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2021.6.4着手
矢作川の利水(22.12逍遙)

矢作ダム矢作第一・奥矢作第二]→矢作第二ダム[新串原発電所]→矢作第二発電所[→矢作第二問題]─※─阿摺ダム→阿摺発電所→越戸ダム[→枝下用水]→越戸発電所→明治用水頭首工→(巴川合流)→(河口)[三河湾]
(浄衣雄方面:上村川根羽川・名倉川)─[廃止]串原発電所[廃止]和戸発電所[廃止]閑羅瀬堰堤(仮称)→時瀬発電所笹 戸発電所→百月ダム→百月発電所─坂下発電所→※ 

矢作川本川(流程118km)には堤高15m以上に達する矢作ダム,矢作第2ダム,越戸ダムの3基が建造され,この他,堤高15m以下ながら笹戸ダム,阿 摺ダム,百月ダム,明治用水頭首工の取水堰堤が4基存在する.このように中流域の計7箇所に横断構造物が連続する矢作川では,これらダム群を通じて農, 工,上水として年間約5億㎥の河川水が取水され,その量は総流量の40%にも達する日本有数の高い利水率となっている[矢 作川研究(2017)

本項では矢作ダムから越戸までを見て行く。矢作ダムから上流はこちら巴川はこちらを参照されたし。


矢作川の概要
参照:中部地方整備局
流域図
出典:愛知県河川整備計画流域 委員会

[廃止]串原発電所[wiki
水利権確保:1917(400立方尺[11.13m3/s])
運開:1920[木曽電気興業(大同電力の前身)]・廃止1968[中部電力・矢作ダム建設により水没]
仮発電所竣工1918(名古屋電灯・岐阜県の中止命令も聞かずに工事を続行・その後開発部門を木曽電興として独立させる)1921廃止
出力:5,720kW その後 6,250kWに増強(1938)
水量:11.13m3/s その後11.55m3/sに増加
取水:矢作川(串原村森上・やや上流)
放水:矢作川(段戸川合流部下流)

22.12
年末の山間部の夕方5時と云う事でもう暗くなっていた。上部水槽と鉄管を通す土台っぽい。矢作ダムの水位の高さを実感できる。


[廃止]旭発電所(和戸発電 所1952改称)[wiki
運開1911年(明治44年)7月に「矢作川水電」発起人が水利権を出願
運開1922[尾三電力(大同電力系)]・廃止1968[中部電力・矢作ダム建設により水没]
>最大使用水量1.195立方メートル毎秒、有効落差135.5メートルにて最大1,200キロワットを発電した(いずれも廃止時)。
出力:1,200kW
水量:1.39m3/s →現地看板より。wikiの1.195は当初取水量で或時期に出力増加があったか?
落差:135.5m
取水:段戸川
放水:矢作川(左岸)



矢作ダム[便覧(新)][便覧(元)]=再開発 中    
河川     矢作川水系矢作川
目的   FNAWIP
堤高   100m
流域面積/湛水面積     504.5km2 ( 全て直接流域 ) /270ha
総貯水容量/有効貯水容量     8,000.0万m3/6,500.0万m3
ダム事業者     中部地方整備局
建設:着手/竣工  1962/1970   再開発(放流設備増設):着手/竣工     2018/
貯留量:
流域:504.5km2
取水:矢作川
送水:矢作第一発電所(94.70m3/s)[→時瀬発電所16.7m3/s・矢作第二ダム] 288m・奥矢作第二発電所(234m3/s)[→富永ダム・奥矢作第一発電所]

矢作ダム容量配分図
資料:国 交省

2009年には渇水で矢作ダムの湖面に貯まったヘドロが姿を現し,黒い水が流れ出す騒ぎになったようだ。[矢 作川研究(2010)

