山行が]の作業小屋はここ[地理院]だし,源平クズレ[山行が]これ[地理院]だらう。残念ながら廃道ハンターの筈のヨッキだが日向林道の廃道っぷり迄ハントする余裕は無かった様である。アゲ河内迄行って欲しかったw

千頭堰堤付近
いずれにせよこの千頭堰堤の北側区間,寸又川左岸林道も日向林道も奥地への入口付近で完全崩壊している。一方で千頭堰堤迄は右岸林道が舗装付きで安定している様である。
此処は千頭堰堤の天端を越えて比較的安定している林鉄の跡地[山行が]を使って工事用道路兼林道を建設したらどうであろう?左岸の山腹(の地下)に建設が予定される千頭発電所建設の為にも必要である。
其れを考えると発電所施設(橙線)と林道兼工事用道路(赤線)。この赤線の末端部はヨッキのレポの此処らになる。地図に2020年の今猶描かれている人道橋であるが,吊り橋で有り,2010年には既に主索のみ残して消え去った廃橋である。


その奥は以下の地図の様な感じ。逆河内線のヨッキのレポは此処[山行が]ら参照。
この辺は林鉄跡の山道が廃吊橋となってる方へ曲がった後,林鉄跡が山道としても記載されてない区間であるが,大樽沢駅を前に寸又川を渡河する場所で,空撮写真[google]では未だ林鉄の廃橋が残ってる様だ。10年前の様子はヨッキもレポしている[山行が:この頁の11:05の橋]が歩道として整備されており,これなら10年経った今でも未だ無事に架かっていそうである。

日向林道が寸又川を渡る辺りがこんな感じ[google]で比較的落ち着いている様に見える一方,手前の上の地図で(大崩落地)と書き込んだのがこの辺[google]で,左岸林道入口(朝日トンネル出口)からこの辺迄左岸林道と日向林道を全部抛棄する方針の私としてはこんな感じ(赤線)で繋げたいと思う。川が蛇行する範囲は大した山も無く崩れるにしても限界がある。
ただ上の地図で大樽沢駅跡と書いた辺りはヨッキが歩いた時も逆河内線との合流部分で大崩落があった様なのでまあ平穏の地という感じでもなさそう,,
まあそういう箇所は斜面をコンクリでゴリゴリに固めてトンネルに突入するしかないな。(そういうの新幹線か高速道路でしか見たこと無いけどww)
また大樽沢の沢は駅の先,川を渡った向こうなので一寸駅と沢の位置はズレている様である。



この後,比較的安定している林鉄跡を辿り,どこから左岸林道に載るかが今後の課題である。。一応,釜ノ島から小根沢の沢の手前迄は地形図にくっきりと(崖の位置で)林道跡が残っている。

10年前にヨッキが歩いた時は大根沢の橋の千頭方が崩壊してた様だ。
ヨッキは左岸林道とその支線の二つが呑み込まれたと書いてたが,更には人道も分岐しててそれももろともやられてる感じである。
大根沢の取水工建設のルートに成りそうなので併せて復旧工事をする必要がある,,

なんとか山を安定させつつ道路を堅牢にし或いはトンネルを穿ち小根沢の渡河部辺りから下に降りて林鉄の小根沢付近と結んでルートを形成出来ないものか?

大樽沢の先の橋付近750mから小根沢の橋付近1050m迄3.2km程ある。3.2kmで300mとすると9.3%(93‰)のなかなかの急勾配である。(しかも延々3キロもw)
釜トンは10%以上の急勾配だけど比高は100mである。もう一寸なんとかしてスムーズに繫ぎたいところである。
小根沢から千頭(大間)方面へ向けて左岸林道は更に標高を上げてしまうのである。取り付くなら此処しか無い様に思われる。標高1010m地点で渡河して川沿いにゆるゆる下って適当に林鉄レベル迄降りてきて小根沢に接続って感じかな。
別に小根沢の川縁に降り立つ必要はない(別に林業する訳では無いので広場は不要)ので850m位の所を掠めて徐々に川縁に降りていけば良さそう。何も無い山の上の方を抉って大崩落頻発させるよりは穏健なルートになるのではないか?