水力いろいろ(関 東) 利根川 吾妻川 鬼怒川 渡良瀬川 烏川

2026.1.18運開

利根川水系の利水・治水・水力発電 資料篇

流域面積明示の地図が判りやすい。しっかり貯められる面積はそんなに多くなくて,降雨が偏ると直ぐに渇水になって しまうのである。四国(香川・徳島)も早明浦に頼り切ってしまっているのと似た構図。
八木沢ダム奈良俣ダム藤原ダム・相俣ダム・園原ダム・戸倉ダム(中止)・八ッ場ダム・下久保ダム・草木ダム・五十里ダム・川治ダム・川俣ダム・湯西川ダムが主力 でがっちり仕事をして,県営ダムの四万川ダム・霧積ダム・中禅寺湖ダムが脇を固め ている体制である。須田貝ダムは東電の発電ダムの様だ。土建自民 の庇護の元で河川官僚がダムを建設するという目の前の目標に忠実すぎてやり過ぎて(当初貯水量5,400万m3の清津川ダムが最終的に1億7千万トン 以上になって挙げ句の果てに中止とか…)必要なダム迄作れなくなってしまった感はある。中止を奇貨に水力発電もメインに据えて事業を再構築すべき案件も少 数ある気がしていて,戸倉ダムも片品川の面積を見るとその少数の再開必要案件に該当しそうな気がしている。ダム一覧を表し て下に纏めた。
出 典:水 源池ネット(利根川ダム統合事務 所)
猶,上に掲げてるのが群馬県をほぼ対象にしているように見えるけど,私が憎む都道府県単位の視野狭窄とか縦割りとかではなく(両毛地区とはいえ栃木県主体 の渡良瀬川も入っている),寧ろ治水利水単位として鬼怒川は利根川と別個の単位であつかっているようだ。
利根川ダム統合 事務所の管轄範囲ということの様だ。
鬼怒川が氾濫しても東京には無関係だしな〜と云う感じがしなくもないが,まあ少なくとも埼玉・東京の日本の中枢部を水害から守る役目を持つ首都防衛の前線 を担う精鋭部隊である。

上流9ダム(+3)諸元一覧[→キヌダム

ダム名
河川
目的
流域面積
Km2
治水容量
(洪水期)
万m3
流域
当たり
治水容量
利水容量 万m3 堤高
m
竣工
管理者・他
洪水期
(7〜9月)
非洪水期
(1〜6月)
矢木沢ダム 利根川
FNAWP 167.4 2,210
13.2
11,550
11,550
131.0 1967
水資源機構
奈良俣ダム 楢俣川
FNAWIP
95.4
1,061 11.1
7,439
8,500
158.0 1990
水資源機構
須田貝ダム
利根川
P
310.1(47.3)
0
0.0
2,200,0
72.0
1955
東京電力(株)
藤原ダム
FNP
401.0(138.2)
2,359
5.9(17.1)
1,230 3,101 95.0 1957 国土交通省
奥利根小計
401.0 5,630
14.0





相俣ダム 赤谷川
FNP
110.8 940
8.5
1,060 2,000 67.0 1959 国土交通省(県営ダムとして着工)
戸倉ダム
片品川







─ 
中止
薗原ダム

607.6
1,414 2.3 300 1,322 76.5 1966 国土交通省
四万川ダム
吾妻川支流
FNWP
28.4
     740
26.1 120
520
89.5 1999 群馬県
八ッ場ダム 吾妻川

711.4
6,500
9.1 2,500 9,000
116.0 2020 国土交通省
霧積ダム
烏川支流
FN
20.4
140
6.9 70
174
59.0 1975 群馬県
下久保ダム
FNWIP
322.9
3,500
10.8 8,500
12,000
129.0 1969 水資源機構
草木ダム 渡良瀬川

254.0
2,000
7.9 3,050 5,050 140.0 1977 水資源機構
渡良瀬貯水池 〃・

(2,601.9) 1,000
1,220 2,640 8.5 1990 国土交通省
8ダム合計※1

2,670.5※2 20,984
36,849 55,163   ※1須田貝・四万川・霧積・戸倉を含まず
※2渡良瀬貯水池を含まない
出典:利根川ダ ム統合事務所(ダム便覧ホームページ)
はやりこうやってみると県営ダムは小さいな〜。相俣は元県営だけど国営の中では小さいけど県営よりは大きめ?

地図[戻る
下図には湯西川ダムが書かれてないけど何故だ??
出典:国 交省
相俣もちょい小さめで国営なの?って感じはあるが,試験湛水中に漏水が発生して急遽建設省に移管されたそうな[→詳細


降水量 [戻る
出典:利根川水系砂防事務所

2000mm以上が明記される両図も発見!以前(上)の資料 とちょっ と印象変わってくる。
出 典:国 交省
出典:気象庁アメダス観測所雨量より作成(S53年〜H12年の平均値から作成)