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電力総研 水 力あれこれ とはずがたりな掲示板 ( 電 力スレ 利 水スレ )
22.7.5再編・運開

千曲川上流(北佐久圏域)(21.8訪問)

千曲川上流部の電源開発を考える。浅間山の脇に1400mmの等雨量線が走るものの概ね1000~1400mmの小雨地帯である。気負わず行きたい。(→下流[長野・北信圏域])(→中流[小諸上田圏域])・(→最上流[南佐久圏域])

先ずは圏域と年間降水量
本項で対象となるのは下図の北佐久圏域である。主な支流に湯川と鹿熊川がある。
雨量としては1400mm~1000mmと小雨である。

出典:長 野県
 

出典:sumisumi [鷲見哲也]

~沿川風景~
(→南佐久圏域)

東京電力RP(株) 海瀬発電所[水力(21.8訪問)
所在地:長 野県南佐久郡佐久穂町海瀬
運開:1925.11[ 東信電気(株)]
水路式・流込式
    認可最大出力:4,400kW    常時出力:1,000kW
    最大使用水量:13.91m3/s (26.34%)
    有効落差:37.54m
    水車: 出力4560kW×1台
    導水路:総延長2875.0m
    流域面積:520.8km2
    取水:■穂積発電所(以前は千曲川も)780.85m
    放水:千曲川、臼田発電所739.42m

田舎町の市街地の中に唐突に現れる感じの発電所である。上部水槽は裏山然とした小高い丘の上にあるようだ。


更に上に登る道がある。狭いが登っていくと上部水槽の取水口と導水路の放水口が眼下に現れる。
左下の空隙は余水路である。

満々と湛えられているのでこれで13.91m3/sであろう。

海瀬発電所の最大使用水量は上流の穂積発電所取水量と同じ 13.91m3/sであるが,穂積発電所 は調整池を設置して最大使 用水量16.00m3/sで発電を行えるようにしている。
海瀬発電所もこ の辺にダムを設けて調整池発電所に改造,使用水量も倍増ぐらい出来ないものであろうか?ワンテンポ遅れるけど海瀬発電所も16.00m3/s使え る様にしても良い。現状では連檐しているので今は穂積PSの最大出力時は4m3/sの水をむざむざ捨てているのでは無いか?
とはいえ,この為だけに水車を交換するのは非現実的なのも事実。(16m3/sに引き上げると発電力は5.0MWとなり現行水車の最大能力4.5MWを超 えてしまう。。)将来の課題としたい。


臼田発電所千曲川堰堤(仮称)
場所:海 瀬発電所直下
取水量:14.33m3/s
取水位:739.65m
流域:646.9km2

(抜井川合流)

南佐久圏域=佐久穂町
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北佐久圏域=佐久市

■中部電力株式会社 臼田発電所[水力(21.8訪問)
所在地:長 野県佐久市勝間
運開:1927.7
水路式・流込式
認可最大出力:2,700kW   常時出力:1,300kW
最大使用水量:14.33m3/s(22.15%)
有効落差:23.33m
    水車: 出力2850kW×1台
    導水路:総延長2915.9m
    流域面積:646.9km2
    取水:千曲川、海瀬発電所739.65m
    放水:千曲川   711.65m

発電所の数百m手前の脇道から川の方へ下りていくとある。有効落差20数mでは14m3/s余りの水量を以てしてもこの程度が精一杯という感じである。

常時出力は最大認可出力の半分弱程度と健斗していて,これは使用水量が足りないことを示唆している様である。

水量を増強したりしたいが,木曽など大規模な発電が開発されても正直田舎の侭で余り市街地化等してないけど,小海線沿いの所謂佐久平は割りと市街地化が進 んだのか最初からそうなのか,家も沢山建っていてもう一本水管通すのは可能かどうか一寸心許ない所はある。

遠景
21.8

発電所建屋?


放水口…フル稼働かどうかは解らないが割りとしっかり発電している様子であった。ここで概ね放水位の711.65mということであろう。




~滑津川~

併走するR254で峠の向こうに越えると鏑川となる。

香坂(こうさか)ダム[便覧
滑津川支流の志賀川の支流香坂川
目的/型式     F/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積     38.5m/184m/334千m3
流域面積/湛水面積     14km2 ( 全て直接流域 ) /11ha
総貯水容量/有効貯水容量     1050千m3/870千m3
ダム事業者     長野県
本体施工者     青木建設
着手/竣工     /1972