矢作ダム(正面)と副ダム(正面中央下)と矢作第一発電所(堤体右下・画面中央)
遠景
22.12

副ダム俯瞰。画面上が


発電所近景


中部電力(株) 矢作第一発電所[水力]       
所在地:岐阜県恵那市串原
運開:昭和45(1970)年6月(60000kW)  出力増加: 平成16(2004)年4月(+700kW)
ダム式・貯水池式
認可最大出力:60,700kW    常時出力:1,700kW
最大使用水量:94.70m3/s   (出力増加前:84.70m3/s)
     1号機 16.70m3/s(出力増加前)     2号機 78.00m3/s(出力増加前)
    有効落差:1号機 67.30m   2号機 77.00m
    水車:2台 総出力62950kW
    導水路:総延長97.5m
   流域面積:504.5平方キロメートル
    取水:矢作川[矢作ダム]288.00m
    放水:1号機:時瀬発電所(16.70m3/s)、2号機:矢作川 [矢作第二ダム] 209.00m

>通常は1号機を運転し放流水を下流の時瀬発電所に送水して、必要なときに2号機も運転し放流水を直下の矢作第二ダムへ流す方式になっているようで す。[東 浦町長
直下の第二に流すというのは宮川でダム式の尖頭負荷発電所を新設するのと同じ思考である。また尖頭用の大水量使用の2号機が矢作第二ダムという逆調整池を 有しているのもセオリー通りである。


 矢作第二ダム[水力]    
    昭和42(1967)年:着手
    昭和45(1970)年:竣工
    堤高:38.00m
     総貯水容量:435.4万m3/    有効貯水容量: 92.1万m3 (968,075m3・建設時)
    流域面積:514.2km2
    湛水面積:41ha
取水:矢作川[矢作ダム・矢作第一発電所]209.0m
送水:矢作第二PS(40.0m3/s・1971)・新串原PS(河川維 持・1.56m3/s・ 2015)206.5m

時津の先に矢作第二ダムが現れる。テンダーゲート付きの堰堤。一寸久々野ダムを思い出す。
22.12



■利水状況推定
矢作第一発電所では最大94.70m3/sを使うが直送される時瀬発電所は最大16.7m3/sしか使えず残る78m3/sは時瀬より上にあるこの矢作第 二ダムに貯められる。
矢作第二ダムに貯められた水は維持用水の新串原で1.56m3/sのみ,残りは時瀬より下流の矢作第二発電所に最大40m3/sで送られる。差の 37m3/s程度は一旦ダムに貯められることになるが矢作第二ダムの有効貯水容量は 92.1万m3とやや小さめで不安を残す形である。ちゃんと漏らさず使い切ってるのだろうか??因みに時瀬の水は笹戸で使われるが笹戸の最 大使用水量は25.17m3/sと時瀬を凌駕するのでそちらは問題ない。(21.6頃の記述)
→その後,常願寺川を整理する中で10m3/sのピーク水量を受け止めるには20万m3あれば良さそうだという経験則を発見した(→この辺参照)。
これに从(したが)うと,矢作第一発電所2号機の78m3/sの水量の内,約45m3/s分が矢作第二ダムの90万m3で貯留され,残る33m3/sが引き続き矢作第二発電所で発電され,放流されることになる。
その33m3/s水はそのまま,矢作第一一号機・時津・笹戸・百月と流れて27.83m3/sになった水と合流して阿 摺ダムに流れ込み,約60m3/sの内40m3/sのみ利用され残りは未利用のまま放水され,下流の越戸ダム57.3万m3で30m3/s分が逆 調整され,溢れる分30m3/sはそのまま放水されるという感じか。
溢れる30m3/s程がこのままだと逆調整出来ずに下流に押し寄せて仕舞いそうな量な訳だが,百月ダム・阿摺ダム・明治用水頭首工など各所に在る堰堤で河 道貯留等で分散されるのであろう。こちらで増強を検討した

大量40m3/sの矢作第二用利水標

見にくいので貯留量の部分拡大


河川維持流量を利用する新串原用の利水標。こちらには貯留量の記載はない。


新串原水力発電所[中電
岐阜県恵那市串原
矢作川水系 矢作川(一級河川)
最大出力:230kW(注)
発電方式 :ダム式(維持流量)
最大使用水量: 1.56m3/s
有効落差:19.8m
想定年間発電量: 約170万kWh
着工日:2014(平成26)年5月29日
営業運開日:2015(平成27)年6月16日
取水: 矢作第二ダム(中部電力所有)
放水:矢作川


