信濃 川・千曲 川 水力あれこれ
20.10.30運開

信濃川水系魚野川圏域

破間川(黒又川)・佐梨川・羽根川他 水無川(+3.0MW)宇田沢川三国川(五十沢川)[+2.6MW]・登川・上流部

支流に適地が一杯ある様に見える。
最上流は東京電力の湯沢や土樽発電所であるが,その下流は東北電力のテリトリー(しま)の様である

破間(あぶるま)川
小出付近

~佐梨川~(こちらに移転)
小出付近

~水無川~

[妄想]水無川発電所
出力:3,000~4,000kW[+3.0~4.0MW]
水量:2.01~2.63m3/s
落差:183m
取水:水 無川(378m)高 石沢(374m)
放水:水 無川(191.5m)
導水路:7.3km (0.41~0.54)

流域面積(水無川):23.27km2 →1.85~2.3m3/s程度かな?

流域面積(高石沢):3.3km2 → 0.26~0.33m3/s程度か。



~宇田沢川~

[妄想]宇田沢川発電所
出力:2,500~3,100kW
水量:1.6~2.0m3/s
落差:190m
流域面積:
取水:ハ ライ川(325m)広 堀川(335m)
放水:田 川130.8m
導水路:6.7km (0.37~0.46)→やや苦し。。

流域面積:20.36km2 →1.6~2.0m3/s程度かな?


[妄想(規模縮小)]宇田沢川発電所
出力:1,900
水量:1.6~2.0m3/s
落差:145m
流域面積:
取水:ハ ライ川(325m)広 堀川(335m)
放水:宇 田沢川(174.8m)
導水路:6.18km (0.30)→更に苦し。。


水無川と合同案

[合同案]水無川発電所
出力:5,300kW
水量:2.01+1.5→3.51m3/s
落差:183m
取水:水 無川(378m)高 石沢(374m)・追加:
放水:水 無川(191.5m)
導水路:7.3km +延長:7.35=14.65km (0.36)→未だ苦し。。

追加:流域面積(マス沢・ハライ川・屏風沢・広堀川)18.9km2 →1.5m3/s程度


とりまここは保留で。

(三国川分流EL152m)


~三国(さぐり)川~

三国川と書いて「さぐり」と訓(よ)む。その支流にあるのが五十沢川でこれは「いかざわ」と訓むらしい。そして何故か三国川沿いにある発電所に五十沢の名 前がぼこぼこ付けられてゐる。。
上流・本流から見て行く。

東北電力(株) 五十沢第一発電所[水 力
新潟県南魚沼市舞台
運開:1967.11
水路式・ 流込式
認可最大出力:10.500kW ←でかい!      常時出力: 1,800kW (17.1%)
最大使用水量:7.00m3/s (146.7%) ←ここが強気
    有効落差:178.10m
    水車:出力10900kW×1台
      導水路:総延長2977.1m
    導水路:総延長2810.8m
    導水路:総延長2099.4m(その他3本分)
    流域面積:47.7km2
    取水:三国川、下津川、ジャクズレ沢、他 605.30m
    放水:三国川[三国川ダム] 421.00m

三国川(さぐりがわ)ダム[水 力
堤高:119.5m、堤頂長:419.5m
標高
      天端標高:439.50m
  洪水時満水位標高:432.00m(サーチャージ)
   常時満水位標高:427.00m
洪水期制限取水位標高:399.50m
    最低水位標高:394.00m
      基礎標高:320.00m
容量
 総貯水容量:2,750.0万m3 有効貯水容量:1,980.0万m3
   洪水期利水容量: 1,800,000立方メートル(有効貯水容量の内)
 洪水期洪水調節容量:18,000,000立方メートル(有効貯水容量の内)
  非洪水期利水容量:16,300,000立方メートル(有効貯水容量の内)
非洪水期洪水調節容量: 3,500,000立方メートル(有効貯水容量の内)
  堆砂容量: 7,700,000立方メートル
流域面積:76.2km2 湛水面積:0.76平方キロメートル

流域面積増強策:
野中沢6.7km2
近いとは云え狭いが,ダムへの貯水が可能で今でも強気の最大利用水量設定なので果敢に攻めたい。

これは下で検討する三国川最奥部の一部を永谷発電所へ流す代替措置。ほぼ同じ面積でダムの機能は維持さ れるのでは無いか?足りなければ更に五十沢川から取れば良い。


五十沢第二発電所と三国川ダム管理発電施設は同じ場所にあるようだ。どんな運用になってんだ?
合計11.65m3/sの水を使用しているが,折角なら共同発電所にして1号機2号機と同じ位の発電機2台用意すればどっちかが定期点検とかでも柔軟に対 応できたんちゃうか?
発電方式(流込式・貯水池式)の記載を水力DBが間違ってるっぽい。

東北電力(株) 五十沢第二水力発電所[水 力][DB
新潟県南魚沼市清水瀬
運開:1993.2
ダム式・流込式←ダム式なのに流込式なのか!?
認可最大出力:9,100kW  常時出力: 0kW ←常時はゼロだし調整池式で尖頭電力供給してんちゃうの?
最大使用水量:10.00m3/s
有効落差:107.70m
水車: 出力7700kW×1台
取水:三国川[三国川ダム]427.00m
放水:三国川315.10m