14km2に対して87万m3の容量


(滑津川合流)
小諸発電所第一調整池
小諸発電所千曲川取水堰



~湯川~

(株)プリンスホテル プリンスエナジーエコファーム軽井沢水力発電所[SJ][kiss.f5
運開:1951年に運転を開始[湯川第二発電所]
改修着工/改修運開: 2015.2/2016.8
出力:199kW 年間見込発電量:1,480MWh
(改修前:電力:280kW・使用水量:0.974m3/s)→小さくなっとるやん。。200kW未満の買い取り価格が高くなる制度のせいやな。。

別荘地に電力を供給するための自家用の発電所・発電設備を全面的に改修
売電用の小水力発電所として再スタート
発電した電力は全量を固定価格買取制度で中部電力に売電する計画だ(200kW未満の買取価格は34円/kWh)。
>この小水力発電所では別荘地の東側を流れる一級河川の「湯川」から水を引き込んで発電する。発電設備の改修と合わせて、川から発電所まで水を流す ための導水路や圧力管路も新たに造り直した(図2)。改修工事を開始したのは2015年2月で、完了までに1年6カ月かかった。

(株)星野リゾート 星野温泉第三発電所[長 野県][kiss.f5
所在地     北佐久郡軽井沢町星野
設置     1981年(昭和56年)
使用目的     星野温泉施設の電源
最大出力     75kW
有効落差     8.8m
流量     1.2m3/s
用水名     信濃川水系 湯川用水
売電     なし
水車形式     クロスフロー水車

(株)星野リゾート 星野温泉第二発電所[長 野県][kiss.f5
所在地     北佐久郡軽井沢町星野
設置     1980年(昭和55年)
使用目的     星野温泉施設の電源
最大出力     100kW
有効落差     21.0m
流量     0.695m3/s
用水名     信濃川水系湯川
売電     なし
水車形式     フランシス水車

(株)星野リゾート    星野温泉自家発電所[長 野県][kiss.f5
所在地     北佐久郡軽井沢町星野
設置     1915年(大正 4年)設置
1929年(昭和 4年)容量増変更
1981年(昭和56年)改修
使用目的     星野温泉施設の電源
最大出力     50kW
有効落差     10.6m
流量     0.695m3/s
用水名     信濃川水系 湯川
売電     なし
水車形式     クロスフロー水車


長倉発電所湯川取水堰[こ こら?

~泥川~

長倉発電所取水池[こ こら


中部電力(株) 長倉発電所[水力] [DB][kiss.f5
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町長倉
    大正13(1924)年12月  :運用開始
水路式・流込式(湯川:全体での発電方式)/調整池式(泥川)
    認可最大出力:560kW   常時出力:210kW
    最大使用水量:3.62m3/s
    有効落差:20.28m
    水車:横軸フランシス水車 出力600kW×1台
    導水路:総延長257.2m(湯川)
    導水路:総延長784.7m(泥川)
    取水位標高:907.25m(湯川)
    取水位標高:906.69m(泥川)   
    放水位標高:883.03m
    流域面積:49.4平方キロメートル(湯川)
    流域面積:44.7平方キロメートル(泥川)
    取水:湯川→泥川[泥川ダム]
    放水:湯川

中部電力(株) 茂沢(もざわ)発電所[水力][kiss.f5
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町茂沢
    大正 9(1920)年6月  :運用開始
水路式・流込式
    認可最大出力:1700kW      常時出力: 920kW
    最大使用水量:3.34立方メートル毎秒
    有効落差:64.73m
    水車:横軸フランシス水車 出力1805kW×1台
    導水路:総延長1512.08m
    流域面積:113.4km2
    取水:湯川881.14m
    放水:湯川814.00m

湯川ダム(ゆかわ) [便覧
河 川     信濃川水系湯川
目的/型式     FN/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     50m/53m/64千m3
流域面積/湛水面積     147.2km2 ( 全て直接流域 ) /35ha
総貯水容量/有効貯水容量     3400千m3/2700千m3
ダム事業者     長野県
着手/竣工     1967/1978

長野県企業局 森泉湯川(もりずみゆかわ)発電所[長 野県][kiss.f5
ダム式?河川維持流量式?
御代田町
最大出力:151kW
年間発電量(予定):692千kWh
運開:2024.6
取水:湯川[湯川ダム]?

