

高野山(こうのやま)ダム[水 力][地 理院][wiki] [便覧] ▲ 河川 信濃川水系中津川 目的/型式 P/アスファルトフェイシングフィル 堤高/堤頂長 33m/380m 流域面積/湛水面積 218.8km2 ( 直接:0.6km2 間接:218.2km2 ) /7ha 総貯水容量/有効貯水容量 57.8万m3/56.0万m3 ダム事業者 東京電力(株) 取水:切明発電所+雑魚川+中津川→渓流等→高野山調整池[高野山ダム] 放水:中 津川第一発電所・穴 藤ダム・中 津川? 着工/竣工:1968/1971 遥かEL.830m程の高い場所から一気に中津川の深い河岸段丘の底に水を落として発電する。放水位が不明のようであるが。 東京電力RP(株) 中津川第一発電所[水 力][DB] ▲ 所在地:新潟県中魚沼郡津南町穴藤 運開:1924.9[信越電力(株)] 水路式・調整池式 認可最大出力:126,000kW 常時出力:13,900kW[] 最大使用水量:36.44m3/s 最大取水量:12.90m3/s 1〜3号機:12.90m3/s 4号機:23.54m3/s 有効落差:414.88m(1〜3号機) 409.58m(4号機) 水車:4台 総出力131400kW(横軸ペルトン水車ラ3台、立軸フランシス水車ラ1台) 導水路:総延長18827.7m 取水位:852.26m/860.43m/841.81m[DB]←3種類もある?! 放水位標高:不明m[DB]←記載なし?! 流域面積:218.2km2 取水:高野山調整池[高野山ダム] 放水:中津川第二発電所[ 沖の原貯水池]・中津川(地 理院EL.408m)841.81m 取水:切明発電所+雑魚川+中津川→渓流等→高野山調整池[高野山ダム] 穴藤(けっとう)ダム[便覧][水 力][地 理院]][wiki] [東 電] ▲ 河川 信濃川水系中津川 目的/型式 P/重力式コンクリート 堤高/堤頂長/堤体積 55.3m/130m/96千m3 流域面積/湛水面積 317.6km2 ( 全て直接流域 ) /6ha 総貯水容量/有効貯水容量 63.0万m3/58.0万m3 ダム事業者 東京電力(株) 着手/竣工 1969/1972 給水先:中津川第二発電所(取水位430m・沖ノ原調整池は403m程度の模様。) 有効落差が5m程低い(高い所に設置されている?)4号機が穴藤ダムに放流しているとか?両者ともに1970年代に同時に追加されたされた設備なので平仄 はあう。 とは言え空 撮写真でも下流側に鉄管が3本伸びてるのが1〜3号機建屋で上流側の1本鉄幹が伸びてるのが4号機であろうからこれでも穴藤ダムよりは下流側に立 地している。 おそらく鴻野山満水位である中津川第一の取水位が841.81mで,1〜3号機の有効落差が414mなので放水位は426m以下。中津川第二の取水位が 430mとなっているが,これは穴藤ダム満水位で,中津川廃一の放水は426m程度でなされてる感じか。 それよりも5m高い中津川第一4Gはギリギリ431m程度で穴藤ダムへ流し込める? |
中津川発電所と正面ヶ原開田[妻 有新聞] 中津川電源開発は、都市に送る電力以外に地元の開田にも利用されました。大正8年正面ヶ原の開田事業の水源として県が発注し、用水が不足した際には、補 給をするという目的で、穴藤の中津川第2発電所の取水口から従来の秋成の古田用に合流するよう灌漑用水路が引かれました。 この灌漑用水路は、発電所工事の軌道と併設してつくられたため度々問題を起こし、地元に設立された水利組合は引き渡しを拒否し、維持管理は昭和26年ま で電力側が行っていました。 津南町史や反里口の頭首口に建立された石碑によれば、取水口から中深見の合流地点までには8か所の隧道があり、管理が大変でした。また水路の開閉権は電 力会社が握っており、充分な用水は供給できませんでした。 