~明智川~

明知川発電所[水力] [国 交省
中部電力(株)
岐阜県恵那市串原
運開:1935.7[不明]・出力増加:2006.10(+100kW)
水路式・流込式
認可最大出力:1600kW  常時出力: 820kW
最大使用水量:1.70m3/s
有効落差:119.04m(出力増加前122.63m)
水車: 出力1682kW×1台
導水路:総延長4877.5m
    流域面積:62.5km2
    取水:明智川、高波川、大平川326.84m
    放水:明 智川199.29m

取水堰堤流域面積(km2)
高波川 27.90 明智川 26.80 大平川 7.80

取水堰堤堤高(m)
明智川 2.42 高波川 2.73 大平川 4.50

 

中部電力株式会社 時瀬発電所[水力] [wiki]           
所在地:愛知県豊田市時瀬町
運開:1923(T12).1[尾三電力(大同電力系・1928吸収合併)]5,555kW・増強5,560kW・増強6,200kW(1938年)
水路式・流込式
認可最大出力:7,200kW (1995増強・7000kW・2004増強7200kW)     常時出力:2,400kW(33.3%)
    最大使用水量:16.70m3/s(矢作川第一1号機と同一水量・完全連檐と思われる)
    有効落差:49.40m
    水車:出力7280kW×1台
    発電機:立軸三相交流同期発電機×1台
    導水路:総延長4041.3m
    取水:矢作第一発電所218.1m (嘗ては閑羅瀬に高さ13.64メートル・長さ71.36メートルの取水堰があり左岸に取水口があったとのこと)
    放水:矢作川[笹戸取水堰]164.97m

建屋

水圧鉄管


こちらは基本的に左岸を辿ったが,水力さんは阿摺も笹戸も時津も右岸からの撮影である。

笹戸ダム[DB
重力式コンクリート・自由越流型
堤高:6.50m
堤頂長:86.66m
水門:土砂吐(ローラーゲート)1門
流域:644.3km2(直接:139.8km2・間接:514.2km2)
取水:矢作川[時瀬発電所]16.7m3/s
送水:笹戸発電所25.71m3/s

雪の積もった川原に出てちと吃驚する。数日前に愛知県結構降雪あった所であった。。

ダムサイトの雰囲気となり…(空の色が変だ…)

利水標もゲット♪

そして,かなり落差のの低い堰堤が現れた!(なんかかわいいw) 諸元によるとゲートは土砂吐みたい。


一寸離れた所[こ こら]にある沈砂池


中部電力株式会社 笹戸発電所[水力] [wiki] [DB
所在地:愛知県豊田市笹戸町
運開:1935.12[大同電力(株)]・1911水利権出願[矢作川水電]・1921水利権承認[尾三電力(大同電力系・1923年吸収合併)]
水路式・流込式
    認可最大出力:9,400kW(89年増強+400kW)   常時出力:2,500kW[26.6%]
    最大使用水量:25.71m3/s[0.40](時津比+9.01m3/s[0.64])
    有効落差:42.95m
    水車: 出力9690kW×1台
    導水路:総延長5056.5m
    流域面積:644.3km2(矢作第一比+139.8km2)
    取水:矢作川[時瀬発電所放水口]164.46m
    放水:矢作川[百月ダム]116.16m

>1989年(平成元年)6月、老朽化設備の更新工事が竣工して富士電機製の水車発電機が運転を開始した。この更新工事に際し、年間発生電力量の増 加を図るため水車形式が立軸フランシス水車から立軸カプラン水車へと変更されている[11]。ただし建屋はそのまま活用し水車下部の吸出し管も流用された ため、水車の据付高さが放水位よりも高い特殊なカプラン水車となった。更新後の発電所出力は9,400キロワットである。 [wiki]

百月(どうづき)ダム・岩倉取水工[水力
取水堰
堤高:14.41m
取水位:116m[笹戸PS(25.71m3/s・116.16m)]
流域:672.7km2

直下で矢作第二が放水し ている。微妙なちぐはぐ 感に悶絶・・。

阿摺だと堰堤とそこから取水する発電所というロケーションなんだが。。(こちらは堰堤の古さに対して発電所建屋の新しさと落差の無さでなんとなく違うと察 する事は出来る。)
なんだかんだで百月ダムへ放水してんちゃうの?と思って現地へ行ってみたけど矢張り矢作第二の水を百月が使う事は出来なさそう。。

