更に25.3のヨッキのイベント廃道の
日8で知ったが,この分水発電所群と並行して,嘗て長沢森林鉄道という林鉄が走っていたらしい。→[四国の廃なものと鉄道]![]() この長沢森林鉄道の起点は上 八川川と枝川川の合流部付近(小川貯木場)にあったらしい。そこから小川川を遡り,更に高樽川を遡り,後生楽から枝川川支流の上流部を経由して大 森川に抜け,大森川に沿って伸びる支線を分岐して本線はそのまま吉野川と大森川の出合である長沢[地 理院]に至る。吉野川は長沢から大橋ダム・早明浦ダムを経て延々と徳島の方迄流れていくが材木の搬出はそんなまどろっこしい事は出来ず(鉄道だと 川を延々と下ると大杉駅付近へ至る),直接高知平野の方へ搬出するルートが設置されてそれが長沢森林鉄道という訳である。 |
<吉野川水系> ▲ ~吉野川~ 長沢ダム[便覧] [wiki] 河川 吉野川水系吉野川 目的/型式 P/重力式コンクリート 堤高/堤頂長/堤体積 71.5m/216.6m/235千m3 流域面積/湛水面積 91km2 ( 直接:70km2 間接:21km2 [大森川ダム(→大森川発電所)]) /140ha 総貯水容量/有効貯水容量 3,190.0万m3/2,843.0万m3 ダム事業者 四国電力(株)[立案:四国中央電力(株)・完成:日本発送電(株)] 着手/竣工 1941/1949 四国電力(株) 長沢発電所[水力] 所在地:高知県吾川郡いの町長沢 運開:1949.4[日本発送電(株)] ダム式・貯水池式 認可最大出力:5,200kW 常時出力:2,300kW 最大使用水量:9.50m3/s 有効落差:64.94m 水車:立軸フランシス水車 出力5410kW×1台 流域面積:91.5km2 取水:吉野川[長沢ダム]663.7m 放水:吉野川598.0m 分水第一発電所吉野川取水堰 ▲ 取水位:EL586m→ 地図上の値。実際は592m程度はありそう。 取水量:
大橋ダム 早明浦ダム |
【分水第二発電所増強策私案】 ▲ △ 例えば槙 川川・(払 川川[名称推定])・大 野川・西 川川・成 川川("川川"現象爆発やんww)から取水すると22.0km2程になる。2.2m3/s程度取水出来そう。導水管は上部水道迄引っ張ってく必要 があるだろう。槙川方面からはサイフォンで渡河も必要。 水車がこのままだとまあ増強は8,100kW[+0.3MW]迄 だけど潜在的には+1.5MW程度出来る(更新時の課題)。常時水力の増強の他,稼働率向上にも資すであろう。 ![]() 更に上八川川からも導水するとこんな感じか。槙川からの導水も改善して短くしてみた。 ![]() もう一寸個別に見て行くとこんな感じ。 安望付近~払川(はらかわ)川~槙川川:1.9km/13.9km2/効率7.3 安望付近~払川(はらかわ)川~槙川川~上八川川:6.7km/21.9km2/効率3.28 日比原付近~大野川~西川川~成川川:2.8km/10.8km2/効率3.86 効率がより良い払川川・槇川川からのみ取水(13.9km2・1.4m3/sって所),合流点付近に調整池を建設等すると良さそう。 この程度なら水車はそのままで水車の能力の範囲で増強すると恰度良さそう。 [増強私案]分水第二発電所 △ 認可最大出力:8,100kW[+0.3MW] 最大使用水量:14.6m3/s[+2.08m3/s] 有効落差:74.37m 水車:立軸フランシス水車×2台 総出力8160kW 導水路:総延長3,243.9m+2.8km 流域面積:132.4km2(直接:13.6km2[枝川] 間接:118.8km2[分水第一発電所11.13m3/s]+13.9km2[払川川・槙川川]) 取水:枝川ダム(この辺)[分水第一発電所、枝川川+払川川・槙川川] 279.19m 放水:分水第三発電所、枝川川198.32m |
【分水第三発電所増強策私案】 ▲ △ 枝川上流に49.5km2, [5.0m3/s]程取れる水源なのに3.62m3/sしか取ってない。[+1.38m3/s]は増やせる。 上八川川の上流に 水源有り。 EL200m程から取水。20.3km2あるので[2.0m3/s]は取れそう。 上八川の[+2.0m3/s]で12,300kW[+1.4MW]まで増やせそうだが,水車 をそのままにする前提だと11,600kW[+0.7MW]なので1.0m3/s程度迄という感じである。導水は不要で今の堰の取水力を増やせば足りる。 水車の新設を考える。新設に足る水が確保出来るかが焦点。 上八川の水は導水路で分三取水堰迄持って行ってそこから発電所迄のメイン導水路2.4kmを14.75(現行)+1.38(枝川増分)+2.0(上八川導 水分)=18.13m3/s流せるように増強すれば良い。 更に高樽川にも 22.3km2の水源。[+2.2m3/s]は 取れそう。 併せて20.33m3/s[+5.58m3/s]の 使用水量増加可能量となる。この位になれば水車をもう一台増設できる量を確保出来たことになる♪[+4.1MW]程度かな。更に下流の分4の為にもう一寸 延ばすと小川川10.57km2。[1.0m3/s]程度増やせそう。水 量は合計21.33m3/s[+6.58m3/s]・ 総出力は15.8MW[+4.9MW]になりそう。 ![]() 同じように導水効率を検討 分水第二付近~上八川川:4.6km/20.3km2/効率4.41 分水第三付近~高樽川~小川川:4.9+3.2=8.1km/22.3+10.6=32.9km2/効率4.55(高樽川迄)/4.06(小川川迄) 余りパットはしない効率ではある。。ただ四国へ調査に行くといっつも夕立に降られるイメージ。太陽光発電が減少する夕方に掛けて発電出来るのは有望かもしれない また高樽川,小川川は現状では下流の分四では使えて無い水である。セオリー的には合流部直下に取水口を造るもんであるが,ここは小川合流部より上流側に取水堰が造られている。 日本発送電が電力不足で建設を急いだノかもしれない。(分三は1941年と戦前,分四は1950年と戦後である。) 分四増強案検討(→下)の箇所で高樽川と小川川を分四で取水する場合と比較検討したがそちらで取水した方が効率は良さそうであった。 ここでは上八川川方面のみ新規に取水することとする。 吉野川分水の水以外に約70km2ある。7.0m3/s程ブレンドして発電。水路と水車を増設して [増強私案]分水第三発電所 出力:15,800kW[+4.9MW] 水量:21.33m3/s[+6.58m3/s] 有効落差:90.00m 導水:2.5km(本導水路増強)+4.5km(上八川支水路新設) 面積:188.6km2(直接:69.3km2=49.5[枝川]+20.3[上八川] 間接:118.8km2[分水第一発電所(11.6m3/s)]) 取水:枝川川[分2]・上八川 |
【分水第四発電所増強策私案】 ▲ △ 平野部に出て降水量は減ってるのであろうけどそれにしても分水第四の新規取水量が少なめだなぁ。。要検討。 分三増強案で取水を提案した高樽川2.2m3/sと小川川1.0m3/sは分四にとってもこれまで使えて無かった 水で純増。 上流部に比べ降水量はやや減ると思われるので上八川全流量99.5km2ではなく分三以降の直接流域の差分だけ抽出したい。すると50.0km2となる。 此処から分三増強案で取水を提案した上八川川上流2.0m3/s・ 20.3km2を抜くと残りは29.7km2となる。詰まり分三の放水量21.33m3/sに加えて29.7km2から取れる2.3m3/s(係数は 0.8とした)を加えた23.63m3/sが増強後の水量となる。現状16m3/sなので7.63m3/sの増強となる。3.6MW程増やせそ う。導水路6.5kmの増強でこの出力だと0.55位。まあ多いとは言いがたい感じもするがOKだらう。 ただ分三での高樽川・小川川の取水は距離流域比でそれ程効率的とは言いがたい(多雨地域ではあるが), 取水を分三を経由せず分四で使える様にすると面積は増やせそうである。小川(場所)・高樽川(場所)で取水してサイフォンで上八川川を跨いで概ね3.7kmで分四の導水路に到達する。新規の流域面積は40.7km2である。 ![]() どちらが効率的な検討してみる。分三では流域面積は22.3km2で利用出来る落差は90.0+58.2=148.2m。発電量に比例する何らかの指数で ある面積×落差=3,300。これを導水距離8.1kmで割ったなんらかの効率指数は408。同じように分四では面積40.7km2で利用出来る落差は 59.2mで,同じく数値は2,400。導水距離は3.7kmなので同じくなんらかの効率を示す指数は651。発電量で見るなら分三に導水した方が良さそ うだが,全体の効率で見るなら分四の方が良さそうではある。 [増設私案]分水第四発電所 出力:11,700kW[+3.6MW] 水量:23.63m3/s[+7.63m3/s] |
分水 |
出力 |
常時 |
水量(分水から差分) [面積比指数] |
落差 |
流域 (直接流域) |
取水 |
放水 |
新規取水直接流域 |
新規取水量 |
第一 |
26.6MW |
10.0MW [37.6%] |
11.13m3/s(─) [0.93(0.00)] |
298.5m |
118.8km2 |
吉野川他1 592.5m |
枝川川 279.19m |
27.3km2[吉野川] |
1.63m3/s [0.60] |
第二 |
7.8MW |
2.5MW [32.0%] |
12.52m3/s(1.39m3/s) [0.95(1.02)] |
74.37m |
132.4km2 (13.6km2) |
枝川川 279.19m |
枝川川 198.32m |
13.6km2[枝川] | 1.39m3/s [1.02] |
第三 |
10.9MW |
3.5MW [32.1%] |
14.75m3/s(3.62m3/s) [0.88(0.73)] |
90.0m |
168.3km2 (49.5km2) |
枝川川 198.32m |
上八川川 103.54m |
35.9km2[枝川] |
2.23m3/s [0.62] |
第四 |
8.1MW |
1.8MW [22.2%] |
16.00m3/s(4.87m3/s) [0.73(0.49)] |
58.20m |
218.3km2 (99.5km2) |
上八川他 104.00m |
上八川川 36.23m |
50.0km2[上八川他] |
1.25m3/s [0.25] |