中津川第一発電所が完成した大正13年夏には水不足が生じ、開墾が進んだ大正15年には、正面ヶ原の5分の4の水田が枯れ死寸前になり、電力会社の利害 に振り回されました(とはコメ:電力会社の応援をしたい私ではあるが,1960年的な国際的な資源ナショナリ ズムの嵐の国内地方版はこれまで先進国では発生してないよねぇ。。使用料を激増させてもっと地域が大資本からふんだくって地域住民に配分しても良いのかも しれない・・)。また軌道脇に併設されたことから中津川の氾濫をもろに受 け、昭和23年アイオン、24年にキティと立て続きに来襲した台風で地山もろ とも決壊し水田への用水は途絶えました。 そこで多方面に陳情し、下流の石坂から揚水設備を設けたものの水路全体の老朽化が甚だしく現在の反り口頭首工工事に取り掛かりました。 第2章 〜用水と発電計画のアンハッピーな関係〜[山行が] 昭和43年に至って取水口をB(牛首頭首工)へ移す工事を起し、同時に水色の破線で描いた水路トンネルを開鑿して、現在に至るという。 正面ヶ原頭首工の石碑が語る第一隧道の新事実?![山行が] 暴れ川である中津川の谷底を走る町道の終点には、正面ヶ原頭首工という津南郷土地改良区が管理する施設があった。頭首工とは用水路の取水口のことであり、 これは正面ヶ原用水という灌漑用水の取水施設だった。 |
1−2.ネット調査 現地を視認しに行きたいところであるが,如何せん奈良住みの静岡出身者にとっては新潟は遠い。長野や富山やしんどかったけど九州北部ぐらいまでは日帰りの 実績はあるが,新潟は郷里の掛川からでもちと勿体ない感じはある(ただ檜枝岐や只見までは日帰り往復したので不可能ではない。) まずはネット調査である。 調べが進むと穴藤ダ ムは中津川第一の放流水の逆調整池として機能している(≒中津川第一は発電後放流水を穴藤ダムに叩き込む)との記述もあるようだ。『ダム、が好き。』 どうやら戦後の発電所再 開発事業の中で地形の中に無理矢理いれこ んだっぽい。(但し水 力.comさんの記載にも中津川第一の放水先に穴藤ダムの記載は無い。) なんか人口的で好きになれない高野山や沖ノ原だけどちゃんと機能してるらしい。 それにしてもどうやって穴藤に貯めてんだ?中津川第一のおそらく後補の4号機は1〜3号機の落差より一寸小さい=高いところに設置ということでなんとかし ているのかも? 『ダムマニア』さんは>左手は 1971年(昭和46年)に増設された4号機。 >この増設に併せ穴藤ダムが建設されるとともに高野山ダムが再開発されました。 >堤体直下に中津川第一水力発電所があるが、こちらの発電所はこのダムには関係ない模様。 としている。 『Damstyle』さ んも >直下にある発電所。ダムとの規模がアンバランスだと思ったら関係ないらしい。 と無関係説。 『ダ ムの訪問記』さんなんかは >ダム直下に中津川第1発電所がありますが穴藤ダムと直接的な水のやり取りはありませ ん。 と断言されている。 一方で >左手は1971年(昭和46年)に増設された4号機。 >この増設に併せ穴藤ダムが建設されるとともに高野山ダムが再開発されました。 とも書いておられて整備は連動していることは認めている。 因みに似た様な悶絶関係に百々ダムと矢作第二発電所(無関係らしい・ 悶絶確定),川原樋発電所と猿谷ダム導水取水堰堤(林道 閉鎖で近づけず),祖谷発電所と 高野発電所若林堰堤(此処は大丈夫そう),海川第二と第三(ここも大丈夫) 等がある。 まあこれ以上は現地へ行かねば判らないのかも。とりま現状を調べてみる。(23.3末,掛川から 日帰り(朝五 時発・深夜1時帰宅)で伊南川流域と只見ダムから宮下発電所迄結構総嘗めに出来,帰りは関越道経由で帰って来た。こんな感じなら中津川探訪も十分可能で兪 (いよいよ) 実行が視野に入ってきたと云えよう。)→結論はこちら(ハッピーエンドであった♪) |