発電所の下流にしっかりある放水口


なにやら工事をしていて魚道も水が流れてなかった。

堰堤排砂門他塗装工事とのこと。


中部電力株式会社 矢作第二発電所[水力
愛 知県豊田市市平町
    昭和46(1971)年2月:運用開始(31200kW)
    平成15(2003)年3月:出力増加(31600kW)
水路式・調整池式
    認可最大出力:31,600kW    常時出力: 0kW[0.0%]
    最大使用水量:40.0m3/s
    有効落差:89.60m
    水車:出力32100kW×1台
    導水路:総延長8070.4m
    流域面積:514.2平方キロメートル
    取水:矢作川[矢作第二ダム]206.50m
    放水:矢作川106.50m

矢作第二の40m3/sの水は結局百月の下位の阿摺(取水位:84.95m)で使われることになるが22m程逸失落差が出てしまっている。
この間を有効落差18m 位の発電所[矢作第三!?]で埋めると6,000kW程度見込める。

>普段は旧来の発電所に発電を任せて、出水時や電力需要期に発電をするものと思われます。[東 浦町長
とあるように新しいこちらがピーク用で普段使いは時瀬・百月の様だ。そんなに水量豊富でもないのか。。

疑問点は纏めてこちらで増強を検討した。


~田代川~        
中部電力株式会社 川下発電所[水力
愛 知県豊田市川下町
    所有:名古屋電燈株式会社[運開]
    明治33(1900)年9月  :運用開始
水路式・流込式
   認可最大出力:380kW
      常時出力:290kW
    最大使用水量:0.40立方メートル毎秒
    有効落差:128.05m
    水車:横軸フランシス水車 出力410kW×1台
    導水路:総延長1079.7m
    流域面積:21.6平方キロメートル
    取水:田 代川234.68m
    放水:矢作川99.05m

こいつも百月堰堤の直下で矢作川に放水。あんま水が豊かじゃあないのかと嘆息してるのにこれだ。。


中部電力株式会社 百月発電所[百月
愛 知県豊田市百月町
運開:1926.3[ 不明 ]
水路式・流込式
    認可最大出力:5,700kW    常時出力:1,100kW[19.3%]
    最大使用水量:27.83m3/s[0.41](対笹戸+2.12m3/s[0.75])
    有効落差(1号機):24.76m      (2号機):24.52m
    水車:2台 総出力5920kW
    導水路:総延長3195.5m
    流域面積:672.7km2(対笹戸+28.4km2)
    取水:矢作川[百月ダム(笹戸発電所)]116.04m
    放水:矢作川[阿摺ダム]88.60m

阿摺(あずり)ダム[水力
堤高:13.92m
取水量:40m3/s
取水位:84.95m
取水[川下PS(0.4m3/s・99.05m)・矢作第二PS(40m3/s・106.5m)・百月(27.83m3/s・88.60m)

阿摺ダムと阿摺発電所。ダムもあってこんなに近いけど,水路で水を引っ張って来る形式の上に単なる取水堰堤でダムでないせいかダム水路式ですらなく水路式 の様である。でも調整池式にはなっている。
22.12
矢作第二と阿摺の間はともに40m3/sで連檐できてそうな感じではあるんだけど20m弱空いてしまっている。
百月ダムも阿摺ダムも貯留量もなさそうな堰堤で貯めておくことも出来そうにない。。(河道貯留は結構してそうではあるけど。)

中部電力株式会社 阿摺発電所[水力][中 電
所在地:愛知県豊田市月原町
運開:1934.11[ 不明 ]
水路式・調整池式
認可最大出力:4,800kW  常時出力: 530kW[11.0%]
最大使用水量:40.00m3/s
有効落差:14.99m
水車:立軸プロペラ2台 総出力4850kW
導水路:総延長192.2m
流域面積:768.0km2(百月から96km2増えてる)
取水:矢作川[阿摺ダム]84.95m
放水:矢作川69.344m