中部電力(株) 広戸発電所[水力
所在地:長野県北佐久郡御代田町広戸
運開:1926.1
水路式・流込式
    認可最大出力:1,600kW    常時出力: 710kW
    最大使用水量:4.73m3/s
    有効落差:41.36m
    水車:立軸フランシス水車 出力1724kW×1台
    導水路:総延長1664.4m
    流域面積:140.4km2
    取水:湯川803.67m
    放水:湯川759.94m

重 の久保川から取水出来そう。

佐久市 平根発電所[水力][kiss.f5
(2号機別名:平根マイクロ水力発電所)
所在地:長野県佐久市横根
運開:1955[平根農業協同組合(平根農協及び平根村関連施設へ送電)]
水路式・流込式
認可最大出力:550kW(1号機)    認可最大出力: 10kW(2号機)
    最大使用水量:2.20立方メートル毎秒(1号機)
    最大使用水量:1.70立方メートル毎秒(2号機)
    有効落差:33.10m(1号機)
    有効落差: 1.10m(2号機)
    水車:横軸単輪複流渦巻フランシス水車×1台(1号機)
    水車:開放型振子式下掛水車×1台(2号機)
    導水路:延長4150m   
    流域面積:6.30km2
    取水:湯川→平尾用水(分水)→1号機→2号機
    放水:下用水、湯川


小諸発電所取水堰



~布施川~



~五郎兵衛用水~
>五郎兵衛用水は、長野県佐久市(旧 五郎兵衛新田村)を流れる用水路で、江戸時代8年(1631年)頃に、市川五郎兵衛真親が新田開発の一環として開削し完成しました。[竹花組
出典:竹花組
用水の流域は布施川上流だけど水源は鹿曲川の様である。旧水路に対して新水路が建設されその途中に設置されたようだ。旧水路はこれ(El.957m)か?その一寸下に新水路の浅科頭首工がある?しかし春日温泉と湯沢川が見つからない。。
ここ[G]に五郎兵衛用水取入口発見!ここ(地理院747m)か?となると新取入口はここ(741m)かな?春日温泉はここ(899m)ら辺にあった。詰まり湯沢川とは鹿曲川の本流の事で,ここらは本来湯沢川で,細小路川と合流して鹿曲川になるということらしい。本頁では積極的に本来の名前を大事にしていく[→益田川]方針であるので鹿曲川の最上流部は湯沢川と呼称することとする。

発電所名:五郎兵衛用水発電所(ごろべいようすい)[kiss.f5][竹花組
事業者名:蓼科山麓小水力発電(有)組合
竣工:2023.3/運開:2023.4
水路式
出力:105kW
発電量:586,942kWh/年(稼働率:63.8%)
水量 最大0.35m3/s 常時:0.20m3/s
総落差:43.08m 有効落差 最大40.05m 常時42.08m 
開始年月:令和5年4月
水車:新型横軸クロスフロー
取水:鹿曲川→五郎兵衛用水
放水:五郎兵衛用水

諸元:








~繰矢川~




東京電力RP(株) 小諸発電所[DB][→中流篇
所在地:長野県小諸市乙
運開:1927.9[東信電気(株)?]
 水路式・調整池式
    認可最大出力:16,200kW    常時出力:6,500kW[対最大比40.1%]
    最大使用水量:27.8m3/s (流域比:24%←激少・・とは言え30m3/s近い流量と70m近い落差で可成りの大容量♪)
    有効落差:68.84m
    水車:立軸フランシス水車×2台 総出力16834kW
    導水路:総延長10368.4m
    取水位標高:645.91m
    流域面積:1,143.8km2
    取水:千曲川(滑津川[第 一調整池])・湯 川湧 玉川?こ の川?・繰矢川・蛇堀川[第 二調整池] 計:5箇所(こ の資料だと8箇所!?)
    放水:千曲川[西浦堰堤(島川原発電所)]570.76m

多分,水量の増強は出来そうだけど例えば36m3/s[31.4%]にしても21,000kW[+4.8MW]程度しか増えないとも云える。調整池増強し て余った時の水を有効に活用したい。

・第一調整池(千曲川・滑津川)増強

・第三調整池(繰矢川)設置

など行けそう。安定的に水量

西浦堰堤[新 津組
西浦堰堤 ゲート改良工事
既設の水門と堰柱を取り壊し・撤去し、
鋼製起伏ゲート(SRゲート)に更新することで
放流能力を向上させ、災害防止の機能を高めることが目的です。

~小相沢川~

取水口の数的に島河原発電所の取水口がありそうな川。もし無ければこんな感じで追加出来る。




東京電力RP(株)  島川原(島河原)発電所[水力][→中流篇
所在地:長野県東御市島川原
運開:1930.11[東信電気(株)]
水路式・調整池式
 認可最大出力:16,300kW    常時出力: 6,800kW[対最大比41.7%]
最大使用水量:33.40m3/s[流域比 22.7%←激小・・・とはいえ小諸を上回る大容量。]
有効落差:54.47m
水車:立軸フランシス水車×2台 総出力17176kW
    導水路:総延長9371.9m    放水路:総延長452.1m
    流域面積:1,472.2km2
    取水:千曲川[西浦ダム・小諸発電所]・鹿曲(かくま)川 570.70m 計3箇所 後1箇所どこだ?小 相沢川辺りか?[標高辺りにこ の辺に取水口がある筈だが見当たらない様だ[]。]
    放水:千曲川([塩川発電所]鹿間川を暗渠で潜ってゐる様だ[信濃川水系 水発])511.41m