| 2−1.【大団円】 ▲ 冒頭の疑問はネット調査では深まったが,さすが公文書館,決定的な記述は見つ かって,中津川穴藤問題はハッピーエンドを相成ったのである。穴藤ダムという単語こそ無いが,「上流側に設ける」とか「高42.3m」は穴藤ダムの堤高43mや位置関係に完全一致する。 ![]() ピーク化に伴う新設後補の中津川第一4号機の放流水を逆調ダムとして一旦穴藤ダムに貯めて中津川第二発電所で使うと云う事で決着である。 4号機:23.54m3/sで穴藤ダム有効貯水量:58.0万m3であるから6.8hで一杯になって後はゆったり流すだけということになる。 中津川第二と下船渡の水量は13.91m3/sであるから11.6hかけて使い切る必要がある。 使い切るのかって感じもあるけど,そもそも水源の高野山調整池への導水路も12.90m3/sしかないので水を56.0万m3も貯められるのかって方が重要なのかも。貯めるのに12h程掛かるようだ。 実際は尖頭需要は6時間より短い感じだからもうちと余裕はありそうな感じはある。 |
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〜雑魚川〜 [切明]雑魚川取水堰堤
[中一]雑魚川取水堰堤 切明発電所 魚ノ川(中津川)堰堤・雑魚川堰堤・切明発電所・沈砂池の位置関係図:
出典:東
電 |

| 上結東水力発電所の運転開始
〜既存の砂防ダムを活用した水力発電所〜 https://www.kandenko.co.jp/news/2020/20200713.html 2020年07月13日 株式会社関電工(本社 東京都港区、取締役社長 仲摩俊男)が、新潟県中魚沼郡に建設していた上結東水力発電所が完成し、運転を開始いたしました。当社が 開発する水力発電事業としては、2例目となります。 同発電所は、信濃川水系中津川に既存の上結東砂防堰堤 (砂防ダム)の落差を有効活用した、流れ込み式水力発電所です。昭和36年に作られた砂防ダムの脇に発電所を新設し、発電用の 立坑に加えて、土砂対策の排砂立坑を設置した点、砂防ダム建設時の排水路トンネルを、放水路として利用するため(減水区間が短く)河川環境への影響が少な い点が特徴です。 一般家庭約1,200世帯分の年間消費電力量に相当する、約6,500MWh/年の電力を発電し、長期(固定価格買取制度期間は20年)にわたり売電を行 う計画です。 【(株)関電工】 上結東水力発電所の運転を開始 https://jumbo-news.com/19808/ 2020/8/4 ・ ニュース 電設業界ニュース 同社はダムの33 mの堤高に着目し、ダムの脇に発電用の立坑(40 m、写真2)を掘削し、発電所を新設(写真3)。 そして、流れ込み式水力発電所(有効落差約21 m)としてダムを有効活用した。同発電所の特徴は以下の2点である。 @ 排砂立坑の設置 水量が増し濁流となると、発電所に砂や土砂が入りやすくなり、故障の原因となる。そこで、電力中央研究所で水利模型実験を実施し、それをもとに土砂対策の 排砂立坑を設置した。 A 環境への配慮 砂防ダム建 設時の仮排水路を発電所放水路として再利用したことで、減水区間が120 mと短く、河川環境への影響が少ない。 B 立軸チューブラ水車の採用 国内では実績の少ない立軸チューブラ水車(写真4)を採用し、発電所開発面積を最小限にした。 オーム社「電気と工事」2020年9月号掲載 |
| 使用水量(m3/s) |
最大出力 |
||
| 発電所 |
最大 |
常時 |
(kW) |
| 中津川第一 |
(11.94) 36.44 |
(4.84) 5.11 |
(31,500) 127,000 |
| 中津川第二 |
13.91 |
(5.96) 6.44 |
18,000 |

〜大門川〜 東北電力株式会社 灰雨発電所[場 所][水力] 昭和 4(1929)年11月 :運用開始 水路式・調整池式 認可最大出力:850kW 常時出力:177kW 最大使用水量:1.59m3/s 有効落差:73.64m 水車:横軸フランシス水車 出力784kW×1台 導水路:総延長497.4m 流域面積:10.8km2 取水:大門川[→調 整池]302.09m 放水:信濃川224.40m |