発電所の銘板。なんかどこもしょぼい。。矢作川が中電にあんま大事にされてない感じ。

脇の坂を登るとサージタンク(調圧水槽)?がある。地 理院のこれ

発電所建屋があって道が狭くなってる。これでも県道である(r355島崎豊田線)

ダム近景。維持水量は魚道で行うスタイルなのか意識的に水は流してないようだが水門の隙間から漏れ出してるように見える。大丈夫か!?w

利水標

おっ,天端に進入可能だ。

水門銘板によるとこの施設は阿摺発電所堰堤 という様だ。
天端風景

上流風景
利 水標に寄れば残念ながら貯留量は無いようだが,笹戸ダムよりは水を貯められそ うではある。


縦断面図が見つかった。
調圧水槽のサーチャージ水位は87.768mで,常時水位が84.386mで最低水位が81.587mって感じである。狭い県道の道路幅は6m未満っぽい w
出典:中 電

また阿摺の放水位と越戸の取水位の間にも10m程の空隙(未利用落差)が出 来てしまっている。
問題点は纏めてこちらで増強を検討した。

越戸(こしど)ダム [水力] [東 浦町長][場所][
昭和1(1926)年:着手 昭和4(1929)年:竣工
堤高:22.8m
総貯水容量:287.6万m3 / 有効貯水容量: 57.6万m3
流域面積:941  平方キロメートル
湛水面積: 0.48平方キロメートル
取水:矢作川[阿摺発電所69.344m]
送水:越戸発電所・枝下用水58.39m

22.12





東海環状道と越戸ダム湖


中 部電力株式会社 越戸発電所 [水力
所在地:愛知県豊田市平戸橋町
    所有:三河水力電氣株式会社[運開]
    昭和 4(1929)年12月  :運用開始
水路式調整池式
    認可最大出力:9200kW      常時出力:2000kW
    最大使用水量:62.32立方メートル毎秒
    有効落差:17.54m
    水車:2台 総出力10740kW
    導水路:総延長604.5m
    取水位標高:58.39m
    放水位標高:39.80m
    流域面積:900.8平方キロメートル
    取水:矢作川[越戸ダム]58.39m
    放水:矢作川39.80m

22年末,帰省途上にはもう余り見るところが残されていなくなったので遂に矢作川を視察に。豊田勘八ICを降りて越戸にアプローチ。
道 路から脇道に入ると早速水路が。枝下用水らしい。

水門もあった。位置的に余水を矢作川に返すのだろうか?

暫く進むと発電所っぽい建屋が現れた。

正確には正面のは制水門で写真右手が建屋。川は低い所にあるので見下ろすとこんな感じ。




明治用水頭首工[水土里][地 理院26.3m
取水量14.50m3/s
農水12.90m3/s
工水1.60m3/s
放流量64.10m3/s

23.6



上流側,右岸には用水路が合流してくる。[地 理院のこれ]どうみても(ト ンネルとか在るし)用水路なんだけど川の名前を調べる地図に拠ると安永川という普通河川っぽい名前があるようだ。。



放水してるのは一箇所のようだった


頭首工の天端は水源橋という一方通行の橋になっていたのだが,残念ながら工事中で通行禁止であった。


水門に貼ってあった銘板。遠目にも水門沢山在るなと思ったけど洪水吐7門・土砂吐2門・水位調整2門の合計11門あったのか。第七洪水吐ゲートが開いてた のかな?


下流の様子。橋は新東名


右岸脇に用水路の調整池があってここから明治用水の本水路が伸びていく。





巴川合流[→巴川の発電所]E.L.26m

乙川合流(EL.12m)


明治用水[愛 知県


上で見た羽布ダムは明治用水の為にあったようだ。
こちらの地図だと分かり易い。

三河小町


水の かんきょう学習館

明治用水頭首工(矢作川)--矢作川第二細川頭首工(巴川)---矢作川渡河--辺りが正式には明治用水ではないみたいなんだけどなんだろう。。

豊田市渡刈町HP