三国川ダム管理用発電所[水 力][DB
国土交通省北陸地方整備局
平成5(1993)年2月:運用開始
ダム式・貯水池式 ←常に流しっぱなしなのに貯水池式だと。。ここは河川維持流量式なんちゃうの?
認可最大出力:1,200kW  常時出力:1,200kW
最大使用水量:1.65立方メートル毎秒
有効落差:91.00m
水車:出力1200kW×1台
流域面積:76.2平方キロメートル
取水:三国川[三国川ダム]427.00m
放水:三国川 315.10m


東北電力株式会社 五十沢発電所[水力
所在地:新潟県南魚沼市土沢
運開:1920.9
水路式・流込式
認可最大出力:1710kW      常時出力: 470kW
最大使用水量:5.57立方メートル毎秒
有効落差:42.45m
水車:2台 総出力2460kW
導水路:総延長1815.8m
流域面積:76.8平方キロメートル
取水:三 国川(三国川ダム式発電所直下)314.51m
放水:三 国川267.24m


三国川頭首工[三 国川267m][信濃川水系
取水量:5.61m3/s→三国幹線用水路(→五城発電所)
河川維持流量:0.30m3/s
取水制限量:0.67m3/s

信 濃川水系 水力発電所さんが貴重な情報を載っけて呉れている♪
三国川頭首工から取水された水は三国幹線用水路を経由して,農業用水①,水道用水(0.88m3/s),農業用水②等を分けつつ発電した後に農業用水③④ に送られ余りは五十沢川に吐水される様だ。(不完全从属分って何だ??)

~五十沢川(三国川支流)~

東北電力株式会社 永松発電所[水 力
所在地:新潟県南魚沼市永松
    昭和21(1946)年6月  :運用開始   
水路式・調整池式
認可最大出力:3300kW      常時出力:1300kW
最大使用水量:1.20立方メートル毎秒
有効落差:349.05m
水車:出力3300kW×1台
導水路:総延長2436.4m
流域面積:19.9平方キロメートル
取水:五 十沢川(永松渓谷)ツ ボイケ沢割 石沢、ヨウガイ沢、他630.24m
放水:五十沢川262.34m

流域面積が从(したが)って水量は少なく,落差で稼ぐタイプの発電所である。
ということで一寸増やしてみる。とはいえ,五十沢にはもう余地無しなので本流の三国川の最奥部から失敬する。
下 津川(845m)五 十沢川(832m)に2..65kmの導水路。下津川流域は7.1km2。0.56m3/s程取水可能か。


[拡張]永松発電所
水路式・調整池式
認可最大出力:4,800kW[+1.5MW]
最大使用水量:1.20m3/s→1.76m3/s
有効落差:349.05m
水車:出力3300kW×1台→増設or交換
導水路:総延長2436.4m+2.65km(+2.65kmで1.5MW。0.56とまあまあ。)
流域面積:19.9km2
取水:五 十沢川(永松渓谷)ツ ボイケ沢割 石沢、ヨウガイ沢、他(630.24m)+下津川
放水:五十沢川262.34m


五城土地改良区 五城発電所[水力] [水 土里][信濃川水系
所在地:新潟県南魚沼市蛭窪
運開:2000.2
ダム水路式・流込式
認可最大出力:1100kW      常時出力: 330kW
発電電力量:7,829MWh/年 
 最大使用水量:5.440立方メートル毎秒
有効落差:24.01m
水車:出力1117kW×1台
導水路:総延長1600.8m
流域面積:95.2平方キロメートル
取水:三国川[三国川頭首工]262.80m
放水:灌漑用水、五十沢川237.24m
送電:発生電力6.6KVを33KVに昇圧し、東北電力㈱永松線へ送電


今は三国川頭首工から導水した水を使用しているが,ほぼ同じ標高で永松発電所からの放水もある。こち らも使えば水量を倍に出来る。
1.2km程度の様である。

[増強]五城発電所
ダム水路式・流込式
認可最大出力:1,100kW→2,200kW[+1.1MW]
 最大使用水量:5.44m3/s→10.88m3/s[+5.44m3/s]
有効落差:24.01m
水車:出力1117kW×1台→1117kW*2台
導水路:総延長1,600.8m+1,200m=2.8km
取水:三国川[三国川頭首工]・五十沢川頭首工262.80m
放水:灌漑用水、五十沢川237.24m

(登 川合流EL168m)

~登川~

登川は泣く子もいい子でおねんねする天下の最酷道R291の清水越えの廃道区間である越後側の入口に位置している。よっき(『山行が』)の苦闘はこの辺参 照。アツい。この清水国道が峠に挑む為に寄り添うのが登川とは示唆的ではあるw

東北電力(株) 登川発電所[水 力
新潟県南魚沼市滝谷
運開:1942.2
水路式・流込式
認可最大出力:3,600kW  常時出力:910kW
最大使用水量:3.10m3/s
    有効落差:140.80m
    水車:横軸フランシス水車 出力3600kW×1台
    導水路:総延長2880.9m
    流域面積:47.0km2
    取水:二 子沢川登 川496.62m
    放水:登 川348.91m

発電所は山 裾(EL354m)にあって,そこから地下水路で川へ放水(EL348m)していうようだ。半地下式の発電所なのかも。(水力,comさんの写真 では半地下って感じはしないけど。放水側はもう流してるだけで特に掘り下げて有効落差追ったりははない感じか。)

登川取水堰[gsi
水量:
面積:
貯留量:
取水位:

~二子沢川~

二子沢川取水堰[gsi
水量:
面積:
貯留量:
取水位:524m程度に見える



魚 野川頭首工EL185m

南魚沼土地改良区
維持管理計画区域図


石 打発電所放水口EL285m 以下上流へ