~鹿曲(かくま)川~   

島川原発電所 鹿曲川堰堤

島川原発電所の取水元に鹿曲川の名があるので何処かにある筈だが,地図に地下水路の表記はない。西浦堰堤から上部水槽迄6.13km程であった。総延長は9.37kmだそうなので更に3.24km程の導水路はあるようだ。
取水位は570m。取水位標高を考慮に入れると恰度こ の辺(EL.572m)[地理院]か?距離を適当に推計してみると3.2kmとこちらもそれっぽい数字。更に一応そ れっぽい設備がありそう[G]というかほぼ確定[ストビュウ]だが,取水量やこちらが地図上に不記載なの等これ以上は不明。現地に飛ばなくては♪

もし此処なら870m程の導水で更に番屋川から導水出来る。24.3km2。落差は島川原のみで54.5mとやや心許ないが導水距離の短さと流域のまとまりで及第点の154となった。やっても良かろう。


上流には潅漑用水を利用して幾つか小水力発電が設置されている。


発電所名:牛落水力発電所(うしおとし)[kiss.f5][シーエナジー
事業者名:㈱シーエナジー
運用開始     2023年7月
最大出力     199kW
発電電力量     一般家庭 約300世帯分
水車:横軸フランシス水車
最大水量:0.68m3/s
有効落差:36.6m
水源:[陣内森林公園小水力発電所→]立科2号幹線用水路
放水:立科2号幹線用水路

>発電所がある地点は、年間の水量変化が小さいため、高効率なフランシス水車を採用しています。
>水車発電機はスロベニア国から調達し、建物はプレハブ倉庫を採用することで建設費用を削減しました。[シーエナジー]

発電所名:陣内森林公園小水力発電所(じんないしんりんこうえん)[kiss.f5][kiss.f5][JW][日本発電
事業者名:日本発電㈱
長野県北佐久郡立科町大字芦田柳平5313-1(地理院)
出力(kW):181
開始年月:平成30年1月
水車形式     横軸クロスフロー水車
発電機形式     三相誘導発電機
最大使用水量(㎥/s)     0.47
有効落差(m)     49.29
出力(kW)     181
運転開始年月     2018/1/16
取水:[立科1号幹線用水路→万仁田沢→芦田川上流→]立科2号幹線用水路
放水:立科2号幹線用水路[→牛落発電所]

発電所名:甘酒水力発電所(あまざけ)[kiss.f5][kiss.f5][中電][シーエナジー
事業者名:㈱シーエナジー
所在地     長野県佐久市協和字甘酒
運用開始     2019年1月
最大出力     533kW
発電電力量     一般家庭 約800世帯分
水車:ペルトン水車
最大水量:0.45m3/s
有効落差:141.41m
水源:立科1号幹線農水路

1380m超で取水した水がここで一気に1230mと150m程度落水する地点に併せて設置された発電所という訳らしい。
出典:kiss.f5(長野県)
流域面積は24.6km2程度っぽい


>甘酒水力発電所は、2019年1月に運転を開始した農業用水路を利用した水力発電所です。
>発電所がある地点は、高落差・小水量であり、年間の水量変化も大きいため、小水量でも効率が落ちにくいペルトン水車を用いた発電機を採用しています[シーエナジー]
出典:シーエナジー





上流からこの辺に向かって水を落として発電したい所。
EL.670mで120km2。4m3/s程度を確保して西浦堰堤570mに落としたい。有効落差95mってとこか。

[私案]西浦発電所
出力:3,100kW 
水量:4.0m3/s
落差:95m
流域:120km2
取水:布施川・鹿曲川 670m
放水:千曲川[西浦ダム]570m

だめ,小さすぎる・・EL.715m取水に変更。

[私案]西浦発電所
出力:4,600kW[+4.6MW] 
水量:4.0m3/s
落差:140m
流域:113km2
取水:布 施川下 谷田鹿 曲川八 丁地川 715m
放水:千曲川[西浦ダム]570m

まあなんとかかな。。ちょっと強気の取水かも知れない。もう一寸出力欲しいと云うのが正直な所だけど。五郎兵衛用水の取水も立科幹線用水あるようで保留。






(所沢川)